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記念すべき100話はやはりカレンのストーリーで来ましたね。すっかり忘れていましたが、このシリーズは時間をかけてでも、彼の家族のストーリーを追うようです。カレンの年齢が40代というのは、まあ、そんなものかとは思いますが、出生の時代的な背景もあるのかと思いました。OPでサムとグレンジャーが!?LAPDから連絡があり、とある家で起こった発砲事件について、NCISが捜査に加わることになった。派手な銃撃戦があり、バンが走り去った家には血染めのメッセージで「カレン捜査官、お前の父親を預かっている」と書かれていた。ヘティはカレンを捜査から外すことにするが、カレンは何かを察して現場に現れる。現場には切断された指があり、まずはDNA検査を行うという。この家の住人は、1979年にドイツから移住してきたマイケル・ラインハートという男で、クローゼットからは、幼いころから撮りためたと思われる、カレンの写真があった。写真は望遠レンズで隠し撮りされていて、最新のものは3年前に姉の墓の前で撮影されていた。犯行に使われたバンは盗難車で、監視ビデオから犯人の一人はカレンを宿敵と狙うコメスク一族の生き残り、ヴァシリ・コメスクと判る。ヴァシリは家族の敵を討つために、カレンの「父親」を捕えて呼び出すつもりと思われる。カレンは一人姿を消し、旧知のアルカディ・コルチェックを訪ねる。アルカディとラインハートは古い知人とみられ、カレンは「俺の父親のことを知っているのか」と問う。アルカディがあいまいに答えると、犯人側からの呼び出しに、カレンはアルカディと出かけていく。2人を尾行した車があり、カレンは追手を捕えて打ち殺す。追手の一人は、ヴァシリの弟、アントンだった。カレンはアルカディと死体をNCISに預け、ヴァシリにアントンとラインハートを人質交換すると持ち掛ける。エリックはアントンらのもう一つの携帯からカレンの行き先を追跡し、ヴァシリとの待ち合わせ場所にサムらが急ぐ。カレンは車のトランクに細工をして爆発させ、その場をコントロールしようとするが、撃ち合いになり、現場に到着したサムとグレンジャーが巻き込まれて、グレンジャーが撃たれてしまう。サムは転覆した車の中に閉じ込められた。カレンは捕らえられ、ヴァシリはカレンの前に「ニキータ・アレクサンドル・レズニコフ」と名乗る男を突き出す。男は「私はお前の父親だ」と言い、ヴァシリが撃ち殺す。カレンにも銃が向けられるが、その時車から抜け出したサムが応援に駆けつけて、コメスク一味を制する。ラインハートは死に際に「恩は返した」と言い残す。グレンジャーはまた肩を撃たれたが、命は無事だった。アルカディは、ヘティにラインハートについて、東ドイツから亡命したハンス・シュライバーだと明かす。シュライバーはロシアの将校の世話になって亡命したため、生涯恩義に感じていたという。そのため、シュライバーは将校の息子であり、幼いころから里子として転々としていたカレンを見守る役目を果たしていたようだ。コメスク一味には、自分がカレンの父親だと言い張ったようで、シュライバーは最後まで約束を果たした。その後、KGBにレズニコフという名の少佐がいて、逮捕された後、1974年にシベリアの収容所に収容されたという。シュライバーが持っていた8ミリフィルムには、幼いカレンと姉と制服を着た父親の姿が映っていた。CSIでなくても、普段のNCISでもDNAの結果はすぐに出るじゃん、と思いましたが、まあ、今回のエピソードは他人と判れば意味がないですからね。コメスク一族についても、今度こそこれで終わりですよね。カレンの祖父はロマ人と結婚して、その娘がスパイでヘティの担当だった。(Lange, H.)その娘と結婚したカレンの父親もシベリアにいる?という雰囲気なので、いずれまた潜入エピソードがあるのかも。G.という名前は、ロシア系の名前だったのかもしれません。いや、また実は別人でしたという事になるかも。(笑)撃たれても撃たれても、グレンジャーはしぶといですね。ディークスの復帰を心配しているのかと思えば、ケンジーとの関係に思いを寄せたり。くっつきそうでくっつかないのはドラマの王道ですが、ここでは誰も別れろとは言いませんね。(笑)
August 29, 2014
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新たな敵は、これまでにもマイケルが直面してきた「戦う目的」の集大成というか、要はスパイは善い奴なのか、悪い奴なのかという事ですよね。個人のレベルと国のレベルは正義の意味も当然違って、スパイは命令のままに究極の手段を使って目的を達成する訳ですが、正義感も行き着くところはダークサイドに陥ってしまうのですね。ジェームズはマイケルの悪バージョンなのでしょう。マイケルは有能であるだけに、いつまでも組織に縛られていますが、オープニングで100回以上繰り返してきた「解雇通告」が本当は自由への切符だったという答えに至ると良いなあと思いました。マイケルはジェームズの信頼を得たが、ジェームズは捕らえようとするCIAの前には簡単に姿を現さない。目隠しをされて連れて行かれた家で、ジェームズは最初のターゲットについて説明する。ドミニカの麻薬警察のトップ、マルコ・カブラルが自ら国内最大の麻薬密輸組織を作って、次はイギリスのMI6と手を組むらしい。バークはカブラルを倒すため、取り組んでいたという。マイケルはサム一人を同行して、カブラルを捕らえるよう命じられる。ストロングは、フィオナとマイケルが手に入れた情報から、ミシシッピ州のビロクシに、ジェームズの知り合いがいるので会って話を聞いてきてくれという。男は精神病院に15年入院していて、薬で抑制しているような危険な男だという。サムはカブラルがMI6に会う前に、より魅力的なオファーをしてこちら側に近づかせる作戦に出る。カブラルは、サムが差し出した金には興味を示したが、簡単に寝返る訳はなく、サムを殺して金を奪おうとする。マイケルが狙撃してサムはその場を去ることができたが、マイケルはカブラルが8時間後にはMI6とマリーナで会うのを阻止するという。ボートの底に爆薬を装着し、カブラルの目の前でボートが爆発すると、カブラルは怖じ気づいてMI6との取引を断り、サムに会いたいと言ってくる。フィオナらが病院に到着すると、尋問のために鎮静剤の量を減らしたために男が逃げだし病院に立て籠もっていた。男は特殊部隊の出身で、本当の名前もわからない。ジェシーは病院を封鎖させ、潜伏する男を追う。エレベーターシャフトに逃げ込んだ男は、ジェシーを襲って人質に取り、即席に作った爆薬でジェシーを脅し、「ジェームズ・ケンドリックはどこにいる?」と詰問する。フィオナたちが部屋に踏み込み、自分たちが味方だと話すと、男はジェームズのおかげで人生を奪われたと訴える。