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『受け継がれる遺志』懐かしい人が出て来るのは良いのですが、本当にそれで良いの?とちょっと心配になりました。Evilなマクギーがまた嗅ぎつけて、訴えるとか言わないのか。ジヴァのピンチヒッターは今回は、シーズン7に顔を出していた、ポリグラフ担当の人でした。案外、良い味を出していたので、準レギュラー化しても良いかも。店舗の2階に、顔を薬品で焼かれた女性の遺体が見つかる。犯人が証拠隠滅のため、酸のような液体をかけたと思われる。今回はスーザン・グレイディ捜査官がフルタイムの捜査官を目指して、現場に同行する。死亡していたのは、海兵のパトリシア・モレノ軍曹と判るが、実はモレノ軍曹は3年前にアフガニスタンで死亡していた。被害者はモレノ軍曹のIDを盗んだのか。被害者は一体何者なのか。少なくとも、2年半前にはこの場所を借りていたという。地域の状況から、ドラッグ取引に巻き込まれたとも考えられる。ギブスは犯人の動機を捜査しろと命じる。指紋から身元はわからなかったが、アビーは薬品はフッ化水素酸だという。タイヤを洗浄するのにも用いられる。被害者が身に付けていたペンダントの石が、アフガニスタン産のラピスラズリで、「ナディラ」という名前が刻まれていた。アビーはそこからDNAが検出できるかも知れないという。昨年書かれた履歴書があり、何とマイク・フランクスの義理の娘が緊急連絡先となっていた。ギブスは久しぶりにレイラと会い、被害者を知っているかと訪ねる。レイラはマイクに頼まれてその女性と数回会ったが、マイクが死んでからはそれきりで何も知らないという。彼が何も言わなければ、あえて尋ねることもないという。ギブスは2年前に突然マイクが訪ねてきた時の事を思いだしていた。エレーナという少女を数日預かってくれと言う。少女は親に「売られた」とのことだった。被害者のペンダントから、アフガニスタンから10年前に移民したファーシャド・サラビという男の名が挙がる。カー用品店で働いている事から、地元警察に逮捕させる。ダッキーは死因は大量のフッ化水酸化酸を大量に浴びたせいだという。身体には無数の傷があり、これは名誉殺人ではないのか。マイクは少女に偽IDを渡して、アメリカの養父母のところに連れて行った。わずか12歳で親戚からレイプされ、警察に訴えて出たら逆に逮捕されたという。マイクの現地協力者から頼まれたらしい。イスラムの風習や習慣から多くの女性が虐待を受けていた。マイクは現地の女性シェルターと連動して、亡命ルートを開発し、女性たちをアメリカへ迎え入れる事をしていた。死亡したい軍人のIDを使って。しかし、それは不法移民と等しい。最近では取り調べが厳しくなっているので、ギブスに軍用機の手配を頼むという。6人の難民を運ぶということで、あとはマイクが取り仕切るという。スーザン・グレイディ捜査官はファーシャドの尋問を担当することになった。ファーシャドの家を家宅捜索すると、死亡した軍人の名前を含むリストが見つかった。どうやらそれが暗殺リストらしく、スーザンの巧みな尋問で、ファーシャドは雇われて女を殺したと自供する。MTACでアフガニスタンの女性シェルターを担当する大尉に確認すると、誰かが情報をリークしているのではないかという。ギブスはマクギーと共にカブールの女性シェルターに向かう。シェルターは地元の援助を受けられないため海外のNGOが運営しており、責任者のキャスリンは、被害者のナディラを確認する。名誉殺人の可能性は高いが、こちらでは有罪にはならない。アメリカに渡った女性たちの事は知っているが、今はマイクがいないため、亡命ルートが閉ざされているという。その情報を持っているのはキャスリン以外にこちらの女性たちだけだが、まさか彼女たちが漏らすとは思いにくい。ギブスは取りあえず女性たちから情報を聴取する。トニーはリストに名前があった女性たちを保護し、一時的な亡命を要求する。結局、ギブスは女性たちのために軍用機を手配しなかった。現役の連邦捜査官として、不法移民に手を貸すことはできないというと、マイクは、女性たちの命はどうなるのかと激しく対立した。カブールのシェルターに石が投げ込まれ、今夜、何やら騒動があるようだという情報が寄せられる。担当の大尉は国連軍の支援を要請して、今すぐに基地に避難すべきだという。この場合、あえてシェルターを支援すると政治的に問題となり、大尉は強く退去を勧める。しかし、ギブスは一人でシェルターを守ると言い張る。マクギーは一旦はギブスの命令でシェルターを発つが、思い返してギブスの援護をすることにする。2人はトニーに連絡を取り、衛星画像で近寄る危険を知らせてもらう。しかし、ここで、発砲することはできない。ギブスの判断のせいで、シェルターが襲われ6名の女性が殺された。その時辛うじて生き残ったのが、キャスリンだった。ギブスはシェルターを襲おうとする地元民の前に楯となって立ちはだかる。相手は火炎瓶を手に持って、一発即発の状況だった。ギブスが身体を張って襲撃者と戦っているうちに、国連軍が援護に現れる。今回は助かったが、明日はどうなるのかわからない。ギブスはアメリカ国内にシェルターの女性たちを連れ帰る、その中には、母娘で離ればなれになっていた者もいた。リストの情報は脅された女性がやむなく話した事がわかった。キャサリンはマイクがギブスのことを誇りに思うだろうという。いじめっ子にやられてばかりではだめなので、時として強い意志を見せなければというギブスは立派でしたけど、連邦捜査官として密入国に手を貸すのは嫌だ、というのはもっともな事ですよね。引退したフランクスの立場とは違うのだし、遺志を引き継いだとすると、この先、ギブスの立場が心配になります。名誉殺人はこれまでも度々出てきて、女性の学校についても迫害を受けたりと、いくら宗教が絡んでいるからと言っても、残念な思いです。死んだ軍人のIDを使うのも、死後にその人の名誉を汚しているような印象もあるし。本当にギブスはこれを引き継いで行くのでしょうか。引退して第2の人生でやるなら、判らなくもないけど。できれば、ジヴァにそれをやってもらって、NCISがバックアップするとか、そういう繋がりがあると良いなと思いました。フランクスはいつまで出て来るのかな。この感じではあの世でのんびりしている事もないですね。今回、ギブスが久しぶりに声を荒げて、トニーの頭ぺっちんしているのが印象的でした。スーザン、良い味を出していますよね。尋問もプロ級で楽しかったです。
February 28, 2014
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「3つの寓話」「Dr.HOUSE」シリーズの中でベストエピソードであり、グレゴリー・ハウスを理解するのに必見のエピソードですね。複雑な構成なので、なかなかエピガイを書く気が起こらなかったのですが、最終話を見てから今なら書けるかもと思いました。ユーモアに溢れていますが、そこには様々な感情が含まれています。医者とはこういうものだというハウスの信念も見ることができます。ライリー医師が今年5回目の体調を崩し、カディはハウスに診断学の代講をするように頼む。ハウスの前に、5年前に別れたステイシーが現れ、頼み事があるという。ステイシーの夫が病気で、これまで5人の医師に診せたが原因がわからない。最後の手段でハウスに助けを求めるが、ハウスは元恋人の夫の命を救うことには全く興味が湧かない。ハウスは学生たちに脚の痛みを訴える3人の患者の話をする。A)中年の農夫。フェンスを直していて突然圧迫を感じて足首が動かなくなった。B)バレーボール選手。プレー中に痛みを訴え、始めは肉離れかと思われた。C)ゴルフ中のカルメン・エレクトラ。このうちの1人は仮病だと言われ病院から追い出されて、1人は死にかけだが、さて、君たちはどう診断を始めるか。A)の患者に噛み痕のような傷があった。ヘビに噛まれたと考え、血清を選ぶことにする。B)実は16歳の女性で、患者に入れ込むと判断を間違う。腱炎と診断されたが、キャメロンが深入りして調べた結果、甲状腺に結節を発見した。高価で痛みを伴う検査をオーダーする。C)膝蓋腱反射が低下しているが、彼女が仮病なのか。激しく痛みを訴えるので痛み止めを与える。実は、ドラッグ欲しさの患者なのかも知れない。ウィルソンはステイシーが結婚していたことは予想できなかったのか、という。まさか、夫の病気を口実に会いに来たのか。ハウスが彼女が俺を嫌っているはずだというと、ウィルソンはむしろ愛しているという。ハウスが最後の頼みの綱だが、一緒にはいられないのを判ってやれという。B)の患者は抗炎症剤が効き始め、甲状腺の治療も始めるが、そちらの数値は相変わらず低かった。その後、わずかな接触にも激しい痛みを訴える。ハウスは腺腫の可能性を指摘する。A)の患者の農場でフォアマンとチェイスがガラガラヘビを見つけたので血清を打つが、激しいアレルギー反応を示した。その後、患部が壊死し始め、チームは血清が違ったのではないかと考える。別のヘビだったかも知れないので、危険を承知で新しい血清を打つ。その後、容態は変わらず、ハウスは死の宣告をすることにした。すると、患者は自分が死んだら飼っている犬が心配だという。隣人にも頼めないというのを聞いて、ハウスは患者が嘘をついていると見破る。おそらく、その犬は隣人を噛んでおり、今回の事で犬は処分されかねない。患者はそれを恐れて何も言わなかったのだった。C)患者が激しく痛みを訴えたため、尿検査ををする。すると茶色の尿が出た。感染症などを疑うが医師は理由が判らず、3日目になってやっと本人が筋肉壊死を疑った。A)犬の唾液を採取して調べたところ、肉食性のバクテリアが検出されたので、ハウスは脚を切断するかも知れないと告げた。B)腺腫を探したキャメロンは、骨肉腫だと告げた。手術を行い脚を切断するかも知れないと患者の家族に告げる。C)動脈瘤による梗塞が原因と判り、カディは壊死部分を取り除いて上手く行かなければ脚を切断することもあると話した。患者はハウス本人だった。ハウスは脚の切断を強く拒否して、バイパス手術を要求する。リスクはあるが、ハウスは血液が流れれば筋肉が元に戻ると信じていた。ステイシーはハウスの意向を尊重しつつ、死なせたくないと訴える。手術で血栓を取り除き血流が戻ったが、ハウスは激しい痛みに苦しむ。このまま、一生痛みを伴うかも知れない。カディはステイシーに妥協案として、壊死した筋肉を取り除くという選択肢を提示する。容態が悪化し、ハウスは1分間ほど心停止を起こす。その間、ハウスはA)とB)の患者が手術後それぞれ元気に復帰している映像を見た。ステイシーは脚を残すのと自分と、どちらが大事なのかと問う。もし、患者だったらハウスは「たかが脚だ」と言うに違いない。激しい痛みのため、ハウスを一時的に昏睡状態にすることになった。ステイシーは、その間にハウスの意思決定を自分が代行すると言い、ハウスには断らず、壊死した筋肉を除去する手術を行うことを決める。ハウスの命は救われたが、結果的に脚の機能は大きく阻害され、痛みも残ってしまった。講堂は聴講者で一杯になり、学生たちは患者の遺志を尊重するかどうかで、意見を戦わせる。「患者はバカだ」その時、すでに予定の時間を20分過ぎていた。ハウスはライリー医師の体調不良は、鉛入りのクレヨンを使っているせいだとカディに指摘する。ハウスはステイシーに夫の診察を引き受けると電話する。途中でC)の患者がハウスだと気付きますね。カルメン・エレクトラで上手くごまかしたものです。ハウスが杖をつき、痛み止めの依存症である理由が初めて明らかになりました。この事件がある前は、ハウスにはステイシーという恋人がいて、おそらく人柄も今とは違っていたのでしょうね。「医療にはミスがつきもの」と言いつつ、それが招く結果はとても大きいです。また「人は嘘を付く」というハウスの口癖も、ここでは診断の例として取り上げられ、告知の難しさなど、医学生たちは大いに勉強になったでしょう。3人の若い医学生が、そのままキャメロン、チェイス、フォアマンをイメージさせましたよね。彼らもいずれ経験を積んで医者の道に進むのでしょう。始めは半分くらい埋まっていた講堂が、次第に人が増えて満席になっていくのが、物語の盛り上がりを示しているようで印象的でした。学生たちに苛立った場面も、医師としてなのか、あるいは自分の事を思いだしてなのか。ステイシーはハウスを死なせるくらいならと、勝手に第3の道を選んでしまい、結局、それが原因で別れたのでしょうね。確かに、一緒にいれば脚の痛みに苦しむハウスに対して罪悪感を抱くだろうし、会わす顔がないのかも。でも、ハウスはまた別の感情を持っているように見えました。元カノの出現に心穏やかではないハウスが、診断を引き受けたのは医師としての責任を感じたのか、ステイシーへの愛情なのか、それは次週になります。レビューでこの三角関係は「カサブランカ」だという指摘があって、ニヤリとしてしまいました。ハウスはそんなヒーローじゃないだろう。(笑)
February 27, 2014
