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2022.10.30
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カテゴリ: 本のこと
「芸人やっているんだって?だったら3年以内にゴミ清掃辞められるように頑張ってね。3年以上やったら『ゴミ屋顔』になるからよ」これは僕が清掃業界に入った頃に、清掃員の先輩に言われた言葉だ。


「このゴミは収集できません」
マシンガンズ滝沢秀一 著 百夜書房


以前、このブログでもニュース記事も紹介したかと思いますが
お笑いコンビのマシンガンズの滝沢さんの書かれた本です。

実は、あのあとすぐに
メルカリで本を購入しました。
そこそこの美品を500円以内で購入できました。
これも、リユースですから。


1日で読み切るくらい、面白かったです。笑



お笑いコンビで一時ブレイクしたものの
売れなくなってから奥さんに
「子どもができたから40万円もってこい」と
言われて働くことを決意!

36歳で「来れる日と来れない日がある」という条件では
年齢不問と称しているところでさえも
雇ってもらえず、伝手を辿って
ゴミを回収するゴミ清掃員の仕事に就くことに。


・・・そして、現在もお笑いと、
ゴミ清掃員と、本まで書き上げるのですから
このビジネス精神がまずすごい!



大体、副業としてやっている人が多いとのことです。
俳優、バンドマン、DJ、お笑い芸人、声優、映像監督、脚本家、ボクサーなどなど。

魅力的ですね。
普通に働いていて会えない面々です。
色々な価値観に触れることのできる場所。


3年でどちらに進むかがわかってくるようです。


ゴミ清掃の仕事は体力的にハードなため、
それを「トレーニング」「ダイエット」と考えて
仕事に取組み、
3年以内に辞めて、本来の夢を叶えていく人たちと

最初は抜け出そうとするけれど、
食べることにも困らないし
「まぁいいか」が積み重なって
どっぷり浸かっていく人たちに。



この「ゆかいな仲間たち」の話は、とても読み応えありました。
人はそもそも環境に流されやすい。
だからこそ、強い意志も必要になるだろうし、
乗り越えた先に自信が待っているんだと思います。



また、毎週ゴミを回収していれば、
法則…のようなものもわかってくるとのことです。

例えば、
「お金持ちの家から出たゴミ」と「そうでない地域のゴミ」。
お金持ちの家からでたゴミは
「その方がお得だという消費の仕方を知っている」
とのこと。

例えば、
今でこそ、ウォーターサーバーが家庭や商業施設などで
普及していますが
お金持ちの家はその資源ゴミが出るのが早かったそうです。
自分たちの消費量と金額を照らし合わせて
「そちらの方が得」と決断・実行するのが早いから。

また、お金持ちの家ほど、
ゴミが少なく、綺麗に分別されているとのこと。
もちろん戸別回収なので責任が伴うというのもあるかもしれませんが。

以前、滝沢さんの記事を読んで
私も今、ゴミをとにかく小さく、少なくするように意識しています。
集積所に出すにしても
感謝の気持ちと責任をもって。



ところで、
私の以前付き合っていた彼氏のなかに
ゴミ清掃をやっていた人がいました。
他にも脱毛サロンかなんかしていたのかな。
もう覚えていない。1年も付き合っていないですし。
でも回収する仕事なのに
自分がナチュラルにポイ捨てするから
怒ったことあります。
「初めて注意された」とビックリして、ポイ捨てしないようになりましたが。
まぁ見た目がいかつかったので…。誰も注意できなかったのかも。


そのとき、
職場にいる人のいろんな話も聞くことがありました。
怖そう~なイメージがありましたが、
それでも、ゴミ清掃の仕事を身近に感じていた
期間でした。




本の中には、
日本人が一人当たりに出すゴミの量は2位に大差をつけて
1位であることや様々な呼びかけが書かれていました。


少し前に、ツイッターで盛り上がっていた
「紙ストローは舌ざわりがいやだ」
みたいなツイート。


飲んでるものは一緒なのに
ゴミ削減に対して日本は
非協力だなと感じました。


現在はアメリカのミネソタに住む外国人の友人も
「日本人はペットボトル1本コンビニで購入するだけで
袋に入れるからおかしい」
と話していました。
「そもそも、こんなにペットボトル製品があることにも違和感」
とも。

その友人は、歩いていて
捨てられている道端のゴミを自然に拾うタイプの人でした。
日本と外国の意識の差よ。


私も、
私にできることをやっていきたいと思います。

行動しないことが一番の罪。
マイボトルを使うけど、
もしペットボトルを買ったら
何度も使いまわすとかね。母親がそうでした。



すぐ読めて、面白かったです。
読んでみてください。







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最終更新日  2022.10.30 10:24:36
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