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ちょっと意外な展開になりましたね。まあ、追いかけて手に入れたと思ったら、新たなターゲットを示されるというのがこのドラマのパターンですから、いつも通りなのですが、最終シーズンなので意味合いが違うのかも知れませんね。マデリンはもう、すっかりスパイかーちゃん。(笑)セラノを捕らえたバークは、セラノがロシアの諜報機関に追われているソニヤという女性について、執拗に聞き出そうとする。それをしゃべると家族が危険になるというセラノだったが、マイケルがセラノの娘に銃を向けるとやっと居場所を吐く。バークはセラノに自殺用の銃を渡す。ソニヤはハバナにあるロシアの秘密軍事基地に監禁されているという。そこは使われていない工場のように見えるが、厳重な警備で守られ、侵入は容易ではない。ストロングはバークのミッションを手伝うため、サムとジェシーもハバナへ送るという。CIAはバークの背後にある黒幕を暴こうとしている。マイケルはCIAで問題を起こし、ドミニカで荒れ果てていた事を利用して、ロシア側にCIAの捜査が基地に入るのでソニヤを連れて逃げだそうと説得する作戦を考える。そのためにはロシア側に情報を漏らした存在がいると、信じさせなくてはならない。ジェシーはマイアミのロシア領事館のイワン・コレフを裏切り者に仕立てようと言い、フィオナにイワンの誘拐を頼む事にする。フィオナは渋々、マイケルの頼みをカルロスに内緒で引き受け、マデリンと共にイワンを拉致する。マイケルはGRUの上官に会わせろと、正面玄関から入っていく。ハバナでCIA局員に目撃されて命を狙われているので保護して欲しいという。そして、明日、基地にCIAの捜査が入るらしいというと、責任者のデュボフは、にわかにはマイケルの言うことを信じず、マイケルを拷問する。イワンがハバナのCIAの作戦本部の情報を得たと信じ込ませると、デュボフはサムとジェシーがいるホテルに警察の応援を求める。サムとジェシーが一足先に逃げ出すと、破棄した偽の書類やPCなどを見て、デュボフはマイケルを信じ始める。ただ、ハバナ側にも内通者が必要というので、サムとジェシーにデュボフの部下を誘拐させ、フィオナがイワンからその男に送金があったように見せかける。やっとマイケルを信じたデュボフは、ここにいては危険だというマイケルを信じて、捕らわれているソニヤと一緒にマリーナからマイケルの仲間の手を借りて脱出する事に同意する。ところが、ロシア政府と連絡を取ったデュボフはロシア戦艦が応援を連れて向かっているので、基地を出る必要は無いと言う。バークは何が何でもソニヤを連れ出すと言い、PCに爆薬を仕込むと自らマイケルの友人のCIA局員と名乗り、基地に入る。デュボフにはCIAの情報がPCにあるので売りたいと話す。バークはソニヤの監禁場所が判らないため、マイケルの無事を確認すると、脱出方法を告げて「俺を信じろ」という。ソニヤはマイケルの将来を握る鍵で、壁に穴を開けるのでソニヤを救い出せというと、バークはデュボフらの前で自爆してしまう。マイケルは薬で眠らされているソニヤを担いで脱出に成功するが、ジェシーが一人で見張っている間に眠っていたはずのソニヤは逃げ出した。フィオナとマデリンは、裏切り者の烙印が押されたイワンのために、偽IDを用意すると、恋人と一緒に逃亡する手助けをする。バークの立ち位置がよくわからなくなりました。任務のためには自分の命を捧げるということですよね。ちょっと宗教がかって感じられます。冷酷にセラノを脅して、そこまでしてソニヤを助けるというのは、どれほど彼女が重要な存在かということですが、さて、一体何者なのでしょうね。しかも、ソニヤはマイケルにとっても将来を握っているという。少なくともロシアの諜報員か何かで、国を裏切ったのかなと想像しますが、ソニヤがマイケルを信じるかどうかがポイントでしょう。フィオナはカルロスとの静穏な生活をマイケルの「お願い」にかき回されてしまいますね。やっぱり断り切れないのね。単にマイケルに手を貸すだけでなく、ストロングに協力しないと自分たちも刑務所に戻るという説明ならカルロスも納得すると思うのですが、マデリンが言うように、カルロスとの間に、こうして綻びができてくるのかな。イワンは全く気の毒でした。単なる事務官なのに。国を裏切ったのですから、GRUはとことん追いかけてくるんじゃないか。逃げ果せるでしょうか。なかなかハードなアクションで見応えがありましたが、ロシアの警備兵が絵に描いたようなガタイの良いコマンドーで、それでは目立ちすぎだろうと突っ込んでしまいました。大抵、騙される敵方はお人好しですね。
July 29, 2014
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思わせぶりな演出で、やはり今シーズンはルイスの件を引っ張るようですね。しかし、チクタクチクタクと、出産年齢のカウントダウンのために出て来るのは、嫌だなあ。まさに、取り憑いているという感じですね。美人の検事補さん、これで2度目ですが気になりますね。バーバ以外にも準レギュラーを増やして欲しいものです。国際的に活動する医師ムーアが海外から帰宅すると、寝ている間に7歳の息子のニッキーがいなくなっているという。ニッキーはグルジアで生まれた子供で、夫妻が2年前に養子にしていた。妻のリサによると、夫が海外出張している間にニッキーとコネティカットの別荘で自宅学習をしており、日曜日に帰ってきたという。実はニッキーは社会性の発達が進まず、他人と意思疎通するのが難しく、糖尿病の持病も抱えていた。リサは育てるのに苦労していたという。証拠から自分で部屋から出たと思われるが、インシュリンポンプは残り3日分しか残っていない。見つからなければ命の危険がある。オリビアは捜査を公開することに同意する。すると、路上駐車の管理をしている男から、日曜日にリサが戻ってきた時にはニッキーはいなかったという目撃証言があった。コネティカットから戻る時にはすでにニッキーの姿がない事を確認して、リサを問いただすと、育児で疲れ切り、問題児を預かり育ててくれる家族にニッキーを渡したと明かす。インターネットで斡旋業者を探し、委任状も渡したというので、NYPDには法律的に手を出せないというが、父親が捜索願を出しているという事を根拠に捜査を続ける事にする。リサが接触した養子斡旋所の担当者は、SVUにニッキーの資料を手渡すが、里親の住所は全くのでたらめで、似顔絵くらいしか手がかりがないという。ただ車の特徴から、里親はロジャー・ピアソンとアレクサ・ピアソンと判る。2人は、未成年者を使ったポルノ映画の制作で逮捕されたことがあり、インターネットで養子にする子供を探していた。SVUは、ロジャーに送られる退役軍人の小切手から住所を割り出し、家に踏み込む。そこには、女の子3人とニッキーが監禁されていた証拠が残っていた。ロジャーとアレクサは警察が誘拐警報を出したため、慌てて家を出て行ったようで、DVDプレーヤーの中に子供を撮した動画が残っていた。そこには女の子2人とニッキーの姿が映っていた。女の子たちには捜索届は出ておらず、逃走に使った車からも足は着かなかった。ニッキーの両親の携帯に、ニッキーのインシュリンポンプが間もなく尽きるという知らせが入った。もしかすると、ロジャーとアレクサは薬局にインシュリンを買いに来るかも知れない。手配していると、アレクサが現れたため逮捕する。アレクサは何もしゃべろうとしなかったが、オリビアがアレクサの悲惨な生い立ちに同情を寄せると、アレクサは望んでいた子供を亡くしたと話だす。みんなが手放したがる子供を自分たちは助けているという。ニッキーのことも大切に思うのでインシュリンを手に入れようとした。やっとロジャーと家族の居場所を明かしたので現場に向かうと、動画に出ていた2人の少女と、もう少し年上の少女と乳児を発見する。ロジャーとニッキーは出ていったというので捜索すると、空港に向かった事が判る。空港の監視カメラでは、車いすでしか移動できないはずのロジャーが一人で歩いている姿が映っていた。実はロジャーはアレクサさえも騙していたのだった。アレクサの情報でロジャーを逮捕し、ニッキーの事を追及すると、空港のドーナツ店に置き去りにしたという。ニッキーの行き先が生まれ故郷の「グルジア」にちなんで、ジョージア行きの飛行機ではないかと睨んだSVUが搭乗便を調べると、トイレの中でニッキーが倒れているのが見つかる。インシュリンを打ってニッキーは命が救われ、ムーア夫妻に戻される事になった。少女たちも養子縁組で良い里親を捜すことになった。赤ん坊については、公開捜査でも親が名乗り出てこないため、オリビアは孤児として児童福祉局の保護化に置くことにする。冒頭、オリビアが妊娠?という事で、これは昇進したばかりで大変だなと思ったら、違ったようです。キャシディは内心ホッとしているようですが、オリビアは微妙でしょうね。ただ、セラピーで正直に話せている事は良かったですね。一瞬でも子供を産んで、幸せな家庭を築くという選択肢もあったのかな、とはっきりいうのはオリビアも変わって来たなと感じました。もしかして、あの赤ちゃんを養子にするのかしら。そういえば、以前オリビアが後見人になった少年がいたように思いましたが、あれはどうなったのか。できれば、ただ一緒にいるだけじゃなくて、キャシディとの関係も絆を深めて欲しい物です。選択肢は今からでも増やせますよ。ニッキーの養母は難しい子供を育てる事になり、苦労した気持ちは判りますが、夫に内緒でいなくなったことにするのはどうか。未成年のポルノに親から捨てられた子らが使われるのは酷い話ですが、現実にあるのでしょうね。ニッキーが両親の元で健やかに育っていけると良いですね。