サムとマイケルは、面会場所でカブラルを拉致してジェームズが待つ海岸へと向かう。途中、カブラルの部下が検問をしていたので、古典的な人質引き渡しの方法で封鎖を突破する。ジェームズはカブラルを引き取ると、2人には任務が終わったので変えるようにいう。病院の男は、元特殊部隊のピーター・マラードで、ジェームズとは同僚だったという。帰国したマイケルがピーターの尋問を任され、ジェームズがモガデシュでの任務で、命令に逆らって、部隊の全員を寝ている間に殺害した話を聞く。任務は抵抗勢力の拠点を全滅させる事だったが、情報が間違っており、村には女や子供しかいなかった。それでも全員を抹殺せよと命じられたが、ジェームズは自分たちを裏切り、ピーターは止めようとしたばかりに病院送り、15年間閉じ込められたという。記録上は彼らは戦死したことになっているという。同じようなケースがBONESでもあったかな。自分の考える正義のために、悪い奴はさっさと殺すという元兵士。ジェームズは、必要悪な理不尽な取引はもう我慢ならないので、善いことを行うために、組織を作って悪を直接破壊することにした。サムがマイケルに忠告していたように、マイケルも「純粋な」ジェームズに引き込まれそうな雰囲気もありますね。拷問を受けた影響もあるかも知れませんが、こういう仕事に就いている者同士、似通った部分はあるのかも知れません。でも、ピーター・マラードの話でジェームズの狂気についても確認できたので、マイケルは目が覚めたのでは?一方、フィオナについても、マデリンが心配していましたが、彼女も自分のためでもあるけれど、マイケルを助けようとすることは、結局はカルロスを失う事になりかねない。やはり、似たもの同士なのでしょうかね。マイケルの母親でもあるマデリンの存在は、いろいろ気付かせてくれますね。カブラルはあまりにもケツの穴が小さい野郎でしたが、第三世界では、銃よりも金、賄賂でなんとでもなるというのは、非常に説得力のある台詞でした。ちなみに、マイケルよりも相当背が高いのに、あれで部下が本人と見間違うというのはどうなのかなあ。(笑)演じている役者さんはとても魅力的でしたけど。
August 26, 2014
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今週も上層部の肝いりで、オリビアが困る話でしたね。次第に昇進してから、オリビアがクレイゲン化してきたような気がします。どうしても、そうなってしまうのでしょうか。レイプ事件はどういう結果であっても、報われないですが、それでも被害者はよく頑張ったと思います。本部長の紹介で、著名な新聞コラムニスト、ジミー・マッカーサーがオリビアの密着取材をすることになった。正義派を自認するジミーだが、部下の起こした問題を掘り起こされるのではないかと、オリビアは慎重に行動するようにチームにいう。セントラルパークで、インド系イスラム教徒のヒバ・サリームがレイプされた事件が発生し、現場にもジミーが同行することになった。ヒバは白人男性2人にスカーフを奪われ、宗教的な言葉で罵倒されたというのを小耳にはさみ、ジミーは憎悪犯罪ではないのかという。翌日、地元のカーティス牧師がヒバの家族とともに警察を訪れ、ジミーが家族に接触してきたというので、SVUがセンシティブな事件について、情報を漏らしていると批判する。ヒバに話を聞くと、兄の勤めるケンプ社のチャリティイベントを手伝った後、一人で帰宅途中に、男性に着けられ、セントラルパークに連れ込まれたという。男たちは「インドに帰れ」など、差別発言をしたが、後ろから襲われたので顔は見ていないという。SVUは採取された2人分のDNAを含む体液を検査に回し、目撃者探しに力を入れる。すると、公園近くの監視カメラに、犯行時刻にすでに襲われた様子で公園に向かうヒバが写っていた。ヒバは犯行現場を偽り、自ら土を体に擦り付けていたのではないか。ワーナー検視医は、ヒバの爪の間からカーペットの繊維を採取し、現場は公園ではないという。ジミーは検視局にも姿を現していたことにオリビアは驚く。SVUはヒバの主張を再度、検証することにする。ところが、ジミーは新聞にでかでかと、ヒバが嘘の訴えを行ったと、激しく批判した。オリビアがジミーの新聞社に乗り込むと、ジミーはインド系のイスラム教徒のことを知っているのは少ないとか、差別主義者は女性は襲わないなどの持論を持ち出し、厳しい家庭環境で家族から同情を得ようと、合意の上のセックスで、ヒバが話を作ったと主張し、譲らない。ジミーは情報源については、絶対に明かさないという。SVUはケンプ社の社長、イライアスと幹部のマイクに話を聞く。イライアスの社長室には、上等のカーペットが敷かれており、イベント後にヒバを見ていないという。靴を脱がされたため、フィンは靴下を証拠品として提出する。副本部長のハンクは、ジミーに好き勝手に書かれて、情報リークはSVUの責任だと言い出す。カーティス牧師はこの件でまた激しく市警を追求し、ジミーと真っ向から対立する。靴下に付着していた繊維は、ヒバの爪から採取された繊維と一致し、ケンプ社の防犯カメラには、深夜に社長室に入るヒバの姿が映っていた。イライアスとマイクはその直前に社長室に入った。その後、ヒバは襲われた姿で部屋を出ていた。SVUはヒバが社内での兄の立場を守るために、現場を偽り、憎悪犯罪だったと訴えたのではないかと考える。しかし、裁判ではいったん嘘をついたヒバの証言は信頼を得にくい。SVUは令状を取り、イライアスとマイクからDNAを採取し、逮捕する。案の定、容疑者たちは合意の上のセックスだったと主張し、責任逃れをする。カーティス牧師が説得し、ヒバに裁判で証言してもらうことにした。バーバ検事補は、ジミーがレイプ事件の翌日には被害者を攻撃する記事を書いていることから、イライアスの父親が出資する新聞社に圧力をかけたのではないかという。オリビアに対して、ジミーは自分は買収されていないという。それだけでなく、自分こそが正義であると言い、オリビアを呆れさせる。ジミーは裁判直前にテレビ番組に出演し、今回の事件は被害者が嘘を言っているのを市警が見抜けず、メンツのために裁判を取り下げなかったとこき下ろす。ヒバは証言に立ち、つらいレイプの状況を詳しく話す。厳しい弁護側の質問にも耐え、その様子を傍聴していたジミーは、オリビアにレイプはあったと認めるものの、記事の訂正も謝罪もしない、という。結局は自分のイメージや権力者の側に立つのね、と言われ、翌日には「私は警察の情報提供者から嘘の情報を流されて、だまされていた」という記事を出す。この記事は陪審員も目にすることになり、裁判は審理無効となってしまった。一方、イライアスはマイクを主犯として、自分はわいせつ行為にかかわったとする取引を持ち出してくる。これではイライアスは1年程度の軽犯罪にしか問われない。しかし、ヒバの家族は兄のMBAの学費を出してもらうことで示談で済ませたようだ。