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養老院より大学院【電子書籍】[ 内館牧子 ] 横審委員になった相撲好きの著者が,なぜ女性が土俵に上がれないのか野分を研究するため東北大学大学院に入学しそこでの3年間の話を面白おかしくまとめた本。 そもそもまじめな動機がそこにあるわけで決して老人の暇つぶしではない。 そして著者は武蔵野美術大学卒なので,高校の恩師からよく帝国大学に入学できたものだと驚かれたという。 それはともかく行間からにじみ出るのは仙台愛だね。 土地と言う事を論じるとどうしても比較論になる。 そして基準は東京だ。 さらに京都も入ると,仙台はド田舎になる。 のだけれど今や仙台は大都会だ。 いつ行っても人人人の群れ。 そういうのが今の仙台だ。 仙台駅からのアーケード街は巨大なショッピングモールになっている。 いつ行っても新しい店が出ている。 変化が早い。 だから行くたびまた新しい店を見つけるので飽きることがない。 そういう中で著者は学生生活を楽しんできたわけだ(いや,楽しんだわけじゃなく純粋に学究に徹したのだ)。 で,今回のテーマであった,女人禁制の話はいったいどうなったんだろうか。 それが一番気になる話だったのに…。(5/30記)
2023.08.13
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阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし【電子書籍】[ 阿佐ヶ谷姉妹 ] 新年あけましておめでとうございます。 今年もよろしくおねがいします。 ところで本年第一号は阿佐ヶ谷姉妹ということになりましたね。 特に阿佐ヶ谷姉妹が好きとか嫌いとかじゃなくて読み進めた本が本書になったということなのだ。 まずこの姉妹が実に似ていることは誰もが認めるところ、だから本当の姉妹ではないという事実については、一体どれくらいの人が知っていることなのだろう。 それはともかく本書は内容が濃いですぞ。 速読とおり一ぺんの読み方をしていたらスパーンと足元をすくわれる。 阿佐ヶ谷の人々の心のなんと温かいことよ。 奥さんを急に失った中華屋の主人のその涙に私も涙してしまった。 阿佐ヶ谷姉妹そのものもどうやら阿佐ヶ谷の人々がつけてくれたらしい。 この姉妹は最近まで狭い一室に同居していたらしい。 今は同じマンションの別室に住む。 この二人の立ち位置は芸能人に間違いないんだろうが、分野的にはお笑いなんですかね。 そういう事もわからず、あっ、また出てる、というのが私なんかのレベルだものね。 それはともかくエッセイストとしての能力は非常に高い。 文章力がありますな。 かなり吟味して書いているのがわかる。 推敲も緻密だ。
2022.01.01
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