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ゲストがロバート・ネッパーで、いかにも彼らしいキャスティングだと思いました。正にクリーピー。ジェームズ・スペイダーの「私は何でも知っている」というスタイルは、やはり「ボストン・パブリック」のアラン・ショアのイメージに被るなあ。デニー・クレインがいなくなって、彼の天下になった事務所みたいな感じです。(笑)レディントンはイラン人スパイが手に入れようとしている「情報」が、彼が探している答えに繋がるというので、「情報」を運んでいる男をFBIに探させる事にする。「情報」は2,000万ドルの価値があるという。その「運び屋」は仕事に忠実な完璧主義で、裏切られたと知ると、送り主も届け主も殺すという。だが、誰もその素顔を知らない。「情報」の届け先はソルーシュというイラン人スパイで、まもなくファーマーズ・マーケットで引き渡すことになっているというので、FBIはマーケットを監視し、ソルーシュの動きを追う。ソルーシュが屋台の男と接触したのを確認し、近づくと、男は危険を察してソルーシュを殺して逃亡する。リズとマリクが車で追い、体当たりさせて何とか運び屋を逮捕する。男は交通事故で酷い怪我をしたが、痛がる様子はない。尋問でレスラーらが「パッケージはどこだ」と追及しても当然、口は堅い。男の全身に古い傷痕が異常なほどあり、調べると胸の傷の中にメモリーチップを隠し持っていた。男は先天性の無痛症なので、苦痛を感じないのだった。他にも体内に何かが埋まっているようだ。取り出されたチップにはセス・ネルソンという男性が誘拐され、箱に詰められる様子が写っていた。彼が「荷物」なのか?セス・ネルソンは国家安全保障省のアナリストで、高度のセキュリティプログラマーであることが判った。酸素ボンベと一緒に今朝、箱に入れられているので、このままではいずれ死んでしまう。運び屋が一向にしゃべらないため、FBIはリズにレディントンから情報を得るように命じる。レッドはリズに夫について判ったことを話せば、自分も情報を提供するというので、エンジェル・ステーション・ホテルでの殺人事件の事を話すと、レッドは正直に話してくれたと感謝する。レッドはアヘン関連で運び屋と接触のあった人物を紹介し、その伝手からFBIは運び屋のアジトを捜索する。運び屋はトミー・フェルプスと言い、その依頼主は女性だった。取調中のフェルプス本人から、セスの酸素が残り14時間になり、居場所を言うので無罪放免にしてくれと取引を持ちかけてきた。リズはフェルプスに刑務所にいる弟がいることを指摘し、彼を尋問すると告げる。弟は、誰かのへまで運び屋の取引が壊されたということは、依頼主も届け先も殺されるという。兄弟の父親は運び屋の特異な体質を悪用して、息子を闘犬と戦わせて賭をしていたという。それが運び屋の心を壊し、サイコパスへと導いた。運び屋に荷物を依頼した女性は、元フランスのスパイ、ロランス・デシャンブーと判る。デシャンブーは主に情報売るプロで、セスの隠し場所を知っているかも知れない。運び屋の顔を見ていない可能性もあるので、レスラーが運び屋を装って彼女が経営しているクラブに単独で乗り込む。取引が失敗し、誰かが裏切ったというと、デシャンブーはソルーシュを信じていないから、あなたを雇ったという。セスの居場所については知らないし、そもそもレスラーに対して、あなたは本当に運び屋なのかと疑う。レスラーが腕を切って痛みがない事を見せるが、デシャンブーに偽物と見抜かれてしまう。レスラーが逃げ出して誘き出し、店外で待ち構えていたFBIにデシャンブーが逮捕される。女はあくまでセスを引き渡しただけで、今どこにいるか知らないと答える。そのころ、移送中の運び屋が体内に隠し持ったナイフを使って脱走していた。レッドはデシャンブーをあえて釈放しろと要求し、自分がセスの情報を聞き出すとクーパーに言い認めさせる。レッドはデシャンブーに運び屋が殺しに来るのは間違いないと話し、安全に国外に逃がしてやると持ちかける。デシャンブーはしかたなく、セスを運び屋に引き渡した小屋を打ち明ける。FBIが現場に向かうと、運び屋は一人でそこにいた。撃ち合いになり、男は弾を頭に受けて死んでしまう。レッドはデシャンブーの当日の行動記録から、セスを埋めた冷蔵庫置き場を突き止める。そこには新たに掘り返された場所があり、レッドらは土の中からセスを救い出す。レッドは助かったセスに何か耳打ちしていた。リズは夫からのメールの呼び出しに応えられず、レッドの隠れ家を訪れる。レッドはセスから手に入れた、エンジェル・ステーション・ホテル殺人事件の被害者、ヴィクトル・フォーキンのファイルをリズに手渡す。フォーキンは未確認の二重スパイと関連があると言われていた。フォーキンを殺した容疑者は白人男性で、監視カメラの写真にはトムに似た男の姿が映っていた。レッドはセスを助けた礼として、一度だけNSAの機密ネットワークにアクセスさせてくれと頼むことにした。重い気持ちで帰宅したリズの前に、パスポートの箱と共にトムの姿があった。リズが「話がある」と口を開くと、トムもまた自分もそうだという。その様子を何者かが監視カメラを通して、見つめていた。ラストのトムの怒りですが、仕事で一向に家に戻らないリズに対して、本当に「これは何だ?」というだったかな?トムがスパイでなければ、トムは自分が勝手に別人に仕立て上げられている事がリズの仕事のせいなのだと思ったかも知れません。あるいは、ザマーニに痛めつけられた原因がこれだったのかとリズに聞きたかったのかも。そうでなければ、スパイであることを知られたのだから、リズにあの箱を説明させる前に、問答無用で殺したんじゃないか。怖い~でも、やっぱりあの監視チームがいることからしても、トムは某国のスパイで何か疑われているような感じですよね。トムとリズがボストン旅行をしている間に、トムはホテルをこっそり飛び出して、フォーキンを殺したらしいというのが一番可能性が高いです。どんでん返しがあるのだろうか。そして、FBIがその事件の事をひたすら機密として隠している理由はなになのか。徐々にですが話が進んできました。今週特に良かったのは、レスラーのがんばりでしょうか。やっと陰がある雰囲気がでてきて、しかも敵の本拠地に一人で乗り込み、腕を切ってみせるなど、萌えるシーンも。(笑)私の中で彼のキャラクターが盛り上がってきました。となると、クーパーが無能な上司という役回りで、ちょっと気の毒になりましたね。
February 26, 2014
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気になる続き。良い感じで盛り上がってきました。それにしてもダミアン・ルイスは凄い役者ですね~いわゆる美男美女だけじゃ、このドラマは成り立たないなと改めて思いました。キャリーは海軍病院で手当を受ける。幸い、骨には影響はなく医師からお腹の子は無事だと聞かされる。ソールはブロディの身柄を国内の特殊作戦チームの秘密基地に引き取り、ヘロインから離脱させようとする。しかし、酷い禁断症状でブロディは苦しみ暴れる。ソールはブロディを「使い物」に戻せと命じる。入院中のキャリーのところに、ロックハートが現れ、自分が長官に就任したら誰を信頼するのかという。ところでソールはカラカスで何をしている?と尋ねられ、キャリーはそのことをソールに報告する。ソールはキャリーに感づかれたと考え、ブロディに会わせないよう、キャリーの監視を強めるように言う。またカラカスの件が漏れた理由を調べるように命じる。ロックハートがCIA長官に就任するまであと6日しかなく、アダールは強い副作用があるイボガインを使ってブロディを治療することにする。ブロディは極限状態に追い込まれ、幻覚を見て自殺を試み、辛うじて押さえられる。ヴァージルらはソールの自宅から盗・聴器を発見し、電波を受信している家を監視する。やっとブロディは落ち着き始め、ソールが助け出した目的を説明する。CIA本部爆破事件の犯人でないことは判っているが、それ以外に何をしてきて、どんな罪を犯してきたのか、それは見逃すことができない。今は死ぬことも許されない状況だ。しかし、たった一つ現状を抜け出す道がある。それは元の海兵に戻って最後の仕事をすることだ。ソールの提案にブロディは関心を示さず、回復のための食事や意欲も見せなかった。世話をしている特殊作戦隊員たちは「計画」を半年先に延ばすべきではないかという。困ったソールはキャリーを見舞い、ブロディを回収したことを話す。キャリーはブロディの無実を晴らすと言っていたのに、作戦ではクィンに撃たれ、信頼を裏切られたと噛みつく。ソールは始めからキャリーが爆破直後にブロディを見失ったという話は嘘だと見抜いていたという。ソールはジャバディをイラン政府にスパイとして送り込んだ上で、ブロディをCIA本部爆破犯としてイランに保護を求めて入国させ、ジャバディの上官で革命防衛軍のトップ、アクバリを暗殺する計画について話す。上手く行けばジャバディは政府のNo.3に昇進し、膠着状態のアメリカとイランの間で、テロや脅し以外の方法で話し合いによる変化をもたらすことができるという。そうなれば30年ぶりの事で、キャリーにはブロディを任務に就かせるよう説得してくれと頼む。CIAはアラン・ベルナルドの身元を突き止め、モサドのスパイと判る。さらに、アランはロックハートと接触していた証拠を掴んだため、ソールはロックハートにこのことを公表する代わりに、長官就任を数週間延期してくれと求める。公表すればミラは恥を掻かされる。ロックハートもイスラエル大使に知られ国際問題になるのを恐れ、ソールの提案を受け入れる。キャリーはブロディと再会するが、ブロディの心は頑なに閉ざされていた。キャリーは、今は家を出て一人で働いている娘のデイナの姿をブロディに見せ、デイナのためにも罪を償う道を選ぶべきだと説得する。ブロディは激しく動揺し、娘に会わせろと言うが、今更自分は無実だと言っても、嘘を重ねる事になるという。自爆テロを試みた事やカラカスのモスクで無関係の人を死なせた事など、取り消すことはできない。ブロディはやっと態度を変えて訓練を受け入れる。16日後、体力を取り戻し作戦のブリーフィングが行われ、出発を前にブロディはキャリーにデイナに会わせろと要求する。キャリーはブロディをデイナのところに連れて行く。デイナは死んだはずの父親の出現に驚き、さらになぜ来たのかと問う。ブロディは自分は無実だということを伝えるが、父親のせいで苦しみ自殺未遂を起こしたデイナはブロディの自分勝手な行動をなじる。ブロディもキャリーも、2人とももう会いたくないと拒絶する。帰り道、ブロディは危険な任務だが必ずイランから戻ってくると言う。デイナのためだけでなく。基地に戻ったキャリーにソールは何を考えているのかと非難するが、キャリーは作戦には信頼が大切だと言い、自分に対しても信頼を見せて欲しいと言い返す。発っていくブロディにキャリーは「あの世で会おう」と声をかけた。わずか20日ほどでブロディが元の身体に戻るのはちょっと信じられないけれど、ここはまあ、海兵の強い信念が働いたという事なのでしょうね。ブロディはキャリーと最後の別れたときの言葉をかすかな希望の星にしていたはずで、そんなキャリーからまたあれこれ指図されるのは信じられなくなったのではと思うのですが。今回、ムキムキでアラブ風のスペシャル・オプスの隊員たちが気になりました。ソールの命令とは言え、ブロディの下の世話まで。海に落として、浮き上がってこないと助け出し。彼らがキャリーの事でからかうのも当然でしょう。よくぞ、立ち直らせてくれましたよね。ブロディとしたら、自分は無実でこんな扱いを受ける義理はないというのでしょうが、デイナにどの面下げて会えるというのよ。さすがにデイナも無実であろうと、誰を殺していようともう、どうでも良い、自分の人生から出ていって欲しいというのは当然でしょう。それでもブロディはイランからきっと帰ってくると言う。罪滅ぼしをして、キャリーに会いに。キャリーは子供の事を言いませんでしたね。言ったらまたブロディの精神状態が壊れるとか、話が複雑になるので言わなかったのだろうけど、本当は言いたかったのでしょうね。(シッパー的拡大解釈)今回、愛情をひた隠しにしてキャリーはソールの駒として働いた、ということですよね。そういう意味では本当にキャリーは大したものです。私としては、ソールの言うとおりに世の中が動くとは思えないので(そんな、夢のような話)、ブロディはアクバリ暗殺に失敗して、死ななくても戻ってこられない方に賭けます。(笑)キャリーの最後のせりふ「See you on the other side」というのは、「あの世で会おう」という事ですから、軍人にとっては「靖国で会おう」という事だったのか。むしろはなむけの言葉?実際、かなり危険な任務ですよね。でも、身の潔白を示すと決めたブロディにはキャリーの心が伝わったでしょうね。クィンの出番が少なくって、ちょっと残念でした。
February 25, 2014