ジミーはオリビアに、新聞社を辞めるという。その前に、イライアスの私生活を記事にしてウェブにアップしてきたという。今後、イライアスは何かにつけて、レイプ事件がついて回るだろう。それがジミーの正義だという。ジミーは初登場でしたっけ?有名なジャーナリストの話は以前にあったような気がしますが、とにかく、チームのトップとして、渉外担当もこなし、いわれなき批判には対抗し、部下を守って本当にオリビアは獅子奮迅の働きです。憎たらしいジミーとも、酒を酌み交わして情けをかけてやるなど、これまでのオリビアの行動とはちょっと違いますね。偉くなりましたね。なので、キャシディとの関係も、なるほど、生活の一部にもなっていないような、そんな感じですね。ジャーナリズムについてですが、あんな、露骨な意見記事を新聞の一面に出せは、世論は引っ張られるでしょうね。マスコミだって、どちらが正しいかということよりも、センセーショナルで視聴率が上がれば良いのでしょう。ピューリッツアー賞も、結局は金の力で動かされていて、片腹痛いです。辛い裁判を頑張って、ヒバが家族の名誉のために殺されなくてよかった。それでもヒバはこの上ない傷を負い、この先も苦しんで行くのでしょう。オリビアが素直に、ルイスの悪夢を見るとジミーに告白したのは珍しいですね。それも伏線なのかしら。警察の内部に情報を漏らす人物がいるということは、SVUのメンバーの抱える問題も外に漏れていかないか、心配ですね。
August 25, 2014
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未だ、もやもやしたディークスの復帰を中心に、対照的に派手なサーキットのシーンなどが良かったです。受け入れる側に、それぞれ違いがあるのも自然ですよね。気を遣ってか、今まで通りに接するケンジーと、無理をしているように見えるディークスの絶妙な雰囲気が見物ですね。バイオ企業のCEOトム・ノリスが乗ったフェラーリが爆発した。爆弾が仕掛けられたと思われ、会社では猛毒リシンのワクチンを開発していたことから、ワクチンがテロ組織などに渡る事を恐れ、調べる事になった。ディークスはやっと仕事場に現れたが、ヘティに対して、辞めるかどうかまだ判らないという。チームは復帰を喜ぶが、カレンはディークスに不安を感じる。フェラーリの爆破には、軍で厳重に管理されている白リンが使われている事がわかったが、2ヶ月前にボスニア紛争で使われた白リンが処分のため輸送中に奪われていた。ノリスをターゲットにした殺害計画に、なぜ白リンが使われたのか。インターポールなどの情報で、オムニという多国籍他民族犯罪組織が白リンを持っているらしいという事が判った。事件との関わりが疑われる。ノリスの共同経営者ポールソンによると、ノリスは特許の問題で前の部下ローリングスと裁判になり、勝訴したという。ローリングスはその後破産しているらしい。ケンジーはワクチン研究の責任者、レナード博士の様子が怪しいと睨む。ノリスは日頃から派手な生活をしており、趣味でレーシングクラブに所属していた。専用のガレージもあることから潜入するために、ヘティの愛車「コブラ」を使ってケンジーがレース場の人々の目を引く。その隙にディークスがガレージに忍び込み、フェラーリに爆弾をしかけた証拠がないか捜索する。サムとカレンはノリスのビーチハウスを捜索し、レナード博士の人事ファイルとFBIのロス支局の電話番号が書かれたメモを見つける。ノリスはレナード博士に疑いを持ち、FBIに連絡をしようとしていたのか。レース場で目撃された男たちの中に、オムニと関係のある犯罪組織の患部が3名見つかる。一方、バイオ会社の研究室からレナード博士がワクチンを盗み出すのが発見され、NCISが逮捕する。レナード博士によると、家族が誘拐され、ワクチンのサンプルと交換しなければ殺すと脅されたと認める。NCISは犯人を突き止めるために、レナード博士に取引をそのまま続けるように言い、おとり捜査に協力させることにする。それでも、ノリスが殺された理由がはっきりしない。カレンは内部事情に詳しい人物が関わっているのではないかという。NCISの監視の中、レナード博士にオムニと関係のあるレーシックが近づき、2人はバスに乗り込んだ。バスから降りてきたレーシックを追って駐車場に追い詰めるが、銃を抜いたために射殺してしまう。男は渡したはずのサンプルを持っていなかった。ディークスは銃を撃たなかった事で、ケンジーから心配される。サンプルはバスの中で、クロアチア国籍のオムニ関係者、ナタリア・トゥテックに渡されていた。ノリスの会社は14ヶ月前に外部の投資を受けており、辿って行くと出資者はオムニのヘンリック・ヴクサンと判る。当然、ノリスはオムニを疑っただろう。結局FBIには通報していなかったが、脅されていたかも知れない。ヘンリックは今朝、フランスからLAに入っており、奪ったワクチンを運び出す役目と疑われる。再びサーキットを訪ねたところ、ナタリアとヘンリックが現れたため逮捕する。ディークスがガレージから採取した証拠からは、白リンが検出されたが、指紋はヘンリックでもレーシックでもなかった。ノリスを殺した犯人は別にいる。ヘンリックはワクチン開発を実現したノリスを殺す理由はないと答える。NCISはノリスの会社で白リンの成分を購入している事実を掴み、会社内部の者にノリスがオムニからの投資の話しをしゃべったのではないかと考える。指紋はポールソンのものと一致した。ポールソンは自分が会社を牛耳るチャンスと取り、ノリスを排除したのではないか。NCISはポールソンを逮捕し、オムニが持っていたノリスのバイオ社の株は国の持ち物となり、レナード博士が社長となることになった。カレンはディークスに、仕事に戻る覚悟ができていないのなら、チームにとっても危険なので、それまでは来るなと告げる。カレンの心配は当然とはいえ、そのまま現場に行かせてしまうヘティもどうなんだろうと思いますね。ネイトがOKを出した訳でもなさそうだし、きちんとカウンセリングを受ける義務はないのでしょうか。今ひとつ腹に力が入っていないディークスを上手く演じていますよね。まあ、結局はケンジーの癒しで元に戻っていくのでしょうけどね。相棒の復帰に興奮したケンジーが"I missed you"と言って、「サムたちには冗談が通じなくて」と言い訳しているところが思わずにやりとしてしまいます。ディナーはケンジーの主導権でプルコギを食べに行くというのも、ディークスがあれこれ悩む暇もなく、元の生活に戻れそうな気がします。ところで、レース場を貸し切っての撮影なのでゴージャスでしたね。ヘティのコブラはきっと貴重品なので、スタッフも走らせるのにドキドキだったかも。もしトラブルがあったらと思うと、怖くて触れない。でも、ちゃんと走るのですね。(笑)好きな人には目の保養だったでしょう。私は屋上のプールにビックリでした。金持ちは考える事が違う!
