全18件 (18件中 1-18件目)
1
初春を寿ぎ迎えた寅年の元旦も、遠い昔のように感じられる1月末となりました。 年々歳々、時の流れが以前より加速するように思うのは、私だけでしょうか? 特に今月は、講師・揮毫の依頼を受け、充実した日々であったことに感謝し、無事健康で責任を果たせたことを何より嬉しく思います。 子供がまだ小学生だった頃、日本政府招聘のタイの方をホームスティしたご縁でご自宅に招待され、1週間ばかり滞在しました。 その折に訪れた観光地で取った写真ですが、このトラは正真正銘生きたトラです。 このトラのお仕事は、観光客と一緒に写真にカッコよく写ることなのです。 息子たちは臆せずお店の人の指示通りトラの後ろにしゃがみます。 猫がだら~っと寝ているのと同じ様に、脱ぎ捨てられた大きなトラのぬいぐるみの様でしたが、お店の人が『パンパン』と背中をたたくと、見栄えよく姿勢を正してこの通り・・・ 写真撮影が終わると、綿菓子が口の中で溶ける様に、このトラも『フニャフニャフニャ』と、もとの姿に・・・・ 仕事に対する姿勢を、これほど目の当たりに如実に見たことはアリマセン。 寅年の1月の締めくくりに、彼に登場してもらいました。
January 31, 2010
コメント(0)
旧西尾家住宅(吹田文化創造交流館)が、昨年12月国の重要文化財に指定されました。 貴重な建築物が壊されずに保存が決まり、嬉しく喜ばしい限りです。 『旧仙洞御料庄屋屋敷』の表札の依頼を受け、揮毫いたしました。 重要文化財の指定を受け、真新しい表札に架け替える為で、幅23cm・縦160cm厚さ3cmの正目の通った板に墨を落とすときは『無』の境地に、心を落ち着けて臨みました。 以前の表札も保存運動が活発になった一昔前に、私が書かせて頂きましたが、とても気楽に揮毫したように思います。 ボランティアの方たちが、ご親切に案内、説明をしてくださるので、お近くの方は是非見学をお勧めします。 門左側に掛かった『旧仙洞御料庄屋屋敷』を揮毫
January 24, 2010
コメント(0)
昨年12月に、吹田市内本町に在る旧西尾家住宅が、重要文化財指定を受けました。 遺産相続に伴って物納を希望されたのですが、その場合建物を取り除いた更地が条件となります。 しかし、旧西尾家は、江戸時代の庄屋屋敷の建て方を踏襲しているだけでなく、上皇に食料を納めていた仙洞御料庄屋屋敷で、邸内の母屋、茶室、武田五一による離れなど取り壊すに忍びなく、保存活用する為の運動を始めて約15年のときが流れました。 やっと、市民の思いが叶い、23日の土曜日、内々での祝賀が催されました。 主座敷で、市長もご満悦で祝辞を述べられ、重要文化財指定に至るまでの経過も報告されました。 夫も私も旧西尾家住宅に関係しましたので、ご招待に預かりました。 写真は、市長のご挨拶です。
January 23, 2010
コメント(0)
伊丹市立生涯学習センター・ラスタホール講座で、『アート書道~自由に文字遊び~』と題して、昨年10月から月1回、全4回の私の講座も今日が最後となりました。 1月は、下半分にカレンダーが印刷された大色紙に好きな言葉を書き入れました。 参考手本を数種展示し、コピーも渡します。自分の好きな言葉があれば、もちろん自由にトライしていただきます。 今日は割り箸で書にチャレンジ、コレがなかなか面白い! 古代文字を使ったり、カラーや金粉を上手く使えば、そこはもうアートの世界です。 一度皆さんもチャレンジしてみてください。 転用はご遠慮ください。
January 18, 2010
コメント(0)
半世紀前のお正月と言えば、昔の小学唱歌にもあるように門ごとに日の丸が上げられました。 明治生まれの父の新春最初の仕事が、国旗掲揚でした。 現代では誤解を招きかねませんが、明治人にとっては、新春を寿ぐ神聖な気持ちだったと思います。 遊びといえば、凧揚げ・羽根つき・独楽回し・かるたでした。 現代では遊び場も原っぱも少なくなってしまい、地方で伝統行事としての凧揚げをテレビで見るばかりとなってしまいました。 お店で無地の凧を見つけたので、色々文字を書いてみました。 ラスタホールに飾って頂き、展示期間を過ぎたら参加者にくじ引きでプレゼントすることになっています。 墨書した折は、大きいように思った凧ですが、飾られてみると小さく感じます。
January 16, 2010
