殿上人日記

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2019年07月16日
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カテゴリ: 京都の旅



3回に分けての旅日記。今回は伏見稲荷の
後半戦と、八つ橋屋さんへの立ち寄りを
紹介したいと思います。更に帰路では・・・




前回のスタートに紹介をした表参道にある
大きな鳥居の下の狐の像は、本当は参拝の
後の帰り際に立ち寄っただけで、実際には
北側の神幸道(浦参道)から、伏見稲荷に
向かいました




きゃ~、なんだこれは!といった混み具合で
千本鳥居は、人だらけになるんじゃないかと
心配をしたが全員がそちらに行く訳でもなく
知らないのかな? 興味がないとか? 鳥居は
願い事が「通った」というお礼で奉納される




千本鳥居とか言うが、実際には奉納をされた
鳥居の数は1万基位あるらしい。そんなお金は
ないというなら、気軽に、鳥居の絵馬を買って
奉納するのも良いかもしれない。朱色は魔を
防ぐと言うが、伏見稲荷では稲荷神の力である
豊穣を表す色であるそうだ




白狐さんの絵馬は馬みたいなのや、ジャニーズ
みたいなのも、思い思いに描かれている。時間が
あれば、私もイケメンのお狐様を描きたいのに
羽生ユズや及川ミッチーとか、星野ゲンあたり
かな。お公家さんの烏帽子が似合いそうな気も




さてさて奥社参拝所の境内には、おもかる石が
あり、願い事をしてから石を持ち上げて思った
よりも軽いと感じれば願い事が叶うし、重いと
感じれば叶わないというので、幾人も並んで
順番を待っていた




私も持ち上げてみて、軽くも重くもなくって
ま、これ位だろうな~ってのはどんなもん
でしょうね。業の深い人はどんな力持ちでも
持ち上がらないんだとか




こちらは利き腕でない方で、小石を投げて
うまく穴を通れば願いが叶うという「投げ
石占い」で、こちらはやらなかった。利き
腕でも入りそうもないし




江戸期の国学者で伏見稲荷大社の社家の出の
荷田春満(かだのあずままろ)を祭っている
春満は賀茂真淵の師であり、本居宣長らと並び
国学の四大人の一人でもあるそうで、学問の
神様となった




前回のコメントで、お稲荷さんは怖いというものが
あったが、これは神仏習合の荼枳尼天(だきにてん)は
白狐に乗る天女の姿で表されるが、起源であるインドの
ダーキニーは裸身で虚空を駆け、人の心臓を食らう夜叉で
あった為である(なんだか鬼子母神を思い出す)無論
大日如来(毘盧遮那仏)が化身した大黒天にの霊力に
心服して善神となり、名だたる戦国武将が信仰していた




あとお稲荷様は願い事が叶うと、ちゃんとお返しを
する必要があると言われ、それで伏見稲荷大社でも
沢山の鳥居が建っている訳だが、私の子供の頃も
失くしものを探す時に、近くのお稲荷さんで願って
出てきたら油揚げを(袋から出し)お礼にお供え
していた




日本三大酒どころといえば、兵庫の灘に
広島の西条、そして京都は伏見という訳で
月桂冠や松竹梅、黄桜など全国でも名の
知れた日本酒の酒蔵が並ぶ。でも大関や
白鶴、沢の鶴とかは灘のお酒だけど。その
飲み口の違いから灘はキリッとした辛口の
男酒で、伏見は柔らかな甘口の女酒らしい




明治期に建てられた能舞台(神楽殿?)では
この後に、ちょっとした神楽?の演奏がされ
演者の写真&動画撮影は禁止だった




何やら、由緒ありげな日本家屋があった
↓詳しくは、このような感じだそうである
社家(しゃけ)についてウィキペディアに
よると・・・・




>社家(しゃけ)とは、日本の身分のひとつ。代々
>特定神社の神職や社僧の職を世襲してきた家
>(氏族)のことである。明治維新後、現代まで
>世襲している神職家のことをいう。

有名なのは出雲大社の千家で天穂日命を初代とし
84代の千家尊祐氏の長男である、千家国麿氏が
高円宮憲仁親王の次女の典子女王と結婚をされた




伏見稲荷大社の社家の場合、前に紹介した
荷田氏と、渡来系の秦氏の両家の分家を合わせ
15家があった。3家は境地に居住し、12家は
社頭に居を列ねたそうだ




現存する旧社家は大西家である。そうそう海外の
人に千本稲荷が知られたキッカケだが、ネットに
よるとチャン・ツィイー主演の映画「SAYURI」で
主人公が子供時代に、ここを駆け抜けるシーンが
あったからだとか



↑ユーチューブ予告編でも千本鳥居のシーンがある
他に嵐山の竹やぶも出てくるし。それにしても中国
女優がゲイシャを演じるとは・・・




伏見では粘土を産しており、古くから土師器が焼かれ
稲荷山の土に物を利する霊験があると言われ、江戸期
には、京都を経由する旅人や商人、西国大名の参勤交代
行列により伏見人形は日本各地に伝わって、それぞれの
土地の土人形・郷土玩具の原型となったそうだ。蔵元は
かつては数十あったが衰退し、今では「丹嘉」一カ所
だけらしい




