殿上人日記

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2007年01月19日
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カテゴリ: 木曽より

奈良井3

   大雪に降られた日よりも、前回の日記に
   あるような、良く晴れた冬の日の方が
   ずっと、冷え込んで寒いのだ

   牛伏寺で冷え込んだ体を、野口冬人さんも
   お勧めのにごり湯100選にも入っていた
   木曽は、桟(かけはし)温泉に立ち寄り
   温まろうという、ありがたい旦那の提案
   ではあったのだが・・・・


奈良井1

奈良井5

   このブログで、前々から紹介をしたかった
   木曽路のお気に入りの奈良井(ならい)宿の
   写真を撮らなければとばかりに、ぶ~ぶ~
   ほほを膨らませた旦那と、名物の木曽川に
   かかる太鼓橋を渡った

   橋脚を用いない木の橋としては、なんと
   日本一の規模の橋であり、無論、木曽檜を
   ふんだんに使った、総檜造りの橋なのだ


奈良井8

奈良井2

   木曽谷に、へばりつくようにある奈良井宿は
   すでに太陽は山々に沈み、日が翳っていた
   とにかく寒い!というのを、完全に通り越し
   肌を刺すような鋭い痛みさえ感じる

   雪が降っているわけでもないが、フードを
   かぶって、ポケットに両手を突っ込んだ


奈良井9

奈良井10

   道は凍りつき、うっすらと雪化粧をしていた
   そんな町の目抜き通りを、お年寄りが買い物に
   出歩いたり、学校帰りの子供たちは、元気に
   自転車で駆け抜けていた

   中山道十一宿のうち、北から2番目の宿場町で
   かつては奈良井千軒ともいわれ、木曽路一の
   賑わいを見せたという。江戸時代の宿場町の
   町並みが残り、文部省選定による重要伝統的
   建造物群保存地区にもなっている


奈良井6

奈良井4

   妻籠ほどには完璧でもなく、さほど観光地化
   されている訳でもなく、今も山間の生活の
   生臭さを感じるこの町が好きだ。特に宿場の
   そこかしこにある、水場がお気に入りでもある

   空がピンク色に染まり、薄暗くなった目抜き
   通りに人影はなく、「温泉が良かった~」と
   ぼやく、旦那のため息だけが聞こえた


奈良井7

         平成18年12月29日。夕刻に撮影







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最終更新日  2007年01月19日 18時14分27秒
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