August 22, 2014
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最終シーズン半ばにして、これまでにない印象的なエピソードでしたね。どちらかというと、ユーモアに溢れたシリーズでしたが、最後の最後にマイケルというキャラクターをとことん掘り下げて、シリアスになってきました。マイケルは敵のボスに会うためにはソニヤの信頼を得なければならず、そのために彼女と寝たとフィオナに告白する。フィオナは危険すぎると忠告する。ソニヤはボスに会わせるため、マイケルに全ての経歴を網羅した履歴書を用意させ、意識を失わせたマイケルを連れて行く。「ボス」は名乗らず、マイケルについて全てを知りたいと尋問を始める。途中、男はマイケルを監禁して眠らせない拷問を加え、さらに幻覚を見る薬物を打って尋問を続ける。マイケルの目の前には幻覚のフィオナが現れる。尋問はマイケルの過去の出来事について行われ、マイケルは新人の頃にラリーから厳しく訓練されたことを思い出す。幻覚の中に現れたラリーは、マイケルが心の中に怒りを抱いているのを見抜き、それを利用して一流の諜報員に育てたという。マイケルがラリーと袂を分かったのは、中東での任務で相手の武将に裏切られたため、追跡して「中和」した時に、彼を匿い守った農民らを一緒に殺してしまった事に罪悪感を感じたことだった。ラリーは特別なモンスターだった。マイケルはラリーのようにはなりたくないと決めた。男はまだ何かを隠しているとして、マイケルに秘密を話すように迫る。マイケルはなぜCIAに忠誠を誓ったのか。なぜ、バークを信じようとしたのか。マイケルの前に幻覚の父が姿を見せる。子供の頃、父の暴力に家族は脅えたが、マイケルはネイトを守ろうとした。マイケルが姿を消した事から、サムとフィオナはソニヤの行動を監視する。ソニヤが個人所有の島に入ったことから、サムらは海上からマイケルの様子をうかがう。追い詰められたマイケルをソニヤが助け出そうとする。裏切りがわかれば、2人とも殺されるが自分を助けてくれた借りを返すという。海岸まで来た時、マイケルは父に殴られながらも幼い自分が「何も言わなかった」と答えているのを見る。マイケルはソニヤを振り切って、元に戻るという。男は「ジェームズ」と名乗り、マイケルを信じると答える。マイケルはマデリンの自宅に戻され、マデリンに生き延びられたのは父のおかげだという。マイケルが尋問された屋敷は、その後跡形もなく壊され更地に戻っていた。ジェフリー・ドノバンが凄かったですね。人格を壊されて、心の底をのぞき込むという状況ですから、演じ甲斐もあったでしょう。マイケルはあまり感情を見せないし、確かになぜそこまで元の組織に戻りたかったのか、というのは気になるところでした。ただ、心理学者のアンソンがマイケルをかなり分析していましたし、既視感はあったかな。ソニヤは泣きつかれてマイケルに心を許してしまったんでしょうか。彼女を騙すのは簡単だったような感じですね。もっとも、それをフィオナにしゃべるのかよーと思いましたが、やはりフィオナとの関係は切れないという事なんでしょう。敵を欺くためには身内も欺くということはないのかなあ。「ジェームズ」役のジョン・パイパー=ファーガソンは、憎たらしさ、危なさ満点ですね。慎重さ、しつこさもさすがです。彼がテロ組織のトップとして、屋敷をあっという間に無くしてしまうなど、どれほどの力を持っているのか、何を目的としているのか、今度こそ最後ですから、マイケルにも決着を付けて欲しいものです。
August 19, 2014
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ドラマ的に展開があって、ちょっと珍しく盛り上がりましたね。新米指揮官オリビアの苦労でもありますが、トラブルがあるからドラマになる。(笑)アマンダは違法ギャンブルに手を出すようになった。カジノで見かけたウェイトレスが知り合いだったため、アマンダの身分が用心棒のデクランとマネージャーのソンドラの前に突き出される。始めは潜入捜査ではないかと疑われたが、単に借金があるだけと判り、ソンドラは身の証しのため頼まれ事をして欲しいという。最初は交通違反の記録の取り消しだったが、次は保険金詐欺裁判の陪審員を尾行して住所を突き止めろという。アマンダは陪審員の女性に障害のある息子がいるのを知り、尾行できなかったとデクランに報告する。しかし、デクランは部下のカルロスにアマンダの監視をさせており、IABに通報するか、上司に伝えるかと脅される。デクランはアマンダと2人だけになり、録画しながら、他の方法で忠誠を示せという。ニックとフィンはアマンダの様子がおかしいとオリビアに報告する。アマンダは仮病で仕事を休んでおり、携帯のGPSでは昨夜は倉庫地区にいたらしいという。オリビアはニックに、これ以上アマンダを詮索しないようにと釘を刺す。マリアからも、心配していると聞いていると話す。アマンダは、違法カジノの常連客でブラジル大使のマルセロを自宅に送るよう命じられる。マルセロはカジノの借金を踏み倒すつもりで、懲りる様子はない。アマンダは玄関の暗証番号を聞き出し、妻からは二度と夫をカジノに入れるなと言われる。フィンはアマンダがまたギャンブルで困っていると察し、金を渡して相談に乗るという。アマンダは一人で大丈夫だと心を開かない。そこにデクランが現れ、カルロスが交通違反で捕まり車から無登録の銃が出て起訴されるかも知れないので、証拠を隠滅してくれという。しかたなくアマンダは別人を名乗って証拠保管庫から当該の銃を持ち出す。それにより、カルロスは不起訴となった。本来の仕事に戻ったアマンダだったが、ブラジル大使の住居に侵入者があり、現金と絵画を奪って夫人をレイプした事件が起こる。現場に現れたアマンダを見て、大使も妻も、「警告は伝わった」として事件について語ろうとしない。SVUは夫妻の様子から、知り合いによる犯行ではないかと考える。夫人から採取されたDNAがカルロスと一致したのを聞いて、アマンダはカジノに向かう。カルロスの銃の一件で、アマンダは前科がないかどうか尋ねたが、カルロスはその前にストーカー行為で通報されていて、DNAを採取されていたのを黙っていた。ソンドラは大使への警告としてカルロスを使ったが、失敗はアマンダがカバーするから大丈夫だという。何とかしろと言われ、アマンダは検視局に嘘をついてカルロスのDNAを、夫人の不倫相手だとして調べて欲しいと頼み込む。カルロスの経歴を調べたニックとフィンは、以前ギャラリーの運転手をしていたことから、オーナーのナダリに会う。大使の自宅から盗まれた絵は、ナダリの好みではないという。ニックはアマンダを心配し、証拠保管庫でアマンダがカルロスの銃を持ち出し、大使夫妻の自宅を訪れていた事を監視ビデオで知る。そのことをオリビアに報告すると、オリビアは自分の責任なので、これ以上アマンダのことは調べるなと命じる。しかし、フィンはパートナーなのでさすがに黙っている事はできないので、アマンダにIABに自首するようにいう。違法カジノへ出入りしていた事だけでも刑務所に入れられるのは必至だが、アマンダはオリビアに数時間の猶予を求める。ニックはデクランを突き止め「ロリンズに近づくな」と脅す。絶体絶命のアマンダはソンドラに銃を突きつけて、ボスに会わせろという。とにかく、国外に逃げなければならない。ソンドラはナダリのところにアマンダを連れて行き、アマンダはナダリが海外に多くの商売先を持ち、マネーロンダリングをしているので、自分たちを国外に逃がすことが出来るだろうと迫る。ナダリがデクランにアマンダを殺せと命じたとき、デクランはナダリに銃を向ける。デクランはマンハッタン風紀課の潜入捜査官マーフィー警部補だった。アマンダにはカジノで事情を説明するために2人だけになった。