コメント(0)
講師を務め、今年のお題の出題者でもある私は、作品展示要請に応えて出品した『虎』、お正月らしさの演出に『福寿』を認めた羽子板を共に・・・ 右に古代文字『豊楽』を書いたカレンダー、左に子規の句『さむけれど富士見るたびはうらやまし』の額を飾っていただきました。 著作権存在します。無断の転載流用は、ご遠慮ください。 写真ピンボケですがご容赦ください。
January 15, 2010
コメント(0)
各人のそれぞれの想いを墨で認めて、書初めアート作品を仕上げると、私が出したお題・今年の干支に因んだ『とら』に挑戦です。 ちなみに去年のお題は『ノーベル賞』でした。 参考資料として古代文字のプリントを渡し、半切1/4に楽しく挑戦してもらいました。 子供も大人も自分のイマジネーションに従って、いろんな虎が出揃いました。 トラ、トラ、トラ・・・暗号ではアリマセン! 書いた中から、お気に入りの1枚を展示した壁面です。 書初めアートの半切1 /2は、赤い台紙にはられて、上品に展示されています。 担当の方のセンスの良さが感じられて、嬉しく思いました。
January 14, 2010
コメント(0)
書初めアートでデモンストレーションで揮毫した作品『虎』『笑』は、この筆を使いました。 一般紙(朝日新聞)を開けた上に置いた筆から、大きさを想像してください。 右手にこの筆を握り、左手には墨を入れた直径20cm余りのステンレスボールを持って身体を大きく動かして書き上げました。 頭の中は、大きな紙をズームして全体の文字バランスを計算して書きますが、150cmX200cmの紙の上を、筆勢よろしく走ったり止まったりと、『書=静』のイメージを大きく変えて『動』を感じさせてくれるので、デモンストレーションには打ってつけでした。 魅力には『?』ですが腕力には自信満々の私、普段の筆とそう変わらずに書けました。 ギャラリーの方たちには楽しく観て頂きましたが、一番楽しんだのは実は私だったように思います。
January 13, 2010
コメント(0)
午前の部(子供)の最後に、私がデモンストレーションで書いた『虎』、子供たちに金でお化粧してもらってピカピカです。 午後の部(一般)の最後に、参加者のリクエストに応えて書いた『笑』、今年は私たちがみんなにっこり笑える年にしたいとの願いがひしひしと伝わってきます。 書いた紙は、幅150cm縦200cmですが、ホールの2階から飾ると、それほど大きく感じませんね。 来年はもっと大きい紙に書いてみようと思います、大きければいいというものでもありませんが、夢は大きく描きたいものです。
January 12, 2010
コメント(0)
華やかな振袖姿のお嬢さんたちが行き交う成人の日の今日、伊丹市立生涯学習センター・ラスタホールでの2010年新春イベント『新春書初めアート』今年で3回目となり、講師を務めてきました。 午前子どもの部、午後一般の部で、各人の新年の希望や目標、想いを条幅半切1/2の画仙紙に、気持ちをこめて自由な表現で書いて頂きました。 市内の学校から、市民から応募された方で楽しく過ごす『書(ショ)ータイム』、毎年メンバーが異なりますので、自然『書初めアート』の雰囲気も違って、こちらの気持ちも新鮮ながらコツコツ……じゃなくて、ワクワクします。 今年は私の提案で、大きな紙に大きな筆で大きな文字をパフォーマンスで書きました。 干支に因んだ『虎』を、幅150cmx200cmの紙に、思いっきり筆を走らせて書きました。子供たちに「虎に金粉をかけて、お正月らしくしてあげよう!」と提案すると、今まで物静かに書いていた子供たちも元気いっぱい『虎』と戯れて、手はどの子もピッカピカ。 「綺麗に手を洗ってから食事をしてください。金粉がお口に入らないよう気をつけてね」 午後の一般の部も静かに時は流れ、楽しい作品群が勢ぞろいしました。 13日から17日までエントランスホールに参加者の作品が飾られ、ホールに訪れる人たちの目を楽しませることでしょう。 写真の作品は、ホールで書いたものと異なります。左に見える棒状のものは1mさしです。写真の転用などは、ご遠慮ください。著作権存在します。
January 11, 2010
コメント(0)