July 28, 2014
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シーズンフィナーレ。先週、ストロー役のビリー・バークが「Revolution」で出られないのではないかと気付いた訳ですが、それを制作陣が知恵を絞ってラスティ中心のストーリーにした事は、結果的に良かったなと思いました。思えば「クローザー」の最終話で、ブレンダはストローを逮捕する代わりに退職したわけですね。ストローがどれだけ陰湿で恐ろしいか、ということがラスティの恐怖として描かれてきました。最後は、ラスティ一人の闘いでもありました。ところで、ストロー側弁護士のジェリ・ライアンはこれまでにもいくつも弁護士役を演じていますが、何といってもスタートレックのボーグとして、有名。やはり「バトルスター・ギャラクティカ」のメアリー・マクダネルと向き合うと、SFファンとしてはこれ以上の組み合わせはありません。楽しませていただきました。(笑)ラスティが予備審問で証言を行う日が近づいた。今のところ、ラスティの命を狙った男に関する証拠を元に、FBIも捜査に加わるが、人物を確定するには至らない。ストローの弁護士リンダ・ロスマンが重大犯罪課を訪れ、ストローはラスティを襲った犯人に心当たりがあり、予備審問を延期し、極刑を取り下げ、連邦刑務所に移送するなら名前を教えても良いという。レイダーは今すぐに名前を言えと迫るが、ロスマンは、ストローが関わった少年からみの誘拐、失踪事件の被害者を調べると良いという。ストローからは、数年前に姿を消した孤児やホームレスの少年たちの捜査で、若い男が捜査線上に挙がり、その男から助けを求められたという。6名の名前があったが、FBIのDNAデータベースでラスティを襲った人物の母親が判ったため、レイダーは取引を突っぱねる。ロスマンは厳しくラスティを追及すると捨て台詞を残す。ラスティの参考人尋問が始まった頃、麻薬関係で刑務所に入っていたスーザン・ミルズを呼んで話を聞く。スーザンはライアンという息子がいたが、麻薬で金がないために、ヘンリー・ジンクスという男に親子で世話になったという。ヘンリーは14歳のライアンと関係を持ち、やがてスーザンに金を渡して家から追い出した。息子の誕生日に戻ってくると、ヘンリーもライアンも姿を消し、それっきり息子とは音信がないという。ライアン・ミルズという名前で生年月日も判ったが、本人の居所を特定するのが難しい。偽名を使っているかもしれない。ラスティはリオス検事の尋問に答え、ストローとの出会いについて語る。しかし頼みの綱の脅迫状は、ストローとの関係が明白でなければ、法廷で取り上げてはいけないと判事に言われてしまう。ロスマンは、ストローを目撃して通報して以来のラスティの言動が、嘘ばかりだったと責め立てる。テイラーは審問を傍聴していて、ラスティを襲った人物が実際の年齢より上に装っているかも知れないと気付く。サイクスは遺体を包んでいたビニールカバーから、とある更正施設との繋がりを見つける。その施設には、ストローから渡された被害者が在籍していたこともあった。レイダーらは、施設に向かい、ウェイド・ウェラーという指導員が犯人であると確信する。しかし、ウェイドは世話をしているタイラーという少年と一緒に外出しているという。ウェイドの携帯情報を手に入れた合同捜査本部は、事情を伏せたままLAの交通網を大がかりに遮断し、ウェイドの車を封じ込める。すぐにアンバー・アラート(誘拐情報)を市民全体に送信して、それを見たウェイドは車から降りて脇道へと逃げ込む。すぐさま、待機していた警察がウェイドを追い込むが、ウェイドは後を追いかけたタイラーを人質としてしまう。危険な状況だったが、プロベンザがウェイドの頭を撃ち抜く。ロスマンの攻撃は精神科医の診察を受けた理由に移った。ラスティは脅迫状を受け取った事を嘘を付いて黙っていたからだ、と証言したため、判事は脅迫状を証拠と認める。ラスティの証言をもって、ストローは有罪となった。ラスティに関する警護もこれで終わる。しかし、ラスティはウェイドとチェスをして、自分が彼と同類の人間だと悟り、シャロンとはもう一緒に住むことはできないと言い出す。シャロンはあなたが何者であっても愛しているし、家に戻ってきて欲しいとラスティを抱きしめる。これまでにも幾度も裁判で証言することは容易ではないというシーンを見ていますが、未成年のラスティが自分を守るために、嘘を付いたり逃げ出したり、生きるために男娼をしたりと、弁護側から見ると、ラスティを潰すのは赤子の手をひねるようなものだったでしょうね。肝心な時に、レイダーもプロベンザも助けてはくれない。リオスは味方ではあるけれど、証言席でラスティはたった一人、感情を抑え、必要な事を述べなくてはならない。多分、2年前ならラスティはここまで証言することはできなかったのではないか。よくぞ成長してくれたと思いますね。でも、この2年間に自分を見直して、いろいろ不安になる事もあった。だから、ウェイドの存在に脅えながらも、僕はまともな人間じゃないかもしれないと思った。シャロンや重大犯罪課の人々を見ているから、なおさらでしょうね。ウェイドの母親の行いをどこまで知ったかどうかは判りませんが、ラスティと重なるところもあった。裁判は終わったが、ラスティにはまだまだ助けが必要で、シャロンの愛が要りますよ。どうか、シャロンの元から逃げないでね。ロスマンのビッチなところは、リオスと良い勝負でしたね。あの服装も、セブン・オブ・ナインを彷彿とさせるイケイケで、シーズン3にも出てきてくれると良いのに。フリッツは「クローザー」の時よりも、ずっと頼りになるFBIとしてレイダーらをサポート。ああいう形で容疑者を封じ込めるとは、見物でしたね。最後にサンチェスが撃つのかと思ったら、射撃の試験が受からないと心配させたプロベンザがやりましたね。さすがです。ラスティへの思いもあるし、彼ならいつでも責任を取れるという事でしょうね。本国ではもうシーズン3が始まり、シーズン4もあるようですね。確か、フリッツを主人公とするスピンオフの話もあったっけ。気になるのは、フリンのシャロンへの片思い?次シーズンの日本放送を楽しみにしています。
July 24, 2014
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マイケルの心も一つのけじめができたようで、各人がそれぞれの使命に没頭するところが、見応えがありました。ストーリーはこれまでのシーズンと同じですが、最終シーズンなので今から落としどころがどうなるのか、気になります。ドミニカに戻ったマイケルはバークから、2,500万ドル相当の衛星機器を盗む仕事を持ちかけられる。品物は監視が厳しい倉庫にあり、トラックに積まれている。バークは古い仲間に手伝いを申し出るが、相手が分け前を増やせと要求したため、あっさりと殺してしまう。マイケルはマイアミのサムとジェシーに手伝ってもらうつもりだが、ハンドラーのストロングに相談すると、CIAの別の諜報員を使うという。バークは盗んだ機器を国際テロリストのセラノに売ると言う情報があり、バークはこの際2人を一挙に倒す事ができると意気込む。マイケルはそれならば余計に手慣れた仲間の方が良いと押しきり、サムとジェシーはCIAが差し向けた飛行機でドミニカに向かう。マデリンはチャーリーの単独親権を手に入れる直前だったが、ネイトがギャンブルで作った借金を払えと、胴元のサピエンサが現れ、8万ドルを払わなければ、チャーリーの命は危ないと脅す。マデリンはフィオナに相談し、フィオナは金を払わないで済む作戦を立てる。サムとジェシーがドミニカに到着すると、すぐに警察に追われる身となる。倉庫の警備をする男たちを殺してでも目的を果たすというバークに、サムはマイケルの本心を疑う。マイケルはストロングとの契約を破れば、仲間全員が刑務所に逆戻りだと話す。マイケルらは倉庫の警報を切り、見張りがなくなる瞬間に奪う計画だったが、見張りに気付かれてしまい、サムはやむなくバークの命令通り見張りを撃ち殺してしまう。CIAはバークとセラノが取引をする倉庫にSWATを配備し、監視を続ける。サムは出口が一カ所しかない倉庫は危ないと主張するが、ストロングは意に介せず、マイケルの意見もバークは却下する。セラノが現れ、取引の話を始めると、バークはセラノの部下を撃ち殺し、欲しいのは金ではなく、セラノの持っている情報だという。バークが誰かに雇われていると聞いてマイケルは驚く。その時、バークの手配したヘリが到着して、周辺にスナイパーが多数配置されていると報告する。