アマンダの出現で2年間の潜入捜査が無駄にならないよう、協力を求めその証拠の録画した。アマンダはソンドラのボスがナダリであることを突き止め、大きな貢献をしたとデクランはIABに話す。デクランはギャンブルで堕落したアマンダに、まだやり直すチャンスがあると伝え、オリビアにはなぜ潜入捜査に関わったかを自分で説明するようにいう。ニックとフィンはアマンダが何も言わなかった事を責めるが、それはしかたないという。しかしオリビアは、違法カジノに入り浸っていたアマンダに対して、今すぐにでも異動して欲しいと怒りを露わにする。アマンダは信頼を取り戻すために頑張りたいと答える。さすがに落ちるところまで落ちて、今度こそはアマンダも警官生命を失うだけでなく、犯罪者として後の人生を過ごす事になるのかと思って見ていましたが、見事にひっくり返しましたね。確かにデクランがソンドラの言いなりになっていて、トントンとボスのところに連れて行くのは都合良すぎるなと思いましたが、私も騙されました。それにしても、デクラン・マーフィー警部補、格好良すぎです。これ、もしキャシディならどんでん返しが成り立たない。やっぱりバイスって、格好いいなあ。それにしても、これまで何度も立ち直るチャンスはあったし、スポンサーの彼氏とか、フィンの本当に熱い思いが泣けるくらいだったのに、アマンダはあっさりと裏切ってきた。デクランに助けられて、今度は頑張るかも知れませんね。オリビアとしては、我慢の限界で怒り心頭なのも当然。でも、それはいつかのエリオットだったかも。フィンも「君だってエリオットなら」と言っていましたよね。クレイゲンの立場になって、やっとその苦労が判るようになったかも。ところで、ニックがアマンダに「気があるのか?」というのは伏線でしょうか。これまでそんな絡みはなかったように思いますが、恋愛ネタの組み合わせとしたらそれしかないかな。マリアも別れたくせに余計な事をオリビアに吹き込まないで欲しい。あの電話もそういうことだったんですね。でも、終盤に向けてストーリーの方向が見えてきましたね。
August 18, 2014
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派手な内容の後のエピソードにしても、かなり中途半端で物足りない印象でしたね。むしろ、監督がジョナサン・フレイクスで、同じくスタートレックのパッツィ・ヤスタケさんが出ているので、そっちの方で「お久しぶり~」と盛り上がったのではないかと、思ってしまいました。(笑)ゲストで保たせた回ですね。ワシントンDCからバーバンク空港に向かっていた小型チャーター機が、突然、通信できなくなりコントロールを失って空港に墜落した。乗っていたのは元海軍のガードナー中将で、中将は対テロ戦争の功労者だったにも関わらず、10ヶ月前に政権を厳しく批判した後引退していた。今はLAで自伝を出版する準備をしていたという。おそらく、何か不正をただすような内容ではないか。ヘティはシドロフ一味に捕らえられ、拷問を受けたサムとディークスのカウンセリングのために、ネイトを呼び戻す。サムは通常の検査を受け、任務復帰は合格しているが、ディークスの方は未だにヘティやケンジーからの連絡に答えない。ヘティは大丈夫だというサムにも慎重に対応するように言い、ケンジーとカレンが組むよう命令する。墜落現場ではブラックボックスが見つからないという。チャーター機にはジャーナリストのジェイソン・カーターが乗っており、カーターが中将の自伝のゴーストライターで、機内でインタビューを行っていたようだ。何者かが出版を妨害しようとしたのだろうか。カーターの自宅に向かうと、事故の2日前に原因不明の火事があり、全焼していた。カーターの恋人ジュリーが後片付けをしていたので話を聞くと、最後の話しをしたのは4日前で、仕事の内容については知らないと答える。また、カーターのインターネット上の情報も事故の数時間後には全て消去されており、エリックは高度の技術を持つ人物が事故を起こしてカーターのデータをハッキングしたに違いないという。空港の監視ビデオには事前に車で乗り込んで、救急隊としてブラックボックスを持ち去る人物の姿があった。かなり手の込んだ方法で、NCISは共犯者がいたのではないかと考える。ネイトの面談に、サムはこれまでの経歴で厳しい状況を切り抜けてきたように、今回も大丈夫だと答える。それでも辛い任務のために長年感情を切り離していると、それが限界に達するかも知れない。ヘティはディークスの自宅を訪ね、眠れずに苦しんでいる姿を見て、復帰できるかどうかの見極めが必要だと考える。ネイトには後任を考えなければならないと告げる。カーターの遺留品の中にICレコーダーがあり、一部を再生すると「戦争犯罪」、「隠蔽」などの言葉が聞き取れた。空港の交信をモニターしていたマニアが、チャーター機は管制塔の周波数ではなく、別の周波数で誘導され、機器も故障していた事を掴んでいた。NCISは、ジュリーがカーターのインタビュー内容をまだ持っていると見せかける作戦に出る。案の定、ジュリーの自宅を何者かが監視していて、侵入した。即座にNCISが男たちを逮捕するが、2人とも特殊部隊出身の民間軍事会社の社員で、何もしゃべろうとしない。彼らはだたの駒に過ぎず、背後には黒幕がいると思われる。中将も、民間の軍事会社に任せる事で、セキュリティにリスクが生じ、多くの戦争犯罪の証拠も知っているとインタビューで語っていた。NCISは今後、黒幕を暴くことになるだろう。ディークスと面会したネイトは、これまでにない恐怖を経験してどう受け入れるべきか苦しんでいるのを見て、正常な反応だと答える。ヘティも関心を持っているが、ネイトはケンジーとの関係を素直に語る事ができれば仕事に復帰できるだろうという。ケンジーはディークスの自宅を訪ね、一緒にしゃべりながら映画を見ようと誘う。安心したのか、ディークスは眠りに落ちる。正直、サムのケアなどどうでもよろしい。(爆)これまでの任務の中でも特別に厳しかったとは言えないでしょう。まあ、あえて言えばミシェルを守らなければならなかった訳ですが、それなら夫婦でカウンセリングをすべき。ネイトを呼ぶ口実ができたことは良かったと思います。エリックがネルの合コン話にやきもきしたり、短パン禁止令でヘティに長いズボンを履かされたりと面白いシーンもありましたが、やはり中心はやさぐれたディークスですね。ケンジーとの関係が癒しであったり、安心であったり、とにかく彼女でなければならない、もう離れてはいられない、という演出が非常に良かったと思います。(笑)捜査の方は宙ぶらりんでしたね。今シーズンをかけて解決するのでしょうか。
August 16, 2014
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何だか、話が変な方向に来ましたよね。制作側は、フィオナとの関係をどうしたいのかなあ。マイケルの孤独感はよくわかりましたけど。ソニヤを取り戻したマイケルの仕事ぶりに、CIA本部は喜んでいるという。ストロングは、さらにフィオナを巻き込んで、ソニヤの次の作戦を支援しろと命じる。ソニヤは自分の情報を晒したハッカー軍団に潜入し、ウィルスを仕込んで彼らのデータを手に入れるという。フィオナのアドバイスで、バリーの力を借りる事にして、まずはハッカー軍団の入るビルの採用担当、コーディに会い、自分たちの実力を見せる事にする。マイケルとフィオナは、ハッカーのカップルとして、ビルを下見し、8階のサーバー室に侵入して、ウィルスを仕込む作戦を立てる。そのためにはサーバー室の状況を知るため、屋上からビルの外壁を伝い、送信機を埋め込む作業が必要だ。マイケルは危険な作業で、落ちそうになったフィオナを助ける。仕事場を巡回するコーディの目を欺くため、フィオナがコーディを外に誘い出す。