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うーやん★2011年テレビドラマ ベストテン その2
■6位 荒川アンダーザブリッジ MBS
独自の世界のドラマだが、入り込めば楽しかった。ジジイのように一気に視聴すれば楽しめると思った。役者が凄い。主役の林遣都、桐谷美玲は、今後も楽しみだが、手塚とおる、上川隆也、城田優、安倍なつみ、小栗旬、山田孝之、片瀬那奈、徳永えり、有坂来瞳さんと豪華だ。小栗旬さんは最後までカッパで素顔が見えない、笑。スター役の山田孝之さんも被り物で分かりにくい、笑。安倍なつみ、片瀬那奈、徳永えり、有坂来瞳さんの女優は魅力的だった。特に徳永えりさんは、これまでで一番可愛かった。1話30分の中に3つのエピソードがあった。完結しないが全体を見るとシュールで許せた。最終回も結末がない。続きは映画で・・・・それは禁じ手だ。
■7位 デカワンコ NTV
犬よりも鼻がきく花森一子(わんこ)が刑事として様々のロリコン姿で活躍する。奇想天外な設定だが、初回以後はユルイお馬鹿さに加速がついて多部さんワールドを堪能した。警察犬が喋れるとしたら最強武器だ。しかし、勇み足の話もあった。そこらも適切だった。「ちょっとだけリターンズ」を見て、何でもできる最強ドラマだと思った。こんなお馬鹿ドラマも楽しみだ。
■8位 深夜食堂2 MBS
当地でも評判の良かったドラマの続編の放送があった。BS放送で前シリーズを復習した、毎回メニューが違って、登場人物も違う、出来も味わいも違った。やはり、伊藤歩さんの回は結末も良いので心温まった。平田薫さんの変身は魅力的だった。朝倉あきがキャバ嬢なんて痛かった。前田亜希さんと東風万智子さんのオチも楽しかった。安田成美さんは展開の省略が美しく泣いた。ジジイはゲストの女優さんが楽しみだった。短篇なので省略が生きて泣けた。今後も続編を期待する。
■9位 野田ともうします。 シーズン2 NHK ワンセグ2
ワンセグの1話5分のドラマだが、教育テレビで総集編と「メリークリスマス」のスペシャルを視聴した。漫画原作なのだが、シュールでお馬鹿で地味な女子大生の日常を描いた。なによりも「キャラ」と「間」の「ドラマ世界」が素晴らしい。野田を「時効警察」で確認した江口のり子さんが演じているが、年齢をスルーすればピッタシだ。他にも富沢:増田有華(AKB48)、亀田:池谷のぶえ、ツトムン:杉浦一輝、部長:活躍のの安藤サクラ、副部長:越村友一(東京セレソンデラックス)、重松:「一番大切な人は誰ですか?」の小林涼子、山本:相馬圭祐、すべての役者さんの存在感たっぷりだった。ジジイは、こんなお馬鹿ドラマも見たい。
■10位 家政婦のミタ NTV
ジジイの最強のワーストドラマ「女王の教室」の脚本家・遊川さん、序盤終わりで破綻したように思えたが、「承知しました」「あなたが考えることです」「業務命令ですか」など決めセリフを連発し乗り切った。「・・・って何?」のセリフと家族を守ろうとする希衣ちゃん(本田望結さん)に何度も泣いた。父親の長谷川博己さんは最低男を格好良く演じた。うららの相武紗季さんの結婚破棄から一緒に暮らす結末はあり得ない。しかし、ミタの笑顔で盛り上げたのは見事だった。奇跡の視聴率40%はドラマ制作者と視聴者に勇気を与えた。年間ベスト入りで評価したい。遊川さんの今年秋の朝ドラを見守りたい。
■次点 それでも、生きてゆく CX
世間的には「友人に妹を殺害された男と友人の妹が、事件から15年後に出会う。悲しみを背負った双方の家族が、交流を通じて明日への希望を見いだそうとするヒューマンドラマ」だ。部分部分は役者の演技も素晴らしく集中して見て感動した。そこは印象に残った。しかし、結末が不満だ。文哉が登場して最後までに自らの心情と真実を言葉で語るべきだ。最終的に何を描きたかったか、ぼやけてしまった。満島さん、大竹さんは、迫真の演技だった。固唾を呑んで息をこらえて画面を見ていたが・・・ 脚本の坂元さんは、「Mother」では感動できたが、今回は部分の枝葉は魅力的に描いても、主題の幹を描き切れなかった。
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(単発ドラマ順位)
■1位 しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉、創作の"世界" NHK-BS-P 11月12日
■2位 生むと生まれるそれからのこと NHK-BS-P 8月27日
■3位 実録ドラマグリコ森永事件 NHK BSーP 3月28日
■4位 見知らぬわが町 NHK福岡 5月5日全国放送
■5位 アイシテル~絆~ NTV 9月21日
■6位 デカワンコちょっとだけリターンズ NTV 4月30日
■7位 遺恨あり 明治十三年 最後の仇討 EX 2月26日
■8位 蝶々さん~最後の武士の娘 NHK 11月19、26日
■9位 愛・命 新宿歌舞伎町駆け込み寺 EX 12月17日
■10位 どんド晴れスペシャル「一本桜」 NHK 4月24日
■次点 ヤングブラックジャック NTV 4月23日
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(単発ドラマのコメント)
■1位 しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉、創作の"世界" NHK-BS-P 11月12日
木皿さんの「スイカ」で新しいドラマの形を見て驚いた。今回ドキュメンタリーの二人の姿に圧倒された。夫婦で一つのペンネームで描いている。旦那は病気で車椅子生活だが、制作意欲は衰えていない。車いすでパンツ一枚の旦那さんの姿が印象に残っている。挿入ドラマは吹き飛んでしまった、笑。木皿(妻)の「スジではなく、私たちが描きたいのは"世界"、主人公がちゃんと生きられるようにしてあげる」の話が印象に残った。木皿さんのドラマの秘密が少し理解できた。これからも素敵なドラマを書いて欲しい。
■2位 生むと生まれるそれからのこと NHK-BS-P 8月27日
個性的な顔立ちの柄本佑と関めぐみさんの奇妙な恋愛物語・・・子供時代から人間関係に戸惑い、「線引き」の関係性しか結べない。恋して同居しても、お互いの生活空間を「線引き」して成立する。妊娠を告げられない女、結婚を決断できない男だが・・・鶴見辰吾さん、国生さゆりさんの親夫婦のはじけ具合に、新しく踏み出す。子の出産があって二人は親に成長する。めでたし、めでたし・・・こんなシュールな恋愛ドラマも見たい。初めてドラマを書いた脚本家が向田邦子賞をもらったらしい。
■3位 実録ドラマグリコ森永事件 NHK BSーP 3月28日
ドキュメントの部分も入れて、昭和の怪事件を見事に再現した。当時の警察組織や新聞記者の姿を、悲しいまで知らせてくれた。昭和も想定外の事件があり大失敗もあった。昭和の臭いと緊張の中で事件を回顧した。6月に地上波で放送した。その後NHKはドキュメンタリードラマを次々に制作している。ドラマかドキュメンタリーか、悩みながらも楽しんでいる。