バークはセラノが呼んだと決めつけるが、セラノはそんなはずはないと答える。バークがマイケルを疑い始めると、マイケルはあえて窓際に立って、気付いたサムが倉庫の中に弾を撃ち込む。SWATを手配したのが自分なら狙うはずがないというと、セラノに外に向かって「下がれ」と言わせる。ストロングはやむなくSWATを撤退させ、ヘリが着陸した。バークは積み荷の機器を爆破すると、セラノとマイケルと共にヘリに乗って逃亡する。フィオナはマデリンにこれしか金がないのでもう少し待って欲しいと言わせ、その時に発信器を仕込んだアクセサリーをサピエンサに手渡す。フィオナはサピエンサの金庫がある場所を突き止め、爆破して丸ごと金庫の中身を奪う。残りの金を払うというマデリンは、サピエンサに金庫の中の大事な顧客ノートをコピーしたと告げ、コピーを警察に持ち込まれたくなければ、金は諦め、二度とチャーリーに近づくなと告げる。バークはさっきはマイケルに疑って悪かったという。マイケルは何一つ疑うことなくバークに着いてきたのに、ボスがいるとは知らなかった、誰なのか知る権利があるという。バークは全てを知る男に会わせるという。冷酷非道なバークが良い奴か悪い奴か、という感じですね。一体誰に雇われているのか。ストロングが執拗にバークを追うのも、もしかしたらどちらが悪い奴なのかという気もしてきます。バークはマイケルがストロングの下で働いている事は気付いていないのかな。いずれにせよ、目的のために人を殺めたサムが落ち込むところがこのドラマらしいですね。彼は元はネイビーシールズなので、正しい目的のためなら、任務なら、人を殺すこともあったと思います。でも、マイケルとの「仕事」を通じて、悪い奴に一杯食わせるけれども、容赦なく殺しはしないというのがモットーとなった。そこを踏み越えてしまったのだから、サムは今後生き方を考え直すかもしれないなと思いました。一方、マイアミに残ったフィオナとマデリンがこれまでの人助け的な事をこなすのが痛快でした。マデリンとしては切羽詰まった事ですが、ネイトの事を負け犬だったと心にもない事を言い、相手を信用させた。これで、少しはマイケルの気持ちに近づく事ができたでしょうか。頼もしいマデリンの復活を待っていました。元々、迫力がありましたものね。
July 22, 2014
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多分、後のエピソードのための伏線になるのでしょうが、正直、ストーリーは面白くなかったです。オリビアも完全に管理職として、クレイゲンの後釜の仕事ですので、盛り上がらないですよね。被害者がとてもリアルに感じられる演技をしていたのがすごいなと思いました。16歳のエイブリーが自宅からいなくなったと通報があった。両親が昨夜連絡を取った後、朝帰宅すると、家の中は荒らされ、宝石もなくなっていたという。近所の話では、昨夜は家の中で騒いでいたようだったという。ベッドに血液があり、エイブリーの父親は娘が貧しい地区に住むヒスパニック系のマニーと交際していたことに反対し、別れさせたという。マニーは2年前に兄のヘスースがギャングの抗争で撃ち殺されており、祖母と暮らしていたが、今日は学校に来ていない。高校の同級生に聞くと、エイブリーとマニーは親の反対があったが隠れて付き合っていたという。マニーの祖母によると、マニーはギャングとは距離を置き、世話を見てくれる良い子だというが、ニックはマニーの部屋からBX9の帽子を見つけ、実はギャングのメンバーであることが判る。ニックが地元の知り合いからマニーの居場所を聞き出し、身柄を確保する。マニーはエイブリーとは別れ、昨夜はエイブリーの家に行っていないと答える。ところがエイブリーがビルの屋上から身投げをしようとしているという通報があり、アマンダが思いとどまらせようと説得を続ける。消防隊が間に合って、飛び降りたエイブリーは救われたが、エイブリーはマニーが殺されたと信じ込んでいた。エイブリーによると、昨夜、マニーと勉強していると、知らないヒスパニックの男3人が入ってきて、家の中を荒らした上、マニーに銃を突きつけて、その目の前でレイプされたという。そのことを誰かにしゃべるとマニーを殺すと言われたが、今朝マニーに連絡を入れるとマニーを殺したと言われたという。マニーはBX9のメンバーかと問われ、何も知らない、自分はメンバーではないと答える。現場の証拠やレイプ検査などから、3名はBX9のボスOG、奪った宝石を質屋に売りに来たミゲル、SNSにレイプを自慢していたリゴと判り、それぞれ逮捕される。3人はマニーに呼ばれてエイブリーの家でパーティをして、エイブリーがやりたがったのでセックスをしたという。エイブリーはレイプされたにもかかわらず、身体が反応してマニーとでも、経験した事がないような状況になって、それでマニーが自分の事を怒っていると考えていた。オリビアは身体の反応であり、何も罪悪感を持つ必要は無いと慰める。しかし、エイブリーはそのせいでレイプを告訴する証言はしたくないという。SVUは、祖母がギャングに襲われ、やむなくマニーがギャングのメンバーになって、その忠誠心を示すために自分の彼女を差し出したのか、あるいはマニーが組織を裏切ったのでその復讐のためにエイブリーをレイプしたのかと考える。ニックはマニーの祖母が、まもなく2,000ドルの報酬が手に入り、それで死んだ兄の墓石を買うことができると言っていた事を思い出す。リゴは、マニーが薬局強盗の手伝いで銃を撃って、アスピリンを奪う事になっていたが、マニーが失敗してその罰を受けたという。SVUはマニーに証言させようとするが、マニーはエイブリーが自分には見せない反応をしていたことにこだわり、証言できないと拒む。エイブリーの父親はマニーも同罪だと、4人を断罪して欲しいと言って家族でしばらく家を離れるという。しかし、移動中の一家をBX9のメンバーが襲い、証言を考えていたエイブリーは完全に口を閉ざしてしまう。レイプ被害で起訴する事は絶望となったが、ニックはヘスース殺害の線で3人を逮捕できるのではないかという。ヘスースが殺された時、目撃したのはBX9のメンバーで、ヘスースを殺した銃が、その後未解決の強盗事件でも使われている事がわかった。その銃は、共同で使用するコミュニティ・ガンであり、ヘスースは仲間に殺された疑いが出てきた。マニーはヘスースはOGをかばって対立グループに殺されたと信じていた。しかし、その後、BX9はヘスースの敵を取っておらず、兄を殺した銃をマニーは強盗の時に持たされた。マニーは忠誠心でエイブリーをレイプさせたと認める。事前に知らされていたので、エイブリーを逃がすこともできたのにしなかった。それを知られたくないのでレイプ罪の証言はできなかったという。ニックはマニーを説得して、保護拘置下でBX9の仲間が起こした罪について証言させる。エイブリーは自分が忠誠心のために差し出されたと知り、ショックを受ける。ところが、マニーは刑務所で舌を切り取られ、首を吊っているのが見つかる。しゃべったことが知られて殺されたようだ。そうなると、バーバは証言VTRは証拠として使う事ができなくなるという。バーバは弁護側の不法行為でマニーが殺されたと主張するために、OGの恋人にOGらがレイプで起訴されると告げる。慌てた恋人がマニーに電話をするが、通話は録音されて公開されており、その会話でOGは部下にマニーを殺させた事を明らかにしていた。OGの弁護士は取引を申し出るが、オリビアは仲間の行動について証言する事が条件だと突っぱねる。OGはふてぶてしく笑い、オリビアの命が危ないと脅す。オリビアは受けて立つと答える。オリビアが巡査部長として任官式に出て、やっとニックも敬意を持って応対するようになりましたね。まあ、それは良かったですが、命令する側に回ったオリビアというのはちょっと物足りないですね。しかも、売り言葉に買い言葉で、街のギャングを甘く見たような発言はいただけない。この間までルイスに拷問されて、PTSDに苦しんでいたというのに、いくら昇進しても、個人としては危険なことは変わりない。キャシディが毎週、都合良く潜入していますが(笑)、オリビアのピンチに助けに来てくれるのでしょうか。ルイスだって、あれからどうなったのか、戻ってきてまたオリビアを狙うのか、気になりますね。SVUの人材不足は続いていて、アマンダも相変わらず不安要素があって、ニックとマリアの問題もどうなったことやら。被害者のエイブリーの罪悪感に対して、マニーの情けなさが腹立たしかったですね。まあ、結局マニーは勇気を出して証言して殺されてしまった訳ですが、 エイブリーには愛だとか、何だとか忘れて、前向きに明るい人生を求めていって欲しいです。そういう意味で、エイブリーのお父さんの心配は当たっていたということでしたね。
July 21, 2014