マイケルは、監視カメラの映像をループさせて、サーバー室に侵入し、バリーの用意したウィルスを仕込みにかかるが、上司のフレイクスに感づかれ、作業を中断する。ソニヤは今すぐ、ビルに突入するというが、ジェシーは一計を案じ、地元警察を装ってフィオナと油を売るコーディに近づく。コーディが警察の監視対象であると信じ込ませ、違法行為に関わっている証拠があるので、潜入捜査に協力するように従わせる。脅されたコーディがサーバー室でウィルスを仕込んでいる間、マイケルに疑いを持ったフレイクスがマイケルに首を言い渡す。マイケルは偽ハッカーとして、必至に言いつくろう。そこに現れたフィオナがコーディが警察の聴取を受け、会社を裏切ったと言うと、フレイクスがサーバー室で作業中のコーディに詰め寄る。コーディはあっさりと裏切りを認め、ソニヤはデータを奪う事に成功した。バリーはこの件で、彼女が去っていったのはしかたがなかったが、顧客の金が奪われた埋め合わせができるという。昔のようにマイケルはフィオナとの絆を取り戻したかに見えたが、フィオナは自分の自由のために仕事を引き受けただけだという。マイケルは追い込まれて、ソニヤに早くボスの名を教えろと懇願する。自分のせいで、すでに弟を失い、友人も去っていった。母も未だに自分を許してくれない。望みの綱はソニヤだけだ。ソニヤはいずれ連絡するという。一旦別れを決めたら、男の方がいつまでも諦めが悪いというのが事実なのかも知れません。過去を引きずるマイケルは、フィオナにふり返ってもらいたいのが見え見え。しかし、フィオナはますます遠のいていく。マイケルとソニヤが一緒になるかも知れない予感はありましたが、例え一夜の過ちであっても、だからといって、ソニヤを信じられるかな。ソニヤはスパイに徹して、何もかも犠牲にした孤独な人生だった。そこはマイケルにも重なる部分です。ただ、マイケルは「解雇されたスパイ」になってからは、生き方を変えた。家族との関わりを見つめ、フィオナはマイケルにとって大切な存在だった。今更、凄腕ロシアスパイと仲良くなっても、先に何があるのか。最終話まで、見守るしかないですね。それにしても、ソニヤはリアリティを感じない存在ですね。後どれだけ、彼女のストーリーを引っ張るのだろう。
August 12, 2014
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これまでにも何度もあったようなテーマで、犯人も明らかに判ってしまいますが、それでもアマンダの迷走ぶりと子供たちを見守る立場になったオリビアの変化が興味深いです。スポーツ界のタブーは、今も根深いのですね。フットボール選手のセドリックは、ハドソン大にスカウトされ、NY見学がてらに、大学チームの接待を受けるためにやってくる。しかし、セドリック本人は母親思いで、地元の大学への進学を決めていた。ハドソン大のベッカーコーチは、強引な接待でセドリックを翻意させようと世話役のエディにまかせる。しかし、アマンダの同郷のラリーがSVUを訪ね、甥のセドリックが行方不明になったと言う。セドリックはディナーの翌朝、ホテルからいなくなり、帰りの飛行機にも乗っていなかった。オリビアはアマンダがセドリックを捜す事を許す。大学で聞き込みを行うと、エディはセドリックがディナーの前に酒臭かったという。やがて、セドリックの携帯がゲイバーで見つかり、そこの客ともめ事を起こして逮捕されている事が判る。18歳なので酒は飲めないはずだが、エディは偽のIDを使っていた。セドリックは客の男に言い寄られて、しつこいので殴ったという。身柄はアマンダに引き取られたが、セドリックがゲイの男性を殴ったことで、相手から憎悪犯罪として訴えられる事になる。セドリックはバーがゲイバーだとは知らず、偽IDがホテルに置いてあって、タクシーの運転手にスポーツバーに連れて行って欲しいと言っただけだという。セドリックが事の深刻さを理解していないため、アマンダは何とか力になりたいという。契約できなかった事で、接待する側にも何か問題があったかも知れない。再び大学に話を聞きに向かうと、エディ一人が目立ってしごかれていた。アマンダは何か隠していると察して、チアリーダーに話を聞く。男性チアリーダーのタイが知っているかも知れないというので、話を聞くとハドソン大に進学しないのに接待を受けたしかえしをしたという。それは目隠しをして女性に性的な行為をさせると思わせ、実はタイがしたのをセドリックに見せて、からかうというものだった。単なるジョークだというが、誰の命令かということには口をつぐむ。セドリックはそのことに激しく動揺し、ゲイバーでも過剰に反応したのかもしれない。ニックが肩に触れただけで、セドリックは飛び上がって防御的になった。このままでは憎悪犯罪でなくても、暴行罪は免れない。アマンダはチームが共謀してセドリックをレイプしたとして、タイを第3級レイプ罪で逮捕できないかと主張する。ただし、セドリックはレイプされた事を認めようとしていない。ニックはチアリーダーの女子学生たちも共犯者だとして、首謀者を突き止めるという。罪状認否でセドリックは保釈金が払えないため、しばらく拘留されることになった。チームメンバーは、やはり単なる悪戯だったとして、首謀者を明かそうとしない。それだけでなく、セドリックは喜んでいたのでゲイに違いないと笑う。その後、セドリックが拘置所で首を吊って命は助かったが首の骨を折って、フットボールのできない身体になってしまう。直前にチアリーダーのタニヤが面会に来て、レイプ現場の動画があると脅されたという。アマンダは親切心から関わったことが気の毒な結果になり、自分のせいだと落ち込む。それでもセドリックのことを話して、取り調べるとタニヤがついに、コーチの命令で説得すればセドリックが思いとどまると思ったと明かす。SVUはコーチをレイプの共謀で捜査することにする。エディはセドリックは軟弱なので、プロになるべきではなかった。逆に自分たちを感謝するべきだという。オリビアは、エディの言葉の中に、自分は耐えることができた、というニュアンスを感じ取り、あなたは何をされたのかと問う。やがて、エディは強くなるためだといわれ、コーチの命令でロッカールームで上級生からレイプされたことを認める。その時の動画もあり、SVUはコーチをエディに対する第一級レイプ罪で逮捕する。セドリックは殴った男性に謝罪し、大きな犠牲を払った事で罪には問われなかった。エディを襲ったチームメンバーは退学となり、コーチも裁判にかけられる。しかしエディはニックに、自分も実はゲイで、この先プロとしてカミングアウトする準備ができていないと言い、アメフトは辞めるという。アマンダはギャンブルで借金を作り、セラピーグループのスポンサーでボーイフレンドのネイトに金を借りる。再び集会に足を運ぶのが条件だったが、金が出来て借金を返すと、「これでイーブンになった」として、もう集会には行かないと告げる。始めから、セドリックの気持ちを察して、レイプ罪を考えてあげれば良かったですね。確かに同意はしたに等しい状態だったかもしれないが、集団で騙してそう言うことをしたら、訴える事はできたかもしれない。それにしても、残念な結果になってしまいました。田舎から出てきて、都会のカルチャーショックに圧倒され、それが当然というような美女の接待を受けると、簡単に洗脳されてしまったのか。無防備の方が悪いと言わんばかり。コーチ役の人はドラマにおなじみの人ですが、もう、出てきた瞬間から悪いのはこいつ、という顔をしていました。(爆)大学で優秀な選手を育てれば、いずれプロ入りして、コーチにも大金が入る、そういう事でしょうね。見せ場はニックとエディのやりとりだったかも。強さを口に出す人間ほど、己の弱さを隠していて、ニックの真剣さにエディも本心を見せる事が出来たのかも知れません。血気盛んなアマンダとニックを見て、オリビアとフィンが、私たちも変わったわねというのは、良かったと思います。立場が変わればやはり言動も変わる。部下たちには嫌なことを言わなければならないが、いざというときは、オリビアが出て行って相手をねじ伏せる。オリビアを怒らせてはいけません。ところで、アマンダのギャンブル依存のたちの悪さが出ましたね。あれは父親譲りなのでしょうね。せっかく良い感じになった男がいるのに、しかも、善い人じゃないですか。それを、困ったときの助けに利用して、心配してくれるのを裏切ってしまう。セックスも金のためという、これこそがギャンブル依存の根の深さなのでしょう。
