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2009年04月17日
テーマ： ★信州大好き★(735)
カテゴリ： カテゴリ未分類
桜咲く高遠城跡にむかうには、諏訪湖側から杖突峠を
越える渋滞回避のマニアックなアクセスルートもあるが
通常は、中央高速道路の伊那インターで下車をして
伊那市街を抜ける国道３６１号を利用するのが一般的だ
しかし伊那市街地からは、国道の南側に平行をしている
「ナイスロード」という三峰川に沿った市道の方が渋滞も
幾分短いし、なにより景色が良いので渋滞も多少なりとも
イライラしないかも
この伊那市の三峰川の堤防「霞（かすみ）堤」には
大正時代に植えられた樹齢１００年に近い染井吉野の
桜の並木があって老朽化をしているが、中央アルプスを
バックに楽しむ事が出来、昨年は高遠城よりも満開が
早かったのだが、今年は同じ時期に見頃となった
そういえば３月中旬に、早春の木曽＆伊那を紹介をした
テレビ番組いい旅夢気分のラストを飾ったのもここだ
老並木の向こうには、若い桜の並木があったのだが
これは昔の桜並木の復活を願い、地元の小学生が植樹を
始め、剪定などの世話もしているらしく、このベンチも
子供たちの手作りであるらしい
また平成の大合併で伊那市となった、かつての伊那市と
高遠町、長谷村などは三峰川沿いにつながり、それぞれ
桜の多い地域であるが、日本一の桜のまちづくりに向け
地域ぐるみで取り組みを続け、植樹などを行っており
この堤防が、立派な桜街道になる日も近いだろう
地元の市民でもなかなか近づくには、勇気と根気が
必要な高遠城跡を回避をして、手軽に花見を楽しむ
スポットの一つが、渋滞が続く国道３６１号に面する
小高い山の上にある「伊那公園」だ
すでに盛りの過ぎた桜の花びらが、樹の根元に溜まり
重なり、まるでピンクのチョークで色を塗ったみたい
だと娘はいった。学生らしい発言だ
西日に輝く桜の色は、余計に鮮やかで綺麗だ
さて高遠城の花見の続き
さすがに午前６時から花見をしていると、午前８時
前には桜の城も飽きてしまって、姉に歴史彩る高遠の
町並みやお寺でも散策をさせようと思ったが、あれだけ
桜の城に人がいるのに、信玄の極楽の松も、由布姫の
お墓にも観光客の姿が無い
ま、早朝だからとしておこう・・・。せっかく渋滞を
かいくぐって観光に来たのなら、目的の観光のみで
済ますのではなく周囲の観光もして欲しいところだけど
地元の報道によると、高遠城のお花見とセットにした
観光先は国宝の松本城だそうで、やはり「桜は城」と
考える人が多いのかもしれない。私もだけど
いつもの大きな駐車場を持つスーパーに出かけると
駐車場に大型の観光バスが滑り込んで、幾人かの
お父さんたちが足早に駆け下りてきた。高遠城からの
帰りの渋滞で、お酒を飲んでおトイレが近いだろうに
我慢をしてきたのだろう。お花見ご苦労さんです
そんな人間界の狂騒をよそに、西の山に沈む夕日は
まわりに二重の輪が出来、ことのほか美しかった
平成２１年４月１１日＆１２日に長野県伊那市内で撮影
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