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2015/04/24
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百寿者調査で分かってきた 知られざる長生きの世界


百寿者6割が百歳まで三大死因のガンや心疾患、脳卒中にならず、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病にもかからず、防御ホルモンのアディポネクチンが多く分泌されているそうです。そして、食べる意欲が旺盛でよく食べ、興味を持ったことに対して前向きで熱心に取り組むことなどが分かってきたそうです。しかし、8割は認知症を患っているか、寝たきりだそうです。

自分が百寿者になっても元気に生きるために、今すべきことは、「40~50代のうちにカロリーコントロールをしてメタボを防ぎ、運動によって筋肉をつけておくことが、人生後半になって効いてきます。認知症やサルコペニア(骨格筋減弱症)予防につながりますよ」と研究者が助言されています。



「ブルーゾーン 世界の100歳人に学ぶ健康と長寿のルール」によれば、

百寿者が多く住む地域4カ所
・イタリア・サルデーニャ島バルバキア地方
・日本・沖縄県
・アメリカ・カリフォルニア州ロマリンダ
・コスタリカ・ニコジャ半島

ここに住む百寿者らから得られた健康長寿のための9つの秘訣

・腹八分目の食事
・植物性食品の勧め
・適度に赤ワインを飲む
・目的意識を持って生きる(=生きがい)
・人生をスローダウンする
・なんらかの信仰心を持つ
・家族最優先
・人とつながる


健康状態をよくして健康寿命を延ばし、医療費を激減するのは簡単ですが、国民皆保険に甘えて世界一医療に過剰期待している健康意識、ヘルス・リテラシー、自己責任意識が低く、依存体質の国民と既得権益を確保したい業界の2つの壁に阻まれて実現できていません。
2014年厚生労働白書によると 健康管理は「何もしない」派が46% もいるそうです。

世界23カ国の健康意識調査 健康オンチ国 です。

健康意識調査2015.jpg

日本は平均寿命は世界一ですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2011年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。

長期的不調.jpg

慢性疾患.jpg

健康管理に努めている人はお互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。

**************************** 【以下転載】 ****************************



1992年から調査を始め、2000年からは性格や生活環境を含めた「百寿者調査」をスタート。さらに110歳以上の「スーパーセンテナリアン調査」も行っている。「100歳の人が1000人いるとしたら、110歳に到達する人はたった4人。そういった人の100歳のときを振り返ってみると、圧倒的に元気で、見た目も若いという共通点があります」(新井さん)。

健康な状態で長寿をかなえる人は、50代の頃はどのような食生活をしていたのか。「一概にはいえません。100歳の人の現在の食事は歯の状態に影響を受けているし、50歳のときの食事を正確に思い出すのは不可能だからです。そして皆さん、一口に100歳といっても本当にさまざまです」(新井さん)。

共通していえるのは、百寿者には糖尿病と動脈硬化が少ないこと。また、防御ホルモンのアディポネクチンが多く分泌されていること。そして、食べる意欲が旺盛でよく食べ、興味を持ったことに対して前向きで熱心に取り組むことなどが分かってきたという。

「人生70年ぐらいで太く短く生きたい」と思う人もいるかもしれないが、新井さんは「現在は5万人の百寿者も、50年後には50万~80万人になるという推計がある」と話す。確かに、幼い頃に眺めていた70歳よりも今の70歳は格段に若々しい。「環境が人間にとって快適になり、栄養状態も医療水準も高くなったので、この推計はあながち間違いではないでしょう」(新井さん)。

自分が百寿者になっても元気に生きるために、今すべきことは…。「40~50代のうちにカロリーコントロールをしてメタボを防ぎ、運動によって筋肉をつけておくことが、人生後半になって効いてきます。認知症やサルコペニア(骨格筋減弱症)予防につながりますよ」(新井さん)。