August 10, 2014
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シーズンプレミア。本家の新シーズンを先に放送したので、半年以上待たされました。本国のシーズン6は秋から始まりますし、かなり間が抜けた感じはしますね。ただまあ、グレンジャー役のMiguel Ferrerがレギュラーに加わった事と、OPの映像が変わった事で、このシリーズもベテランシリーズとして、地位を確立してきたなと感じました。できれば、マンネリ打破的なものが出て来ると良いのですが。前回の続き。ミシェルの危機にケンジーが助けに入り、シドロフの女部下2人と撃ち合いになる。投げ出されたミシェルは自力で壁をよじ登ると、ケンジーを援護し、ケンジーはそのうちの一人、マヤを捕らえる。救急車の中でマヤを騙してシドロフのアジトを聞き出すと、カレンはジャンヴィエに核爆弾の取引を続けるよう命じる。NCISは自動車修理工場に捕らえられていたサムとディークスを発見するが、すぐに助け出すのではなく、シドロフとイランの外交官ヴァジリが取引を終えて戻ってくるのを待つ。ミシェルはシドロフ一味に合流して、ロシア女の見張りを倒したと告げる。シドロフはサムが連邦捜査官だとジャンヴィエから聞かされて、そのことを知っているかとミシェルに迫る。サムはFBI捜査官として、ミシェルを騙して潜入捜査をしていたと答える。ミシェルが容赦なくサムとディークスを撃ち殺すが、それらはNCISの計画で、シドロフらが立ち去った後に救出に入る。サムとディークスは緊急入院するが、ディークスの精神状態はかなり悪くなっていた。グレンジャーとケンジーはシドロフの核爆弾がどこにあるのかを探る。今のところ、船に移送中ということしか判らない。カレンは、取引場所からジャンヴィエが姿を消したのを追跡する。ジャンヴィエは、追跡スプレーを吹きかけた皮膚を自ら剥がして姿を消す。サムはミシェルが今もシドロフと行動を共にしていることを心配し、ヘティの命令を聞かずに病院を出ると、シドロフの滞在するホテルに向かう。ミシェルはシドロフの携帯を盗むと隙を見てNCISに連絡を取り、その通話でエリックとネルがシドロフの情報を携帯からダウンロードする。港の住所が判明したため、ヘティは核緊急支援隊を要請して荷物を積んだ船の絞り込みを行う。更にミシェルを撤退させろと命じるが、サムとケンジーが部屋に踏み込んだ時には部屋の中は空だった。シドロフは携帯を盗んだミシェルの行動に疑念を持ち、銃で脅す。一方、シドロフの携帯から、ジャンヴィエの娘がLAに到着していることが判った。さらに、シドロフは複数のチャーター機を予約しており、どれを逃走用に使うのかが判らない。サムはチャーター機は捜査の攪乱用で、シドロフらはホテルに今も隠れており、屋上のヘリポートから脱出するつもりだと見抜く。屋上にシドロフらを追い詰めたサムとケンジーだったが、シドロフがミシェルに銃を向けたため、しかたなく銃を置く。そこに、病院を抜け出したディークスが助けに入って、無事ミシェルを救出し、シドロフも捕らえられる。グレンジャーは、ヴァジリを尾行していたが、ジャンヴィエの娘が偽物で、しかもすでにヴァジリのハリウッドの家を訪ねていた事に気付く。グレンジャーとカレンがその家に踏み込むと、ヴァジリの関係者は殺され、ヴァジリ本人はベッドに縛り付けられ、両手首を切り取られていた。カレンは始めからジャンヴィエが、自分の手首を切り落としたヴァジリに復讐するために、計画に加わったと悟る。ジャンヴィエは逃げだしたところで、車で逃走しようとしてカレンに撃たれて捕まる。シドロフが売ろうとした核爆弾は回収され、ミシェルは任務を終え元に戻った。ディークスは拷問されてもミシェルが潜入捜査官だと明かさなかった事で、サムから感謝される。捜査官として見方が変わったと言われても、ディークスは味わった恐怖で刑事を辞めると言い出す。ケンジーは去ろうとするディークスを引き留めようとするが、ディークスの心は変わりそうではない。ただ、ディークスは拷問を耐えることができたのは、ケンジーの事を考えていたからだと告白する。サムとカレンは、落ち込むディークスに飲みに行こうと誘う。4ヶ月後、カレンは刑務所にジャンヴィエを訪ねる。ジャンヴィエは復讐は終わらない、ゲームは終わらないという。前話が「Decent(下降)」だったので、これは「Ascension(上昇)」ということですか。思い当たるのは、建設現場のビルから落ちそうになったミシェルと、ヘリコプターで逃げようとするシドロフら、ということくらいですかね。相変わらずミシェルの大活躍で、ちょっといつも以上に昔のテレビドラマかな、というおおざっぱな展開になりました。あそこでディークスが出て来るのも、ものすごく違和感があります。初めて任務で心が折れたディークスなのに、どうして現場に戻ってこられたのか。それも、ケンジーを守るためというのなら判りますが、葛藤があっても良かった。まあ、そういうことを追及するドラマではありませんが、ディークスだけシリアスでちょっと別の場所にいましたね。最後の告白も良かった。普通はPTSDで、しばらく仕事にならないとか、任務中にフラッシュバックに襲われるという展開が待っていて、そこで改めてケンジーとの関係を見直す、という事になると思うのですが、さて、どうでしょう。カレンに飲みに行こうと誘われて、断れないディークスがちょっと可哀想です。ジャンヴィエに関しては、この先出て来ることは必至ですね。ヘティがジャンヴィエに執着してはいけないと釘を刺したのに、わざわざ面会に行くカレンの方も、危なさを感じます。いずれ、リターンマッチがあるのでしょうか。グレンジャーがレギュラーに入る事で、ヘティの立場がどうなるのか、気になります。グレンジャーは今回の感じだと、副局長にして、現場で兵隊として働くという立場に見えます。それだと、カレンもやりにくいでしょうね。
August 8, 2014
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今週もBNらしい、アクションが楽しめましたね。騙される方が、おバカに見えて気の毒ですが、ドラマだからしかたがない。(笑)ソニヤ役の人はやけに若くて軽い感じと思っていたら、スパナチュやヴェロニカ・マーズに出ていたんですね。何か違和感があるなあ。ジェシーを殴って逃亡したソニヤに対して、マイケルはCIAを干され、バークを信じてここまで来たので信じて欲しいという。ソニヤはキューバを脱出するのに、密輸業のルーベンを頼るというので2人は交渉に行く。そこに、ソニヤを追ってモスクワからやってきたGRUのオクサナ・ジルコフ大佐が現れ、2人の行き先を問い詰める。オクサナはルーベンを脅して殺し、隠し部屋の2人を攻撃する。マイケルらは隠し部屋の武器で戦って脱出するが、キューバ警察にマイケルとソニヤが指名手配されてしまい、キューバから出国するのが難しくなった。サムとジェシーは顔が割れていない事を利用して、オクサナらが陣取る警察を訪ね、賞金稼ぎとしてマイケルを捕らえるために協力すると申し出る。敵の司令部に潜入すれば、相手の様子がわかって次の手を打つ事ができると考え、一旦はオクサナに疑われるものの、ソニヤのアイデアで、あえてマイケルらの居場所を教えてオクサナの信頼を得る。