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タイヤがパンクしてへこんでます。 帰宅したら、歯ブラシが舅に謎の理由で汚されたらしく(またか!)、姑に勝手に変えられていて、しかも何故か感謝を強要されて檄へこみです…。 しかも、家族全員同じ型の色違いがおろされてるの。 色盲なのはあなたの息子でしょうに…自分の歯ブラシが見分けられず、へこむお兄さんが哀れでした。 さて、今日も残業頑張るぞ。
2006.11.29
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まだ続いていた一口感想。つーか、まだまだまだあるよ…Dr.コトー診療所(20)トッキュー!!(12)午前の光(3)無敵の探偵長い間その瞬間、僕は透明になるDr.コトー診療所20珍しくドラマ見てます。のだめも見てないのに。始まった当初はえらいぶっ飛んでてビックリしましたが、うまいこと原作のエピソードにかこつけて綾香さんを東京に戻してあげられましたね。さて、原作ではいよいよ鳴海先生の謎が…!!予想の範囲というか予想を超えてたと言うか。エバトとともに今後も活躍予定でしょうか、先生。と思ったらエバトさん、貴方また…ドラマのみ見ている方、原作もドラマとは別の萌えが満載でお勧めですよ~♪トッキュー!!12こっちも予想外なんですが、メグルくんがえらい事に(T.T)!!原作が「海猿」と同じ小森さんなので、工藤再びかと思って血の気が引きました…や、でも久保ミツ○ウさんだし。佐藤○峰さんじゃないし(T.T)今回、後半には「ゴッドハンド輝」との合作が収録されており、こちらもなかなか面白かったですが、それより本編をもっと収録して欲しかった…あとは祈るまでです。回想の海上保安学校入学時の兵悟の初々しさにときめいたのは内緒♪あーくそ、義弟が学生のうちに一度舞鶴に行っとくべきだったよ。午前の光3探偵編完結。探偵編?ちょっとまて、ジェームスはカーターの家を去るんでしょうか?と帯からビックリの本作。少なくとも本巻中では去りませんでしたが、ついにJBの出生の秘密が明らかになり、またジョイとの婚約が成立し、着々と完結に向けて物語が進行していっていますね。「愛でなく」ではちょいと環境問題に重心が置かれ過ぎかと思わないでもなかった(物語の最初からジェームスと切って切り離せない問題なのはわかるんですが)ですが、ここにきて本来の伸たまきに立ち戻った感があります。つまり、人生と運命と真実と愛と、人間と。続編が楽しみです。あー…そういやこれ文庫に買い替えようと思ってるんだった。今年中に「愛でなく」までは処分予定。誰か要りませんか?無敵の探偵久我有加さん初読み。登場人物がみんな関西弁。探偵事務所に勤める永人の前にバイトとして現れた長谷川…所長の先輩探偵の息子だと言う彼は、高校時代になにかと永人に絡み、対立をしたライバルだった。絡んでくる長谷川をかわし続け、卒業式には逆に冷たい目で背を向けられて以来の再会。しかし長谷川は、高校時代とは違う、柔らかい表情をみせるようになっていて…ミステリと言う意味でない職業探偵ものはあんまり読んだ事がないんですが、(「十三階のハードボイルド」とか…あとなんかあったかな…?)生い立ちのせいか持って生まれた気質か何事にも飄々とした永人が、探偵だけは本気だというのが言葉だけでなく感じられて、地味目な話が意外に面白いです。そんな永人を振り向かせたい長谷川の押せ押せっぷり(あんまり通じてないけどな)も、絶妙なアクセントですね。長い間高校時代からの親友同士、司と真一は共に上京し、司が人気俳優に、真一が大学生にと道が分かれた現在も密な付き合いをしている。だが、ある印象的なポスターの仕事を境に、司の様子がおかしくなって…!?久我さん2冊目。関西方言もの、先に読んだ「無敵の探偵」では、作品のひとつの味でしかありませんでしたが、本作では2人の距離の近さを物語る重要な要素でもありました。えーと感想。…言っちゃっていいんでしょうか。Kir○roだ~。いや、正に。読んでる間中歌が頭を回ってたよ。その瞬間、僕は透明になるなんの間違えか…故・あとり硅子さんの挿絵に惹かれてパラレルワールドものを買ってしまいましたよ。や、そこそこ面白かったんですが。