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誰がモデルなのか、ありそうなスター同士の愛憎泥沼事件ですね。実名でニュースキャスターやネットの有名人が出ているらしいので、遊びの要素もあったと思いますが、まあ、今回は若い視聴者へのcautionary tale(訓話)なのでしょうね。DV事件が多発する中で、警察はそんなに親身になってくれないだろうなと思いました。19歳の新人歌手ミシャがヒップホップのスーパースター、ケイレブ・ブライアントから暴行を受けた。ミシャとケイレブは恋人同士だが、ケイレブは浮気性でちょっとしたことで逆上し暴力を振るうという。今回もレコーディング中の出来事だったが、目撃者たちはケイレブの立場を怖がって何も見ていないという。SVUはとりあえずミシャの証言だけでケイレブを逮捕するが、全く悪びれた様子はなく、弁護士も逆に早まった逮捕は市警の失態をさらすことになると、脅すような態度を見せる。オリビアとバーバ検事補がミシャ本人に会うが、インターネットで話題になり人気者のケイレブが逮捕されて自分が非難されているとして、裁判で証言しないという。罪状認否でケイレブは保釈が認められたが、SVUはミシャが危険だとして接近禁止命令を取る。ケイレブ側はあくまで2人は愛し合っており、警察がヒップホップスターをギャング扱いにしていると非難する。しかし、ミシャの殴られた顔の写真がなぜかネットに出回るようになり、オリビアは裁判で証言するのが義務であり、危険な状況にいると説得する。それでもミシャは起訴を取り下げてしまう。オリビアは被害者抜きでも、女性に暴力を振るうケイレブのような男を野放しにしておけないと、バーバ検事補を動かす。バーバはケイレブに取引をもちかけ、謝罪したほうがイメージアップになるとして、執行猶予付で起訴を取り下げるとした。それでもオリビアは、ミシャが首を絞められた以上、次に何かあったときは命の保証はないという。ケイレブはテレビ番組でミシャに謝罪した上で、改めて愛していると強調した。その後、自らツイッターでミシャと一緒にいる事を晒したため、接近禁止命令違反で逮捕に向かう。ミシャは自分が許したのだから構わないというが、それは認められない。ケイレブはまた逮捕され、誤解していたというのが認められて温情的判断で保釈されてしまう。ニックは釈放されたケイレブが挑戦的な態度を取ったため、銃を持っているのではないかと身体検査をしてマリファナを見つけまた逮捕する。それもまた、少量の所持での警察の逮捕に正当性があったかどうか、苦情を申し立てられる。やはりミシャが訴える気にならなければ裁判は難しいとして、フィンは9歳の時にミシャの才能を見抜いて面倒をみてきたプロデューサーのブラスにミシャの監視と説得を頼む。ミシャの新曲発表のパーティで、ケイレブがこっそりと現れ、ブラスからフィンに連絡が入る。すぐにSVUがクラブに急行するが、そこには射殺されたブラスと撃たれて意識のないミシャが横たわっていた。やはり目撃者はおらず、みな口をつぐんでしまう。目をさましたミシャは何も見ていないの一点張りで、現場に落ちていた凶器の銃からは指紋は出なかった。フィンの追及にもケイレブはクラブに行っていないと答える。バーバは親代わりだったブラスの妻子にならミシャは心を開くのではないかと、会わせてみる。始めは頑なな態度だったが、オリビアとバーバの説得にミシャはついにケイレブがブラスを射殺したと認め、翌日の大陪審で証言するという。しかし、証言席に座ったミシャはまた何も見ていないと、証言を変えた。昨夜、監視されていたにもかかわらず、プリペイド携帯でケイレブと話して、考えを変えたらしい。その後、ミシャとケイレブはバミューダに出かけていく。2人でハッピーな写真をインターネットで公開していたが、翌朝、ミシャの遺体が乗っていたボートの脇に浮かんでいるのが見つかった。オリビアは暴行がエスカレートしていく事が判っていたのでしょうね。いくら警察が警告しても、逮捕しても、解決策にはならない。最善策は刑務所に入れておく事なのかも知れません。「愛されていると洗脳されている」のだ、という言葉が印象に残りました。若い女の子たちには、優しくされたからといって、すぐまた殴る男を許してはいけない、愛とは言わないということを判って欲しいという事でしょうね。今回は有名人ということもありましたし、別れを決断するのは難しかったかもしれない。ミシャの家族も、彼女を金づるとしか見ていないし、信頼できるのはブラスだけ。でも、その恩師も恋人の前では無力に等しい。オリビアとしては、もどかしかったでしょうね。。まあそんなケースもあるでしょうが、実際には逃げる女性を執拗に追いかけるDV男の方が深刻な問題なのではないかと思いました。警察の関与も難しいですね。
February 24, 2014
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『レーダー圏外』いよいよ、ジヴァ・レスでの新シーズンが始まりましたね。寂しいことではありますが、ショービズのならいで前に進まなければなりません。彼女なしでも、面白いドラマが作れるように頑張ってもらいたいものです。海軍中尉テレンス・キースの自宅で、仕掛けられた爆弾が爆発し、管理人が死亡した。キース中尉は休暇中だったが、実家を訪れた形跡もなく、カードも携帯電話も使った形跡がなかった。元々、幹部候補学校出身でパイロットを志望していたが、訓練で脱落して今はペンタゴン勤務だった。NCISにフランクスの元パートナーで、引退が間近いヴェラ・ストリックランド特別捜査官が本部に勤務することになった。マクギーは身分証明書をなくして、ギブスに報告することができない。IDがないので、キース中尉の上官に話を聞くため国防省にギブスに同行できず、アビーに協力したいとごまかしてしまう。キース中尉の上官によると、本人は特に殺されるような機密に触れる立場でもなかった。プライベートについてはよくわからないが、あまりやる気を見せなかったし、変わり者だったという。アビーは仕掛けられた爆弾から、キース中尉の指紋とDNAを検出し、本人の自作自演だったと判る。キース中尉は大学で電子工学を専攻し、爆弾を作る知識があった。科学オタクで高校時代はいじめられていたという。また失踪直前に空母ベンジャミン・フランクリンに乗艦予定のダナ・ロビンス中尉に連絡を取っていた事がわかる。使われていたC4爆弾から、アビーは販売業者を突き止める。マクギーはやっとギブスにIDをなくしたことを報告し、監察室に届け出ることにした。トニーはヴェラとアイオワの業者に聞き込みに行き、C4の販売にはは許可証がいることから、キース中尉は解体業者を紹介されたことが判る。ギブスはロビンス中尉を聴取し、キース中尉について事情を聞く。キース中尉はプレッシャーから脱落し、パイロットなので向精神薬が飲むことができず、感情的に不機嫌だったと話す。多分、自分より女性が先に昇進することが許せなかったのだろう。やはり彼は「変わり者」だったという。キース中尉にC4を売ったラリー・パーセルを訪ねると、逃亡を試み、トニーが逮捕する。ストリックランド捜査官はその際に負傷してしまう。パーセルはキース中尉にC4爆弾を90キロ売った。自宅に仕掛けた爆薬はほんの一部で、捜査のかく乱を狙ったのだろう。それならば、キース中尉の本来のターゲットがあるはずで、ヴァンス局長は各機関に警告をする。アビーは中尉のPCを分析し、中尉がうつ病で、ネットで向精神薬を購入していた事実を掴む。さらに、死亡した管理人の衣服に付着していたプラスチック成分は、自家用機操縦ライセンスだったことが判る。キース中尉は2日前に仮免許を受けていた。その時の教官によると、昨日キース中尉にSTOL(小型飛行機)を借りて飛び立っていた。残りのC4を乗せて自爆する可能性があるが、STOLは超低空飛行するのでレーダーには映らない。キース中尉は免許を取得するために、薬をしばらく飲んでいないはずなので、妄想を懐きやすい。ダッキーのプロファイリングにより、NCISは攻撃対象を絞る。マクギーがIDの紛失を届け出たが、すぐでなかったことでマクギーの立場が悪くなる。実は昨夜アビーとスタジアムへコンサートに行ったのだが、そこで落としたらしい。マクギーはアビーが100万人のフォロワーを持つバンドのメンバーと友人なことから、STOLの目撃情報をツイッターで求める事にした。すると、キース中尉が刻々と海上に向かっているのが確認された。その先には、ロビンス中尉が乗船している空母ベンジャミン・フランクリンがあり、それがターゲットだと判る。このままでは空母側から迎撃されてしまうので、ギブスは無線でキース中尉に投降を呼びかける。そのせいでキース中尉は空母への攻撃を諦めるが、海上で自爆してしまう。マクギーのIDはスタジアムで見つかり、監察室から呼び出されるが、ヴァンス局長は任務で忙しく、マクギーが国家の財産と人命を救ったと助け船を出し、どうやら丸く収まりそうだ。レーダーに映らない小型飛行機によるテロというのは、実際にありうる話ですね。軍や警察などでも想定はしているのでしょう。興味深く感じました。また軍人のメンタルのチェックも必要なのでしょうね。人数が多くて難しい問題ですが。ベテランのストリックランド捜査官はちょっとしたスパイスにはなっていましたが、あまりにおばさんすぎて捜査官らしくなかったですね。Roma Maffiaもこれまで様々な役柄を演じているけれど、今回はシャープさに欠ける感じ。今後はストーリー上も何とかしてジヴァの穴を埋めることになるのでしょうが、上手く見つかると良いですね。しかし、ジヴァはすでに何ヶ月もいなかったはずなので、今更彼女宛に電話がかかってきても対応は変わらないと思うのですが。それにしてもNCISは男性社会だなと改めて思いました。アビー以外に準レギュラーで女性が欲しいですね。パーマー君の養子問題で、ダッキーと微笑ましいやりとりをしているのが癒されますね。夫婦そろって死体を扱う仕事、には笑ってしまいました。でも、事実そういう人もいるでしょう。アビーが赤ちゃんのために編み物を初めて、しかも彼女らしい黒というのが良かったですね。(笑)
February 21, 2014
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オープニングは「デクスター」かと思いました。(笑)先日見た「Homeland」も同じようなシーンがありましたが、本当にそんなことができるのでしょうか。臭いなどで周囲にすぐばれるだろうと思うのですが。それにしても、モーテルのバスには入りたくないなあ。リズがプロファイリングで逮捕に至ったドラッグ・カルテルのリーダー、ヘクター・ロルカの裁判が行われる。その直前にレッドから呼び出されたリズは、ロルカが国外に逃亡するための支度を準備して欲しいと依頼を受けたと言われる。ということは、法廷で何かあるはずだ。ロルカの組織に関しては、これまで100人以上の証人がいたが、悉く姿を消してきた。今回も勇気ある証人が証言するが、途中で陪審員が倒れ、控え室に下がった証人が姿を消してしまった。おそらく、彼も殺されて遺体が出ないのだろう。リズは例の弾道検査と関連のある事件の証拠を探し、「エンジェル・ステーション」という名前と2013年6月23日という日付に注目する。夫のトムはその日付を見て、自分たちの思い出の日だという。ボストンに仕事の面接に行った日だった。レッドから連絡があり、ロルカの仕事を引き受けたのは掃除屋の「シチューメーカー」だという。彼は死体を化学薬品で溶かして処理する。そして、何か記念品を持ち帰る習性があるという。実はロルカはレッドに言わせると小物で大したことはない、それよりもシチューメーカーを逮捕すればこれまでの未解決事件の手がかりが手に入るだろうという。FBIがロルカに取引を持ちかけ、今回の件では起訴を取り下げる代わりにシチューメーカーの名前を言えと迫る。しかしロルカはシチューメーカーの恨みを買うくらいなら、グアンタナモに捕まった方がましだと答える。秘密裏に行われるはずだったロルカの移送で空港に連れて行くと、武装した男たちに襲撃されて、同行していたリズが誘拐されてしまう。FBIは予想外の出来事に緊迫するが、レッドは自分がこれからロルカと会うので、そこでシチューメーカーの情報を掴むという。レスラーは強引にレッドに付き添う。ロルカは正直に名乗ったレスラーを殺そうとするが、レスラーはリズを捕らえている男の名を言わないと、どこまでもお前を追跡すると言い、仲介者の名前を聞き出す。仲介者とは私書箱を通じて連絡を取っており、借り主の免許証に登録されていた指紋から、メリーランド州の歯科医のスタンリー・コーニッシュの名前が浮かぶ。レッドは裁判の証人が「処理された」部屋で見つかった犬の毛をFBIから持ち出すと、動物愛護センターにスタンリーを装い、犬が迷子になったと言って、登録されている個体識別チップで犬の位置を突き止める。リズはシチューメーカーに引き渡された後、山小屋に監禁され、拷問されていた。男は単なる死体処理から、進化しているという。スタンリーの自宅を訪ねたレスラーは、妻から山小屋の情報を聞き、すぐに山狩りを始める。痛めつけられながらも、リズはプロファイラーとして、巧みにシチューメーカーに話しかけ、隙を見つけて逃げる。リズはシチューメーカーの犬に見つかり、小屋に連れ戻されるが、レッドが助けに現れる。レッドは冷酷にも、シチューメーカーを薬品のバスタブに放り込む。シチューメーカーは処理した死体の写真を残しており、レッドはその写真をFBIに渡して、これまで消された証人を確認することで、ロルカを捕らえる事ができるという。レッドはその中から一枚の写真を抜き取っていた。帰宅すると、トムはリズをねぎらい、思い出のホテルで休みを取ろうという。そのパンフレットを開けると、「エンジェル・ステーション・ホテル」という名前があった。今週はレスラー、格好良かったですね。頭も使っていました。(笑)そして、助け出されたリズとハグ。監視対象ではあるけれど、そのうちレスラーは特別な感情を抱くようになるのではないかと、思った人も多いはず。リズは夫に秘密を持っている訳ですし、FBIにもパスポートの件は黙っている。いずれレスラーに秘密を打ち明けることになるのかな。今週のリストの人は、全裸で頑張っていましたね。サイコパスとしてもクリーピーでした。リズを拷問する意味がもう一つわかりませんでしたが。毛を剃るのは現場に証拠を残さないためですよね。その割には眉毛があるんだなと思って見ていました。(笑)レディントンは完全に自由な生活をしていて、武器商人としても仕事をしている。FBIは手を出せない。そんな状況で、ドラッグカルテルのボスよりも極悪だという犯罪者を始末するレディントン。カルテルを潰すとレディントンの商売があがったりになるからか。ま、とにかく彼はやりたい放題です。もう一つ、夫の隠し持っていた銃を手がかりにして、毎週こんな感じで秘密が明らかになっていくのでしょうね。レディントンが抜き取った写真が誰なのか、それも関係してきそうです。
February 20, 2014
