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2009.08.27
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羅生門(DVD) ◆20%OFF!


父親に勧められて借りてみてみました。
1950年公開の黒澤明監督作品です。

当時から海外でも高く評価されてリメイクもされているようです。

杣(そま)売りと旅法師が目撃した事件を、羅生門に雨宿りに現れた下人に話すという単純なストーリーです。

杣売りが芝刈りに出かけると、武士が殺されているのを見てしまった。
その後、武士の妻と彼らを襲った多嚢丸が現れて取り調べを受けてそれぞれ証言をしますが、証言が一致しません。
亡き武士の霊を巫女が引き出して証言しますが、これまた違った内容です。

ひとつの出来事に対する人の証言がバラバラで、事件の真相がわからなくなっていきます。

人間は誰しも自分が正しいと思っているけれど、案外自分の都合のみを考えて嘘をついてしまう生き物であるというメッセージが込められているようでした。

しかし、エピローグの場面では、自分の都合のいいように嘘をついても、もう一度やり直せるというメッセージも含まれているように感じました。

真相としては単純なストーリーを人間の勝手な嘘によって事実が脚色されていく様子が回想シーンとしてリアリティをもって描かれていました。
その迫力と演技力はすばらしかったです。
特撮などない時代でも、物語の裏に隠されたメッセージが強烈なのでラストにかけてどんどん引き込まれてしまいました。





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最終更新日  2009.08.27 00:44:45
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