猫を拾った事で住むところがなくなり、猫と一緒に現在の恋人・民俗学の大学講師・瑛一に拾われた泉。ケンカをして家を飛び出した泉は、瑛一のお気に入りの場所でありケンカをした時の避難場所でもある玉姫橋で、事故にあいそうになり意識を失うが、目覚めた時は泉を知らないもう一人の瑛一の腕の中だった…!!松前さんの作品では往々にして主人公が2人の間で揺れてますが、基本的には私はBLにそれを求めません。現実には2人の人に心惹かれる事ってあるけど、虚構の中でくらい真実の愛に浸りたいじゃない。と思うんですが、この方の話って、ほんとに自然でうまいんだよね。外見も、人としての根幹も同じ人物でありながら、けして同じではないパラレルワールドの瑛一。恋人と比べつつ、恋人への想いは変わらず抱きつつも、錯覚ではなく目の前の彼に傾いてゆく心がとめられない…切ない。切ないです。まだ終わらない…
2006.11.24
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夕凪の街 桜の国信頼できる書店員の友人に、お勧め漫画は?とたずねた所、「これは勿論読んでるだろうけど」といわれた本作。水彩の優しげな表紙が印象に残っており、また各書店でわりあい大きく取り扱われていた為、出た当初から気にはなっていたんですが、すんません、読んでませんでした、と即購入。物語は三部構成になっています。「夕凪の街」の舞台は昭和三十年、原爆投下から十年経った広島。「桜の国(1)」は、ずっと下がって昭和六十二年、東京都中野区が舞台。そして、書き下ろしである「桜の国(2)」は、平成十六年、東京と広島の物語です。題材はヒロシマであり、登場人物には関連性があり、三部とも一人の女性の視点で、彼女の生活を中心に描かれています。…一読目は、一息に。再読は、じっくりと。再々読は、行きつ戻りつ。細かな感想は、敢えて書きません。この作品は、読んでこそだと思ったからです。ひとつ言うならば、今回は私の安い涙は流れませんでした。なぜなら、彼女が泣いていないからです。「戦争を知らない子供たち」をすら懐メロとしてしか知らない世代…ちょうど「桜の国」の主人公と同じ年の私ですが、幼い頃から、戦争に関する資料や作品を、機会があれば触れるようにしてきたつもりです。「ひろしまのピカ」に圧倒され、「はだしのゲン」に打ちのめされ…過去の悲惨な出来事に、反戦の想いを深くした私は広島の原爆資料館にも一度足を運びました。しかし、そういった心に刻まれた数々の想いよりもより深く、戦争を知らない世代が「共感」という形でヒロシマを捉えられる、稀有な作品だと思います。
2006.11.21
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土曜日は紀伊国屋であった「あらしのよるに」の木村先生のサイン会に参加したあと、車で三十分の距離にあるお街のデパートで後輩と食事(楽しかった♪ちゅうか、久々にあった後輩がおねーさんみたいでビックリだよ)。取って返して殿下の喪服兼洋服を買い、友達ンちに年賀はがきを届け、実家に寄ってみんなで車で1時間ちょいの所へお通夜に参列しにいきました。従兄弟の嫁さんのお母さんです。むちゃくちゃ若かった…。帰宅したのは9時半過ぎ、就寝は日付が変わる頃でした。日曜日は朝から写真屋さんに行って、姫の七五三の記念撮影。そのまま由緒はあるけれどあまりメジャーでない、でも我が家が一家でお世話になっているお宮でご祈祷をしてもらい、そのまま鮨屋で会食。いったん家で着替えて外出、新居の打ち合わせをして帰宅したら、流石に前日からの疲労が蓄積していたか、5時ごろから殿下と爆睡、7時半に起きるも変な時間に寝たせいか殿下が元気いっぱいで、最終的に殿下が就寝したのは11時過ぎてたんじゃないか?そんなこんなで、私もつぶれておりました。さて、サイン会。ダメ母丸出しの恥掻きサイン会でございました。「あらしのよるに」は勿論ですが、木村先生の作品は乳児から大人まで幅広い読者層を持っています。愛子さまのお気に入りって事で一躍有名になった「いないいないばああそび」もそうですね。そんな訳で、子連れの参加者の多い事!しかし、流石に大手とはいえ田舎の書店のサイン会、行列ができるでもなく子供たちもみな和やかに並んでおりました。