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冒頭のロールプレイは、実際のセットなのでしょうか。昔のドラマに見たような演出ですね。シリアスなSVUですが、たまにはこういうのも良いかも。ロリンズの妹役の人、本当に上手い。こんな妹がいたら、人生ボロボロになりますね。精神科医のオリヴェット医師は、本家でずっと出ていたのですね。SVUにも久々の登場でした。アマンダ・ロリンズ刑事が帰宅すると、妹のキムが入り込んでいた。恋人のジェフにまた殴られた上に、妊娠しているという。前回の一件で、2人は別れたがまたヨリを戻したらしい。ここにいることを知ってジェフは追いかけてくるに違いない。アマンダはSVUの仲間に協力を仰ぎ、ジェフを探し出したフィンとニックは接近禁止の警告を伝える。しかし、ジェフは買い物中のキムに近づいて来て、次はないと脅す。アマンダは妹のために一時的な接近禁止命令を取る。オリヴェット医師とのカウンセリングを終えて帰宅したアマンダは、室内からキムの悲鳴を聞く。ドアを破って中に入ると、ジェフがキムを襲っており、アマンダは離れるように命じる。ジェフはキムに呼ばれたと言い返し、銃を取り出したためアマンダはジェフを射殺する。アマンダは今年2件目の発砲事件となったため、内部調査部のタッカー警部補が現れ、取り調べることになった。SVUもアマンダの代理人も、アマンダの精神状態を心配し、慎重に行動するように言う。カウンセリングでアマンダは子供の頃から自分はキムの尻ぬぐいばかりで、今回の事についても腹が立っているという。医師は無理に平静を装わないで経過観察が必要だという。IABの聴取では、キムもアマンダは事実を話して無事に終わったかに見えたが、その後キムは勝手にタッカーに連絡を取り、アマンダがジェフと以前に何度も会っており、その度に逮捕するなど脅していたと話す。キムの行動に驚いたアマンダが問い詰めると、キムはジェフに生命保険をかけており、受取人が姉妹になっているが、事故でなければ保険金が支払われないと説明する。キムはアマンダの筆跡を真似て契約を結んでおり、アマンダはタッカーに事情を説明するが、精神状態やギャンブル依存の過去など、都合の悪い事をあれこれ蒸し返されてしまう。その結果アマンダの立場が悪くなり、保険金殺人で逮捕される。SVUはキムの行動に疑問を持ち、NYに滞在している間にキムが何度もジェフと連絡を取っていた事を掴む。保険金欲しさに、あえてジェフを焚きつけてアマンダに殺させたのではないか。アマンダは保釈され、妹の裏切りに動揺して精神科医に助けを求める。ニックの元にキムが現れ、話がしたいという。食事をおごることにしたニックは、キムの口から姉をはめたという言葉を聞く。妊娠はだめになったという。それをこっそり録音していたため、タッカーに申し出ると、アマンダの起訴は取り下げられたが、今度は妹を殺人罪で起訴するという。アマンダが帰宅すると、家財はごっそり丸ごと持ち出されていた。キムからの「愛している」というメモが残っていた。最後の口をあんぐり開けて、OMG!という感じが秀逸でした。アマンダには悪いけれど、そこまで持っていくか、と言いたいですよね。結局、ニックに会いに行ったのは姉の容疑を取り下げさせるためだったのでしょうね。別に姉が逮捕されて欲しいわけではない、というか、集るための金づるとしていてちゃんとしていて欲しいのでしょう。「お姉ちゃんは大丈夫だから」って、自分の事しか考えないのかな。ニックににじり寄る態度などを見ていても、この子は男に支配されるタイプというよりは、男を手玉に取って生き抜いていく、天性の才能を持っているような気がします。もう、ソシオパスのレベルでは?SVUのメンバーにも、仲間の身内だからと善意で接してもらっているのに、結局利用できるかどうかしか考えていないようです。姉は何度振り回されても、そんな妹を放り出すわけには行かず、その度に自己嫌悪に陥るのでしょうね。本当にアマンダには同情します。この先はしばらくアマンダのストーリーが続くのかな。「私はバッジを取り上げられたのよ!」とタッカーの来訪にピリピリするオリビアが印象的でした。
February 20, 2014
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最終話のための最終話でしたね。第1話から見続けてきましたが、最後はネタ切れなのかかなり無理して続けてきた印象で、ついに終わったという感慨が強いです。それでも、常にヒュー・ローリーの演技に引き付けられました。自分勝手で弱虫でどうしようもない、人間くさいハウスが出会う様々な人生の瞬間に、共感を覚えたり同情したりしてきました。呆れることもあったし、ハウスに拍手を送る事もあった。本当にこんな嫌なキャラクターはないですよね。とても友人ではいられないと思います。でも、グレゴリー・ハウスは魅力的でした。歌もピアノも上手かった。「House」は医学ドラマではあるけれど、ERなどとは違って、医学知識を使った謎解きドラマでしたね。それだけでなく、舞台劇のスタイルや妄想シーンの遊びの要素も時々あって楽しめました。趣向を凝らしたエピソードが良かったなと思います。ハウスは廃ビルの埃だらけの一室に横たわっていた。隣の男は死んでいる。そこに、かつての部下で自殺したカトナーが現れ「彼は誰?」と尋ねる。どうやら幻覚を見ているようだが、下の階から、炎があがっていいる。男はクリニックの患者で、先月交通事故に遭い、痛み止めをくれと言った。始めはドラッグ依存者と断定するが、ハウスは男の腹にアザを見つけ、わざわざ自分で検査をして出血とガスを確認する。チームはハウスが仮釈放を取り消される状況で、なぜ上機嫌なのか疑問に思う。ハウスはウィルソンに残された5ヶ月の間に、どうしても病院に残らなければならない患者がいると、フォアマンに偽証させるつもりだった。カトナーは話を聞いていて、ハウスが火事のビルからどうして逃げないのか、自殺するつもりなのかと問う。そのころ、病院ではフォアマンがハウスが2日前から連絡が取れないと、探し回っていた。ウィルソンはハウスがバカなことをするのではないかという。カトナーは「無」である死に向かおうとするハウスに、生きる事に興味を失ったのかという。次にやはり死亡したアンバーが現れ、ここから逃げないのは患者に今も固執しているからではないかと問う。患者はその後急変してチームは肺塞栓を起こしたと考える。ハウスは患者がヘロイン依存症だと知っていたため、麻薬拮抗剤を与えて蘇生させる。患者はそのような状況になっても、現実が辛いのでドラッグは止めないという。始めは単なる痛み止めとして飲み始めたが、やがて依存症のために全てを失った。それでも幸せだったという。アンバーは普段患者とは話さないハウスが、この患者とはなぜ話し込んだのか気にする。ハウスはフォアマンとの約束を破り、抱えていた患者を他に回して、フォアマンに仮釈放委員会にさらに嘘を付いてくれと頼む。アンバーは実のところ、大切なのは刑務所でもウィルソンでもなくて、患者の診断をしてパズルを解くことではないかという。ハウスは患者の新たな症状からALSであることを告知する。進行は早く、命は助からない。その時、患者の右側の静脈が膨張して、左右非対称になっていることに気づき、超音波で調べて、患者が知らないうちに小枝を飲み込んでいるのを見つける。これが自己免疫反応を引き起こして、ALSに似た症状を引き起こしていた事がわかった。小枝は手術で取り除かれた。ハウスは一人命を救っても、人は70年後にはみな死んでいくという。アンバーは病人はいくらでもいるのだから、絶え間なくパズルを解く楽しみは続くのにと返す。ならば死ぬ必要は無い、アンバーはここから立ち去るように勧める。ハウスがドアを開けるとそこは火の海だった。出口を探したハウスは床を突き抜けて階下に落ちる。ハウスの行方を心配したフォアマンとウィルソンは、ハウスがかつて入院していた精神病院のノーラン医師を訪ね、ハウスがヘロインを摂取している可能性があるという話を聞く。2人は病院に戻って、ハウスの患者のカルテを探し始める。ハウスの前にかつての恋人ステイシーが現れる。なぜ火事なのに逃げなかったのか。落ちたのは神の印か。ハウスは神は信じないが、愛を信じているではないか。ハウスはトイレを詰まらせた罪をウィルソンに押しつけ、末期ガンだから刑務所に入らなくて済むように、嘘を付いてくれと頼んだ。ウィルソンは始めは引き受けるが、考え直して、まだ俺に頼るのか、このままだと学ぶチャンスを失うぞという。俺が死んだらお前には誰もいないと言われ、ハウスは永遠に俺は孤独なのかと答える。ステイシーはウィルソンがいたからハウスは良心を持つ必要はなかったという。ウィルソンが死ぬことは逆にハウスにとって良いことだという。大事なものは自分自身の中にある。女性との関係にしても幸せになろうとしたら、なれるのだ。こんなところで死ぬ必要はない。そこにキャメロンが現れる。キャメロンは今もハウスを愛していて、自分は何も生きろとは言わない、ただ死は罰ではなく報いだという。これまでハウスは十分に苦しんだ。犠牲も払ってきた。ウィルソンが楽になる道を選んだように、ハウスだって人生を投げ出したって構わない。ハウスは隠していた患者との会話を思い出す。病名を告げた時、患者はハウスの罪を被ると申し出た。患者はハウスに恩があるという。救えなかったのになぜそんなことを言うのかと問われ、患者は自分にはもう失う物がないという。ハウスは患者を救わなかったことで事態が好転するのは皮肉だという。キャメロンはハウスが自分よりも患者の事が大切なのかと問う。ハウスは自分自身の事よりもパズルを解くことが大事なはずだ。なぜ決められずにいるのか。なぜ逃げるのか。逃げている事を認める事さえできないのか。ハウスは「俺だって変われるのだ」と立ち上がる。患者の住所を突き止めたフォアマンとウィルソンは、燃えさかるビルの中にハウスの姿を見た。その瞬間、ビルは爆発し崩れ落ちる。現場で回収された遺体はハウス本人と確認され、ウィルソンらはハウスの葬儀に集まった。それぞれが別れの言葉を述べる中、ウィルソンの携帯にメールが届いた…最終回は懐かしい顔が集まりましたね。そのための葬式だった?ノーラン医師は必要なかったかなとも思いますが、カトナーやアンバーは「ここは地獄か?」と思わせる演出で良かったと思います。No.13やキャメロンについてもよくぞ出てくれました。(ジェニファー・モリソンは「Once Upon a Time」とのギャップが激しい)最終シーズンでカディが出るかどうか、ネットで話題になりましたが、あの場面ではステイシーの方がふさわしかったですね。やっぱり、ハウスの脚がああなったのもステイシーの決断の結果でしたし、2人は普通のカップルとして愛し合っていた。あそこでハウスを力づけ、導こうとするのに、恋愛でぐちゃぐちゃになって逃げ出していったカディでは無理でしょう。セーラ・ワードの包容力ある存在感は好きでした。このエピソードを見終わった後、永久保存版のシーズン1の「Three Stories」を見直しました。何度も見ていますがやっぱりこれが「House」の原点ですね。そして、7年前はみんな若かった。(笑)ハウスが死を偽装したのは予定通りで、私はシャーロック・ホームズを思い出しました。生まれ変わるために、そこまでしなければならないのかとも思いますが、最愛のウィルソンに寄り添ってどこかでウィルソンを看取った後は、ハウスが伝説の彼方に消えていくような感じで、まあそれもありかなと思います。ハウスとウィルソンは最高に幸せの時間を過ごしているのでしょうね。その他、チームはチェイスが戻ってきて引き継ぎ、フォアマンはハウスの存在を薄々感づいたでしょう。キャメロンはシカゴのERの責任者となり幸せな家庭を持っているなど、終わりらしい終わりでした。制作陣、キャスト、みなさん、8年間、ありがとう。
February 19, 2014
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おー!と声が出ました。こうやって新たに知る事が出て来ると、俄然面白くなってきますね。次の展開が気になって、早く見たいです。ネタバレ注意!ジャバディがもたらした情報で、キャリーとクィンはリーランド・ベネットと関連のある人物を捜す。しかし、式典の出席者はこれまで徹底的に調べられており、爆弾を作ったり動かしたような人間は見あたらない。ソールは国務長官のマイケルにジャバディに関するこれまでの作戦を説明する。次期CIA長官のロックハートには次のステップは聞かせることはできない。ソールはジャバディを軍のトップに据えて、イランの政権交代をもくろんでいると明かす。ソールはキャリーに感づかれずに、明日国外に発つとアダールに告げる。ミラはソールとヨリを戻したのを契機に、恋人のアランに別れたいと話す。アランは納得できない。キャリーはソールがジャバディを取り調べた時に、ブロディが爆弾を置いたかどうか、あいまいなままで終わっていた事に疑問を持つ。自分にははっきりと、ブロディではないと話したのに。キャリーらは爆破実行犯をあぶり出すため、ベネットと知り合いのアダールを使って、「君の事務所が調べられるかも知れない」と探りを入れる。ベネットは逃げも隠れもしないと開き直るが、連絡係のフランクリンを通じてキャリーに何が起こるのか、探って欲しいという依頼が来る。ソールは実行犯の名前を掴んだという偽情報をフランクリンに伝えるよう命じる。キャリーは妊娠13週目にして初めて診察を受け、生むのかどうかまだ決めていないと答える。ファラは2日続けてCIAを休む。監察総監室のクローセンは、ファラの行動が疑わしいとして、自宅を訪ねる。ファラは父親に嘘を付いて銀行に勤めていると言っていたが、CIAに勤めれている事を知られてしまった。父親はこのことが秘密警察に知られたら、テヘランに残る親戚の命が危ないという。アランはソールの家に忍び込み、盗・聴器を仕掛ける。フランクリンに会ったキャリーは、国内にまだ実行犯がいるのかと鎌をかける。ベネットに対して、外国諜報活動の共謀罪で令状が出されるらしいというと、フランクリンは犯人が特定されていないと察して、この件は自分に任せてくれと答える。フランクリンとベネットの通話やメールを監視していたところ、ベネットは実行犯を国外に出せと指示を出した。アダールのチームが実行犯の居場所を追跡してモーテルにいることが判る。現場で監視していたキャリーは、その場に現れたフランクリンが銃を取り出すのを目撃し、国外に出すのではなく、殺して証拠を消すつもりだと知る。アダールはここでフランクリンの動きを止めると、キャリーの二重スパイが知られ、ジャバディの事もばれてしまうとして、キャリーに手を出さないように命じる。しかし、キャリーは実行犯が殺されるとブロディの無実の証拠がなくなるとして、命令を無視してモーテルへと向かう。クィンはキャリーを止めるために、肩を狙撃する。フランクリンはモーテルの男を殺し、死体を処理する。