ただし、相変わらず空港の警備は厳重で、飛行機を奪う隙はない。マイケルは、少し離れた格納庫にある修理中の小型飛行機を修理して利用することにして忍び込む。その情報が警察のオクサナに伝わり、オクサナは空港にパトカーを向かわせる。サムとジェシーは捜査本部を揺さぶることにして、ジェシーの車を爆破してマイケルが近くにいて本部を狙っていると思わせる。オクサナは無線で呼びかけるマイケルから、さらに警察に攻撃をしかけると脅され、空港に送ったパトカーを呼び戻す。さらに、自分を付け狙うサムを外に出せと要求して、サムが殺されたと思わせる。ジェシーとサムは警備が薄くなった空港に向かい、修理が終わった飛行機に乗り込んでキューバを発つ。フィオナはカルロスと長期旅行に出かけるつもりだったが、ストロングから彼らも監視対象で、テロ組織を壊滅させるのに、CIAの関係者として自由な行動はできないと警告させる。フィオナは無視しようとするが、ストロングは強引にフィオナを逮捕させ、マイケルの任務が失敗したらフィオナもマデリンも、サムもジェシーも、刑務所に逆戻りとなる脅す。釈放されたフィオナは、カルロスに事実を話し、マイアミから離れられないと告げる。無事マイアミに戻ったマイケル一行だったが、ソニヤは自分の名前を敵に売ったのは、ハッカー軍団だと言い、彼らを捕らえるという。ソニヤが恐れられた伝説の女スパイとはとても思えないのですが、彼女こそマイケルの未来を握るというと言うことなので、暫し注目していきましょう。オクサナは、007シリーズに出てきそうな感じのロシア人スパイでしたね。そして、マイケルこそ、伝説のスパイとしてソ連~ロシアのスパイたちの研究対象で、みんな恐れていた。それが実際会ってみると、やたらに人を殺さず、アイデア豊富な感じの良い人だったというのは、まあこれもドラマだからありかな。相手を恐怖に駆り立てるために、ただ爆破すればよい、という訳ではないという演出は興味深かったです。マイケルの存在感、過去のエピソードが知られているからこそ、オクサナも浮き足立ってしまう訳ですね。そこにいるはずがないのに、いるような演出。畳みかけて、考える隙を与えない攻撃。騙し騙されのスパイの世界ですね。フィオナに関しては、ここでカルロスと別れるのかと思ったら、カルロスも良い奴でしたね。マイケルとは歴史がありますから、まだ絆が残っているとしても、人生のパートナーとしてはもう終わったというのが本当のところだと思います。できれば、カルロスと素直に幸せになって欲しいと思います。
August 5, 2014
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何だか、非常にむかつく話でした。メインの事件というか、裁判もそうですが、NYPDと検察の間の連携関係の綻びみたいなものも出てきて、現実的なのかも知れませんが、良い気分ではないですね。そして、またルイスの言及がありましたね。嫌だなあ。大学の学生イベントで、人気のコメディアンジョシュ・ギャロウェイが呼ばれ、売りネタのレイプを茶化すパフォーマンスが行われた。そこには、大学内でレイプ被害にあった女子学生たちが講義のために参加していたが、レネ・クラークが逆にギャロウェイに「集団レイプなら笑える」といじられてしまう。その夜、イベントに参加していた同じ寮の男子学生にレイプされそうになり、レネはSVUに被害を訴える。男子学生らはギャロウェイの言うようにジョークだったと言い、真剣に捕らえている様子はない。バーバも、ギャロウェイが学生たちを煽ったとしても、言論の自由を持ち出されて起訴するのは難しいという。それでもオリビアとニックがギャロウェイに話を聞くと、女性とセックスをしても、同意があったかどうかは水掛け論だと言い、そもそもネタにすぎないという。アーティスト気取りのギャロウェイは、批判するならステージを見に来いというので、オリビアはキャシディを伴いライブ会場に行く。ギャロウェイは昨夜も酔った女子学生が自分から言い寄ってきて、セックスをしたと得意げに話始める。それもレイプなのかというが、店を出たオリビアに、女子学生のカーリーが「私がレイプされた」と申告する。イベントの企画をしていたカーリーは、ギャロウェイのファンでもあり、一緒に酒を飲んでかなり酔ったために良く覚えていないが、彼の部屋に行き望まない行為をされたという。レイプ検査では乱暴な行為があったと認められたが、それでもバーバはギャロウェイからもらったプレゼントを捜査する令状は取れないという。過去に、一度だけギャロウェイがレイプ容疑で調べられたことがあったが、その時の被害者は高級時計をプレゼントされ、届を取り下げた。同時にもらったギフトカードから、ギャロウェイが関係を持った女性たちの存在が明らかになったが、大半は訴える気はないという。それでもSVUはバーバを押しきり、カーリーへのレイプ容疑で逮捕に踏み切る。裁判では、被告側は言論の自由を訴え、カーリーが多量の酒を飲んでいた事実や、積極的に関係を持とうとした事などでカーリーを責める。それだけでなく、前日のイベントでカーリーがギャロウェイに誘いかけている様子を動画に撮影して、それをギャロウェイが自分のサイトにアップしてしまった。検察側としては裁判を進める上で不利になり、バーバは陪審員がこれを見た以上審理無効だと判事に訴える。判事は審理無効を認めず、裁判は続行され、オリビアが証言する事になった。オリビアは記憶をなくしていたカーリーが、同意したことも忘れていたかも知れないと認めるミスをしてしまい、バーバはオリビアに対して、そもそも無理な裁判なのに、オリビアが昇格して良いところを見せようと、強引に起訴させたと責める。少なくとも、SVUがカーリーの動画を見つけていたら起訴はしなかったという。ギャロウェイへの尋問で、バーバは何事もジョークにするのかと厳しく攻め込む。ギャロウェイは社会風刺をし、キリスト教的モラルに挑戦するのが自分の芸風だと言い返す。芳しくない裁判に、レネは自分の力でギャロウェイを陥れるという。オリビアは危険なので関わってはいけないというが、レネは囮となってギャロウェイの部屋に入り込み、強引なセックスに引き込もうとする場面を隠し撮りする。被告側の弁護士は、その映像を見て、カーリーの件も取引に応じるという。ギャロウェイは裁判を取り下げる代わりに、10年間性犯罪者リストに載ることになった。バーバは今後はこのような案件を検察に持ち込むなと釘を刺す。最後の「キャシディも許してくれるよ」というのが意味深ですね。キャシディはギャロウェイのようなお笑いが嫌いではないけれど、オリビアは真っ向から否定した。それと、バーバが仕事上のミスを許してくれるというのはレベルが違うように思うのですが、同居していても、真面目で仕事中心のオリビアとはそろそろ秋風が吹き出したという事が言いたいのでしょうか。キャシディからの電話を切っていましたからね。妊娠したかもという話の時も、やっぱり違ってキャシディがホッとしていたというのも伏線か。でも、たかがお笑いの好みの話でしょ。人格を否定された訳でもあるまいし。バーバも起訴すると決めたんだから、オリビアにごちゃごちゃ言わないの。全体から見ると、指揮官になったオリビアの苦労の一つ一つ、という程度で細かい話かなと思いますね。それにしても、下ネタのギャロウェイに大学生たちがノリで同意しているのが情けないなあ。文化の違いなのか、スタンダップ・コメディのジョークはいつも理解できませんが、この学生たちは最低。しかも、女子学生たちもへらへら笑っているのだから、後の事を考えると無知が怖いです。ギャロウェイの人気はすぐに落ちぶれるでしょうけど。
August 4, 2014
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