店内だったので、店員さんが説明をしてくれていた時に拡声器等使わず、おかげでひとかど曲がった所に並んでいた私たちはさっぱり聞こえませんでした。なんか、カメラ持った店員さんがいたみたいなのですが、頼めば写真とってくれたの?整理券兼メッセージカード記入用のボールペンも、回ってこなかったし。いつも店員さんの対応はいいと思うんですが、イベント時にはもう少し配慮していただけるともっといいと思います。<私信?(笑)木村先生は、穏やかで優しい感じの方でした。お髭をかなり伸ばしていらしゃるんですが、手入れをされているせいかムサイ(失礼)という感じはなく、むしろお作に出てくる狼のような、男性的な中にも愛嬌のあるご様子でした。サインの後に店員さんが、好きな絵柄のスタンプを押してくださるという事だったんですが、その他にも子供たちへのサインには、直筆イラストを描かれたりしてサービスも万点!子供たちのにこにこ顔にこっちもつられてしまいました。まあ、それはよいのですが、私と木村先生の会話。私「よろしくお願いします(キンチョ~)先生の御本は、親子3人でたのしませていただいています」木村先生「ん…?じゃあ、これはあや"ちゃん"じゃなくて"さん"なのかな?」「ハイ(…って、ふつーというか他の人は当然のように子供の名前入れてもらってるyo!思い切り自分の名前だけ頼んじゃったよ~)」「ちゃんでも全然おかしくないくらいですね(^-^)」「…ありがとうございます(ええ人や…(T.T))」前後に並んだ殿下と同じくらいの子持ちの人に聞いたら、子供の好きな本買ったとか、将来この本を子供に読ませるんだとか。みんな偉いよ~まあ、ワタクシにも言い分がございまして、サインなんてものは作品となんら関係がない、なのになぜ敢えてサインを欲しがるかと言いますと、要は「私の感動のしるし」として、書店で買って読んで終わる筈の本が、その作者の手を欲しがる程に心を動かしたのだという記録として残しておきたいのです。つまり、私が与えたサイン本では私の娘にも息子にも意味がない。いずれ彼女や彼が自らあの人のサインが欲しい、と思った時に自分で行動を起こしてこそ意味があるんだと思うのです。まあ、勿論これは私の考えで、子供の為にサインをもらう親心を否定するわけではなく、むしろ頑張って子供の為に並んでえらいなあ、と思うわけですが。あと、今サイン本をもらっても、我が家の子供たちの本の扱いを見ているとあっという間にぼろぼろになりそうな危惧もありますね…という事で、我が家の「あらしのよるに」は2冊になりました。1冊は私の宝物。もう1冊は、シリーズの他の巻と共に、今後末永く子供たちの心の肥やしになる予定です。
2006.11.20
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本日は仕事を休んで、住宅ローン申請に必要な書類を調え&営業行脚&小学校の校区安全パトロールでした。合間に家具屋とかナ○コとか行って、夢を思い描いてきました。夢だけだろうけどね…。さて、営業行脚。年賀状を買ってもらったのも有難かったのですが、勤務先の本屋にお邪魔したら、ちょうど今週末「木村裕一さんサイン会」があるそうで、木村さんの本お買い上げの方に整理券配布してるじゃないですか~!!買いました。買いましたとも。まんげつのよるに前日に市民図書館で講演会があるのは知っていたのですが、行けないなと思っていたので、すごくうれしい♪お勧め少女漫画も紹介してもらったので、こちらは読んだら感想を挙げます。更に、「ぼくの・稲荷山戦記」を手土産にお邪魔した恩師に、近々諏訪緑さんの「諸葛孔明時の地平線」を貸していただける事に!ありがとうございます~♪今日はついてたような気がする…。
2006.11.15
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デスノ映画後編公開、始まってますね。チケはとうに買っているのですが、時間がとれずまだ見に行けていません。それが気になっていたのか…先ほどひと眠りしたさい、エライ夢を見ました…Lがね、あ、松山某じゃなくて原作の方ね、「Lはラブリー」を歌って踊ってたの…。勿論かおりくみこさんの声で。Lはあなたをみーつーめてーる~♪って、エヴァも知らん人が増えているというのに、20年以上前の「The かぼちゃワイン」など誰が知ってるというのか。ソラでフルコーラス歌える私も私だが。歌詞についてはこちらで。The かぼちゃワイン(1)たしかに、Lはラブリーだと思うが。更に、当時このアニメの登場人物にちなんで「モッキン」と呼ばれていた同級生に恋(セカンドラブv)していた自分を思い出してみる。一緒に学級委員してたんだよね~、ナツカシ(*^。^*)