京都日展は、毎年12月の半ばから1月半ばに開催されます。 年末年始と重なる為に、気がつけば終わっていたりして、見逃すことも多かったのです。 京都美術館に展示される作品は、全国巡回する審査員クラス・受賞者と地元の作家京都・滋賀に在住する入選者です。 第五部書に知人が多いので、見落とすことのないよう作品をじっくり鑑賞します。 大阪の天王寺美術館では、大阪・兵庫・和歌山・奈良と、盛んな地域が多く入選も数的にも多くて観づらく感じますが、京都はゆったり作品が展示されていて、落ち着いて観ることが出来ました。 京都には、染色・工芸・陶磁器などの伝統産業が盛んですので、大阪より第四部は見ごたえがあります。同級生の友人が陶芸で出品していますが、活躍の場が京都でも住まいが大阪なので、展示は天王寺美術館となります。 私にとって『日展』は、書の研鑽の場として多くのことを学び、人生に対しての向き合い方、若くて一途であった心に、無心のゆとりの大切さを気づかせてくれました。 25歳で日展初入選しましたが、その秋は、祖母の死、初めての海外旅行……と、悲喜交々(こもごも)で、今もその時のことが鮮明に蘇ります。 古代文字『寅』・・・転載などは、ご遠慮ください。
January 9, 2010
コメント(0)
京都日展も残り少なくなったので、色々大事な用事を抱えて京都に出かけました。 阪急四条河原町で降りて、美術館行きのバスの乗り場はお馴染み『京都南座』の真向かい、そしてバス停のところには、宝くじ売り場があります。 この売り場から出た一等・二等・前後賞など高額当たりくじの結果が、でかでかと書き記されて『宝くじは、招き猫の飾られている売り場で購入しましょう!』とまで、書かれています。なるほど売り場の中央に招き猫が『買っていらっしゃい!』と、観る者通りかかる人たちに『おいで!おいで!』と手招きしています。 もう随分昔、まだ私が学生だった頃、四条河原町交差点東北の角に、畳半畳ほどの小さい小屋があり、宝くじを売っていました。 そこに大きく書かれていた言葉 『求めよ!さらば与えられん!』 ごもっとも……と、いたく感心しましたが、キリスト様に失礼だ、と思いました。 テレビでご利益あらたか……と聞いて求めた招き猫、座高3センチのミニですが、どうぞ今年も健康で過ごせますように、と祈ります。『健康は幸福の母』と申します、これに勝る幸せはないと思っていますが、1度、宝くじにも当たってみたい気もします・・・高額でなくてもいいんですけど・・・。
January 8, 2010
コメント(0)
日の経つのは速いもので、元旦だ、正月三ヶ日だ……と、うかうか時の流れに身を任せていると『七草』です。 お正月のご馳走に疲れた胃をいたわるべく、今日は春の七草の入ったかゆを頂く日でもあります。 年々廃れていく日本の行事習慣を次世代に引き継いでいきたいと願いますが、我が家でもお粥の嫌いな息子たちは『ノー、サンキュウ!』 夫もお粥が嫌いですが・・・二人でいただきました。(私は大好きなんですけど) ドラマの予告で興味を覚えた『とめはねっ!』が、夜8時からNHKで始まりました。 高校書道部が舞台となった青春ドラマではありますが、、書の基本の説明があったり、部員に少々上品さが欠けるものの、とても楽しく観ました。 部室に色々な作品が飾られていて、どれもなかなかのもの。 コレも書を学ぶものにとっては興味深いものがあります。 このドラマに触発されて『書』に興味を抱き、お稽古を始める人が増えればいいなぁ!と、心から願います。 近くの旧家のしめ飾り、珍しいのでカメラに収めてきました。
January 7, 2010
コメント(0)
今日6日は、今年初めての『友引』です。 年配の方たちは、結婚や出産のお祝いなどを届ける場合、暦を見て吉日を選びます。 大安に続いて友引もいいですね、祝い事に友を引いてくる……と言うところでしょう。 絶対に避けなければならないのが葬儀、亡くなった方に友を引っぱっていかれたら大変です。 リビングの窓にスズメが2羽、写真を撮ろうとカメラを向けると電線に退いてしまいました。 冬のスズメは羽の中に空気を取り込んで寒さに対応していますが、見た目にもあったかそうに見えて、一層可愛く感じます。
January 6, 2010
コメント(0)
