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2009.06.07
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「生命は」

吉野 弘


生命は
自分自身で完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて


生命はすべて
そのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士

ときに
うとましく思えることさも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?


すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光りをまとって飛んできている

私も あるとき
誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない




テレビ東京で詩人吉野弘の詩が紹介されていました。
人だけじゃなくて動植物だって自然とのかかわりの中で生かされているんだと気付かされます。

だから一人でふさぎこんだときは,できるだけ多くの人と話し合ったり,自然と触れ合ったりしてみたら自分が周りの支えの中で生かされていることに気づくかもしれません。

偶然に思える出会いもやっぱり必然なのかな。
自分が今ここにいるということも。





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最終更新日  2009.06.07 01:08:56
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