2006.11.11
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殿下がまた喘息発作…。週末に発作を起こすのは、褒めて遣わすべきかなんともはや。明日は紀伊国屋にいこうと思ってたのに~職場にオートキャッシャーが入りました。あの、時々レジとかで見る、金額を入力してお金投入したら、自動的におつりがチャラーン♪と出てくるやつね。おかげで、お金数えるのがすごく楽になったし、間違いも起き難くなって万々歳ですが…何より、新しい機械って楽しい!!うひょ~何でこんなに楽しいの~!!と思って操作してたら、局長に「楽しいの?その辺が俺と違うな」って言われたけど、別に複雑な操作が必要なわけでもナシ、家電と同じで、新しい便利なもの入ったら純粋に面白くないですか?同僚の女の子も大分いろんな話ができるようになって、ますます可愛いです。年上だけど。ただいま順番に「あらしのなかで」シリ-ズ貸し出し中。癒しになるといいなあ。トラの初恋暴れん坊本屋さん(1)時を往く馬アイスエイジ(6)愛なら売るほどNo.6(#1)トラの初恋短編集。バカで乱暴者、トラキチは、ひょんな事から出会った年上の優等生、品川に恋をしたが…独特なセンスの絵柄、物語。好きな人はハマると思われますが、私はダメでした(T.T)暴れん坊本屋さん1存在は知っていましたが、先日の「ダ・ヴィンチ」(BL芥川賞の載ってたヤツね!)出張版を見て興味を持ち購入。普段から親しみのある本屋さんの舞台裏を面白おかしく紹介していただいて、ますます本屋さんが好きになる事請け合い!…かな…?…多分。同じく店舗営業の人間として、共感する所も多々あり。お客さんは商品名を6割がた間違って来るんだよな、とか職業的プロの技磨きに日々邁進してるとか、商品流通の不条理とか(笑)やー、番子さんの暴れっぷりが痛快です!最新刊の3巻で完結している模様。むむ…。時を往く馬「あしたのK子ちゃん※(古っ!)」愛読者だった私、ずっと気になっていたケーコたんの教授っぷりを拝見したく購入。後半に収録された「K子ちゃんの教授生活!?」では勿論、就任から最初の卒業生を出すまでの教授生活と漫画を学問する大学の様子が興味深く描かれていましたが、前半に収録された実験的手法をとったオムニバスストーリー「時を往く馬」、これが、巻末の自著解説を読むまで実験作である事に全く気づけない秀作!でした。<読み手が未熟だってツッコミはナシにして(^^;他に、4ページ連載の「☆KIDの不毛な冒険」という作品も収録されているのですが、全ての収録作にストーリー講座としての解説がつけられ、この1冊で指導者、そしてプロ作家としての竹宮惠子の存在をまざまざと見せ付けられました。「中島梓の小説道場」はJUNESTの情熱を拾い上げ、このジャンルを確立する為の礎となった名門道場でしたが、「竹宮惠子のまんが教室」は、感情に走りすぎずどこまでも冷静に、しかし名作の閃きを持つ作品を拾い上げ指導していったものだった事を思い出します。※かつてマガジンマガジン社から発行されていた「小説JUNE」という雑誌で連載していた、漫画家・竹宮惠子氏のクロニクル的ショートショート。1996.2~1997.2月号まで毎月、1997.11~2000.5月号まで隔月連載。アイスエイジ6最近読んだ中で、この人ほど高い問題意識を持ち、またそれを表現するクオリティを持った作家を多分他には知らない。今回は、エイジの従兄弟・比呂志と、偶然比呂志に出会ったいじめられっ娘(この表現もなんだかなあ)を中心に、堂々準レギュラーのマサキとミカの恋愛含む、今正に社会問題として深刻化しているいじめや学校と学生、家庭などの問題を淡々と浮き彫りにしている。