今日から仕事始め、家族はそれぞれの日常に戻っていきました。「そろそろセレモニー用に写真を撮っておこう」と、夫は言って、自分でセルフタイマーを駆使して自画像ポートレートを熱心に撮っています。 私のポートレートも撮るというので、訪問着を出して着ました。去年はとうとう着物を着ないで過ごしたので、帯を結ぶのに手間取りました。 やはり何事も『日々に疎し』、遠ざかるとイケマセン、今年はどんどん着ようと反省しました。 被写体(私)が良くないので別の機会に撮ってもらうことにしました。時間が経てば被写体のグレードがUPするわけでは決してありませんが・・・・ せっかく着付けたので、夫と共に氏神様に初詣して来ました。 忘れずカメラを持っていきましたが、うっかり撮るのを忘れてしまいました・・・こんなことはタイガーいにしなければ!と、思うことでした。 写真は我が家の玄関の作品で、古代文字『寅』……著作権存在します。
January 4, 2010
コメント(0)
お正月の恒例となっている、夫の弟妹が久しぶりに我が家に集いました。 弟夫婦に妹親娘、長男は仕事で不在となりましたが次男も顔を揃え、平均年齢がぐっと若くなりました。 お昼に集まって、ワイワイぺちゃくちゃ、思いつくままあっちこっちに話は飛んで、食事をします。 今年は言わずと知れた『寅年』、夫は「今年はコレ!」と、年末に気合を入れて買い求めた『とらふぐ』で、ふぐ鍋に・・・・ 我が家の御節に、弟も妹も手料理を持参してくれるのでテーブルの上はお正月らしく華やかです。『こいつは~春から縁起がいいわいな~!』とばかりに、縁起物が並びます。 招待側としては、身内で気楽と言ってもそれなりに気も使いますので、すっかりお料理を撮るのを忘れてしまいました。 豊かな食卓、楽しい会話と言うことで、暮れにカレンダーに揮毫した古代文字『豊楽』でお許しください。
January 3, 2010
コメント(0)
元旦に続いて今日2日も、お天気に恵まれて風もなく穏やかです。 元旦はいつも、届いた年賀で出していなかった賀状書きをします。 毎年二日夫は年始、今年は在宅の息子たちも、コニーと京都に初詣に出かけました。 一人で家で過ごすお正月のこの半日は、私にとってかけがいの無い穏やかな楽しいひと時です。 『一年の計は元旦にあり』と申しますが……『トラ年の夢にトラいのスケジュール』(自詠)を考えておこうと思います。 実現は、まず夢を描くことから始まると私は信じています。その夢が何処まで達成できるか、それはわかりませんが、努力は裏切らないでしょう。 歳初め余生の夢を記しけり・・・・・プラムちづる 1年・5年・10年・15年・・・のスケヂュール、予定が遅れることを想定すると、90歳まで生涯現役を考えていましたが、100歳まで年齢をひきあげなくちゃ・・・! 去年の夏にお会いした101歳の方を思い出すと、十分可能です。 誤解を招くといけませんのでブログで初めて年齢を明かしますが、実は『アラ還』です。念のため申し添えておきます。 写真は今年の元旦のおせちの祝儀もの。お屠蘇・福茶(共に今年は金箔入り)、お雑煮(関東風済まし)は写っていません。まったりした白味噌のお雑煮が食べたい私です。
January 2, 2010
コメント(0)
あけましておめでとうございます。 旧年中は、多くの方に訪問していただきありがとうございました。 本年も変わりませず、宜しくお願いいたします。 昨秋5回に亘って放映されました『坂の上の雲』…明治の時代を歴史的に色々な角度から知りたいと思うようになって興味も倍増、NHKの力の入れようにも画面から伝わって、夫と共に真剣に観ています。 新春の俳句を1首……『柊を幸多かれと飾りけり』 この句は、明治33年から2年間ロンドン留学していた夏目漱石が、正岡子規宛に送ったクリスマスカードの絵葉書の中に書かれていたものです。 正岡子規が亡くなった翌年、明治36年に私の父は生まれました。 故人となって久しくなりますが、いまだに毎年父宛に年賀状が届きます。 そこで1句……『亡き父に今年も賀状極楽堂』・・・極楽堂は仏壇店の屋号です。 コレって川柳でしょうか? 夏目漱石の句に続けて発表するこの心意気に、虎もタイガーい驚くことでしょう。 由緒正しき大阪のおばちゃまは、明治の文豪である夏目漱石にもトラわれません。 皆さん、今年は寅年にあやかって、何事にもトラいしようではありませんか! 本年も楽しく綴ってまいりますので、宜しく・よろしく・ヨロシクお願い申し上げます。 写真は著作権存在です、転載などは差し控えて頂きますよう、お願い致します。
January 1, 2010
コメント(0)
全18件 (18件中 1-18件目)
1