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土曜の会には宝生流の宗家がお越しになっていた。宗家「声をしるべに……」番外仕舞(=特別ゲストとして舞っていただく仕舞)として長刀の仕舞『船弁慶キリ』を舞われていた。地「声をしるべに出で船の」宝生流の宗家は去年家元を継がれたばかりの、能の五流派の中で、もっとも若い宗家である。どれくらい若いかっていうと宗家「知盛が沈みしその有様に」私と同い年である。……そう思うと、色々考えるところがあって仕舞を見ていても他の師匠の仕舞とは、何だか違うものが伝わってくる感じがする。「宗家」と呼ばれる前から何度かお会いしたことがあったけれど中身は普通の、真面目な青年である。ただ、生まれたときから道がほとんど決まっている。それが一般の人、私たちとは違うところだ。今若くして、宗家を継承する運命に置かれその道を進もうとする決意と意気込みを常に持って仕舞を舞われている。……凄いなぁ。頑張っておられるなぁ。仕舞が終わって隣にいた猫さん(仮名)に私「意気込みが感じられますね」と言うと猫さんは猫さん「なんでかな。 泣きそうになりました」と、意外な言葉を返された。猫さん「……別に泣くところじゃないんですけどね。何でですかね」猫さんは、いつか『船弁慶キリ』を舞いたいと仰ってたし何か更に違うものを感じられたのかもしれない。ふーむ。その後、二次会にて師匠(仕舞)にその話をすると師匠「ええっ、ほんとに!?」と驚かれた。師匠「実は今回の仕舞ね 僕が『うちの大学に、船弁慶を舞いたいって言ってる人がいるから』って 頼んで実現した仕舞なんだ」それは猫さんのことだ。師匠「最初は全然別の仕舞をする予定だったんだ。 それを変えてもらったんだけど…… いやぁ……」猫さんの思いを師匠が受け取ってそれを宗家が受け取って宗家の思いを、また猫さんが受け取った。猫さん「そうだったんですね」師匠「いやほんとに……凄いことだね」……こんなことってあるんだな。宗家は、宗家であるだけでいろいろ大変だと思うけどこれからも、是非頑張っていただきたいと思う。同い年で、能を一生続ける人がいるだけで私も頑張れる気がする。応援してます!
2009年03月29日
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舞台でした。めちゃくちゃ緊張しました。地頭の先生「ゆっくり舞って良かったのに」違うんです緊張しててうまく運べなかったんです知人「ふわーっと舞ってて素敵だったね」違うんです緊張してて全然できなかったんですうわーんやっぱり、久々の舞台だったからかなぁ。ほんとに緊張してダメダメでした。あーあ。私「・・・どうやったら緊張しなくなるんでしょうか」熊さん(仮名)「稽古だね」鴨くん(仮名)「稽古すればいいんですよ」・・・そうですよね。緊張すると扇はふるえるしさ足はがくがくするしさ冷静になれないしさ全然いいことない。どんなに「これは稽古、これは稽古」と暗示をかけようとしても切戸から出て、舞台に上がれば脳は全然だまされてくれない。師匠方はすごいなぁー経験の差だなぁー鴨くん「5月に向けて稽古してくださいね」私「5月・・・」そう、5月。また舞台に出ることが決まっております。今度は、学生時代お世話になった「京宝連」が5月で100回を迎えるということで「100記念・特別OB枠☆」(←こんな題じゃないですが)で出るのです。(ちなみに現役は能を出すのですが 3つの大学の宝生会の部員が混ざって 合同『竹生島』をやるという 非常にお祭り的な要素もあるイベントなのです)私が出すのは、今回と同じ『半蔀クセ』。だから今回の様々な失敗は残さず生かせる舞台が用意されている・・・。熊さん「今度は先生方じゃなく 互いによく知ってる、我々が地を謡うからね。 またガンガン稽古しましょう」よーし次の舞台に向けてまた頑張るのだ!今度は見知った方々が地を謡ってくださるしホームグラウンドの能楽堂でやるし今度は緊張しないように!うん稽古しよう!