紛争地を飛び回るフリージャーナリストだったという過去を持つエイジのような熱血教師が主役でありながら、必要以上に劇的な解決は訪れず、必要以上に説教くさくもなく、十二分にエンターテイメント。けれど読後にはしっかりと胸に杭を打ち込まれている。その辺のさじ加減が絶妙です。愛なら売るほどエダさんの漫画家シリーズ第3弾。前作の生活能力皆無のルコちゃんも、猫系リリカル作家リッちゃんも大変面白うございましたが、愛を探し求める彷徨人・姫女苑麗奈…もとい愛を抱き続ける漫画家・立花キャンディ先生も傑作ですよ!社会現象にもなった大ヒットレディース漫画「愛なら売るほど」の作者・泉は、高校時代の同級生を一途に思い続ける乙女な青年。同窓会で再開した想い人・飴屋(見てのとおりペンネームの由来もこの人!)は相変わらずいい男で、しかも地味で目立たなかった泉を覚えていてくれた事を喜び、密かな想いを改めて抱きしめていく事を誓った泉だったが、偶然同じマンションに住む事になってしまった事から、飴屋と急接近する事に…。泉自身は、至って謙虚で控えめな性格。秘めた恋心はそのままに、せめて飴屋と友達になりたい…なんて思っている様は実にいじらしいのですが…この作品で一番面白いのは、処々に引用されている泉の漫画の主人公、麗奈とのギャップでしょう。縦ロールにファーコートを纏った中にはグレーの事務用服、真実の愛を探して世界中を駆け巡る奇想天外な麗奈のエピソードは、泉の芯にある情熱を感じさせるのは勿論、いろんな人の発奮材料になります。飴屋の行動なんて、麗奈が居なければちょっと浮いてるよな~。同時収録の、泉の担当・橘(この人もペンネームの由来…)とコンビニ店員の恋も少しテイストが違うんですが、どれもこれも麗奈によって不思議な統一感がある一冊になっています。リアルと虚構、シリアスにギャグ、切なく、けれど最後は甘い…さまざまな味が楽しめるミックスキャンディのような本作、お勧めです。とりあえず、「愛売る」読みたい…!!No.6あさのあつこの近未来SF問題作、ついに文庫化!!塀に囲まれた管理都市No.6。犯罪や不穏分子を締め出した理想都市の中で、更に一部の選ばれた人間に成り得るはずだった紫苑は、13歳の誕生日、嵐と共にやってきた出会い…ここに居る筈のない、脱走中の重犯罪者である少年・ネズミ…によって大きく運命を狂わせていく。ネズミと出会った事でエリートの資格を剥奪されはしたが、No.6市民として普通に生活していた紫苑が、バイト先で起きた不審死事件に巻き込まれた事から、本格的にNo.6から排除される…しかしそれは、同時に紫苑のこの都市に対する不信と戦いの始まりだった。美しく清潔な表の顔に隠された、No.6の真実とは…!?冒頭が2013年、本編が2016年?…至近の未来が舞台ですね。でもロボットがうろうろしてたり…しかし、初版が2003年なので、この辺はあさの先生、確信犯ですね。管理都市と排除された者達。また、人を管理するというその事。社会への疑問、問題意識。生きるということ。いろんな事を問いかけられている本作ですが、キャラクターたちがすごく生き生きしているのも魅力です。本来だったらエリートコースを歩む筈だった紫苑に、どこにでもいそうで、けれど思いがけない面を見せる紫苑の母。利発で勝気な少女・沙布。そしてシニカルだけれど芯に熱を秘めたネズミ…唯々諾々とシステムに組み込まれている人々の中で、疑問を持つ人々、アウトサイダーとして弾き出された人のなんと鮮やかな事か。SFですが、塀に囲まれた管理都市で…と、比喩にしてはあまりにわかりやすい設定ですし、YAとはいえ児童書に分類されますが、本作の中で訴えられている問題は、けして子供だけに向けられたものではありません。勿論、諸々を考えなくても、単なる物語としてもとても面白いです!あさの先生らしくサービスシーンもありますし(笑)まだまだまだ続く。
2006.11.10
