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2013.12.14
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【送料無料】信州に上医あり [ 南木佳士 ]

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価格:798円(税込、送料込)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
すぐれた医者は病人のみならず地域社会や国の病をも治す。寒村の小さな診療所にはじまり、いまでは全国に知られる佐久総合病院。そこに敗戦直前に赴任し、「農民とともに」を合言葉に農村医療を実践してきた若月俊一。医師として、作家として人間の生と死を見つめてきた著者が、波瀾に満ちた信念の医師の半生をたどり、真の医療のあり方を問う。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 若月俊一との出会い/第2章 若月俊一の生い立ち/第3章 波乱の東大医学部時代/第4章 佐久病院に赴任する/第5章 佐久病院の発展と若月批判/第6章 高度経済成長の中で/第7章 佐久病院の充実期と今/第8章 佐久病院と私

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
南木佳士(ナギケイシ)
1951年群馬県に生まれる。1977年秋田大学医学部卒業。作家・内科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




読むのが後回しになっていましたが,やっと読みました。
若月医師が「村で病気とたたかう」で書いた自伝も踏まえて,佐久病院で弟子として農村医療に携わった筆者なりの立場から半生を伝えています。

製薬企業とのグレーな付き合いを断る姿勢からその人柄が推察できます。



最近,ペースメーカーの納入にあたって賄賂を受け取っていた東大助教授が逮捕される事件があったが,その温床はすでに若月がいた戦前の医局にもあったようだ。
佐久病院では製薬会社の営業マンは医局への出入りを禁じられているが,小野制度ひとつ見ても若月がいかに医者と薬屋の汚れた関係を嫌っていたかが分かる。



自治医大設立の経緯についても書かれていました。


当初の農村医科大学の設立母体として想定されていた農協からは全農の横やりが入ったようです。

現在推進されている社会保障政策のほとんどはすでに若月医師が実践していることに改めて驚かされます。
その時々の患者のニーズを的確にとらえて長期的な視野から農村医療(地域医療)を実践してきてことがよくわかりました。
自身は現在,離島医療について実態調査を続けていますが,離島医療のあり方について考えるうえでも非常に示唆に富む内容でした。





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最終更新日  2013.12.14 22:34:46
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