2009年03月28日
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ナツさん(仮名)「今日東京行くんやったね」私「はい、もう日報書いたら出ます」私は今日の夜の新幹線で東京に向かう。もう明日が舞台だ。フーさん(仮名)「おーおー、早く行っちまぇ!」からかうようにフーさん。フーさん「くれぐれも袴の裾ふまんように 祈っといたるわ(笑)」私「ありがとうございます(笑)」日報を書いて片付けて営業室に顔を出す。社長「ワタリィ! 行くんか」私「はい!」営業室には、インターンシップ中の学生さんが3人いてその子たちに社長が社長「ワタリィさんは、これから東京行くんです。 舞台で踊ってくるんです」分かりやすく説明してくれる(踊る、じゃないんですけどね…)。学生「えっ、何されてるんですか?」私「大学時代から、サークルでお能を習ってて それの舞台が明日あって」学生「凄いですね!」私「いや別に」好きなことやってるだけだし。社長「うちの会社はみんな 趣味も全力でやるやつらなのである!」社長は誇らしげ。「ワタリィ気ぃつけて!」「頑張ってね!」私「はい、ありがとうございます! 行ってきます!」仕事も趣味も遠慮なく、全力でやらせてもらってる。会社のみんながそうだから、気兼ねしない。ありがたい!そんなわけで、今は新幹線の中です。明日は頑張ります
2009年03月27日
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仕事が早めに終わったので夜、こっそりとBOXに忍び込むと熊さん(仮名)「ここの扇の角度が…… おお、こんばんは」猫さん(仮名)「こんばんは」舞台を控えたOB・OGが同じように忍び込んでいた。犬さん(仮名)「あ、五月さんいつの間に」コタツから顔が生えている人もいるけど。熊さん「五月さん、声出しがてら『笠の段』を」私「はい」猫さん「よろしくお願いします」猫さんは『笠の段』、熊さんは『笹の段』それぞれ“段物(だんもの)”と呼ばれる、難易度の高い仕舞をされることになっていて私には及びもつかないレベルにあらせられる……。猫さん「名にしおふ難波津の」地「名にしおふ難波津の……」地も非常に難しい。謡本を追っていくのが精一杯で猫さんの仕舞を観る余裕なし。猫さん「どうでした」犬さん「んー 最後の一足にためらいがあるのと 全体的に追われてる感じがあって、リズム感がない気が」猫さん「ああー・・・なるほど」私は私なりにヤバイのだが他の方も、他の方なりに課題がある。やっぱり現役を離れると稽古時間が限られてくるからやればやるほど、自分の仕舞の課題が見えてくる。それを消化しきることがなかなかできない。熊さん「半蔀もやる?」私「はい、是非」地を謡っていただいて合わせながら仕舞をする。私「その頃源氏の……」「観られてる」と思うとどことなく緊張してしまってハコビも何やらがたがたになってああー もう全然だめ。猫さん「ハコビに比べて、型全体が速い気がします……」私「はい」熊さん「合掌の型が窮屈そうだね」私「はい」自分では分からないところも沢山、指摘をいただいてひとつひとつ、頭と体で確認していく。本番まで時間がないが出せるだけ、アラを出してしまって本番に直せるだけ直すのだ。今週末には舞台。金曜日の夜には、前日入りする予定。仕事も調整して、頑張るのだ!
2009年03月23日
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気がつけばあと2週間で舞台なのだった。師匠(仕舞)「うーん、素晴らしいねこの部屋」新たな稽古場(候補)に初めて師匠をお招きして師匠「だいたい想像してた通りだけど 鏡も広さも申し分ないね」稽古をお願いする。実は、色々話し合って『私たちだけ、ここで師匠に稽古をつけていただくのは 他のお弟子さんより機会が増えて不公平になるし 自主稽古だけに使うことにしよう』という方針にはなっていたのだけれど今回は、師匠も「行ってみたい」と仰っていたこともあるし、舞台も近いし……みたいなことで“特別に”実現した師匠稽古なのである。師匠「よし、じゃあ早速」まぁ、今日はせっかくの機会私「はい。 よろしくお願いします」生かさない訳にはいかない。『半蔀クセ』は、だいぶ慣れてはきたけれど・・・師匠「そのときの扇の位置がね 体から離れないように」こうですか。師匠「そうだね。あと角度も。 鏡見たら良く分かるね」ふーむ師匠「あとマキザシの手の高さが高すぎる」はい師匠「合掌の手の親指に力が入りすぎ。