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『父の背中』シーズンフィナーレ。クリフハンガーではないのは、珍しいですね。今年2月に85歳で亡くなったラルフ・ウェイトに対するリスペクトのために作られたので、当然といえば当然ですが、ジヴァがいなくなって、変化のあったシーズン11をやっと穏やかに収めてくれたという気がしました。ジャクソンの衰えは今シーズンでも描かれていますので、ギブスとしては来るべき物が来た、という思いでしょうが、視聴者としてはやはりラルフ・ウェイトを失った事が何よりも寂しくて残念だと思ってなりません。ちなみに、タイトルの「父を敬え」ですが、先日見た「Hawaii Five-O」でも同じタイトルのエピソードがあって、そちらでは真珠湾攻撃をテーマに、日系アメリカ人の苦難の歴史と軍人たちに対するリスペクトが描かれていて、めったにない名作で涙しました。このタイトルに誰しも思い起こす事はあるでしょうね。グリーン・スターというバーで続く強盗犯を追っていたNCISは、「カタツムリのレヴィンソン」という男を逮捕する。レヴィンソンは店の奥に入り込んで、金庫から金を奪おうとしていた。ギブスの父、ジャクソンが倒れて亡くなったという連絡が入り、ギブスはスティルウォーターに戻る。演習中のUSSナイアガラで、火事が起こり、混乱に乗じて尋問中だったテロリスト2名が脱走した。2人はベンハム・パーサの関係で逮捕した人物だが、パーサの死後、「同胞団」は資金的に行き詰まり、休止状態にあるはずだった。トニーはこの件を葬式の準備をしているギブスに知らせようとするが、ヴァンスから厳しく連絡を入れるなと止められる。逃亡したのはエドウィン・スミスとラティーフ・ミルで、アビーが衛星画像からナイアガラから逃亡に使った複合艇の行方を突き止める。デラウェア州の海岸に流れ着いた複合艇には、スミスが死亡しているのが見つかる。外見を変える事から「カメレオン」と呼び名のあるミルが殺したと思われ、船の中にはミルが髪を切った証拠があった。NCISはミルが変装して潜んでいるとして手配する。眠っていた同胞団が声明を出し、パーサの右腕だったフアド・ハンスルがナイアガラの事件を自分たちがやったという。これはにわかには信じられない。ミルの目撃情報が例のグリーン・スターであったため、レヴィンソンを再度取り調べる。始めはしゃべると殺されると黙っていたレヴィンソンだが、雇われてグロックを3丁入手するという仕事の報酬を受け取るため、金庫から金を取り出していたと認める。連絡係をしていたのは、赤ん坊連れのヒスパニックの女性だった。しかも、雇い主は刑務所で知り合ったアレハンドロ・リヴェラだという。今度こそトニーはギブスに連絡をして、ギブスと因縁のあるリヴェラが何かもくろんでいる事を伝える。トニーは刑務所でリヴェラに面会し、レヴィンソンのことを聞き出そうとするが、リヴェラは知らないという。リヴェラは未だに父親を射殺したギブスを恨んでいた。しかし、リヴェラとグリーン・スターの店主が親戚関係にあることが判り、レヴィンソンが置いたというグロックのことについては店主はそんなものはなかったという。リヴェラと面会していたレティシア・ゴメスという女性に赤ん坊がいることが判ったため、NCISはレティシアを聴取する事にする。ギブスは自分を事件から遠ざけようとするヴァンス局長に、俺の仕事に口出しするなと激しく抵抗する。レティシアはリヴェラに恩義を感じていたが、聴取に応じて、レイノサ・カルテルを通じて同胞団と接触し、共通の敵を倒すために資金を提供したと話す。自宅に戻ったギブスは地下室のボイラーが水漏れしているのに気付くが、それが殺し屋の仕業と察し、待ち受けて男を撃ち殺す。殺し屋は変装したミルらしいが、指紋を薬品で消していた。ギブスは再度リヴェラを訪れ、レティシアの供述を元に、CIAがハンスルのアジトを攻撃し、殺し屋も失敗したと伝える。それでもリヴェラはギブスへの憎しみを消すことはなかった。ギブスは再びスティルウォーターに戻るが、アビーが殺されたのはミルではなく、傭兵だという事を突き止める。そのころ、ギブスはガレージで父の残した車の整備をしていた。殺し屋がギブスに近づいたとき、ギブスは一瞬早く男に気付き、闘いの末、車の下敷きにして仕留める。ギブスは父の手伝いをしていた若いカルに店を預けることにする。ジャクソンの葬儀は、親しい人が集い厳かに執り行われた。葬儀にはギブスの名前の由来となったLJも参列していましたね。長年の友人で、しかもしばらくはお互いに避けていた。あれから仲直りして、時々は連絡を取っていたのでしょうか。ちなみにBilly Dee Williamsはこの間の「glee」にも引退した老ミュージカル俳優として出ていました。そういうお年ということかな。ギブスが最後に手にした「チッカディー」という船は、ジャクソンとジェスロが母のために造った船でした。ギブスは形見として船を持ち帰り、にこにこ顔でそれを作り始めるようです。親子三人の幸せな思い出が蘇って良かったですね。壁に掛けてあったショットガンについても、ジャクソン初出の「Hartland」で触れられていて、いろんな意味で店を若者に譲った事で、ギブスの故郷の話は完全に終結したのでは?リヴェラを出したのはくどくて、今更な気がしましたが、彼もまたジャクソンとは少なからず因縁があり、あえて出して終止符が打たれたのではないかと思いました。妻子を殺された復讐にリヴェラの父親を殺して、結局闇に葬り去られた話ですし、もう蒸し返して欲しくないです。さて、シーズン12はどうなるのでしょうね。パーマーくんの子だくさんの話とか、マクギーとデライラとか、明るい話題が欲しいです。
July 18, 2014
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いよいよ、シーズンフィナーレに向かって盛り上がってきましたね。いや~ドキドキした。今シーズン引っ張ってきたストーリーが一気に集結して、本当に目が話せません。ところで、別のドラマですが「ブレーキング・バッド」にサンチェス役のレイモンド・クルーズが出ていたのですが、あまりにサンチェスとのキャラの違いが激しくて、笑ってしまいました。BBの方が彼としてはタイプキャストなのでしょうが、180度違ってさすが、俳優さんですね。市営公園の池に、ソファのプラスチックカバーに包まれた遺体が捨てられていた。被害者は2日前に刑務所から出所したばかりのヘスース・シャベスで、犯行は背後から大型のナイフで3カ所を刺されていた。ヘスースの所属していたギャングの手口とも違う。モラレス検死医は、この手口を見たことがあるという。昨年の6月に発見されたキース・メイプルトンはやはり出所2日後にプラスチックカバーに包まれて、テニスコートに放置されていた。タオはFBIのデータベースから、ベンチュラ郡でも同じ手口の犯行を見つける。ただし、これらの3人は同じ刑務所仲間という訳ではなかった。ラスティのおとり捜査は継続していた。これまで何度も現場で目撃されている男がラスティの相手となり、ラジオの音を大きくしてラスティに話しかける。男は捜査官だと言い、上司に内緒でアドバイスをする。警護の範囲を確認すると言われて、ラスティはつい自宅から地下の駐車場までは一人だとしゃべってしまう。重大犯罪課はヘスースの内縁の妻を呼び、出所後の行動などを聞く。ヘスースは2,000ドルの仕事だと言い、伝言を届けると言っていたという。その際に、特定の銘柄のリングノートと鉛筆1ケースを購入させられたと聞いて、レイダーらは、脅迫状を送りつけている犯人との繋がりを見つける。メッセンジャーを殺して目立つ場所に捨てたのは、おそらくストローへのメッセージだろう。3人の「メッセンジャー」の共通点を探っていたところ、保釈直前に医務室に行っていることが判った。医務室にはレイプ容疑で逮捕され、その後の態度で模範囚になっているレイエスという受刑者が仕事をしていた。重大犯罪課はレイエスを呼び3人を知っているかどうか、尋ねる。レイエスは知らないと答えるが、英語が流ちょうに話せない割には、裁判延期の申請書を自分で書いて出しており、専門用語など、とてもレイエスが書いたとは思えない。レイダーはストローに書いてもらったのではないかと厳しく追及する。レイエスはついにストローから図書館で本に挟んだメモを受け取り、出所間近の受刑者を選んで封筒を届けるように頼まれたという。ただし、届け先は封筒の中にあるので判らない。一方、キャンプ中のボーイスカウトを捜索していた現地警察が、渓谷の奥地で4人目の死体を発見する。手口は同じだったが、被害者はバーテンダーで受刑者ではなかった。被害者の元彼に話を聞くと、LAに出てきて仕事をしていて、住所は何とレイダーの住むマンションと同じだという。それを知ったレイダーは帰宅途中のラスティが狙われると察し、すぐに被害者の部屋に向かう。謎の男はエレベータの中でラスティに声をかけると、言葉巧みに321号室にラスティを連れて行く。ラスティは間一髪で男のナイフを避け、飛び込んできたレイダーと男が撃ち合いになる。男は隙を見て窓から逃走してしまうが、クーパー警部補らが逃げる姿を目撃した。ラスティは約束を破って警備状況を教えてしまった事を反省し、これからはレイダーの言うとおりにするという。テイラーとレイダーは、計画を変更し、一気にラスティを証言させることにする。それまで、ラスティはプロベンザの家に匿われることになった。いつラスティが襲われるのかとドキドキしながら見ていました。先週のあれがあるので、もう捜査は終わったのかと思いましたが、サイクスにお灸を据えられたという事だったのかな。しかし、潜入捜査は慣れれば慣れるほど、心のゆるみが出てきますよね。ストローの手先の男ビルは、相当慎重で目的のためにはじっくり時間をかけて行動する事ができるのですね。彼自身サイコパスなのでしょうが、ストローに忠義を尽くす理由は何なのでしょうか。ちなみに、印象的なキャラクターでしたが、演じている人はNCISのトニーの過去エピ「Once a Crook」に出ていた人でした。確かに印象的な役柄でしたね。シャロンはさすが、訓練も現場も経験した警官ですね。即助けに走って、取り逃がしたとはいえ、お見事でした。クーパー警部補は大いに反省してもらいましょう。これで2シーズンに渡り引っ張ってきたストロー裁判の事がついに山場を迎えますね。と言っても、ストローが顔を出したのは「クローザー」の最終話で、こちらにはまだ一度も出ていません。そういえば、ストロー役のBilly Burkeて、「Revolution」のマイルズだったのですね。それならば、出演できなかった訳だ。Revolutionも終わりましたので、いずれ出て来るのかな。とにかく早く決着を付けて欲しいです。
