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うーやん★2011年テレビドラマ ベストテン その3
■4位 見知らぬわが町 NHK福岡 5月5日全国放送
悩む女子高生が不登校になったとき炭坑の廃墟が気になった。大牟田の炭坑の歴史を調べ出し、それは祖父の病気に繋った。自分の町、家族のルーツ再発見のドラマだ。今、大活躍の忽那汐里さんが初々しい女子高生をきらめいて演じた。杉本哲太、小林勝也、いしだあゆみ、高橋一生さん、脇の芸達者も削ぎ落とした演技で魅せた。NHK福岡は不滅だ。
■5位 アイシテル~絆~ NTV 9月21日
連続ドラマはジジイの1位だったので期待した。今回は、加害者少年の弟の立場から、その後の物語を描いた。家族の中でも関係ない立場の弟でも社会的制裁を受け容れるしかないのか? 一つの問題提起で重い。それを描くのも一つの方法だ。しかし、演出なのだろうが時系列が複雑で、兄弟の物語がストレートに伝わらない。連続ドラマの内容を思い出しながら、このドラマを楽しむ作業も困難を感じた。結局、中盤から終盤で全貌を理解できた。最初から深く楽しみたかった! 父親は山本太郎さんだったが、病気で死んだ設定になっていた。色々な思いがよぎった。
■6位 デカワンコちょっとだけリターンズ NTV 4月30日
単なる総集編か? 番宣だけか? 悪い予感もあった。しかし、コント風のサスペンスの見事なユルユルお馬鹿ドラマだった。「デカワンコ」は何でもやれる、怖い物なしドラマだ。ジジイは、お馬鹿ドラマも見たい。2012年に期待した続編があったが、パリ、江戸と時空を越えるドラマには、ついていけなかった、涙。
■7位 遺恨あり 明治十三年 最後の仇討 EX 2月26日
明治に最後の仇討ち事件の顛末だ。実話に基づいているのでベタな結末が予想された。しかし、役者の演技に凄味があって、魅入った。剣道、殺陣も迫力あった。最初の両親の殺害シーンは残酷すぎたかもしれない。北大路欣也、藤原竜也、吉岡秀隆、相島一之、松下奈緒、戸田菜穂さん、みなさん、役に入り込んで熱演だった。テレ朝の時代劇、これからも頑張って欲しい。
■8位 蝶々さん~最後の武士の娘 NHK 11月19、26日
2011年に亡くなった市川森一さんの作品だ。蝶々さんの悲恋物語を宮崎あおいさんが演じた。波乱の人生だが、ドラマを見ただけでは、当時の状況を正確に把握できなかった。士族の娘として生まれ、親と死に別れ、水月楼の養女に出され、母代わりの女将が死に、妾に追い出される。置屋の女将に身請けされ舞妓になり、現地妻となり、子供を産むが、一人になる。歴史的な知識と洞察があれば、感動は100倍になりそうだ。5話ほどにして、士族、水月楼、置屋、舞妓・・・それらの背景を説明してくれるエピソードが欲しかった。視聴者は理解しているものとしてドラマが描かれて、急ぎすぎのてんこ盛りは残念だ。映像も演技も素晴らしいかっただけに・・・
■9位 愛・命 新宿歌舞伎町駆け込み寺 EX 12月17日
新宿の駆け込み寺の実話のドラマ化だ。主人公のキャラの強烈さを渡辺謙さんの圧巻の演技で魅せた。きれい事なしで、表と裏を走り切った主人公のエネルギーに感動した。
■10位 どんド晴れスペシャル「一本桜」 NHK 4月24日
大活躍の比嘉さんの原点とその成長を再確認した。ストーリーはツッコミ所は満載だけど、それもドラマの味だ。基本の「もてなしの心」がしっかり描かれた。そこにエコ・プロジェクトの新しい話題、雪子の遠野風のファンタジー、最後に女将の継承で締めた。これからも東北ガンバレと作っていけそうだ。震災でロケが延期になったイキサツを冒頭で語る姿に涙した。雪子役の26歳のICONIQは魅力的だった。
■次点 ヤングブラックジャック NTV 4月23日
