アキハバラ的散財生活

2002年09月01日
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手術をしてから9日目にようやくお義父さんの病室へ行くことが出来ました...といってもICUで、お義父さんは人工心肺に繋がれていて自分では呼吸が出来ない様子。午前中は呼びかけると反応があった、とかで呼びかけてみるが反応無し。クスリで昏睡状態にしているので、なかなか目覚めないのだという。

この日の午後3時から親戚一同10数名に対して、病院の副院長並びに主治医から今までの経過説明がありました。
まずお義父さんの病名は胃癌、並びに大腸癌も併発している状態でした。そこで癌の治癒を目的とした摘出手術を胃癌に対して行いました。実際に開腹してみると、周辺のリンパ節へも転移した跡が見られましたので、胃の2/3に相当する部分を切除し、周辺の組織もリンパ節切除と共に除去したそうです。しかしながら、リンパ節と静脈(小腸→心臓へ至る静脈)が癒着していたのか、一旦血管を切らなければリンパ節を除去することが出来なかったため、セオリーに従い、静脈の切除も行いました。(ガン細胞の摘出が目的の手術のため、多少の臓器の損耗には目をつむるというのが通例的である、という話でした。)

こうした手術では静脈切除に伴ってドレーンに血が貯まるか、別のバイパスが生まれて結果オーライとして身体に影響が出ないのが通例のようなのですが、お義父さんの場合は他にバイパスが出来ることもなく、腹部に血液というか組織液がどんどん染み出てくる状態で、術後、体重が15kgも増えてしまったそうです。そのため体中に血液を送るのに必要な血圧を維持することが出来ず、危篤状態が続いたようです。

こうした外部的に判る症状以外に、手術の担当医が小腸に鬱血があるのを確認していたのですが、術後回復するだろう、との楽観的な観測の下、適切な処置(切断した静脈の回復など)が施されず手術を終えてしまいました。結果として、再手術を行って、大腿部の静脈を移植して静脈が流れるようにしたのはは言うまでもありません。(もちろん最初の手術を施した医師が血管縫合を行うスキルがなかったために2回目の手術は専門家を配した上で臨んでいます。)

現時点では組織液(胆汁液もしくは腸液)が浸みだしている部位がはっきりしていない(ドレーンに貯まらないので、小腸が鬱血した際に生じた「ほころび」から漏れているのでは?と思われます)ため、利尿剤の投与と人工心肺によって体内の組織液の除去、代謝の促進を行いながら、感染症の予防に努める、といった消極的な治療を続けるしかないようです。

病院側としては「ミス」という発言はありませんでしたが、執刀した担当医からは小腸の鬱血を確認しながら、経過観察を怠った点で「ミス」であった、という発言を内々に漏らしていたようです。確かに胃癌の摘出手術だけで9日経過時点でも尚、危篤状態というのは納得が出来ないわけです。

また脳への影響(血圧が維持できない状態では脳死に至ることもあるため)も指摘されましたが、術後の輸液を十分に行ったため、問題はないだろうという説明でした。この辺りの白黒は現時点ではわかりません。

ということで、体重も1日1.5kgずつ減っていることがここ2日ほどの観察で確認されているため、お義母さんも毎晩付き添う必要もないと公式に言われたので、ようやく家に帰ることになりました。(とはいえ今度はお義兄さんのほうもあるので、一段落というわけではないのですが)







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最終更新日  2002年09月02日 19時09分49秒
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