■センテナリアンの特徴 1:百寿者はこの10年で5倍に

百寿者は急増している。今から60年前の1950年には全国で100人程度だったが、80年代に右肩上がりとなり、2009年には4万人超え。現在は5万4000人を超えた。男女比では、1対4で女性が圧倒的に多い。百寿者の急増は日本や欧米だけでなく、発展途上国にも共通した現象だそうだ。「栄養状態や社会環境の改善により暮らしやすくなったことや、医療の進歩も、百寿者増加に関わっています」と新井さん。

百寿者1.jpg
(出典:住民基本台帳)゜

■センテナリアンの特徴 2:糖尿病患者は少ない。肥満はなし

百寿者は、病気知らずなのか。都内に暮らす百寿者男女302人を対象に調べた調査では、百寿者のほぼ全員に何かしらの病気があったという。最も多かったのは高血圧で、白内障や骨折、心臓病などと続く。「特筆すべきなのは、糖尿病が6%と大変少なかったこと。70代の糖尿病罹患(りかん)率は20%程度ですから、糖尿病にかからず長生きできている、というのは百寿者の明らかな特徴といえます」と新井さん。また、肥満の人も少ないが、極端な痩せ型もいない。「栄養状態がいいと骨折も少なく、元気に活動ができます」(新井さん)。

百寿者2.jpg
(出典/Michiyo Takayama, el al.:Journal of Gerontology,2007,774-782.)

■センテナリアンの特徴 3:防御ホルモン「アディポネクチン」が多い

糖尿病や動脈硬化を防御する働きがあるのでは、と注目されているのが「アディポネクチン」という物質。脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンの一種で、内臓肥満の人には少ない。新井さんは「百寿者のアディポネクチン血中濃度は、若い年代の2倍」であることを突き止めた。「アディポネクチンは百寿者の体内で病気を防御してくれているのかもしれない。ただ、長寿の人にアディポネクチンが多いメカニズムは分かっておらず、今後調べていく必要があります」(新井さん)。

■センテナリアンの特徴 4:やはり沖縄は強い

2014年、「長寿日本一だった沖縄の平均寿命が女性3位に、男性も30位に後退」と発表された。しかし「70歳だった人の30年後の定住率(=100歳到達率)」という指標で全国都道府県を比較した研究によると、百寿者はダントツに沖縄県が多い。「この研究では都道府県別に、気温や日照時間、標高などの“長寿をつくる環境”を分析しています。1位だった沖縄をはじめ、百寿者が多いのは熊本県や高知県など温暖な地。冬の寒さというストレスが長寿の弊害となることを示していますね」(新井さん)。

百寿者3.jpg
(出典/J-M Robine,et.al,Experimental Gerontology,47(2012),660-671.)

■センテナリアンの特徴 5:性格は誠実

百寿者には、性格的な傾向もあることが分かっているそうだ。男女に共通していたのは「誠実性が高い」ということ。「具体的にいうと、決めたことはきっちりやり抜く意志の強さがあるということ。さらに、男性はマイペースでいろいろなものを集める凝り性タイプが多く、女性は外交的で面倒見が良く、新しいもの好き、という特徴がありました」(新井さん)。体にいいと言われる食習慣や運動習慣をこつこつと続けて、自分なりの楽しみを持つ。そんな百寿者像がイメージできる。

■センテナリアンの特徴 6:よく食べる。特に食べるのは果物や甘いもの

百寿者と70歳の人との食事を比較した調査では、体重当たりの摂取カロリーは同等、つまり「百寿者はよく食べる」といえるそうだ。「寝たきりにならず活動レベルが高い人は、栄養素もまんべんなく取っていました。特によく取るのは乳製品や果物、お菓子。これには歯の状態が影響しているでしょう。若い頃よく食べていたものを聞くと、好き嫌いなくいろいろなものを食べてきた人、また野菜や魚を好む人が多いという傾向があります」(新井さん)。


この人に聞きました
新井康通さん
慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター。慶應義塾大学医学部を卒業後、老年内科に入局。1992年から百寿者調査を始める。超百寿者(105歳以上)調査、長寿同胞調査、長寿家族調査などを進めながら、健康長寿の要因について研究している。

(出典:日本経済新聞)





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最終更新日  2015/04/24 04:58:54 AM
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