伏見稲荷の名物グルメは小鳥の丸焼き(雀)
だけど、それは苦手なので、ガイドブックで
見つけた、いなり煎餅を購入する事にした




キツネのお面は、よく名古屋のどまつりで
豊川方面の踊り手が、つけていそうな感じ




鳥居のマスコットの横には、相撲レスラーの
Tシャツがどすこい。名古屋場所が始まって
いるが大関が次から次に離脱で、結局は
横綱になってしまうのか




こちらはJR奈良線の電車で




踏切では、レンタル着物女子も待っていた




そして今度の踏切は、京阪本線の電車のだ




踏切の横にあった京阪電車の伏見稲荷駅には
こんなカワイイ、看板キツネがちょこんと
お出迎えしてくれていた




駅横には、どど~んと白狐のコインロッカー




白狐の自動販売機




駐車場の近くには忍者~。特に伏見稲荷に
関係もないと思うが、外国人受けするの
だろう。でも近くの伏見城には甲賀忍者も
馳せ参じているそうだから、まっいいか




そういった訳で、最後に立ち寄ったのは
お買い物タイムと言う訳で、江戸後期の
文化二年創業の老舗「井筒八つ橋本舗」だ
生チョコレートとか生キャラメルと同様で
本来の八ツ橋はカタイおせんべいであった
箏曲の祖である八橋検校を偲び箏の形を
模したことに由来するとする説や




伊勢物語の第九段「かきつばた」の舞台である
「三河国八橋」にちなむとする説などがあり
聖護院八ツ橋総本店、本家西尾八ッ橋、聖光堂
八ツ橋總本舗、八ツ橋屋西尾為忠商店、おたべ
といった総本店や本家や本舗がいろいろ・・・
「夕子」は、 水上勉の小説「五番町夕霧楼」の
主人公、片桐夕子から名付けられたそうだ




京都八つ橋商工業協同組合に属すのは14社で
聖護院八ツ橋総本店のお嬢さんが伏見の酒蔵の
御子息と結婚したとか、昨年の葵祭の斎王は
本家西尾八ッ橋のお嬢さんだとか京都において
かなりウェートの高い業界、お家柄らしい




うちの娘はあんこが苦手なので、短冊形の生の
八つ橋や、カタイ本来の八つ橋の方が好きだ

店舗の前のお水だが、ちょっと読みにくいが
↑こんなお水らしい




店の前にはなぜだか坂上田村麻呂

像についてネットニュースに紹介がしてあった
のでリンクを↓。詳しくはこちらをご覧ください
「滋賀と京都が一丸に」 坂上田村麻呂像が除幕式




そして天智天皇(中大兄皇子)の石像もあった
白村江の戦いで大敗し、飛鳥より近江国大津に
遷都をした天智天皇は、「扶桑略記」によると
馬で山科に行き行方不明になり、そのまま戻ら
なかったとされ、沓が見つかった山科に陵墓が
造られたと言われてもいる




>東海道、逢坂関の西側に位置する近江国追分(髭
>茶屋追分)を発祥の地とする。寛永年間(1624-
>1644年)のころに仏画として描かれ始めた。当初は
>信仰の一環として描かれたものであったが、やがて
>世俗画へと転じ、加えて18世紀ごろより教訓的・
>風刺的な道歌を伴うようになった。ウィキペディアより




八つ橋の他に大津絵も売っていた。ちょっと欲しかった




>大津算盤(おおつそろばん)は、日本式のそろばんの
>ルーツ。かつては「算盤といえば大津、大津といえば
>算盤」と全国的に名を馳せた。現代のものと異なり、
>五つ玉が2つある。(中略)現代において生産高8割を
>占める播州そろばんは、 天正年間の三木城落城に
>際して大津に避難してきた人々が、技術を習得し
>持ち帰ったものである。     ウィキペディアより




江戸期の京都付近の街道は、人や馬の通る人馬道とは
別に、二列に花崗岩の車石が敷かれている一種の軌道
(車道)があり、その上を牛車の車輪が通ることから
輪通り石、輪石、輪形石などと呼ばれていた




石の右上に恵比寿さんが浮き出ているそうだ
こうして宝石店、宇治で昼食、伏見稲荷大社
井筒八つ橋本舗追分店(本店は京都祇園)と
まわって、京都東インターからバスは名神に
入ったが




10分もしないうちに大渋滞となり、全く
動かなくなってしまった。すぐ先で、外国人
観光客を乗せた大型観光バスが渋滞する車列の
最後尾に突っ込み、死傷者も出た大事故が起き
救急車や消防車が幾台も路側帯を走って行った
遠くに赤色灯が見えるくらい事故現場は近くで
あと時間が少し違えば、事故に巻き込まれて
いたかもしれない




2時間程の通行止めとなったが、1時間ほどして
すぐ横の草津パーキングエリアにバスが駐車した
のでトイレなどの心配はなかった。通行止めが
解除されると、パーキングエリアから本線へと
戻ったので、事故の現場を通過する事もなかった
本当に事故は他人事じゃない。今回も500円の
任意の保険に入ったが、これからも保険はかけて
おこうと思った




予定よりも2時間程遅くなって、夜遅くに自宅に
到着。無料で貰ったのはパックシートが3枚と
八つ橋1つ




自腹で購入したのは井筒の八つ橋と、生八つ橋
蕎麦ぼうろと、伏見稲荷で購入したおみくじの
入ったいなり煎餅。最後にお稲荷さんに油揚げを
お供えするというのの由来は、ウィキペディアに
よれば




>俗に「キツネの好物」とされ、故に稲荷神には
>油揚げを供える。キツネの好物とされた由来には
>諸説あるが、昔話などではキツネの好物はネズミの
>油揚げとされており、殺生を禁じた仏教の影響も
>あってかわりに豆腐の油揚げを供えたものという。




               令和元年5月24日に京都で撮影

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最終更新日  2019年07月16日 22時35分12秒
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