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2009.02.13
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梅田望夫 /平野啓一郎(2006):「ウェブ人間論」新潮新書.


【内容情報】(「BOOK」データベースより)

日本におけるインターネット元年から十年。今、ウェブ2・0という新たな局面を迎え、本当の大変化が始まろうとしている。「ウェブ進化」によって、世の中はどう変わりつつあるのか、そして人間そのものはどう変容していくのか―。ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合った、熱く刺激的なウェブ論。

【目次】(「BOOK」データベースより)

第1章 ウェブ世界で生きる(ネットの世界に住んでいる/検索がすべての中心になる ほか)/第2章 匿名社会のサバイバル術(ネットなしではやっていけない/五種類の言説 ほか)/第3章 本、iPod、グーグル、そしてユーチューブ(表現者の著作権問題/「立ち読み」の吸引力 ほか)/第4章 人間はどう「進化」するのか(ブログで自分を発見する/「島宇宙」化していく ほか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

梅田望夫(ウメダモチオ)
1960年東京都生れ。慶應義塾大学工学部卒。東京大学大学院情報科学科修士課程修了。94年よりシリコンバレー在住。97年にコンサルティング会社、ミューズ・アソシエイツを創業。05年より(株)はてな取締役

平野啓一郎(ヒラノケイイチロウ)
1975年愛知県生れ。京都大学法学部卒。99年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により芥川賞を受賞。以後、旺盛に作品を産み出し、02年発表の大長編『葬送』は、各国で翻訳紹介されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



ネットの世界がリアルの世界にどのような影響をもたらしているかを対談形式で議論しています。
オプティミズムの望田氏とアイデンティティに及ぼすネガティブな影響を懸念する平野氏との違いが対談だからこそ浮き彫りになっています。

自分はどちらかというと悲観的な意見ももってしまいます。
ただ,情報化の流れは加速することはあれど後退はしそうにないので,情報化社会での自分のサバイバル術を考える必要性は感じます。

ブログについての対談もありました。
欧米では実名を公表して書いている場合が多いけれど,日本ではニックネームをつけて本名を明かさないケースが多いそうです。

ブログを書く人の意識について5つのタイプ分けをしていたのが印象に残りました。

1.ブログを実名で書き,他のブロガーとのやりとりにも礼儀が保たれている。

2.リアル社会の生活の中では十分に発揮できない自分の多様な一面が,ネット社会で表現されている。

3.一種の日記で公開する意識も少ない。

4.学校や社会といったリアル社会の規則に抑圧されていて,語られることのない内心の声,本音といったものを吐露する場所として利用する。

5.一種の妄想や空想のはけ口として,ネットの中だけの人格を新たに作ってしまう。


日本人の場合はリアル社会で本音を言えないことが多いために,ネットの世界で別の人格を作り上げ,その新たなアイデンティティのもとで本音を吐き出す必要があるのではという平野氏の意見に共感しました。

梅田氏のように実名で公表されているブログは,すでにリアル世界でのアイデンティティが出来上がっていて,さらにそのアイデンティティを多くの人に伝えるための情報発信の手段として利用されているのかもしれません。

このブログはタイプ2と3に近いのかな。
でもできるだけタイプ1のようにリアルな世界とつなげていきたいという意識はあります。



ネットはいい面と悪い面の両方を常に考えておかなくてはいけないと思いました。
つまり,ネットは使い方を心得ている人には上手に自己実現の手段として使える一方,そうでない人にはいくらでも人を傷つけたり悪用する手段としても使えるということです。

このブログはみなが幸せになれそうなことをできるだけ綴りたいと思って書いてますが,単なる日常の一部を切り取っただけの日記になることもあります。

そのうち実名を公表して書いてもいいなとは思います。
そのためには内容についての責任もついて回るかもしれません。






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最終更新日  2009.02.13 21:10:55
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