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とてもわかりやすい自棄買いの記録( ;^^)ヘ..クマとインテリhand which百日の薔薇それはそれで問題じゃない?秋霖高校第二寮(3)学園ヘヴン黒の騎士3あなたの隣に座らせて倉科先生の受難都立魔法学園(2)恋をするなら各駅停車で転校生・神野紫(2)クマとインテリオノナツメさん好きそう~と言われてその気になった私、手始めにbasso名義のBL購入。ジャムさん、ビンゴです…!!「イタリア男、スーツ、眼鏡(…?)」がテーマらしい短編集、味のある線にエスプリのきいた物語が印象的。表題の「クマとインテリ」は初老のヘタレが入った政治家と、20代のパパラッチがインテリのバカンス先で遭遇し…互いに仇とも思われる殺伐とした職業の2人の、思いがけない心のふれあいが切ないです。他の収録作では、おバカちゃんと熱血若手政治家、ラクガキ男と政治家秘書(このヒトのへたれっぷりがタマラン…!!)、書き下ろしのジェラートをテーマにしたオムニバス3作は秀作!秀作!!他ショートショート数作収録。とりあえず、オヤジスキーとへたれスキーは要チェック!です。hand which鈴木ツタさん、BE×BOYで読んだ「この世、異聞」が面白かったので買うてみました、初単行本。表題シリーズ2作は、社会人になってもつるんでいる男5人組の一人が失業&失恋した事がきっかけで、既婚の一人を除く4人にラヴが降ってくるお話。おバカわんこ×一途美人(表紙の人たち)、モラリスト×ミニマムボンバー(裏表紙の人たち)、どちらも友情と愛情の境界でおろおろとする様が切なくも愛しいです。友達から恋人に…ってのは、気恥ずかしいですよね。しかも、バカ正直に仲間内にカミングアウトしちゃうんだもん。いい年の男同士ですが、不器用なういういしさが◎。友達が全部一気にホモ化した鈴木君と、きっと不変の友情に乾杯(爆笑)お惣菜屋さん×偏食リーマンの「正味」シリーズ二作もへたれ臭漂う天然リーマンが面白すぎ(笑)餌付けしたくなっちゃう気持ちがよくわかるね~!!他、初期作品3作と書き下ろし収録のお得な一冊でした♪百日の薔薇『かわいこたんが戦車のってやってくるんですよ。ごっついヤツに。』ぐはぁ…ッ!!絵は好みながら、SF短編集を読んで敬遠していた稲荷屋房之介さん。機会はあったのに早く読まなかったことを、今モーレツに後悔しています。激ツボ。舞台は架空の国。世界的な戦争を舞台に、若き美貌の指揮官・タキと、偶然の出会いによって、敵国の軍人でありながら、国籍や一切の人権を放棄してタキの騎士となったクラウス。互いに心通じ合わせたかに思えた2人だが、体を重ねるほどにタキの心は閉ざされていくようで…。タキの留学先で出会い、触れ合った2人。その時には確かに求められ、重なったと思った心をよすがにすべてを捨て騎士となったクラウス。けれど、主従になってからのタキの態度からは甘さなど微塵も感じられません。たとえ2人きりになってもけして心を許さない途方も無くプライドの高いタキを前に、おそらくラブラブとまでは行かずとも、ラブ…位は期待してきたであろうクラウスは苛立ちを隠せず、2人きりの時間の行為はエスカレートして行くのですが…ちょっとしたカタストロフが用意されており、巻末では思わず跪いて首を垂れてしまいました。この切なさをどうしよう?タキの国は日本あるいは倭にゃにょか?架空の国と言う設定ながら、名前と人種は日本風だし(レイゼンは冷泉だよね?)正装は平安貴族の衣装だし…普段着は軍服なので、回想シーンでの狩衣(だよね…??)と藤の花とのギャップがとても印象的です。乙女で新谷かおるスキーはぜひ読め。それはそれで問題じゃない?意外な程にツボにはまった本作。父は放任の大学教授、母代わりの祖母は意識不明でもう何年も入院中で、一人暮らしを満喫中の高校生・世里の家に、父の教え子が居候する事に。その男、大学助手という職業からは想像もつかない威圧的な美丈夫・建志の出現で、世里の生活は一変し…!?世里は、放任されていながらも"自由"の意味を履き違えず、事の善悪のラインをきちんと自分で線引きし、また祖母や父の愛情をきちんと受け取り返すことのできている「大人」な高校生。一見奔放なその生活態度に最初は口うるさかった建志も、次第に世里をちゃんと理解して受け止めてくれる訳で、大人にならざるを得なかった世里が、本当に疲れた時にふっと緩める場所を得た…そんな気持ちにとても共感できました。自分でルールを決めるといっても、例えば家事など、特にやりたくなくても放棄したり人に任せたりするんではなく、無理せず生活に支障がない範囲だけ自分でするとか、一見不良に見える友達でも、自分が本当に困っているときに助けてくれた内面の価値をきちんと評価し、表面で判断した建志に反論するなど、とても好感度高いです。