そらないように」ええと師匠「角トリの後の軌道」師匠「ヒラキのときの体重移動が速い」師匠「最後、一足の中にも序破急をつけて」ひーっ師匠「うん、いいんじゃないですか」お世辞は良いですから!「何も考えないでもできる」ぐらいでないと本番でできる訳ないのにちょっ これ課題山積みじゃないですか・・・!師匠「じゃあ次、猫さん(仮名)。 五月さん、その辺ハコビとかに使っていいから」他の人が習っている間に空いているスペースで、復習。ああ、なんと奥の深い仕舞だ・・・。師匠「次ね、4月の最初の土日とか空いてるんだけど 部屋空いてるのかな」私「えっと・・・」予約状況を見てこないと分からないけどこれ以上、師匠稽古を入れるのは方針的に・・・師匠「見てきてくれる?」私「・・・はい」ひとまず、下のカウンターで空き状況を見てくることに。後ろから、熊さん(仮名)がついて来られる。熊さん「五月さん、このままだと なし崩し的になっちゃうよ」私「ええ・・・」廊下の隅で話をする。『不公平だから』ということで師匠稽古もお断りしようと言っているけど師匠はやはり、「みんな上手くなってもらいたい」という当然ながらのお気持ちがあるから空いた時間は誰であれ、稽古をつけようとしてくださる。そのお気持ちと、私たちだけ、特別扱いをされているという他のお弟子さんに対する、私たちの気持ちと。そこの釣り合いだなぁ・・・熊さん「私は勿論、機会があれば 皆受けたいだけ師匠稽古を受けたらいいと思うけど そうはいかない、という話になったよね」私「ええ・・・」熊さん「そこはきっちりしないとね」稽古をしたいだけ稽古をする。教えてもらいたいだけ師匠に教えてもらう。それが許されたのは学生のうち。大人になると、色々ややこしいことが発生して純粋に、ただ稽古をして上手くなりたいだけなのになかなかそれがうまくいかない。『周囲に配慮し節度を保つ』大人にならなきゃいかんのだ・・・私「ううう」熊さん「まぁ、また師匠と相談しよう」稽古が終わって喫茶店に入ってその辺りのことの話をする。師匠「・・・うーむ」師匠も頭を悩ませる。しかし延々話し合った結果、ひとまず落ち着きどころは見つかったのであった。でもそれを、今日来てない人に伝えて色々話し合ううちにまた微修正する部分が出てくるだろう。だからまだ、決まったとは言い難い。ぶっちゃけみんな頭いいから、そんなことを気にするんだ!と、馬鹿な私は言いたくなるのであった。素人の能楽団体で、稽古の仕方について、ここまで議論を重ねる人たちなんで日本全国探してまずいないよ!たぶん。ああ~・・・ややこしい。それはそれ、これはこれで舞台2週間前なのは動かない事実なのだった。稽古せねば非道い仕舞になることは間違いないのだった。まぁ、稽古するのだ。私なりに。
2009年03月15日
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社長「ウィメン♪」大きな紙袋を提げて制作室にやって来られる。社長「いつもお世話になっておりまする~」私「おおー!」取り出だしたるは陶器の細長ーいカップに入ったパフェみたいなケーキ!私「ありがとうございます!」ナツさん(仮名)「ありがとうございます~」世に言うWhite Dayの今日この頃。我が社の殿方は、皆ジェントルマンが多いから……ハリー兄(仮名)「雨ん中重かったわ~」もちっとした皮の中に、アイスが入った和菓子風のお菓子セットやらフーさん(仮名)「いつもありがとね」ハーブティに焼き菓子が入ったおしゃれなセットやら嬉し楽しのお返しが届く。先月、もちろん私も心ばかりの品をお渡ししているけれどもっとしっかりしたもの(?)渡せば良かったなぁと思う。先輩方は、かなりしっかりした形で渡されてたし、くださった。うん。来年だな。来年。ナツさん「うめぇ~っv」私「美味しいですねぇ~」ナツさん「甘いもん食べると しょっぱいもんが食べたくなってくるねぇ~」それ完全増加方程式ですね。それにしても幸せだありがとうございます、頑張ります~
2009年03月13日