July 17, 2014
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記念すべき100話。ジェフリー・ドノバンの監督で、それだけに力が入っていましたね。見応えもありましたし、100話にふさわしいエピソードでした。映像もきれいでしたね。マデリンはマイケルの情報を敵に流してしまったことで居ても立ってもいられず、連邦ビルを片っ端から訪問し、マイケルの安否を尋ねるという。サムとジェシーは複数の身分を使い分けていた男がデクスター・ギャンブルと判明し、何とか自分たちで捕らえるのでマデリンを止めようとする。しかし、マデリンが行動を起こし連邦ビルの駐車場に降り立つと、そこにはマイケルが待ち構えていた。マイケルは任務中で、これ以上、騒ぎを起こさないよう釘を差しに来たという。もちろん、サムやジェシー、フィオナにも何もしゃべってはいけない。ストロングとマイケルのチームは、サムたちを監視して、ギャンブルの幾重を探っていた。マイケルはフィオナの様子を監視しながら、2人が初めて会った2001年のダブリンの酒場を思い出す。フィオナの情報網で、ギャンブルが借りていると思われる倉庫が判明しサムらが侵入する。しかし、用心棒がいて、十分な装備のないサムらを銃撃してしまう。マイケルらは離れたところから監視するのみだが、仲間の窮地を見ていられないマイケルは離れた場所から敵を狙撃する。倉庫はギャンブルの通信センターとなっていて、サムはPCをハッキングするのにディクソンを呼び出す。ディクソンがギャンブルの居場所を割り出したため、サムらが該当する家を囲んで待ち伏せする事にする。マイケルも隣家の屋根の上から様子をうかがうが、マイケルの死角になる道路上で、庭師を装ったギャンブルがフィオナを誘拐してしまう。ギャンブルは自分の雇い人がマイケルの情報を得た直後に殺された事から、自分も追われる身と知り、フィオナの命と引き替えにマイケルと取引するつもりだった。フィオナはマイケルとはずっと連絡を取っていないと繰り返す。しかたなく、ギャンブルはサムに連絡を入れ、マイケルと話させろと要求する。サムが時間稼ぎをして、ギャンブルが隠れている港の倉庫へ向かう。その様子を聴いていたストロングは、SWATに突入させるというが、マイケルは身を隠す場所がないために仲間たちの命が危険だとして、一人で飛び出して行く。マイケルはサムらの車の前に躍り出て彼らを止めると、追いかけてきたストロングに自分に作戦を仕切らせろと要求する。マイケルにはアイディアがあるという。マイケルは一人で倉庫の前に立ち、ギャンブルと交渉を始める。ギャンブルは逃亡手段をあれこれ要求するが、マイケルはフィオナとの会話を求め、「今こそ勇気を出せ」という言葉を伝える。それは2人が出会った時に、フィオナが爆弾テロで父親から教えられた「床に伏せろ」という暗号だった。言葉を聞いてフィオナが倒れると、マイケルの背後からSWATが倉庫を目がけて一斉射撃を行う。ギャンブルは死亡し、フィオナは解放された。ストロングはドミニカに戻るという。マイケルはサムらに監視していたことを謝罪するが、今はカルロスと付き合うフィオナの思いは明白だった。フィオナはマイケルに別れのキスをする。最後は切なかったですね。まあ、これこそスパイの世界の掟ということなのでしょう。今回、初めてマイケルとフィオナの馴れ初めが描かれましたが、マイケルはほとんどフィオナに一目惚れだったのですね。マイケルは身分を偽りながらフィオナのテロ活動を見守っていた。その時交わした会話を、マイケルは忘れてはいなかった。「あの時の言葉を覚えていたのね」マイケルとしては当然のことですが、一方的に愛しい人を見つめるだけでは気持ちだけ過去に戻ってしまうのでしょう。でも、もはやフィオナの心はマイケルにはなかった。これは、本当だと思いたいですね。これまで十分にマイケルを支えてきたフィオナとしては、もうこれ以上一人で勝手に決められるのは嫌だ、私は前に進んだ、という事でしょう。最終的に2人がヨリを戻すことができれば良いのでしょうが、そういう結末もありかなと思いました。とりあえず、サムとジェシーは今後もマイケルを助けてくれそうですので、ドミニカとマイアミでそれぞれ連携していくのでしょう。早くバークを倒して「Heroes」対決を終えて欲しいです。
July 15, 2014
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いよいよ、オリビアが全ての責任を負うようになるのですね。影が薄かったクレイゲンも、目に見えないところでチームのために仕事をしていたという事だったのでしょうね。まだまだ歩き始めたばかりですが、すでに問題山積でオリビアの苦労は絶えません。ゲストに本家からスピンオフでLAに行ったコニー・ルビローサが出ていました。1シーズンでキャンセルされたので、また戻ってきたということですね。(笑)イームズにしろ、こうしてSVUになじみの顔(それも女性)が集まるというのは嬉しいことです。というか、多シリーズの男性キャラはギャラの問題なのか、ゲストで出すのが難しいのかな。路上で倒れている若い女性を集団レイプしようとしているとして、3名が逮捕された。保護された女性はレイプ検査でレイプと判断されたが、何も語ろうとせず、被害も訴えないという。逮捕された3名も、倒れているのを見てその気になったトミー以外、無関係と判る。女性が持っていたIDは別人のもので、保護施設で生活していた16歳のクレア・ウィルソンと判る。クレアは入院中の病院から姿を消し、働いているというストリップクラブのオーナー、ペリーに話を聞く。ペリーはウェイトレスとして雇っているという。クレアの自宅を訪ねると、睡眠薬を飲んでふらついていたため病院に連れて行く。2年前に家を出されたクレアは、クラブを紹介してもらって仕事を始め、ペリーの命令でVIP客とセックスさせられたという。SVUは未成年のクレアをグループホームに住まわせ、立ち直りのチャンスを与えることにする。しかし、ニュージャージー州の警官が現れ、クレアをカード詐欺と重窃盗の罪で逮捕してしまう。ペリーの店はニュージャージーにもあり、レイプ被害で訴えられるのを先回りして、クレアを逮捕させたのではないかと考えられる。バーバは連邦犯罪として起訴するつもりで、FBIで性的人身売買の犯罪を追う連邦検事コニー・ルビローサと連携を取る。犯罪組織は家出少女に目を着け、薬漬けにして働かせているという。さっそくバーバとアマンダがニュージャージー州の家裁で、ドーラン判事に掛け合い、罪状認否の前に身柄を引き渡してもらう事にする。しかし、判事はカード詐欺の方を重視し、クレアの身柄を拘束するという。やむなくFBIとSVUは連携し、ペリーの店を大々的に捜索して逮捕する。オリビアは内勤で不満を訴えるニックを捜査に加える事にする。コニーがクレアの保釈令状を取ったため、バーバとアマンダがドーラン判事に保釈の署名を求める。始めは拒否していたドーランだが、ペリーの名前を出したため署名する。ところが、クレアは収監されたはずの更正施設から、問題のある未成年者を収監するというノールウッド少年院に移送されていた。ノールウッド少年院の担当者は令状をもってしても、今夜は保釈させられないと拒む。クレアは今独房に入れられているという。この少年院には不審な点があり、収監者を増やして州からの助成金を得ている疑いがあった。さらに、ドーラン判事は未成年の容疑者の90%をノールウッド少年院に送り込んでいるという。ペリーとの関わりは不明だが、クレアをレイプしたVIP客というのはよほどの大物のようだ。コニーは即時保護の命令を得て、やっとクレアを保釈することができた。クレアによると、薬を打たれ、水も与えられずに独房に監禁されたという。このノールウッド少年院は、PR会社に毎月25,000ドルを支払っているが、その会社のたった一人の従業員というのが、ハドソン郡の検事マスコーニの義理の母親で、今は老人ホームにいる。