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さてどうしたものか?? とためらっていると、看護士をなさっている、 お友達の女性 からメールが来て、
「見ましたか?見ませんか?」 ということなので、結構、イソイソ出かけました。
「違国日記」ってなに? どういう意味? まあ、 原作のマンガ の題がそのまま使われているのでしょうね。見終えても、判然とはしませんでしたが、ひょっとしたら、主人公の一人、 高校生のアサちゃん が、 作家であるおばさん にすすめられてつけ始めたノートのことかなと思いましたが、まあ、確かではありません(笑)。
少女がオバサンにすすめられて「日記」を付けるという設定 は、 乗代雄介 という作家がデビュー作 「十七八より」(講談社文庫) 以来、 「最高の任務」(講談社) あたりまで、何作か書き続けている、 阿佐美景子 という女性を主人公にして、彼女の日記を小説化している作品群とよく似ていると思いました。
「あんた誰?」 というところが、おもしろい作品なのです。
「あんた誰?」 という問いかけをすることで成立する
「私」 として、 他者と出会っている 印象で、そこがこの作品の新しさだというように感じたからですね。
「あんた誰?」 と問いかけることで、 両親に死なれてしまった不幸な少女 を、ではなく、 天真爛漫な少女 を生きようとしてる、実は、かなりしたたかな少女だと感じましたね。
「あんた誰?」 なんていうセリフは、一度も出てきませんからね。もちろん、ボクの妄想ですよ(笑)。 見終えて、原作マンガで 「こころを救われた」 かどうだか知りませんが、チラシにあったから書きましたが、一緒に見た 彼女 がおっしゃってました。
「マンガに比べて、なんか軽くて、拍子抜けしました(笑)」
「ああ、そうなんですか?ボクは原作を知らないからいい加減なことをいいますが、「軽さ」が、この映画のいいところかもですね(笑)」
さて、それで? という感じの映画でしたが、 瀬田なつき という監督には期待を込めて 拍手! でした(笑)。
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