殿上人日記

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2005年07月04日
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カテゴリ: 滋賀、奈良の旅

  厳冬のよく晴れた日の夜明け・・・・。日の出の1時間ほど
  前に現われる、最初の陽光を「かぎろひ」という

  万葉の歌人、柿本人麻呂が、阿騎野(現在の大宇陀)を
  訪れたときに、うたったうたでも有名でもある

    ひんがしの 野にかぎろひの 立つみえて 
             かえりみすれば 月かたぶきぬ


  5月の奈良旅行では、信貴山と、三重県の関宿しか
  紹介をしていなかったのだが、幾つも観光地をまわった
  初日、関宿から吉野にむかう途中に、20年ぶりに
  阿騎野(大宇陀)に立ち寄った

  ここのブログでも紹介をしたが、古代の朝廷では
  「薬狩」や、「狩猟」は大切な行事であり、大勢の
  宮廷人が参加をしたのが、この阿騎野(あきの)である


  旧家森野旧薬園の森野家は、南朝の遺臣で、かつては
  吉野で葛の製造をしていた。江戸時代初めに葛の製造に
  適したきれいな水のある、大宇陀に移り住んだそうだ

  徳川8代将軍の吉宗が、庶民の手には届かない、高価な
  輸入漢方薬に代わる、国産の薬草を探させる為に、幕府の
  薬草御用係を大和に派遣しをし、大葛屋の11代当主の
  森野藤助が、薬草探しの手伝いをしていたそうだ

  その功労により、小石川などから貴重な薬草を分けてもらい
  栽培を始めたのが、森野薬園である。かつての薬草園には
  ジギタリスなど、かわった薬草が、花を咲かしていた


  また、国の重要文化財に指定をされた古民家が
  奈良県には二十二軒もあり、全国で一番多いという
  大宇陀(おおうだ)にも、笹岡家と片岡家がある
  私が訪れた「片岡家」は、江戸時代初期ごろより
  近郊9か村の大庄屋であったそうだ。立派な石垣に
  巨大な樹木がそびえ、この家の歴史を感じさせられた


     古い町並み、建造物のホームページ

http://inthewind.cool.ne.jp/minka.htm





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最終更新日  2005年12月16日 17時48分22秒
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