バーバらがマスコーニにクレアのレイプ事件の事を持ち出すと、マスコーニはのらりくらりと話をはぐらかす。改めて金の流れを追うと、ドーラン判事は4年前から自宅を抵当に入れ、地元議員や州知事に4万ドルを渡していた。そして、2年前からノールウッド少年院がPR会社に金を払い出すと、ドーラン判事はノールウッドに未成年の容疑者を送り込み始めていた。マスコーニとペリーは何らかの関係がありそうだ。ドーラン判事にクレアをペリーの客をかばうため、ノールウッドに送り込んだかどうか問い詰めると、その後、ドーランは自殺してしまう。彼の携帯には、少女と一緒にいる写真が送付されており、それが自殺のきっかけとなったようだ。ペリーに少女の写真を見せると、ペリーの店で働いていたダンサーの姪で12歳だったという。ミヤコ・ナラはマッサージ店主の娘で4年前に失踪しているが、バーバが人身売買の容疑でペリーを厳しく追及すると、やっとドーランを脅すために少女と写真を撮った事を認める。マスコーニとペリーが組んで脅していたのは、ドーランだけではないという。クレアは面通しでマスコーニがレイプ犯だと証言した。コニーは他の判事の名前もペリーから聞き出すという。クレアは今度こそ、グループホームで新しい生活を始める事になった。オリビアの部屋に寝泊まりするニックは、十分なセラピーを受けているとは言いがたい。上司であるオリビアにも暴言を吐くので心配するが、ニックはDCにいる元妻のマリアとやり直そうと思っているという。安心したのもつかの間、マリアからオリビアに連絡があり、どうもニックの様子が普通ではないらしい。一方、アマンダはギャンブル依存に戻っていた。今回の事件、判事と検察がグルになって、未成年の収監施設に人を回して金をもうける、というのは以前にもあったような気がします。ノールウッド少年院は恐怖の館ですね。金のために虐待がまかり通っている。そっちの方はルビローサが力を入れて告発してくれるのでしょう。クレアも何とか自立して頑張って欲しいです。ドーラン判事の部屋にあったお面は般若と天狗で、その辺の夜店で売っているような感じ。能面じゃありません。(笑)それにしても、一体誰があんな小道具を持って来るのでしょうね。侍が好きだから切腹するって、向こうではそういう風に見ているのね。ミヤコ・ナラ(奈良都)さんという名前もちょっとおかしい。さて、オリビアは指揮官として部下からの突き上げもあり、クレイゲンから引き継いだ仕事が簡単な事ではないと実感したでしょうね。ついつい酒の量が増えてしまう。ニックですが、追い詰められた状況で非常にやばいですね。上官に楯突いてはいけません。本来は十分に見極めてから、現場に戻るはずなのに、押し切られてしまった。そしてマリアとヨリを戻すなんて、ニックの願望であって、無理なのでは?アマンダもまた、スレスレのところで仕事をこなしているようです。危ないですね。オリビアがいうように、人手不足も深刻ですね。もし、これでアマンダまで失ったら?ということは、新しい人材が入ってくるという事かな。キャシディとはあの状況で続いているというのが、奇跡に見えます。(爆)
July 14, 2014
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『マルセイユ事件簿』トニー中心のエピソードで、ストーリーもなかなか良かったですね。生意気でやっかいな提督の娘だけでなく、強い女性に振り回される役回りというのは、マイケル・ウェザリーの面目躍如たるところでしょう。個人的にはそういったスピンオフが見たいですね。トニーは統合参謀本部のケンドール大将から内密で、マルセイユで遊び惚ける娘のアマンダを連れ帰って欲しいと頼まれる。アマンダは優秀な学生だったが、大学を中退し、今はロシアの武器商人の娘やイラン閣僚の息子などとクラブで派手に遊ぶ姿がゴシップ紙にキャッチされ、国家機密を守るためにもこのまま放置できないという。トニーはギブス以外には黙って、現地支局でインターネット講習会を行うという名目で出かけていく。しかし、NCISの支局に足を踏み入れると、現地捜査官の5名が射殺されており、地元警察のイザベル・シャブリ警部からトニーは事情を聞かれる。支局には直前に、男性と一緒に建物に入りその後一人で裏口から出ていくアマンダの姿が録画されていた。警察では重要参考人としてアマンダを見ているようだが、トニーは知らないと答える。アマンダのツイッターを追ったトニーは、クラブではしゃいでいるアマンダを見つけ嫌がるアマンダを強引に連れ出す。アマンダによると、大将の命令を受けたNCIS捜査官に支局に連れて行かれたが、トイレの窓から逃げ出したという。アマンダはアミールの行方を気にしていた。そこにトニーを尾行していたシャブリ警部と部下が現れ、トニーが預けていた銃でシャブリ警部が部下を撃ち殺してしまう。2人は現場から逃走するが、トニーは警官殺しの容疑で手配されてしまった。DCでは、住宅の浄化槽から見つかった男性の死体を捜査していた。被害者は人材派遣会社経営のザック・マーティンで、身体に残る傷から拷問され殺された疑いが生じた。マーティンの会社を訪問すると、オフィスは形だけの幽霊会社で大学のマグカップから、アマンダとマーティンが同窓であることが判った。マーティンは偽名で、ザカリア・ハサーンという。トニーはスペインのロタにあるNCIS支局に逃げ込むつもりだが、公共交通機関が使えない。アマンダは仲間の持っている「トランスバス」を呼び、パーティをしながらロタへ向かう事にする。トニーは監視されていて携帯が使えないので、スマホのアプリを使ってジミーに連絡を入れる。ギブスは状況が明らかになってきたため、チームにトニーの任務を伝え、スペイン国境に捜査官を待機させる。しかし、バスが途中で火災を起こしてしまい、トニーとアマンダは姿を隠す。アビーはハサーンのPCを調べ、ケンドール大将のアカウントで国防関係の機密情報が流されているのを突き止める。ケンドール大将は自分にスパイ容疑が向けられたことに、強く否定するが、ハサーンがスパイであったことは確かだ。トニーはアマンダがマルセイユに戻りたがっているのをいぶかり、バスの火災もアマンダのせいだと追及する。アマンダはハサーンが死んだと聞かされ、渋々、大学時代にハサーンからスパイとして雇われたと明かす。気にしているアミールはイランの現状に不満を持ち、アマンダの部下として18ヶ月前からスパイとして雇われているという。そして、アミールが数日前に大量破壊兵器の情報を手に入れて、それをハサーンに送った後から、連絡が取れない状態だという。アミールを見捨てることはできないというアマンダに動かされ、トニーとアマンダはマルセイユに戻る。トニーはギブスに現地での応援を依頼する。シャブリ警部の動きを追ったトニーとアマンダは、クラブで監禁されているアミールを発見する。仲間のライラが一緒だったが、シャブリ警部が現れ、ライラもイラン側のスパイだったことが判る。トニーとライラが銃を向け合うが、そこにインターポールの狙撃隊が現れ、トニーはライラを撃ち殺す。アマンダは帰国して父に事情を説明する。今回お手柄だったジミーは、ブリアナからおめでたのメッセージを受け取る。ダッキーの台詞「フランス人は傲慢さを美徳と見るから、君は歓迎されるだろうね。」という嫌みが、いかにもイギリス人らしい。(爆)熟女に迫られるトニーはお決まりですね。アマンダはやっぱりそうか、というキャラクターでしたね。親不孝のじゃじゃ馬を演じるのも簡単ではない。学生時代にスカウトというと、「エイリアス」みたいですね。携帯が使えないので、スマホの絵会わせゲームを使うところなど、子供じみていますがスパイ映画みたい。(爆)イランのスパイには、そんな簡単な謎解きが解読できなかったのか。実に楽しい演出でした。ジミーには「パン」と「オーブン」でおめでた、というのはかなりこじつけな印象がしましたが、例の養子話がなくなってがっかりしていた夫妻には、良かったなと思いました。そういう伏線だったのですね。次シーズンは、今度こそ出産で大騒ぎするNCISが見られるのでしょう。浄化槽に誰が入るかは、やはりプロビーのビショップになるのでしょうね。全く別の事件かと思っていたら、国際スパイの事件が繋がって、最後は権限がないギブスが国土安全保障省の鼻を明かすウルトラCでトニーを助ける。クールでした。もっとも、あの後どうやって事後処理したのかは不明です。(笑)トニーの殺人容疑は政治的に解決したのかな。次回、お別れのエピソードで今シーズンも終わりですね。きっと泣かされるのでしょうね。
July 11, 2014
