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2019.06.19
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第4話「 悲しい裏切り」

司音(シイン)への想いを募らせた翼(ヨク)族の第2皇子・離鏡(リケイ)は無謀にも崑崙虚(コンリョンキョ)を訪ねた。
突然の愛の告白に戸惑う司音、何より相手が敵対する翼族とあって素直に受け入れることはできない。
結局、山のふもとまで送って行くことにしたが、そこへ1番弟子・疊風(チョウホウ)が駆けつけた。

疊風は令羽(レイウ)が翼君に虐げられた上、今度は司音に付きまとうつもりかと激怒した。
離鏡は司音の兄弟子に手は出せないと言ったが、疊風は迷わず剣を抜いて襲いかかる。
司音は思わず2人の間に割って入ると、そこへ令羽が現れ、疊風の前に立ちはだかった。

「お目こぼしを!皇子が陰で支えてくれたので私は自害せずに済んだのです!

「まことか?!」
令(゚ω゚)( ._. )ウンウン(゚ω゚)( ._. )音
疊風はひとまず剣を降ろすと、その隙に司音は離鏡を逃がすことに成功した。

騒ぎが一段落した司音は気晴らしに玄女(ゲンジョ)と2人で山を散策した。
すると玄女は司音が仙術の研究に熱心なのは翼族が謀反を起こすからかと尋ねる。
それは白浅(ハクセン)からの受け売りだった。
司音は師匠の陣法があれば翼族など敵ではないと安心させたが、その時、突如、小妖童が現れる。
「仙使!二公子をお救いください」
司音は離鏡に何かあったと気づき、火麒麟(カキリン)と一緒に姿を消してしまう。
玄女はその場に取り残されたが、司音が話していた墨淵の陣法が気になった。

離鏡は誤まってふもとの封印の洞窟に逃げ込み、鳳凰に襲われていた。

そこで神器・玉清崑崙扇(ギョクセンコンロンセン)を取り出し、司音はその力を遺憾なく発揮して見事に鳳凰を打ち落とした。
しかしとどめを刺そうとしたところで霊宝天尊(レイホウテンソン)がやって来る。
実は洞窟にいた鳳凰は霊宝天尊の座騎で、魔性を取り除くため崑崙山に預けていたという。
事情を知った司音は鳳凰を見逃すと、霊宝天尊は迷惑をかけたお詫びに破雲扇(ハウンセン)を贈った。
「覚えておかれよ、この団扇の威力は持ち主の仙力いかんによる」


鳳凰がいなくなって洞窟が空き、司音はここで離鏡を休ませることにした。
司音と再び会えるのか気が気でない離鏡、そこで司音は"字符(ジフ)"を渡し、これがあれば崑崙虚に自由に入れると教える。
ただし門弟たちは自分が女だと知らないため、会いに来る時は気をつけるよう頼んだ。

そんな折、崑崙虚に玄女の母がやって来た。
対応した疊風は玄女を引き合わせたが、母は無理やり娘を連れ帰ろうとする。
玄女は腕を振り払い、黒熊精に嫁ぐのは嫌だと言った。
母は側室の子では青丘白家に嫁げないと叱ったが、玄女は咄嗟に疊風の後ろに隠れ、助けを求める。
巻き込まれた疊風は無理強いしないよう諌めたが、ちょうどそこへ司音と子闌が通りかかった。
そこで2人は疊風が西海の2皇子で玄女と親しい仲だと匂わせ、このまま見守っていれば疊風が求婚すると説き伏せる。
すると玄女の母はすっかりその気になり、おとなしく帰って行った。
しかし生真面目な疊風は弟弟子のいたずらに憤慨し、玄女にも真に受けないよう釘を刺す。
玄女は承知していると答えたが、少なからず期待していただけに傷ついた。

ある日、火麒麟は山を登り、司音の住まいがある中庭に離鏡の恋文を置いた。
しかし司音と一緒にいた玄女が先に手紙に気づき、例の翼族の皇子からだと勘づいてしまう。
司音は恥ずかしさから手紙を持って急いで部屋に戻ったが、玄女はやはり司音が白浅(ハクセン)に似ているからだと嫉妬した。
…玄女は幼馴染の美しい九尾白狐・白浅がずっと羨ましかった
自分の容姿を嫌い、事あるごとに白浅の顔になりたいと熱望していた玄女
そんなある日、白浅はそこまで言うならと折顔(セツガン)を紹介し、変貌術を教えてもらう
たった数刻しか白浅の顔にはできないが、同じ狐族でもともと顔立ちはよく似ている
『あ、でも変貌術を使って悪さしないで、さもないと罰が当たるわ』…
玄女は部屋に戻ると鏡の前に立ち、悶々とした。
どうして私たちは同じじゃないの?
なぜ私だけ卑しい身分で黒熊の精に嫁がなきゃならないの?
すると玄女は法術を使い、白浅の顔になった。

離鏡は毎日、司音に恋文を届けた。
しかしなかなか司音に会いに来てもらえず、ついに最終手段に…。
…阿音、来世で会おう
「何これ?自害する気?」
驚いた司音は火麒麟と一緒に洞窟へ駆けつけてみると、離鏡が寝床で倒れていた。
司音は玉清崑崙扇を出して胸を打ってみたが、火麒麟は神器ではかえって離鏡の身体を傷つけると警告する。
「上仙、差し支えなければ我が主君の心に訴えかけてください、お目覚めになるやも」
「…離鏡?目を覚ましてくれたら嫁ぐわ」
その言葉を聞いた離鏡は思わず飛び起きて司音に抱きつき、火麒麟は安心して出て行った。
「じゃあ、聞くけど、後宮の夫人たちをどうするつもり?」
「(ハッ)すぐ解散しますっ!」
すると離鏡はその場でひざまずき、誓いを立てた。