ジジイは手塚漫画で育ったので、無条件に評価が高くなる。主人公の超天才外科医の誕生を楽しんだ。リアリティよりも人の思いが優先したドラマで、ネタも、セリフも、まとまっていた。主役の岡田将生くんも初々しさを適切に演じた。連続ドラマにして欲しいと思った。
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(個人賞とコメント)
■主演女優賞・・尾野真千子さん
(カーネーション)→表情の変化が楽しい
(次点)江口のり子さん(野田さん)→最強キャラは江口さんで成立
■主演男優賞・・長谷川博巳さん
(鈴木先生)→冷静で論理的ながら、エロく妄想暴走は見事
(次点)松尾スズキさん(TAROの塔)→太郎になりきった姿、笑えた
■助演女優賞・・綾瀬はるかさん
(仁)→健気なナデシコだ、良い人生だったようで嬉しい
(次点)芦田愛菜ちゃん(マルモ)→視聴率をもっている、お疲れ顔が心配だ
■助演男優賞・・小林薫さん
(カーネーション、深夜食堂2)→今更ですが、円熟の演技だ
(次点)小栗旬さん(荒川アンダー)→カッパで通した潔さに感服した
■注目の役者・・三吉彩花さん
(高校生レストラン)→「熱海の捜査官」以来、ここでも光った
ICONIQさん(どんど晴れ)→異次元の美しさと存在感、年齢不詳だ
■新人女優賞・・土屋太鳳さん
(鈴木先生、おひさま)→ドラマ的に光っていた
(次点)武井咲さん(大切なことは)→ドラマには怒ったが、断然光っていた
安藤さくらさん(それでも生き、おひさま)→親の存在感を確実に受け継いだ
■新人男優賞・・三浦貴大さん
(カレ、夫、男友達)→百恵ちゃんの息子、光っている
(次点)高良健吾さん(おひさま)→眉の立派さ、顔の濃さ、良かった
■脚本賞・・・・渡辺あや
(カーネーション)→朝ドラは大変だが、凝った仕込みを楽しんだ
(次点)古沢良太、岩下悠子(鈴木先生)→漫画の原作の良さを生かした
■演出賞・・・・河合勇人
(鈴木先生)→暗い映画風、画面に文字、生き霊、妄想、挑戦に敬意
(次点)松岡錠司、山下敦弘ら(深夜食堂2)→短編でゲストを生かした人間ドラマを楽しんだ
■企画賞・・・・岡部紳二ほか
(鈴木先生)→新しいものを作る冒険心に敬意、女子のキャスト選びも良
(次点)内田ゆき(カーネーション)→渡辺・尾野コンビ、脇の役者も見事、世界観が新鮮
橋本芙美(マルモ)→この素材で奇跡を起こす、企画が良かったのだろう
■主題歌賞・・・椎名林檎「カーネーション」(
カーネーション)→毎日聞きましたので・・・
(次点)薫と友樹ほか「マル・マル・モリ・モリ!」(マルモ)→頭から離れない
■名セリフ賞・・・・セリフではないけど木皿泉さんの言葉が残っている
→「スジではなく、私たちが描きたいのは"世界"、主人公がちゃんと生きられるようにしてあげる」
■ワーストドラマ賞・・・・大切なことはすべて君が教えてくれた→見せ方が邪悪
ドラマ冒頭の問題シーンの見せ方、中盤での結末の意外なショボさに怒った。武井さんの病気も理解不能だった。教師が記憶がなくなるような飲み方と行動をするだろうか? 朝気づいた時に、学校を休んでも適切に話を聞き対処すべきだと思った。面白くして視聴率を維持するために禁じ手を使ったと思う。許されない。新人脚本家の安達奈緒子さん、当分はジジイは認めない。三浦君や戸田さんの台詞が、突然に立派だったり深かったりするが、やっていることが伴わないのでジジイは怒ってしまう。結局、二人は結ばれるのだが、中盤で心から謝り、許しを求めればハッピーエンドになったと思う。どうなのだろうか? 生徒も先生にべったりから全員が非難に変わったり、こんなものなのか? バランス良く非難するもの、擁護するもの、判断できないものと別れると思うが? 今は一斉に動くものだろうか・・・三浦さんの兄弟関係も、こんなものなのか? 納得できないばかりでなく、怒りを覚えた。
61歳のエロ・ジジイの個人的な好き嫌いだ 気にしないでください不快に思った方は、読み飛ばしてください 誤字脱字は容赦!