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いきなりイタいローカルCMで始まり、今回も笑わせてくれるなと思って見ていると、予想外の展開に。悲惨な事件ですが、捜査の状況はやはりユーモラスです。経理責任者役の人は「シンプソンズ」のホーマーの声優さんで、ドラマにもたくさん出ていますが、さすが絶妙な存在感を見せてくれますね。中古車販売会社のテッド・キング・モーターズで、社長の「リトル」テッドが乗り込んだベンツが爆発炎上した。会社は父親の「ビッグ」テッド・シニアと息子のリトル・テッドが経営しており、リトル・テッドは年末に25人の従業員を解雇する予定だった。爆発したベンツは、先週入荷したもので、前の所持者はイラン系アメリカ人だった。爆弾処理班が展示されていた車を全て調べ、被害者は仕掛けられた爆弾が爆発して死亡したという。リトル・テッドはこれから空港に知人を迎えに行くところだった。その日、リトル・テッドがその車に乗るかどうか、決まっていなかったため、重大犯罪課はテロの可能性を排除する。被害者のパソコンを調べると、ダレンという男性と不倫関係にあり、ダレンがベンツを受け取ることになっていた事がわかる。ダレンは会社のネット販売を手助けし、リトル・テッドが妻のオリビアと離婚した後に、結婚するつもりだったという。元々、ベンツはオリビアに渡すつもりだったが、嫌がったので自分がもらうことになっていたという。オリビアは、ダレンと夫の関係を知り離婚を承諾したが、その後テッドが金を隠し始めたので、会社名義の口座を開示するよう訴訟を起こそうとした。しかし、テッドの個人口座を調べても、妻に金を隠しているような証拠は見つからなかった。重大犯罪課はリトル・テッドがダレンのアドバイスで従業員を解雇しようとしていたことを初めて知り、ビッグ・テッドと経理部長のウィンターズに話を聞く。ビッグ・テッドは自分が解雇のことを隠していたという。そもそも、爆弾が仕掛けられた時にはまだ従業員は解雇通知を受け取っておらず、長く勤めてくれている従業員を疑われたくなかったという。爆弾は手作りで、リモコンキーで近くから起爆させるものだった。会社のクレジットカードで爆弾の材料を購入したと思われる記録があり、爆弾はもう一つあるはずだという。レイダーは会社に複数ある口座を見せて欲しいとビッグ・テッドに申し入れるが、テッドは断固見せられないと突っぱねる。2つめの爆弾を探していたところ、ウィンターズの車に仕掛けられていたのが見つかる。オリビアの車からは、別の車のリモコンが見つかり、そのリモコンで爆弾が起爆することが判った。重大犯罪課はオリビアを重要参考人として話を聞く。オリビアは疑いを否定し、夫が吹き飛ばされた時間に会社の口座の開示命令を取るために、裁判所にいたという。レイダーはオリビアからすでに開示された口座の名義を見せてもらい、ビッグ・テッドとウィンターズを聴取する。口座の中に、31年前から毎週1000ドルの入出金が続くものがあり、不可解な内容だと追及すると、ウィンターズが長年にわたり、会社の金を横領していたことが判明する。ウィンターズは、オリビアが離婚を機に口座を調べ始めたので、彼女に渡すはずのベンツに爆弾をしかけたが、直前になってベンツは受け取らなくなったので、代わりにテッドが乗り込んだのを見て爆発させた。結果的に離婚はなくなるのでそれで良かったはずだった。疑いの目をそらすために、自分の車にも爆弾をしかけ、罪をオリビアに着せようとした。動機は安い給料で長年親子に召使いのようにこき使われた腹いせだったという。ラスティがおとり捜査に加わる条件として、特捜班の監視の下、現場試験が行われる。自宅を車で出て、公園でチェスをするという行動で様子をうかがっていたが、突然ラスティの前に座った男がメモで「今すぐ無線を切って、ここを出ろ。言うとおりにしなければお前の母親を殺す」と伝える。ラスティは言われた通り、車に乗り込むがサイクスが約束した手順に従うことができず、試験は失格となってしまった。男は特捜班のメンバーでラスティを試したのだった。車の運転くらいできるよと、強がるラスティでしたが、やはり本物のオペレーションに加わるのは無理でしたね。「バーン・ノーティス」じゃないけれど、スパイになるためにはそれなりの訓練が必要で、17歳の少年には過酷です。ママの事はラスティの一番の弱点ですから、そこを突かれたら相手の言いなりですね。もっとも、あの場面でなぜ捜査側の秘密が漏れているのか、疑問に思っても良かったけれど(私は警察内にスパイがいると思ってしまった)、さすがにあの場面では無理でしたね。ということは、おとり捜査もなくなってしまったのかな。レイダーとしては、ホッとしているかも知れません。ラスティが凹まないことを祈ります。事件ですが、爆弾の材料まで会社のカードを使って買うなんて、どこまで細かいんだろうと思いました。クリスマスツリーの電球と9Vの電池ですよね。経理の知識でコツコツと金を盗んでいたが、息子夫婦が離婚しなければばれなかったということでしょうか。何種類もの口座を使い分けていたのは合法らしいですが、この頑固親父もスレスレの事をしていたのでしょうね。跡継ぎが死亡、経理担当者が捕まって、従業員の人たちは解雇されなくても、この先が心配だ。
July 10, 2014
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ついに、最終シーズンですね。毎回危機に陥って、マイケルは仲間のために行動して生き延びてきました。払った犠牲も大きかった。今度こそ、マイケルは普通の人として表を歩くことができるようになるのか、あるいは死ぬまでスパイとして働き続けるのか。マイケルの最後を見守りたいと思います。ゲストは何気に「ヒーローズ」でしたね。あれから9ヶ月。マイケルはハンドラー、ストロングと取引し、ドミニカ共和国でテロ組織の首謀者と目されるバークを捕らえるため、ファイトクラブで酒に溺れたファイターとして、潜入していた。バークとは10年前に組んだことがあり、マイケルを評価しているが、現在のマイケルが本当に落ちぶれた元スパイだと、信じ込ませる必要がある。やがてバークはマイケルに接触してくるが、バークは簡単には本心を見せない。しかし、仕事をさせるつもりがあるらしく、断酒するように言う。マイアミでは、マイケルの消息を尋ねる謎の男がサムの前に現れる。男は様々な偽名を使って、ネイトの息子チャーリーの親権を手に入れようとしているマデリンにも児童家庭局の担当者として接する。マデリンはうっかり、マイケルの任務についてしゃべってしまう。バークは酒の抜けたマイケルに、部下のパブロと警備会社に侵入して爆弾を仕掛けるよう命じる。2人は掃除夫を装って侵入するが、パスワードを変更されて強引にドアを開けなければならなくなり、警備員に見つかりパブロが撃たれてしまう。2人は何とか脱出するが、逃走中にパブロにマイアミの知り合いから情報が入り、マイケルが任務に就いていることがばれてしまう。マイケルは検問を突破して逃亡するが、その際にパブロは警官に撃たれて死亡する。そのことをバークに報告すると、バークは2~3日ドミニカを離れるので、次の仕事に向けて準備をしておけという。ストロングはマイケルが爆破したのが衛星解読装置だったと告げ、マイケルと一緒にマイアミに戻り、情報を漏らした人物を殺せという。アル中でボロボロになりながら戦い続けるのはかなり難しいかなと思いますが、やさぐれたひげ面の汚いマイケルは珍しくて、ツボですね。孤独で哀愁が漂っている。ま、それも初回だけのようですが、ナイスバディは目の保養でした。(笑)マイアミ組の変化というと、ついにフィオナがマイケルに愛想を尽かして、家庭的なカルロスと付き合うようになった事ですね。フィーはこれまで散々マイケルのために尽くしてきましたので、それも責められる事ではない。一応、大変だ!というサムの協力していましたし、マデリンとチャーリーのボディガードもしているし、やはり頼りになります。マイケルの事を探し回っている謎の男ですが、どこかの国のスパイなのか、あるいは違法な組織の男なのか、あるいは、単純にバークとパブロの下で働いているのか。サムとジェシーがエルサのホテルで世話になっているのが、何だか平和だなと思いました。それでも地雷解除でお決まりのアクションもありましたね。ストロングが8年間バークを追っていると言うことでしたが、対決したらまるでヒーローズだな。(笑)バークには何か裏がありそうな気がします。結局、マイケルは野心を持った人間たちの暗殺マシーンとして便利に使われるのですね。マデリンがタバコを止めたというのも、大きな変化ですね。(笑)
July 8, 2014
