うりぼうず

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2005.06.03

　父の入院で、頻繁に目（耳？）にするようになったが、病院などでの老人の扱いをみていてどうしても気になるのが、言葉遣い。
　親しさを出すためなのだろうか、看護師さんを始め、病院職員の、特に女性はどうも老人に、子どもに対するのと同じような言葉遣いをすることが多い。あれは当の老人たちからすればどうなのだろうか。ワタシなんかは「ちょっと・・・」と思ってしまうが、返ってそのほうが親しみやすくていいと思う人もいるのかも知れない。
　テレビのレポーターなんかが「ちょっと、おじいちゃん」などと話しかけるのを見ていても、自分だったら「うるせー、オマエみたいな孫など持った覚えない」と思うだろうなと思いつつ、画面を見ていると、呼びかけられたほうは、けっこうニコニコと対応している。

　人への呼びかけ方は、難しい。丁寧にやればいいと言うものではないだろう。病院で、患者に様をつけようという流れもあるようだが、これもちょっと。少なくとも、「お客様」という意識は、患者様にあるのだろうか。これもさんで十分だとは思うが。

　そういえば、兄が勤めていた病院でも同じような議論があったとき、「『○○さま、壁にウンコを塗りたくらないでください』なんていうのか？」という疑問もだされ、沙汰ヤミになったとか（精神病院だと、現実にそういうことはあるらしい）。

　別に敬語廃止論者と言うわけではないが、公的な場では、なるべく「さん」づけで統一するぐらいがちょうどいい気がする。

　会社でもなるべく上にも下にも「さん」にしようとはしているが・・・。

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