「私、離鏡は今生で阿音だけを愛します!誓いを破れば子孫が絶え、天涯孤独となり…」
驚いた司音は縁起でもないとそこで止めた。

玄女は偶然、司音が火麒麟で崑崙虚に戻って来たところを目撃した。
それ以来、朝の修行が終わると司音の姿が見えなくなる。
ある日、玄女は司音を捕まえ、疊風のように自分を避けているのかと迫った。
司音は仕方なく仙鶴(センカク)の餌やりだとごまかしたが、すぐに嘘がバレてしまう。
「あなたは以前、鶴にいじめられて鶴を怖がっていると聞いたわ…もういいっ!」
玄女がふてくされると、司音はやむを得ず友だちに会いに行っていると白状した。

司音は玄女に懇願され、仕方なく離鏡の洞窟へ同行させた。
離鏡は司音にそっくりな玄女に驚き、司音が忙しい時は玄女を寄越してくれとふざける。
すると司音はまた師父の話を始めた。
自分のために天劫を受けて重傷を負ったので師匠が心配だという。
離鏡は司音となかなか会えない上、いつも墨淵(ボクエン)の話だとぼやいた。
その時、裏山から仙鶴の鳴き声が聞こえる。
司音は急用だと告げ、離鏡とろくに話もできずに玄女を連れて戻って行った。

離鏡は密かに司音の後を追って崑崙虚へやって来た。
すると玄女が先に中庭へ上がり、司音は疊風と話している。
離鏡は気になって様子を見ていたが、そこで思わぬ話を聞いた。
「今日は帰りが早いな?」
「師父が出関したと思ったんです、16師兄のいたずらだったなんて」
離鏡は司音が急いで帰ったのは墨淵のためだと知り、傷ついて戻って行く。
その様子を見ていた玄女は離鏡の心の動揺に気づき、思わずほくそ笑んだ。

その夜、玄女は司音の衣で男装し、離鏡の洞窟に現れた。
離鏡は司音にそっくりな玄女に驚き、これが本当に司音だったらと願わずにはいられない。
すると玄女は翼族と天族では結ばれないと訴え、そもそも司音が慕っているのは墨淵上神だと吹き込んだ。
核心を突かれた離鏡は急に不機嫌になり、憂さ晴らしに酒をあおり始める。
その隙に玄女は変貌術で顔を白浅に変え、離鏡の歓心を買った。

数日後、離鏡と玄女は人間界の雲集茶楼(ウンシュウチャロウ)にいた。
離鏡はあの夜のことは魔が差したと謝ったが、玄女は後悔していないという。
そこへ遅れて司音が到着した。
離鏡は10日振りだと訴え、いつまで修行なのかと尋ねる。
司音はまだ数万年かかると答えたが、離鏡はうっかり墨淵のそばをやはり離れないつもりだとぼやいてしまう。
「離鏡?!なんて馬鹿なことを、誰がそんな話を?」
「本当だろう?」
「誰から聞いた?」
2人の口喧嘩が始まると玄女は急に席を立ち、不機嫌そうに先に帰って行った。
気まずくなった司音は話題を変え、いつか東荒の俊疾山(シュンシツサン)に行こうと誘う。
離鏡は約束だと喜んだが、その頃、翼界では離怨(リエン)が父の翼君・擎蒼(ケイソウ)に離鏡の失踪を報告していた。
しかも離鏡は司音と情を通じていたと暴露し、司音を追って崑崙虚に行ったと教える。
擎蒼は激昂し、もし本当ならもはや自分の息子ではないと断言した。

離鏡は満たされない心を玄女で埋めていた。
なぜまだここに居座っているのか自分でも分からない。
分かっているのは司音の愛する人が墨淵上神だということだけだった。
すると玄女は狐族の自分なら離鏡と一緒になれると迫る。
離鏡は結局、翼族と天族では一緒になれないとやけになり、玄女と酒に溺れて行った。


その頃、司音は墨淵の出関を待ちわびながら、4兄・白真(ハクシン)に手紙を書いていた。
…私は翼族の2皇子・離鏡と心を通わせたの
…あの人と生涯を共にすると決めたわ
…でも今は天族と翼族は対立が深まり、いずれ大きな戦が起こるはず
その時、突然、疊風が飛び込んで来る。
驚いた司音は竹簡を丸めると、疊風は苛立ちながら離鏡が今度は玄女に手を出したと教えた。
何でも離鏡と玄女が手をつないで歩いているところを目撃したという。
狐族とあろう者がなぜ男色家に惚れたのか。
玄女の浅はかさに憤る疊風だが、司音は居ても立ってもいられず一目散に飛び出してしまう。

洞窟に司音がやって来た。
入り口にいた火麒麟は慌てて止めるも、司音は振り払って乗り込んで行く。
そこでは抱き合う離鏡と玄女の姿が…。

つづく



(  ̄꒳ ̄)ん?疊風が玄女を神仙って言ってた…玄女って神仙なの???
つまりみんな仙人ってことかな?レベルが違うってだけで





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最終更新日  2019.06.22 10:06:49
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