空回りだけど愛情溢れるオヤジも、カップルが2人揃ってオヤジ大事なのもグ(^-^)g秋霖高校第二寮3秋霖高校完結。月村さんの作品の中で実は一番印象が薄かった本作、また一から読み返したらちゃんと感想書けるかも?拾い忘れた伏線がなんだったのかさっぱりです。学園ヘヴン最近BE×BOYを読んでる関係で、掲載作品の前作が読みたいものが色々出てきました。これもそのひとつ、丹羽編です。中嶋編から読んだ私には、若干物足りなさはありましたが、王道なのかな?文武両道生徒会長×かわいこちゃん転校生。ゲームのコミックス化という事で、主人公の啓太は素直に好感度高し。多分、プレイヤーが感情移入しやすいようになってるんだよね。とりあえず、ものすごくゲームをプレイしてみたくなりました。黒の騎士3最近気づいたのですが、私、傷だらけの背中が好きです。いや、傷だらけでもけして折れない背中が好きなんだな。だから騎馬でウルフウッドで八角でタキなのか(誰もわかんねーよ)、と納得したのはいいんですが、今回ジークの背中は折れてるよね…ここからどう立ち直るか、見物です。現代物以外は殆どの場合通しで読まないと記憶が飛びます。この間2巻読んだばっかりですが、1巻に係るエピソードが完璧にぶっとんでます。物語の感想よりも、そればかりが気になってしょうがありません。すみません。あなたの隣に座らせて蓮川愛さんの絵は好きだ。そんで、あまり癖のない物語も好きです。表題の連載は、とても惚れ込んだ椅子を買い逃したショックで自棄酒を飲んでいた大学生の亜澄が、飲みすぎて迷惑をかけた龍仁が、実はその椅子の作者だった!龍仁の傍は、あの椅子のように居心地がよく、いつしか亜澄は…ってなありがちといえばあまりにありがちな物語。けれど、あのあまり今風でない(失礼。普遍ということで)キラキラしたやわらかい絵柄や、男同士であるという点などまったく問題でない所、仁の物を作る姿勢や亜澄のいろんな物に対する好きだという気持ちのまっすぐさなどが、ああBLだなぁ~♪と和ませてくれます。倉科先生の受難大ちゃん編から読んだ私。倉科先生ってどのヒト?という状態だったので今回何がどう倉科先生の受難だったのかよくわかりましたが…むしろ大ちゃんにビックリ。大×遥加かと思ったよ(笑)ところで、志野夏穂さんって=星野和夏子さんですよね?都立魔法学園2完結巻。星野さんはどこまでいっても星野リリィ。ロリロリな受とバレンタインや学校の共同課題、プチ別離で盛り上がって初H…と、普通の少女漫画でも全く違和感がないのにBLでも不快感がない、不思議な魅力満載の世界で、魔法という小道具が二乗三乗の効果を挙げていましたですよ。おまけのサイレント漫画がイイ…恋をするなら各駅停車で慣れない満員電車で転び踏みつけにされそうになった所を、エリート風サラリーマンに助けられた高校生の周。今度は件のサラリーマンが痴漢に間違われそうになった所を助けた事から、そのサラリーマン…弁護士事務所に勤める久城と親しくなり…。鹿住先生も当たり外れが激しい(;_;)これはダメな方。転校生・神野紫2本格的にホラー化。ラブはどこに…1巻で感じたトキメキがないよぅ(T.T)とりあえず、3巻を探します。まだまだ続くよ~
2006.11.05
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本日、新居の最終打ち合わせがあり、あと問題がなければノンストップでいく事になりました。が。同時に再度の引越しにジャスト二ヶ月になった事が判明。やばいよ~、やばいよ~!!本を少し…つうか大幅に処分せねば(泣)この数ヶ月でも増えたけど、今度はそれ以前に方々に預けたブツも戻ってきますので。苦苦苦…とりあえず、この週末でここんとこ最大の悩みに一区切り。あとは気長に付き合っていくしかないさね。職場も家庭の方も、焦ってもしょうがない問題ばかりなので、ぼちぼちいこか~という心地に…は、なかなかなれないよねぇ。まあ、BL読んで気を楽に…ってこれがイカンのじゃー(/-o-)/ ┫ああ、また明日がやってくる。
2006.11.05
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