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新型コロナ感染拡大予防のため現在3度目の緊急事態宣言が発令されまして私が住んでいる関西圏と同様 東京の方でも 飲食店や大型商業施設への営業制限や公共施設の休館などが始まっております。朝起きたら、スマホがチカチカ点滅していたので何事?と確認したら 東京在住のYちゃんからで『緊急事態宣言のために発表会のホールが使用不可になって 発表会が飛んだ!』ムスメさんが参加予定だった発表会が会場が使用停止になったため 開催できなくなったそうです。となると、中止?延期?『一応延期。解除された後に日程を分けてするみたい』秋にはコンクールもあるしね。そちらの曲はもう決まっているの?と聞くと『一応、候補がシューマンの「飛翔」かなーと』ああ、あなたがかつて師匠(私と同じ先生についてました) から しごかれた、あれ。『そう、ペンギンが氷山から落ちるようだと言われたあれ』(↑飛んでないないの意)【飛翔(ひしょう)】はシューマンの若かりし頃作曲した8曲セットのピアノ曲集【幻想小曲集】の中の2曲目。タイトルは希望に満ちているようですが実際 曲の冒頭はあまり「飛翔」している感じがありません。どちらかと言うと「飛べない感」が強い。(長調の主題は軽やかで飛んでいる感じがあるんですけどね。)Y『飛ぼうとしたペンギンの心意気を評価してほしい』確かに。飛ぼうとするペンギンの気合と挑戦で『飛翔』ならすごく説得力あります。もっとも、当時のシューマンがペンギンという鳥の存在を知っていたかどうか。Y『大丈夫!ドイツのハーゲンベッグ動物園は シューマンが生まれた年(1810年)に開園している!』それは調べたんですか・・・。でも 動物園があったとして、そこにペンギン、いたかなあ。こちらは図書館も閉館しているのでインターネットで調べてみました。すると、世界で最初にペンギン飼育をしたのはイギリスのロンドン動物園で1865年とのこと。シューマン、もう亡くなっておりますね。少なくとも、ペンギンは関係なかったというわけですがじゃあ、あの冒頭の「飛翔感の無さ」は何だろう。まるで戦いに向かう決意みたいなものを感じる。飛翔の作曲は1837年、シューマンが20代半ばでクララとの結婚に反対するクララの父親ともめていた時期。(最終的に裁判沙汰になって勝訴して結婚できたそうです)つまり「結婚」を勝ち取るための闘いとその後の幸せへの期待感だったのかな。全然関係なかったけれども飛べない鳥が飛ぼうとする「挑戦と気合」という解釈は 近かったのかもしれないです。もっともこの解釈をYちゃんのムスメさんに伝えるのは変な先入観を植え付けてしまいそうなのでやめておきます。
2021年04月27日
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