そのころ、キャリーは車の中で手当を受けながら、話の筋が違う、ソールはどこへ行ったのかと叫ぶ。ソールはカラカスの「デイビッドの塔」を訪れていた。そこには、ヘロインで廃人となったブロディがいた。あのミラの愛人は最初からスパイ目的でミラに取り入ったのでしょうか。彼はフランス人と言っていましたが、やっぱりソールとは別れないと言われた腹いせに仕掛けたのか。ストーカーのように。彼が海外の諜報員だったなら、ずっと前からチャンスはあったはずですよね。考えて見ると、CIAの重要な立場のソールが、見ず知らずの男が自宅に上がり込んでいるのを見逃すというのも変だなと思いました。脇が甘すぎる。ソールのこれが終わったら辞職するというのは、イランの政権交代でしたか。かつてのアメリカや大国がやっていたことですよね。その時代の再来を望んでいるのですね。そうしてテロを終わらせようと思っているのでしょうね。しかし、今、そんなことが可能なのかな。ロックハートの言うことも一理ありますね。このことにつていは、キャリーや部下たちには内緒、というか機密。彼らは駒ですから、やれと言われたことしかしないわけです。ブロディをカラカスに匿っていたのはソールの命令だったわけですね。エル・ニーニョに渡していたのは賞金?それとも、彼らの組織の活動資金?キャリーが必死に探しているにも関わらず、キャリーの口利きで預かってもらっていたというのもなるほどです。ソールにとって見れば、ブロディが実行犯であってもなくてもどっちでも良いのかも知れない。もう、世間一般にはブロディが犯行声明を出したとされているのだから、死んでいても構わないし、生きて捕らえればなおさらCIAの名が上がる。キャリーの気持ちなど、斟酌する必要もないでしょう。あんなにヘロイン漬けになってしまうと、元に戻るのは難しそうな気がします。ということで、やっぱりブロディの子供のようですね。あれだけ検査薬で調べていた事から、間違いであってくれという気持ちだったでしょうね。でも、今回の負傷で妊娠の事はばれるでしょう。少なくともクィンには、ソールには黙っていてとか言いそう。クィンはショック?いや、余計に守りたくなるかも。(笑)それにしても無実を証明したいから、堂々とアダールの命令に背くなど、キャリーの立場は危なくなりそう。ソールのことも恨むでしょうね。
February 18, 2014
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『さよなら、ジヴァ』はあ、終わっちまいましたね。内容は予想通りという印象です。ただもう、コート・デ・パブロには「ご苦労さん」と言ってあげたいです。ギブスがカーク船長を知らなかった、というは個人的にツボです。前話の続き。トニーはジヴァを探してイスラエルに向かう。空港でモサドのオーリ局長とアダムがトニーを出迎え、彼らもジヴァを探しているという。死亡したジャーヴィスに替わって、ポーター海軍長官が着任し、ギブスらにパーサのさらなる攻撃を防ぎ、裁きをもたらすよう命じる。ジヴァを襲ったのは雇われた殺し屋で、トニーにはジヴァから兄のアリとの写真がメールで送りつけられていた。モサドはジヴァの目撃情報から、かつて過ごした農場から埋められた目もを掘り出していた。そこには幼いジヴァが「お願い」を書き込んでいたが、バツが着けられ「彼のためにこれをやめること」と書き添えられていた。アダムとジヴァの足跡を辿ったトニーは、子供の頃向かいに住んでいたバシャン医師を訪ねる。バシャンによると、最後にジヴァに会ったのはイーライの葬式で、トニーのことは聞いているという。一方、DCではトニーを襲撃した犯人を追っていた。アビーは弾道捜査で向かいのビルに住む女性の部屋から撃たれた事がわかる。女性はすでに殺されており、プロの仕業と思われ、ダッキーは目つぶしをしたときに、コンタクトに指紋が残っているかも知れないという。フォーネルはパーサの暗殺リストにメンデスがいることから、ボディガードを任される。メンデスが反テロ連合に高額の寄付をするウォルターズ氏が入院している病院を訪れるというので同行すると、建物に入る直前に病院で爆破事件が起こった。メンデスを狙ったものと思われる。コンタクトレンズからは、陸軍を不名誉除隊になったヘンリー・コールドウェルの名前が挙がる。コールドウェルはスナイパーの訓練を受けており、「疑いの同胞団」雇われたのだろう。トニーに送られたメールはネットカフェからかと思われたが、その向かいに病院があり、監視カメラに怪我をしたジヴァがバシャン医師と話しているのが確認された。トニーはバシャンが嘘を付いたと追究するが、バシャンは襲撃されたジヴァに手当をしたところ、話がアリに及んだという。アリとバシャンは幼なじみであり、恋人であり結婚を約束する間柄だった。それを知ったジヴァは殺さなければならなかった理由を弁明し、謝罪したがどうしても許せなかったという。ジヴァにはトニーという存在がいるのに自分にはいない。それで、真実を伝えることもできなかったという。トニーは後を追うつもりだが、出ていったジヴァはもうこれまでのジヴァではなくなっていたという。それでも、トニーはジヴァの足跡を辿り10月になってもまだ帰国していなかった。ギブスは姿を消したいと望むジヴァの気持ちを尊重するべきだという。しかし、トニーは執念でジヴァを見つけていた。そこはジヴァの生家で、ジヴァはここに来るべきではなかったとトニーに言う。ジヴァは祖国に戻り、自分の生い立ちを巡る間に過去を白紙に戻し、新しく生まれ変わることができると考えていたという。しかし、バシャンに会って、仕事で殺した相手にも愛する人がいて、今の苦しみを作り上げたのは自分自身だと思い知った。昔の自分なら父の世界から逃げ出すこともできただろうが、もう手遅れだ。トニーはまだやり直す事はできる、そのためには協力すると説得する。パーサを捕らえられないギブスはウェイン大佐に接触する。軍法会議を受けたウェインは、パーサからのメールはフロリダから送られていたという。ギブスは今でも罪を償う事ができると促す。その帰り、ギブスは男に襲われ逆に逮捕する。男はフロリダからのメッセージで雇われただけだと言い、ギブスをターゲットに近づけるなと言われたという。マクギーが携帯電話を追跡すると、メンデスの会社に行き着いた。ウォルターズの病院を爆破したのは、メンデスの携帯電話の着信がトリガーになっていることも判った。ギブスは今夜、何かがあると察し厳しく男を取り調べる。フォーネルはホスピスでウォルターズに会い、寄付を受けるメンデスに付き添っていた。ホスピスでは、コールドウェルがウォルターズの警備を排除し、爆破物を仕掛けようとしていた。その時、ウェインが現れコールドウェルにもう続けられないと、止めようとする。コールドウェルと相撃ちになったウェインに、後から現場に現れたギブスは代わりにやってくれと頼まれ、ライフルを構える。車を降りたメンデスは携帯電話に出ようとしていたが、ギブスがそれを阻止する。フォーネルは流れ弾で怪我をする。反テロを訴えながら、実は私腹を肥やしていたメンデスが死亡し、パーサは野放しのままだ。トニーの一緒に帰って欲しいという説得にも関わらず、ジヴァはイスラエルに残るという。もう一度メモを埋めて再スタートを切ったジヴァとトニーはキスを交わす。ギブスはジヴァから電話を受ける。最後のキスはファンサービスでしょうね。殉職でなければ、これ以外の展開はないでしょう。私としては、イーライが死んだときにジヴァが考え直すと言う方が納得できたなと思います。モサドの父が命じて兄を暗殺し、よそ者の立場でNCISに残り続けて、最後はアメリカ国籍まで獲得したジヴァがルーツを捜しに戻るのは、それしかないような気がします。ジヴァについてはやるべき事を全部やってしまったというか、コート・デ・パブロ自身、白紙でスタートしたかったんじゃないかな。想像ですが。制作陣はシーズン11に彼女が降板しない前提でストーリーを作っていたのでしょうね。トニーとは同僚以上の深く強い思いがあり、これまでの積み重ねを単なる恋愛事で済ませるのは望みませんでした。なので、お互いの気持ちを知り将来への可能性を残しつつ、一旦線を引いたということで良いと思います。いつかゲスト出演するという事もできますしね。しかし、メンデスが一枚噛んでいるのも、携帯が起爆装置になっているのも、見え見えじゃないですか。何ヶ月もかかってマクギーやアビーがそれに気付かないというのは変ですよね。新しい長官が殺されないうちに、早くパーサを捕まえて欲しいです。シーズン11を通じた敵ということになるのかなあ。ところで、新たなスピンオフ計画でニューオーリンズを舞台としたエピソードがシーズン11であるそうな。その男性リードがスコット・バクラに決まったということで、カーク船長を知らないギブスはマクギーからどう突っ込まれるのか今から楽しみです。ちなみに、スコット・バクラはこのJAG、NCISのプロデューサー、ドナルド・ベルサリオの人気シリーズ「タイムマシーンにお願い(Quantum Leap)」で主役でしたので、こちらもぜひトニーに突っ込んでもらいたいところです。「マグナムPI」のファンとか言っていましたしね。
February 14, 2014
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ジェームズ・スペイダーの存在感はすごいですが、やっぱり、リストの消化はやっつけ仕事ぽいですね。政府も知らない、凶悪な、罪深い闇の悪人たちを毎週となると、Burn Noticeのような「お仕事」に見えます。であれば、やはりキャストの間のやりとりに魅力が欲しいな。それと、やっぱりレスラー捜査官の頭の中まで筋肉みたいなキャラクターは、BONESの誰かさんを思い出して笑ってしまいます。リズは床下に隠された夫の銃を弾道検査に回す。トムは悲惨な出来事からまだ立ち直っておらず、自宅療養中で夫婦には気まずい雰囲気があった。上海に潜入中のCIAの捜査官が襲われ、PCを奪われただけでなく腕も切り取られた。犯人グループはPCが生体認証を受け付けず、暗号がかかっていたため、レディントンに暗号解読を依頼してくる。依頼したのは中国政府に雇われたスパイ専門の殺し屋ウージンで、その存在は伝説的だった。PCのメッセージには、次の殺しのターゲットが書かれていて、レッドはウージンを捕らえるチャンスだという。そのために、リズは暗号解読の専門家としてレッドとウージンに会う事になった。レッドは遠隔操作で解読し、本当の情報をウージンに渡すという。もちろん、中国政府にもその情報が渡り、エージェントが危険になるが、あえてそうすることで疑われないようにするという。当然、FBI側もそのエージェントの命を守らなければならない。リズは協力する見返りに、レッドに自分を選んだ理由を話すよう求める。何者かがリズの留守中に自宅に監視カメラを設置する。FBIが見守る中、MITの学者を装ったリズとレッドがウージンのアジトに入る。探知されない発信器を身に付けていたが、地下深くにあるアジトでは電波は届かなかった。レスラーはすぐさま突入しようと準備を始める。リズはレッドに時間稼ぎを頼み、暗号解読器を技術担当の男のPCに組み込んでメールを解読することに成功する。ターゲットは世界的建築会社の設計士ヘンリー・チョウで、CIAはチョウに上海の政府のビルの設計図を手に入れさせ、そこに盗・聴器を設置することになっていた。チョウは今ワシントンDCにいるという。レスラーとマリクはチョウの行き先を探し始める。仕事が終わってレッドとリズが帰ろうとすると、FBIのサーバーにアクセスしたことがばれて、2人は足止めされる。ウージンは裏切り者がいるとして、身内の技術者を疑った。暴行を受けた技術者がPCにリズによって装置が組み込まれた事を悟った時、レッドは技術者を撃ち殺してしまう。手下を殺されたウージンはリズを殺そうとするがレッドが上手く言い逃れをして、ウージンたちはアジトから脱出することになった。一方、チョウは建設中のビルに息子を連れて訪れていた。殺し屋はすぐにチョウを狙って現地に現れ、一足違いで到着したレスラーとマリクが殺し屋たちと戦う。2人の活躍でチョウは助かり、国外に逃亡しようとしたウージン一味も捕まる。別れ際にリズは約束だからと、再度質問する。レッドは「君の父親のせいだ」と答える。FBIに戻ったリズは弾道検査の結果を受け取るが、記録はほとんどが機密扱いで塗りつぶされていた。しかも、リズが要求した資料は全てクーパーの手元にも届いていた。レスラーはやはりリズが何か隠しているという。レッドがウージンから報酬として受け取った封筒には数字が書かれていた。リズの自宅ではトムのためのパーティが開かれていて、トムは何もリズの仕事に理解を示す。何者かがその家の中を監視している。「なぜ私なの?」「君の父親のことだ」「あなたには何もない」「私には君がいる」これって、レディントンがリズの父親だと言っているようなものじゃないですか。リズだって、こっそりレディントンのDNAを採取して親子鑑定をすればいい、と思いました。まあ、それだとあまりにもベタなので、多分レディントンがかつて諜報活動か何かをしている時に、リズの父親と何らかの関係があって、面倒を看ることになったんじゃないか、と考えるのが一番可能性が高そうですね。実はパパもママもスパイだったという「エイリアス」を思い出します。リズを監視しているのはFBIなのかそれともレディントンの関係者なのか、あるいは敵対者なのか。夫はどこかの政府の諜報員なのか、それともはめられているのか。謎がたくさんある方が見る楽しみが増えます。だって、ブラックリストの小物の退治は簡単すぎてつまらない。凄腕のウージンが潜入を見破らないのは都合が良すぎる。ところで、CIAから来ているマリクは、自分のところのメッセージの内容はわからないのか。彼女はリエゾン・オフィサーなのでしょうが、いまいち働きがはっきりしない。でも、直情行動的なレスラーとは良い感じで対照的で、コンビとしたらおもしろいですね。あるいは、マリクが何かの秘密を握っているという事もありかも。クーパーが化けると、「ドールハウス」ですね。(笑)
