昨日は雨が降った。
そのおかげで、今日の庭の土はちょうどよくやわらかい。
こういう日は、草取りが少しだけ楽になる。
敷地のあちこちに広がっているイタドリを抜き始める。
無心で手を動かしていると、時間の感覚が薄れていく。
気がつけば、小一時間経っていた。
その流れのまま、庭のバラも剪定していた。
特にやろうと思っていたわけじゃないのに、自然と体が動いていた。
ヘクソカズラも勢いよく伸びていて、
名前の通り、触るとしっかり臭う。
思わず顔をしかめるけど、それもまた庭らしい。
モッコウバラはもう散りかけ。
昔は連休の頃にちょうど咲いていたのに、最近は少し早い。
白と黄色の一重があって、白いほうはやさしくていい香りがする。
そういえば、ハーブは前は20種類くらいあった。
妊娠や出産、子育てで庭を放置していたら、今は半分くらいになってしまった。
植物によっては日陰が好きなものもあるけど、やっぱり日当たりは大事だなと思う。
雑草に負けてしまったと思っていたスズランが、ひっそり咲いていた。
見つけたとき、ちょっと驚いて、そしてうれしかった。
梅は、今年は去年より実が少なそうに見える。
毎年同じようにはいかないものだなと思う。
ネトルも伸びている。
おひたしにしてみたいけど、あのちくちくを思うと少し気が引ける。
やる気のある日に、そのうち。
連休の頃には、ノバラが満開になりそうだ。
庭はずっと同じようでいて、少しずつ変わっている。
でもその中で、変わらず残っているものもある。
雨のあとのやわらかい土に触れながら、
そんなことをぼんやり考えていた。
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