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合宿は後輩「『野守』お願いします」私「……あんまり自信ないけど分かりました」相変わらずの雰囲気で私「ここは、シテは強いんだけど まだ塚の中に入ってる感じで、フルパワーじゃないらしいから」後輩「はい」あちこちで鸚鵡返しがなされていた。正直な話、舞台で見ると「上手くなったのかな」と思ってた後輩たちもこうして鸚鵡返しをすると、「まだまだやね(笑)」と思う部分が多々見える。私「かくても消えやらぬ……」リスちゃん(仮名)「かくても消えやらぬっ」鴨くん(仮名)「……全然聞いてないですね」後輩「えっ??」鴨くん「最後の“ぬ”ですよ。 五月さん、めっちゃ分かりやすくゆるんで丁寧に謡ったのに 全然返せてませんよ」リスちゃん「……はいぃ」聞いたものを、そのまま返すまさに単純明快な「鸚鵡返し」だけれどそれのなんと難しいこと。最初はよく「何を指摘されてるか分からない」ことも多いけれど分からなくても、そのまま返すことが本当に大事なのだ。たとえ最後の引き音(引っ張る長さ)が数えられなくても先輩の言われた通りに引っ張れてたら、それで正解。あとから「あれはああいう指摘だったのか」と分かることも多い。でも、小賢しい(?)とどうしても先に理論が頭をもたげて素直な吸収力が、そこで妨げられてしまう。まぁ乱暴に言うと「ごちゃごちゃ言わずにとにかく返せ」になるんだけど、それが素直に出来るかどうかって、稽古の上達度に大きく関わると思うのだ。仕事も似てるな。素直さって、本当に大事だもの。犀ちゃん(仮名)「お忙しい中ありがとうございました」私「うん。みんな頑張ってください」後輩の、次の舞台は5月末。(3月末の舞台に出る人も一部いる)それまでに、どれだけの成長を見せてくれるか。それを想像するのは、卒業生ならではの楽しみだ。
2009年03月08日
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これから現役の合宿に混ざってくるのであった。といっても、遊びに行くようなもんだけど。・・・鸚鵡返しとかできるんだろうか。何ヶ月ぶりなのやら。駅から合宿地までは、タクシーで行っちゃおうと思える時点で社会人になったなぁ、と思うのであった(小さい)。では、行ってきます。
2009年03月07日
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以前話題に上った「自主稽古」に使えそうな、公共施設に初潜入。ここが良さそうだったらみんなでまた、稽古できる場所が確保できる。団体登録とかはいるけど、使用料もタダだし♪熊さん(仮名)「最初に狭い部屋を見てこう」候補に挙がっている狭い部屋(土足可の板張り)と、広い部屋(土足禁止の板張り)の2つを予約。狭い部屋は鹿くん(仮名)「ここでも十分使えそうですね」土足でも上がれる場所であることを除けば、十分稽古には使える広さ。足袋は汚れるだろうけど。広い部屋は猫さん(仮名)「・・・いいですね」鏡も大きくて、部屋も広くて断然良い。稽古するならやっぱりここだな。狭い部屋の鍵を返して、広い部屋で、みんなで稽古。久々にハコビ・・・・・・熊さん「めっちゃワックスかかってるね」まぁ、普通そうなんでしょうけど体重かけて運ぶと、キュキュッていうくらいワックスがかかってる。でも、畳より、狭い場所より、断然まし!そして、現役のときの稽古みたいにしばらく運びをしたら、仕舞を合わせる。私「その頃源氏の・・・」『半蔀クセ』は、順番は覚えたけど地「惟光を招き寄せ あの花折れと宣えば~」地と合わせると、かなり型が余っているのが分かる。これは1人で稽古してちゃ、なかなか分からない感覚。ふぬー猫さん「アゲハのときの扇ですけど ちょっと立ちすぎな気がしますね」私「はい」こうですか。猫さん「そう。 ここのアゲハは、扇に花が乗っかってるから 立ちすぎると落ちてしまう気がします」なるほどーああ、やっぱり人に指摘してもらうと分かりやすいし、いいなぁ。そして最後に、『巴』の素謡を謡って撤収。今日の稽古は、計4時間ぐらい。非常に有意義な時間だった。ほんとに良い場所だ。これからガンガン使っていきたいなぁ。熊さん「団体登録して帰ろう」山羊さん(仮名)「じゃあ、してきます」・・・すると。管理人さん「実は来年度から 有料になるかもしれなくてねー」( ̄□ ̄;)そんな!!犬さん(仮名)「あ、でも思ったより安いですよ」熊さん「これでも驚異的な安さだよ」料金表(仮)を確認すると、有料になる(かも)とはいえさすがに公共施設だから、法外な値段設定にはならなさそう・・・。まぁ、一安心。熊さん「師匠(仕舞)が、15日に空いてたら稽古したいって」山羊さん「じゃあ一応予約しておきましょうか」思えば、舞台まで1ヶ月を切っている。ガンガン稽古せねば!
2009年03月01日
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