February 13, 2014
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ゲストのMarcia Gay Hardenはこれで4回目。よほど、制作陣から気に入られているのでしょうね。あまりたくさん出演しているので、前回のエピソードからは違和感のある展開になっていて勘弁してよ、という感じ。とにかく、この人が出て来るとSVUが振り回されます。久々のマンチはうれしいですけどね。マンチが未解決事件班で見直し作業中に、20数年前のレイプ犯のDNAが一致した男がいるという。コカイン所持でマイアミの刑務所に収監中のブライアン・トレモアで、明日釈放される予定だった。オリビアとニックが引き取るためにマイアミに飛ぶと、そこにFBIのダナ・ルイス捜査官がいて、他州で起こった3件の連続レイプ殺人事件の容疑者だという。ダナはオリビアに合同捜査を持ちかけ、取り調べはNYで行う事になった。ブライアンは80年代にアトランタのバスケチームの用具係をしており、各州で遠征するスケジュールが犯行日と一致していた。ただ、88年のバス事故で下半身不随となり、今は車いす生活だった。ダナが連続レイプ殺人だとする根拠は、粘着テープとゴム手袋を使う手口が共通していることで、DNA検査でサクラメントのテレサとNYのジーナの証拠が一致した。ジーナはバスケ選手のファンで、スポーツバーなどで関係者に声をかけていたという。ブライアンは最初の4件については、自分がやったと認める。しかし、最後のキーラについては覚えがないという。サクラメントからやってきたキーラの両親は、キーラがスポーツ選手に興味を持っていたとは思えないと言い、慎重なので他人を家に入れることもなかったはずだという。さらに、キーラは当時婚約中のノアという男性がいた。キーラの件については、血液や体液などが検出されておらず、犯人が口の中に残すゴム手袋の証拠品が10年前にオライリー刑事に持ち出されたまま、行方不明になっていた。ただ、証拠品はもう一箱あるというので、マンチが引き続き探す事になった。ブライアンがキーラ殺害を強く否定するので、見ていたダナが私に任せて欲しいと言い尋問を始める。ダナはキーラが殺害当時妊娠中だったとして、巧みにブライアンから自供を取り付けようとする。キーラの証拠品を持ち出した刑事は、FBIの指示だったという。そこに、婚約者のノアが現れ、キーラ殺害時には出張中でアリバイもあるという。驚いたことに、ノアとダナは知り合いと言うことが判る。2人は大学で知り合い、デートをする仲だったが、キーラが妊娠して別れたという。その後は友人として何回か、会う事もあったらしい。ニックはダナが捜査で知り得た情報をノアに伝え、アリバイを工作したかも知れないとクレイゲンに訴える。実は当時事件を担当した刑事は、女性のFBI捜査官が出てきて仕切ったという。ノアは親しいダナに頼んだのか?一度はキーラ殺害を認めたブライアンだったが、ニックの説明で自白を強要されたとして自供を取り下げる。ダナはもう一度尋問させてくれという。ニックはあくまでノアを疑っていたが、SVUはダナに焦点を絞り、カメラの前でダナの言葉の裏を確認し始める。キーラの捜査に関わっていないというダナに矛盾を突きつけると、ダナも自分が疑われていると察して開き直る。オリビアはダナとノアが交際していた頃を尋ね、ノアがダナとは本気ではなかったのに、ダナがかなりその気になっていて、キーラとの結婚を聞いてショックを受けたかどうか追及する。ダナ自身妊娠していたのではないかと問うと、ノアには結婚はまだ早いと断られ中絶をせざるを得なかったという。しかし、その2ヶ月後にキーラと婚約したと聞かされ、さらに確かめるために直接話すと、キーラが妊娠したと知った。ノアはキーラが運命の人だと言い、妊娠を告げるとすぐに求婚されたという。あとは気がつくとダナはキーラを殺していて、隠蔽するために捜査を担当したという。オリビアはその後のダナの仕事への献身は、キーラを殺した罪悪感からだろうと理解を示し、ダナは逮捕される。もう一人のゲストはハロルド・ペリノーでしたね。NYではおなじみの人。せっかくなので、もうちょっと出番が欲しかった。ま、ステイブラーがいませんからしかたないか。コールドケースという言葉が何度も出てきたので、できればニックにそっちに行って欲しかったです。(笑)命を賭けて潜入捜査もする熱血FBI捜査官が、男へのジェラシーで犯人でした、なんてとても残念です。前回までの波瀾万丈の人生にはふさわしくない幕引きだったかな。オリビアは「あなたも同じでしょ」と言われても、バハマ行きの休暇を楽しんだり、今はハッピーそうなので「一緒にしないで」と言うところでしょう。ジェラシーでライバルを殺すようなこともしませんよ。仕事への熱情は言うまでもなく。本当に短いシーンでも良いから、マンチをもっと見たいですね。
February 13, 2014
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このタイトル、気になるので調べてみたら、T.S.エリオットの詩のタイトルのようですね。疲れた老人のモノローグというスタイルを考えると、あれこれ思い悩むソールを思い浮かべます。それと、正義や生きる目的に関するキャラクターごとの違いが、出ていて興味深いエピソードだったと思います。国を裏切ったジャバディの取り調べが行われるが、ファラが相手では話が進まない。ジャバディはソールに、イランの核兵器に関する情報が欲しいのだろうと、取引を申し出る。ソールはその情報だけでなく、ジャバディそのものをイランにアメリカの工作員として送り込む考えがあると告げる。革命防衛軍の金を横領した事が判ればジャバディは公開処刑となるだろう。ジャバディは帰国することを激しく拒否するが、ソールは揺るぎない。ジャバディが妻と義理の娘を殺した事件を捜査していた市警は、隣家の防犯カメラにクィンの姿が映っていたことを掴む。その情報がアダールに届き、クィンはアダールから断りもなくここ数日何をしていたのかと問い詰められる。クィンから事情を聞いたソールは、キャリーに国家機密を楯にもみ消すよう命じる。とにかく、ジャバディがアメリカ国内にいることは誰にも知られてはならない。現場を訪れたキャリーは、知り合いの巡査を通じて刑事にかけあうが、市警側も譲らない。ソールは単にCIA本部爆破の復讐を求めているのではなく、諜報活動にも変化が求められるという。35年前にはソールとジャバディは家族ぐるみの付き合いをしていた、同じ目的のために働く諜報員だった。ベセスダ署はまずはクィンと話をさせろと要求してきた。クィンはジャバディを国外に逃がすために時間稼ぎをするため、自首するという。ファラはジャバディを国に返すことに反対し、アメリカで裁くべきだと主張する。最後にソールはジャバディに本部を爆破した実行犯の名前を尋ねる。ジャバディはナジールの部下の一人だろうと答える。ソールは自宅に電話し、テヘランの頃の自分たちを思い出して、やはりミラを手放す事はできないと告げる。CIAに戻ったソールにアダールがロックハートがベセスダの件やキャリーの退院などについて説明を求めているという。アダール自身、何も知らされていないため、苛立っていた。ソールは問い詰められるまま、作戦について話すが、ロックハートはそんな冷戦時代のやり方はもう通用しないと言ったはずだと激怒する。ソールは30年ぶりにイラン内部に工作員を潜入させる千載一遇のチャンスだと引かない。ロックハートがいますぐにこの作戦を中止しろ、大統領に連絡すると言い始めたので、ソールは自分はあと10日は長官代理だと言い放ち、会議室にロックハートを閉じ込めてしまう。アダールもまだ上司はソールだと答える。クィンは刑事たちに「自供」するが、国家機密のせいで現場の人間が尻ぬぐいをさせられていると言われ、神妙に答える。アメリカを去るジャバディを空港に送る途中、ジャバディはキャリーにCIA本部爆破の実行犯の名前を知りたくないのかとしつこく話す。CIA内部で、ブロディ犯行説が疑われているのを察しられたようだ。どうしても聞き逃せなかったキャリーにジャバディは、ブロディの車を動かした人間がいるという。それは自分たちを引き合わせた、例の弁護士だと匂わす。クィンは釈放されるが、キャリーに、自分がしていない罪を懺悔して肩の荷が下りた気がするという。そして自分たちは正義の名の下に破壊活動を行っているが、CIAにももう付いていけない、何を信じて良いのかわからないという。キャリーはブロディが爆破実行犯ではないと聞いて、それを証明するために戦い続けるという。クィンには協力して欲しいと頼むと、クィンはキャリーの意向を受け入れる。ソールは帰宅し、ミラに今までどれほど妻が美しいかを忘れていたと謝罪する。結局、ミラは夫の注意を引きたかっただけ?ムンバイで出会った男は寂しさを紛らわせるだけの関係だった?それほど、ソールとは別れがたいとか。まあ、アダールもジャバディも一目置く、ソールならではの一面だったですね。でも、ロックハートを閉じ込めたのは久々に痛快でしたね。ごちゃごちゃ言うな、黙って見ていろって。でも、確かにいかにCIAの長官代理だとしても、一個人の判断で高度な諜報活動が牛耳られているのはびっくりですよね。まあ、ドラマということか。しかしその手法も容赦なし、テロリストさえあっと言わせ、人権も何もあったものじゃない。ソール恐るべし。ファラがジャバディとの間で何かあるような行動でしたね。恐れているのか、個人的に恨みでもあるのか。伏線なのでしょうか。一方で、クィンの心変わりが一般人ぽくて象徴的でした。少年を殺した事が後を引いているのですね。凄腕のスナイパーが、女性たちの死を目にして次第にやわになっていくというか、CIAなんか辞めてやると言いつつ、キャリーの「お願い」を拒めないというのが良いです。(笑)あの妊娠が(つわりも出てきているようですね)が、実は描かれていない場面で、やけになったキャリーがほとんど覚えていないけど、一夜だけクィンと寝た、なんてことだと妄想爆走です。あと10日間、ソールが権力を握っている間にテンポ良く進んで欲しいです。ブロディの探索があるのかなあ。ブロディ家の方はもう、出てこなくても良いです。(爆)
February 12, 2014
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『ギブスの極秘任務』新シーズン、プレミア。本国の放送を半年も遅れずに放送してくれるので、ありがたいですね。他の新作ドラマも、惜しげもなくじゃんじゃん紹介してくれるFOXさんには感謝です。しかし、待望の第1話については、無理して引き延ばした感じ。これは1話にまとめることができたんじゃないですか?ちなみにタイトルは軍などがアルファベットを伝える時に単語の頭文字で表現するやり方ですね。「朝日のア」みたいなもので、この場合は「WTF」。つまり、What The Fxxx。(笑)前話の最後から4ヶ月前。パーソンズはギブスへの起訴が取り下げられてもしつこくギブスを追っていた。国土安全保障省のトム・モローにも食い下がるパーソンズだったが取り合わない。しかし、モローが会合のために建物の中に入ると爆発が起こり、海軍長官のジャーヴィスが死亡してしまう。まだどこの組織が行ったか犯行声明が出ておらず、これは警告で、これからもっと大きな事が起きるかも知れない。ヴァンス局長は秘密任務から戻ったギブスに、早期解決を求める。ギブスはマクブライド大尉の殺害犯を見つけるため、イランに飛ぶ。上官のウェイン大佐が現地の情報提供者を手配するという。辞職したトニーはジヴァと連絡を取り合っていた。テルアビブにいると知り、会いに行く事に決める。マクギーは友人のデライラから爆弾が中東製ではなく、アメリカ製だったという機密情報を得る。イランで情報提供者と会う予定だったギブスは、地元の男たちから襲撃を受ける。そこに現れたのはパーソンズで、ギブスの命が狙われているので助けに来たという。これまでギブスを追及する側だったが、今回はNICSがはめられていると知り、ギブスをチームから離すための任務だったという。イーライとカズミの件でNCISは知りすぎた。目の前でジャーヴィスが殺され、人は正しい事のために間違ったことをすると理解したという。パーソンズを信じたギブスは、マクブライドが派遣されたイラクの特殊作戦軍に向かう。同僚のケーガン大尉はマクブライドが到着してすぐに任務が変更され、帰国命令が出た。マクブライド本人はそのことを喜び、一人空港に向かったという。イスラエルに向かう準備を進めていたトニーが何者かに狙撃される。マクギーも危ない。すぐにヴァンス局長は元ギブスの部下たちを保護することにする。NCISのモルグに何者かが侵入し、データを盗もうとしていた。ダッキーが捕らえたところ、元FBI職員でコンピューター技術者のヴィクター・チェンと判る。誰に雇われたのかと問われて、男は口をつぐむ。NCISの元捜査官たちのファイルが外部から侵入され調べられていた。携帯さえ追跡されているという。ギブスはマクブライドが殺されたのはアメリカ国内で、誰かがイランに罪を押しつけようとしたと結論づける。マクブライドはおとりだった。ジャーヴィス長官殺害で、ベンハム・パーサというテロリストが犯行声明を出した。過激派で、新しい組織を立ち上げて、テロリストとアメリカ企業の取引を仲介しているという。つまり、テロを行いビルを破壊することで、新たにビルの建設やシステム関係の仕事が生まれる。しかしそれがなぜNCISと関係あるのか。NCISが知りすぎたために、邪魔だったのか。だから、元捜査官たちを殺そうとするのか。ヴァンス局長は入院中のモロー長官を見舞い、パーサの関与について尋ねる。モロー長官は噂にすぎないと言い、自分は潔白だという。そして、パーサの次のターゲットはジヴァだと断言する。ギブスがパーソンズと帰国したことで、マクギーとトニーは復職する。ジヴァにも危険を知らせる警告を送っているが、居場所がわからない。トニーはモサドのアダムに捜索を依頼する。アビーはマクブライド大尉からソラノ砂漠由来の物質を検出し、殺されたのはアリゾナ州だと断定する。ギブスとフォーネルはマクブライド大尉の上官ウェイン大佐を自宅に訪ね、帰国命令について質問する。マクブライドが妻に書いた帰国するという手紙を見せ、ウェイン大佐が何者かの依頼で帰国命令を出したかどうか追及する。ウェインは金はもらっていないが、不倫現場の写真を撮られて脅され、しかたなくやったと認める。NCISに、国土安全保障省と共にパーサを監視していたトマス・メンデスが現れる。彼は反テロ連合の幹部で、テロを防ぐために企業と政府関係機関の橋渡しをしているという。パーサはマイアミにある連合のアパートに現れた事が判っており、アリゾナ州にも連合の地所があるという。ギブスはメンデスと協力してパーサを追う事になり、フォーネルと現地に向かう。一方、これまでのいきさつからNCISから嫌われるパーソンズはトニーにジヴァの居場所の情報を手渡す。これは仲直りの印だという。ダッキーとアビーはジャーヴィス長官殺害現場で回収された爆弾の破片から、自転車のパイプに爆薬を詰める爆弾が使われたと掴む。FBIが追っている「偽りの同胞団」と名乗る傭兵集団が使う。その本拠地はアリゾナ州ユマにある。ギブスとフォーネルはパーサの痕跡を見つけるが、そこは無人だった。彼はメンデスもターゲットにしていたようだ。イスラエルではジヴァの居所にモサドが突入する。そこにジヴァはおらず、争った痕と3人の男の死体があった。To be continued...シーズン10のクリフハンガーで4ヶ月後のギブスvs.フォーネルを見せて置いて、また4ヶ月前に戻るわけですか。パーソンズを振り払うために緊急任務を与えたギブスは一体どこに行っていたのやら。コリン・ハンクスが悪役に徹するはずはないと思っていたので、今回の「あなたの味方です」は違和感はないですが、やっぱり心変わりするのが強引ですよね。ヴァンス局長のお友達でずっと出ていたジャーヴィス長官が殺されたのは残念です。これって、ものすごく大事ですよね。NCIS本部も爆破されたし、ちょっと大味な展開に見えます。そして、テロで設けようとする企業(アメリカ国内の場合もあるのでしょう)がいるというのも、何とも凄い話です。いろいろ知りすぎたNCISを潰すためにマクブライドを殺し、特定の捜査官たちを殺すって、どういう奴よ。全て、パーサという男が起こした事件なのか。パーサはメンデスの組織とは関係ないのか。フォーネルはNCISが危機にあった事を始めから知っていたという。おじさん同士の間には「プロポーズはするなよ」といつもの絆がありましたが、それが4ヶ月後、ウェイン大佐と共に敵対することになるのかどうか、ですね。トニーとジヴァは何やら距離を置いてちょっと雰囲気が変わってきたような感じ。「今は同僚でもないんだし」というところに注目です。感動の再会、それは別れを意味するのか。さて、新たに登場した政府職員のデライラて、どんな人?アビーは気になっているようですが。
February 7, 2014
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2話目にして、スケール感はやや落ちたように思いますが、なじみの顔も加わって、進む方向が見えてきました。FBIの2人、何かBONESの2人に見えてくる。(笑)レディントンのやろうとしていることは、「Person of Interest」と被りますね。最近諜報員のドラマが多いですが、これは硬派の社会派ではなくて、ダークヒーローものという印象がしました。レディントンの免責要求について、FBIの上層部は決して認めないという。そんな中、レッドは新たな情報を提供する。今日、午前11時にディケーター工業団地で何かが起こるらしい。レスラーらが捜査を行っていると、暴走列車が突っ込んできて脱線転覆する。60名が死亡し、負傷者が多数出たためテロ事件かと考えるが、レッドは列車に乗っていた女性市会議員を狙った暗殺だという。犯人は「フリーランサー」という名で世界中で大規模な事故を起こしている。被害者の中に暗殺するターゲットが含まれ、無関係な人々を巻き込んで仕事をするのが彼のやり方だ。彼の次の仕事はNYで、レッドは仲介した者からターゲットの情報を買うことができるという。クーパーはレッドとリズを仲介者と接触させるため、モントリオールへ送り込む。レッドは自宅の床下から見つかったトムのパスポートや銃について、リズに夫に尋ねてはいけないという。リズはレッドが箱を置いたのではと問う。レストランで仲介人を待つ間、レッドはリズがこれまで信じてきた身の上話は真実ではないという。レッドが突然席を立ったため、レスラーらが後を追うが、レッドは仲介人から情報を手に入れて戻ってくる。ターゲットは女性人権活動家のフロリアナ・カンポだった。カンポは国連に勤務した後、貧困国から人身売買された子供や女性を守り保護する事に尽力し、立ち上げたNPOでは3,500万ドルを集めていた。今回もNYで資金集めのパーティを開く予定だという。実は彼女の夫が3年前に殺されており、人身売買組織が彼女を狙って暗殺を試みたと言われていた。FBIはカンポにパーティの中止を要請するが、カンポが断ったため会場を変更することにする。そこにフリーランサーが現れるはずだが、顔を知っているのはレッドだけ。免責を条件に暗殺者を教えるというレッドに、長官はフリーランサー捕獲作戦を認める。そしてレッドの身内の護衛2名を選び、CIAから息のかかったマーゴット・マリフ捜査官を同行させることになった。パーティ会場で、様子をうかがっていたレッドはウェイター姿のフリーランサーを見つけ、リズとレスターが後を追う。2人はフリーランサーを捕らえ、マリクが尋問して雇い主を聞き出そうとする。男は雇ったのはレディントンだと明かす。その頃、部屋に戻ったカンポはレッドと対峙していた。2人は知り合いで、カンポの本当の顔は東半球で最大の人身売買のカルテルを率いていた。レッドはフリーランサーに毒を入れたシャンペンをカンポに飲ませ、解毒剤を今持っているという。カンポの部屋に現れたリズの前で、レッドはカンポに犯罪者であることを認めれば解毒剤を与えるという。解毒剤は間に合わなかった。というより、始めから解毒剤などなく、レッドはカンポが悪事を暴露されて自殺を図ったという事でリストから消したのだった。レッドはカンポが受け取るはずの少女たちが入れられたコンテナを奪い、FBIに救出させる。レッドはリズに、トムの秘密について通報するか、問いただすか、あるいは3つ目の道があるという。リズはパスポートの入った箱を床下に戻し、何事もなかったように夫と家に戻る。襲われた時にトムが来ていた服から、フラッシュメモリーが出て来る。養子をもらうためにトムが一人で面接を受けている映像で、そこには心優しい、妻を愛する夫の姿があった。マリク捜査官役のParminder Nagraは、ERでは研修医、「アルカトラズ」では謎の心理学者でした。今度はいかにも「CIAの人」みたいなキャラだそうですが、拷問もありきの強面のエージェントですね。大人なクーパー本部長に比べて、FBIの2人はお子ちゃまで「大丈夫?」という雰囲気なので、彼女が締めてくれるのでしょう。ちなみに、FBIの長官の人も女性で、かなり女性を意識したドラマですよね。レディンソンは船の中に拘束されていて、必要となるとヘリコプターでワシントンDCに呼びつけられる。どれだけお金がかかっているのやら。それなのに、常に外部の情報とリアルタイムで接しているのですね。多分、実動部隊がいるのでしょう。今回出てきたルリが金庫番、デンベがボディガードなど、レディンソンのためなら身体を張るしっかりした手下がいて、FBIは下っ端扱いです。本来はFBIの力を借りなくてもリストを消すことができたのではないか。ということは、なぜFBIに現れたのか、それはやはりリズが鍵なのではないか。トムが全く諜報活動とは関係ないのか、あるのか、これもまだ判りませんね。一方、毎週のリストを消す方はやっつけ仕事ぽいですね。今回のターゲットも狙われているのに屋上で丸見えのところにいるし、ドリンクに口を付けるのを見て、危ないだろうと思いました。ちなみに、いきなり2話目からイザベラ・ロッセリーニというのは話題ということでしょうか。
February 6, 2014
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いよいよ、あと2話で終わりですね。来週はなぜか、特別エピソードのお休みが入るというので待ち遠しいです。医療をテーマとしたドラマだなと思わせるような台詞が一杯あって、後からじわじわと胸に迫ってきました。どんな人にも当てはまるような台詞だったと思います。19歳のチアリーダー、デリックが大量の鼻血とめまいで診察を受ける事になった。ハウスはウィルソンの化学治療の結果が思わしくなく、ウィルソンがすっかり治療を諦めてしまたったので、患者の診断どころではない。このままだとあと5ヶ月の余命で、フォアマンはハウスがウィルソンを失って壊れてしまうのが心配で、ホッケーのシーズンチケットを手渡し一緒に行こうと声をかける。ハウスは患者について、正中線肉芽腫と診断し、PETスキャンを命じると、ウィルソンに麻酔薬を飲ませてしまう。目覚めたウィルソンはハウスが化学治療をしたのかと思うが、ハウスはただ死とはどういうものかというのを経験させたかったという。ウィルソンは、これまで多くの死を見てきて、人間はただの化学反応の集まりではないと答える。スキャンの結果、側頭葉に活動があり、幻聴の症状があることが判った。本人は幻聴があるとは認めないが、統合失調症を発症した可能性もある。チームは患者の寮のルームメイトに話を聞く。ドラッグはやらなかったそうだ。引き出しの中から少年の写真が出てきたことから、デリックに尋ねると、10年前に死んだ弟のクリストファーだという。幻聴は弟の声だった。クリストファーは飲酒運転の交通事故で死亡した。デリックの父親は息子の死を酒で忘れようとして依存症になり、自分と母親は家を出た。母親はクリストファーをいなかったものとして、悲しみを押し込んでしまったという。側頭葉のてんかんを疑い検査し異常は見られなかったが、患者の右目が見えなくなり、動脈に血栓があることが判った。ハウスは次の手段として、食堂にウィルソンのおかげで命が助かった元患者たちを集め、感謝を伝えさせる。ウィルソンはハウスが雇ったサクラだと見破ってしまう。ハウスはフォアマンがくれたチケットをトイレに流して、下水を詰まらせてしまう。ウィルソンは病院を首になって人生を謳歌しているNo.13を呼び出し、死を迎える気持ちについて尋ねる。患者がウィルソンが末期ガンだと聞いて、泣きだしてしまったという。なぜ人々は単純に優しい言葉をかけてくれないのだろう。No.13はとりあえず化学治療を1クールやってみて、続けるかどうか考えればよいとアドバイスする。ウィルソンは家族や友人たちと残りの人生を楽しく過ごしたいと答える。チームは患者が弟の死という悲しみを押し殺したことが身体症状に出ているのではないかと考える。ハウスはとにかく身体症状に限定しろと命じる。腰椎穿刺を施したパクは髄液の圧力が高い事を知り、偏頭痛による髄液貯留と考える。No.13はハウスを訪ね、ウィルソンの意向を尊重するべきだと話す。自分に対しても、ハウスは残りの人生を楽しむために首にしたではないか。その言葉でハウスはウィルソンの気持ちを優先して、2人で残りの時間を共に楽しむと告げる。レストランのディナーでハウスとウィルソンはかつて山登りをした思い出を語り合う。気分良く話していたウィルソンは、ふと治療をしてみるのも良いかなと口に出す。しかし、そう思わせるのがハウスの策略ではないかと言いだし、ハウスがやはりウィルソンなしには生きていけないと答えると、ウィルソンは自分の死は自分のものであり、ハウスに借りはないと席を立ってしまう。ハウスは死にたくなければ戦うべきだと言うと、ウィルソンは戦うなら共に苦しみ支えてくれる友が必要だと言い、価値ある人生だった、愛していると言って欲しいのだという。ハウスは戦わなければ愛しているなどと言わないと拒絶する。病室に見舞いに来たデリックの母親に、デリックは、本当にクリストファーの声かどうかも判らないが、記憶もはっきりしないことから、もっとクリストファーの事を話して欲しいと頼む。偏頭痛の治療は効果がなく、MRIの検査を行っている時に患者はアダムスとパクを見間違う。突然、水漏れから天井が崩れ、プリンストンボロ病院は大騒ぎとなる。ハウスの悪戯がとんでもない惨事を引き起こしてしまい、チームはハウスに腹を立てる。さらにウィルソンを見限るのかと言われたハウスは、患者の右の鼓膜に細い針を刺すと血液を採取する。患者は遺残性あぶみ骨動脈で、本来母親の胎内にいる間に消えるものだが、患者の場合は動脈が側頭葉を圧迫して幻聴をもたらしたという。デリックは治療で弟の声が聞けなくなるのは困るという。タウブは苛立つハウスに、ウィルソンの苦痛を聞くのが辛くて逃げていると批判する。ハウスは人生は痛みに満ちている、自分は途絶えることのない痛みのために何度死にたいと思ったかと激しい口調で言う。デリックがアンモニアを飲んで自殺を図ったと聞いたハウスは、患者の首を絞め、死ぬ気なんかないんだろう、死にたければ俺が死なせてやると叫ぶ。パクはハウスの杖でハウスを殴って止め、いくら真実を追い求めても、時として真実はつまらない事もあるものだと、いなす。ウィルソンは予定より早く病院を離れるとフォアマンに告げる。自分はハウスの幸せに責任はないはずだというと、フォアマンは20年間で唯一の友人だったハウスに責任があるのではと答える。治療が目的ではなく、大切な人のために苦痛に耐えることが人生なのではないか。ウィルソンは考え直し、化学療法をするとハウスに告げる。デリックは弟の写真を返してくれたら、手術を受けると母親に頼む。手術の結果、クリストファーの声は聞こえなくなった。母親はしまい込んであって弟の写真をデリックに見せる。病院でハウスのチケットがパイプから回収され、水漏れで大きな事故に繋がったことからハウスを器物損壊で起訴するという。フォアマンは内々に処理したかったが、消防からの連絡でハウスの仮釈放は取り消される事になった。残り刑期は6ヶ月だった。「俺の人生は痛みそのものだ。この痛みに耐えかねて何度も死を考えた(が、こうして生きている)。」と叫んだシーンは、これまで見たことのないハウスの真の言葉だったと思います。ヒューの万感の思いがこもっていましたね。患者の首を絞めるという、衝撃的なシーンも初めて。パクは恩師を杖で殴るという畏れ多い事をよくぞやり遂げることができました。これは、登場時の上司を殴ったという彼女ならではの事?医者だからと言っても、友人の死となると容易に受け入れる事はできないし、ウィルソンの方もいつもはハウスに合わせていても、今回だけは自分の苦しみをハウスの都合で堪えることはできない。ごく当たり前の人間として、死を受け入れる準備をして、泣いたり悲しんだりするプロセスが必要だ。慰めの言葉をかけてもらい、意義ある人生だったと実感したい。ハウスはそれを認めないというのか。苦しみをたった一人で堪えろというのか。とても心に迫るやりとりが続きました。パラレルで、患者の家族が、突然失われたクリストファーへの思いをただ押し込めてきて、長い時間をかけてやっと受け入れる事ができるようになった、という話になっていましたね。嫌っても反発しても、その日まで一緒にいようと決めたのはハウスとウィルソンの絆の強さなのでしょう。私個人の事だとしたら、多分どうせ残り少ないのなら、戦わずに思い出を残すような時間の使い方をしたいと思うかも知れません。家族がそう決断したら、そちらを優先するのかも知れませんね。そうやって自分を納得させるんでしょう。でも、家族の思いはとても複雑だと思います。決して簡単ではない。そして、やっとハウスとウィルソンがやっと前に進む事ができたと思ったら、ハウスは刑務所に逆戻り。なるほど、そのための保釈だったのですね。何度も取り消しになるとフォアマンが散々忠告していたのに、すっかり忘れていました。半年の刑期の間にウィルソンは必死で治療に専念して、ハウスが出所するのを笑顔で出迎える事になるのでしょうか。ハウスはウィルソンの死期に間に合うのか。奇跡は起こるのか。次回の「みんな死ぬ」というタイトルをかみしめたいと思います。
February 5, 2014
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タイトルはキャリーの○○の事ですか?さて、ジャバディとの対決ですね。CIAの本丸でも、安穏とはしていられなくなってきました。キャリーはジャバディの前で、嘘発見器にかけられる。面会することを第三者に話したかと尋ねられ、ジャバディに嘘を見破られたキャリーは2人だけで会うはずだったと切り返し、信頼を築くことはできないと人払いをさせる。キャリーはジャバディが国を裏切り金を盗んでいることを突きつけると、ジャバディは態度を変える。今からここを出てソールに会って欲しいというと、部下に見破られるので、キャリーが資料を取りに戻り、後でまた会うという約束を取り付ける。ソールはミラから、ベルナルドとの関係を打ち明けられるが、別に弁明する必要は無いと取り合わない。君が幸せならそれで良いというと、ミラはCIA長官の件といい、ソールはもっと怒るべきだという。ジャバディの部下に送られて自宅に戻ったキャリーはセーフハウスで待機しているソールに連絡する。ソールとジャバディはイラン革命前のテヘランで共に諜報活動をしていた。革命後ソールが雇っていたイラン人スパイ4名を亡命させる事になっていたのを、ジャバディがソールを裏切って処刑し、その手柄でジャバディは新政権に入り込むことができた。ジャバディのことは友人だと思っていたが、ソールはジャバディの妻子を西側国に亡命させるということで復讐を果たしたという。ロックハート議員がCIAを訪ね、ソールが不在のためアダールが応対する。ロックハートは、爆破事件で混乱し、統率力を欠いたCIAに不満を持ち、過去の強いCIAを取り戻すために、痛みをともなう改革が必要だという。就任時に持ち越しの案件は困る、ブロディやキャリーの問題などを早く片付けて欲しいとアダールに話す。しかしアダールはソールに新長官は円滑な引き継ぎを望んでいたと、伝える。キャリーは迎えに来たクィンと共に、ジャバディと落ち合うカフェに向かう。キャリーが拉致されたカントリークラブからジャバディが車で出ていくのが確認されたが、カフェには向かわず、途中の住宅地にある家の前で車を止めた。そこは、ジャバディの妻ファリバと嫁と孫が住んでいた。クィンとキャリーはすぐに車を向かわせるが、踏み込んだ時にはジャバディは妻と息子の元妻を殺していた。ソールは泣き続ける赤ん坊をそのままにして、ジャバディを連れて立ち去るように命令する。ファリバはカリフォルニアで政府の保護下にあるはずだった。デイナはもうブロディ姓ではいられないとして、自ら改姓の手続きを取る。しかし、それだけでなく家を出て友人の家に住むと言い出しジェシカを驚かせる。セーフハウスに連れて来られたジャバディを前にしたソールは、いきなりジャバディを殴る。ミラに何を言われても、言い返せないソールがジャバディには怒りをぶつける事ができるんですね。確かに仕事中心で、家庭では優しいけれど、何もかも君が望むように決めてくれという夫だったら、ミラも一緒にやっていく気がなくなるでしょうね。それまでは一緒に赴任先にも行って内助の功で夫を支えていたのでしょうから、責めるのも酷だと思いました。ジャバディとの一件で、辞表を出したということは、その後のソールは仕事の鬼となったのかな。ジャバディは妻の居場所を掴んでいて、時々孫の姿を遠目に見ていたのですね。息子とスーザンは離婚していたようですが、息子は今どこに?CIAに投降する前に、名誉を汚した妻を殺しておかなければという事だったのでしょうけど、何もスーザンまで殺さなくても良いのに。ところで、驚いたというか、キャリーはいつから妊娠している?誰の子?えっと、ブロディと別れたのは少なくとも3ヶ月は経っていますよね。ずっと検査薬で調べていたんでしょうか。だから、統合失調症の薬を辞めていたとか?これは後のストーリーに関係してきますよね。クィンがキャリーがブロディを追跡しているのを知って、「これって」「あなたの言いたい事は判る」て、クィンもうすうす感じているということでしょうか。でもクィンなら、ブロディとキャリーの関係を見逃してやるような気がします。アダールはソールを遠ざけて、自分がCIAのナンバー2になるつもりなのでしょうね。どこにでもある、組織内の闘いですね。内なる敵とソールはどう戦うのか。ロックハートの12日後の就任までにジャバディの件がどう扱われるのか気になります。デイナはもう好きにしなさい。(爆)さすがにジェシカに同情しました。
February 4, 2014
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ゲストがなんとマイク・タイソンだったのですね。アメリカのアスリートはよくドラマに出演しますね。演技の上手い人もいますが、今回はどうだったかなあ。少年を個人指導する体操コーチ、ベリヤコフが何者かに刺される。職業や下腹部を狙われている事などから、SVUは過去にトラブルがあったのではないかと疑う。ベリヤコフは犯人の顔は見ていなかったが、清掃員のようなつなぎをきていたという。教え子を虐待したという噂はあったが、そんなことはしていないという。個人レッスンの時に必ずビデオを撮影しており、それを見れば潔白は証明できる。ただ、ベリヤコフに近づくなと言いふらしているジョニー・ドブチェックという男がいた。清掃員の仕事をしており、前科があって今は仮釈放中だが、話を聞くとベリヤコフが生徒に不適切な行為をしているのを見たという。そのジョニーが罪状認否に向かう途中、別件で逮捕された囚人の首を絞めてしまう。その男は小児性愛者でジョニーは同じ車に乗るのを酷く嫌がっていた。ジョニーの母親によると、ジョニーの父親はジョニーが10歳の時に死亡して、荒れた十代をすごしたが、近所に越してきた男がキャンプに連れて行ってから、ジョニーは別人のようになったという。キャンプで虐待を受け、そのPTSDが今頃になって爆発したのか。ベリヤコフ襲撃事件はこれで終了だたが、オリビアはジョニーを追い込んだ犯人を放置できないという。その男はキャンプのコーチをしているマーティン・シュルツで、50年間にわたり貧しい家庭の子供や、父のいない子供たちをキャンプに連れて行き、世話をしたり父親の代わりをしているという。シュルツはオリビアに話をしているうちに、君も父親がいなくて苦労しただろうと言い出す。オリビアはシュルツの態度や話し方から、優しく接して相手を観察し何かを隠そうとしているソシオパスだと感じる。しかし、シュルツに対する苦情は出ておらず、逆に母親たちからは感謝されているという。それでも、シュルツの世話になった子供たちの中から多くのジョニーのような犯罪者が出ていて、幼い頃に虐待を受けて、それを表に出すことができず社会に適応できなくなっていったのではないかという。クレイゲンは証明が難しいので、まず証言してくれる人間を捜せという。犯罪者の中に、強盗殺人であと10日後に死刑が執行されるレジー・ローズがいた。今更証言しても、失う物はないだろう。しかし、オリビアが面会してもレジーは拒絶する。オリビアは弁護士のエリスに協力を求め、レジーの裁判を見直す事にする。レジーは行きずりでダンフォースの家に押し入り、殺したというが、部屋は荒らされておらず、またダンフォースは黒人男性を買春していたという事実があったのに、そのことについて裁判では言及されなかった。もし陪審員がそれを知っていたら、刑が軽くなったかも知れない。エリスはまず仮釈放委員会に訴え、知事の恩赦を求めようという。レジーはもう手遅れだと、態度を変えない。シュルツのキャンプであったことは弁護士にも話していないという。オリビアとエリスは裁判のあったクリーブランドを訪ね、今の弁護士に話を聞く。レジーが虐待を受けていた事は、最初の弁護士は知っていたが、殺した事は自白していたため、陪審員には伝えていなかったという。レジーはやっと、重い口を開き始める。子供の頃は伯父に性的に虐待され、その後は母親の恋人や学校の先生、シュルツに虐待された。ずっと狙われていたので、家を出てクリーブランドに来たが、ダンフォートとは1年間金をもらって相手をしていたという。ところが、事件の前の日にダンフォートが別の3人の男から金を取って、自分をレイプさせたため、殺す事になった。弁護士はそのことを陪審員に聞かせるべきではないと、止めたという。レジーの姉は、子供の頃の虐待について事実と認め、弟を助けるため協力するという。シュルツはSVUに対して、子供たちの面倒を看てやったと言い、防御姿勢を見せる。レジーの裁判を担当したレイスロップ検事は最初の案件で、上司の指導の下に進めたという。そして、弁護士から検察側に伝えておくべき「軽減事項」はあったと認める。また、ダンフォースの性的嗜好についても、弁護側は知っていた。それでも恩赦は認められないと答える。エリスは仮釈放委員会で姉を証言させ、十分な裁判が行われなかったと訴える。当時の陪審員たちも、もしその事実を知っていたら死刑判決は出なかったと思うという意見も取り付ける。手応えはあったが、4対5で恩赦は認めないという結論が出た。仮釈放委員会の委員長は、レイスロップ検事の上司だったハリソン検事の妻で、委員の中にも元刑事や刑務官が多かった。エリスは最後の手段として、意図的に証拠を排除したとして、検察側の違法行為を訴えることにする。証拠を見直したところ、現場写真に何かを持ち去った跡があった。レジーは、ダンフォースがレイプ現場や自分たちの行為を撮影した写真を持っていたので、カメラを取り戻そうと迫ったと説明する。過去の男たちも写真やビデオを撮影して、それを脅しに使ったという。ジョニーもシュルツにビデオを撮られたというので、令状を取りシュルツの敷地を捜索する。今現在、シュルツの家に住み込んでいる少年がシュルツの命令で写真やビデオを焼却するように言われたと認める。虐待の事実があっても時効だが、児童ポルノの所持なら逮捕できる。エリスはレイスロップ自ら書いたメモに、ダンフォースとレジーが金銭を介した関係があったと書いてあるのを突きつけ、それを意図的に裁判で排除した事を証明する。レジーの死刑執行は延期され、判事はすぐにレジーの裁判のやり直しを命じる。シュルツはジョニーと同じ刑務所に入ることになった。20年前は同性愛に対する偏見があって、男性への性被害はなかった、あってはならなかった、という事だったのでしょうか。子供への性的虐待がその後の人格や行動に影響を与えるという研究もなかったかも知れません。そういう意味では前のエピソードと同じような視点ですね。立場の弱い子供を利用して、思いのままにするというシュルツのような人間が、なかなか捕まらずにのさばり続けるのは問題です。実際、逮捕するのは難しいのでしょう。児童ポルノの所持というのは、なるほどと思いました。あの終わり方では、ジョニーは刑務所の中で、シュルツに恨みを晴らすのでしょうか。それにしてもこんな、ややこしい複雑なストーリーを作るのはSVUならではですね。ただ、最強の男にレジーの役を演じさせるのは何だかな~。どうしてもタイソン本人のイメージが強くて、被害者ぽく見えませんでした。でも、検察側の違法行為でこちらの主張が認められ、死刑が延期されたのはすきっとしましたね。エリスは相変わらずお見事です。ところで、冒頭のゴージャスなオリビアは何ですか?あんなデートをする相手って。タキシードでも着ていたんでしょうか。クリスマスにはバハマに行くと言うし、リッチな彼氏かな。早くお顔が見たいです。(笑)
February 3, 2014
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