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ついに、来るべき日が来ましたね。長いシーズンを重ねた末に、一つの歴史が終わり、新しい歴史が始まる。SVUは本家のように、20シーズンまでは続けるつもりなのでしょうね。新しいキャラクターらも、まだまだ成長の余地がありますね。オリビアの自宅で巡査部長に昇格した事を祝い、SVUのメンバーが集まった。ニックは複雑な気分だ。パーティの帰り道、ニックとアマンダは黒人少年2人を追跡中の巡査に遭遇し、少年が銃を持っていると聞いてニックが女性巡査と共に後を追う。もう一人の巡査はタクシーに轢かれたため、アマンダがそこに残る。アパートに逃げ込んだ2人に対して、マッケンナ巡査が発砲し、撃たれてしまったため、ニックが銃を下ろすよう警告しながら応戦する。しかし、廊下には腹を撃たれた少年が倒れており、銃が見あたらなかった。現場にはドラッグが落ちており、2人は売人でそのために逃げたらしい。所轄のハワード警部が到着し、クレイゲンやSVUのメンバーも知らせを聞いて集まった。クレイゲンは銃を探すよう命じ、ニックには何もしゃべるなという。撃たれたユーセフ少年はニックの応急手当で命を落とさずにすんだが、兄が銃を持って逃げたらしい。ニックはプロトコルに沿い、病院で血中アルコールを調べるために採血を受けることになったが、代理人がそれを止めた。IABのタッカーが見習い中のキャシディを伴って病院を訪れ、新市長と警察本部長の意向でこの件をIABが厳しく追及するという。ユーセフ少年は脊髄を傷つけられ、麻痺が残る恐れがあるという。地元の牧師も、これは人種差別による犯罪だと訴えて騒ぎとなる。ニックが市長の威力を示すための生け贄にされる可能性は大だ。銃を目撃したのはマッケンナ巡査だけで、クレイゲンは逃げた兄のベルコを探し出せという。ニックは規則に従って正しい事をしたはずなのに、なぜこの結果に苦しむのかと神父に訴える。IABはキャシディを使ってニックを始め、SVUの聴取を行う。ユーセフからは発射残渣は検出されず、マッケンナ巡査は自分が撃った弾が跳ね返って当たったことが判る。ニックの飲酒が問題とされ、タッカーはニックに自首するべきだという。ニックは罪状認否で保釈のために家を抵当に入れて金を捻出せざるをえなかった。ベルコが見つかり、SVUが聴取するが、弟は商売の手伝いをしていただけで、自分たちは銃は持っていないという。オリビアは上司としてニックを助けたい一心だが、キャシディの存在がニックを頑なにさせてしまう。しかし、ニックの自宅を訪問中、銃弾が撃ち込まれ、ニックは自宅から立ち去ろうとした黒人少年たちにバットを振り回して脅してしまう。ニックを取り巻く状況はますます不利になっていった。娘の監護権も、裁判中は妻のマリアが単独で行使するという。オリビアは行き場のないニックを自宅で過ごさせることにする。やはり取引するべきかと考えたニックはマンチに相談し、警察を辞職して娘のいるDCに引っ越す覚悟でストラウス特別検察官に面会する。ストラウスは単なる過失致傷ではなく、世間は憎悪犯罪だと見ていると言うと、ニックは身に覚えのない罪を認めるわけにはいかないと、裁判を選ぶ。大陪審では、ストラウスから過去のミスや興奮しやすい性格などを追及されるが、ニックは法に従って正しいと信じた行動をしたが、その結果苦しんでいると訴える。人種によって選択を変えることはないが、してしまったことに後悔しているという。大陪審はニックを起訴しない決定を下し、市長と警察本部は責任逃れにやっきになるだろう。当分はニックはデスクワークとなるが、クレイゲンはこれを機会に早期退職してアイリーンと船旅に出ることにしたと告げる。幸せの意味がやっとわかったという。オリビアは管理職となり、当面はチームの指揮を執ることになる。クレイゲン役のドン・フロレックは本家「Law & Order」のオリジナルキャストメンバーでしたので、それこそ1990年から20年以上、同じ役柄を演じてきたことになります。警官人生というか、「Law & Order」に役者としてその半生を捧げたようなものでしょう。しかしマンチが勇退した以上、クレイゲンもそろそろ身を引くべきでしょうね。オリビアが昇格して後を任されるというのも、感慨深い物でした。さすがに、新たなステージを設けないと、オリビアとしてもネタ切れになってしまっていますので、今後に期待です。ニック・アマーロは正義漢が強く熱意があるだけに、問題に巻き込まれてしまう事が多い。今回は不幸な事件ではあったけれど、市民の関心やマスコミの煽りを恐れた市長や警察本部がニックに責任を押しつけて批判をかわそうとした。苦しむニックのキャラクターが掘り下げられたエピソードでしたね。微妙なのはキャシディで、IABで潜入捜査をしているのかと思ったら、タッカーに踏み絵を踏まされているような状況で、オリビアの部下であるニックを取り調べることに。ニックとは因縁がありますからね。それでも、オリビアとの関係は揺るぎないということですか。オリビアが昇格したことで、さらにキャシディとの関係が複雑な物になるんじゃないかという気がします。ニックも今回はセーフでしたが、民事で少年側から訴えられる事はないのでしょうか。また、地元でも目を着けられて、いつやられるか判った物じゃない。気になります。アマンダのギャンブル依存も続いているようですし、ルイスもどうなったか不明で、シーズン後半は目が話せませんね。とにかく、クレイゲン警部は本当にお疲れ様でした。また、別のドラマで顔を見る事になるかもしれないですね。
July 7, 2014
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『疑惑の写真』これも先週と同じように、問題提起型のエピソードでしたね。アビーも積極的に関わってきていたし、シーズン11はちょっと毛色が変わってきたように思います。マクギーの変装、さすが役者さんです。随分イメージが変わるものですね。海兵隊の報道カメラマン、ロウ軍曹が陸軍海軍合同任務で撮影した写真が新聞に出回り、問題となっている。その写真は、アフガニスタンで陸軍のウォーターズ中尉が無実の住民を射殺した場面を撮したもので、ウォーターズ中尉は軍法会議にかけられることになった。ロウ軍曹も重要証人として出廷することになっていたが、4日前から失踪し、連絡が取れない状態になっており、上官のヘンドリックス中佐がギブスにロウ軍曹を捜すよう、依頼する。場合によっては陸軍と対立するので、ヴァンス局長はくれぐれも慎重に対処するようにギブスに忠告する。まずはウォーターズ中尉から話を聞くことにするが、中尉は自分が犯人扱いされることに反発し、NCISが偏った捜査をしているという。ロウ軍曹の自宅を調べると、引き出しの中から「黙っている方が身のためだ」というメモが見つかり、バスルームにはドラッグを使用するための道具が見つかった。注射針からはロウ軍曹のDNAが検出され、薬物依存症だった疑いが生じた。NCISはロウ軍曹が現在取材をしていた、DCでホームレスとなっている退役軍人を探して海軍工廠近辺を尋ね歩く。廃墟には多くのホームレスが住み着いていて、その中に腕に注射針を刺したままのロウ軍曹が死亡しているのを発見する。死後4~5日で、死因は薬物の過剰摂取だが、ダッキーは軍曹が薬物依存だった事には疑いを持つ。軍法会議は証人死亡で訴えは取り下げられ、ウォーターズは放免となった。しかし、検視でロウ軍曹はクロロホルムで意識をなくしているあいだに注射を打たれた事が判る。NCISはロウ軍曹が殺害されたとして捜査を続ける事にする。軍曹が撮影したホームレスの中に、アビーともなじみの「ブルー」と呼ばれる男がいて、ここ数日姿を見ないことがわかった。ホームレスに聞き込みをするのは難しいとして、マクギーが潜入することになった。ウォーターズの弁護人は、ギブスが再び聴取したいと言ってきたことが、ウォーターズへの嫌がらせだと訴える。アビーはブルーの写真を顔認識にかけ、エヴェレット・ターピン一等兵曹であることを突き止める。ターピンは2003年に名誉除隊していた。変装したマクギーの潜入捜査で、ターピンは数日前に具合が悪くなり、写真家が診療所に連れて行った事がわかる。そこでターピンは心不全で死亡していた。ギブスは診療所のデイヴィス所長に会い、ロウ軍曹がターピンを連れてきた事実を確認し、カルテを手に入れる事にする。アビーは「ブルー」が連れていた犬が気になり、探していたところ若い女性のホームレスに出会う。犬はブルーから預かったというが、その女性のことが気になり、身元を調べる事にする。女性は6年前に家出をして家族から捜索依頼が出ているエマ・カーターと判る。アビーはエマの両親に通報するべきかどうか悩む。ダッキーはターピンを検視して、腎臓が2つとも取り出されているのを発見する。そのことはカルテには記入されておらず、クリニックに運ばれてきた時に診察したノヴァク医師が臓器売買に関わっているのではないかと疑う。ノヴァク医師は、ホームレスの診療を続けているうちに、身寄りがなく、火葬されてしまう人々から臓器を取り出すことに、手を染めるようになったと認める。続けた理由はクリニックのデイヴィス所長に脅されたからで、ロウ軍曹はクリニックで不正に気付いたらしい。デイヴィス所長はそのことについて「私が対処する」と言ったという。クリニックの家宅捜索が行われ、デイヴィスは逮捕された。アビーは迷った末、エマに母親が娘を捜している動画を見せ、テレフォンカードを渡す。エマは家族に反発していたが、考え直し実家に戻るという。エマはブルーの犬をアビーに預ける。ウォーターズの軍法会議は再開されることになった。ターピンもアーリントン墓地に埋葬されることになり、ロウ軍曹と共に葬儀が行われるという。国に尽くした退役軍人のうち、年間5~6万人が路上生活やシェルターで過ごす事を強いられているという現実。ギブスはショックを受けていたようでした。それも現実なのでしょうね。古くはベトナム戦争の帰還兵が社会に戻れなかったり、問題を抱えていたという映画もありましたね。そして、身寄りのないホームレスの場合、検屍される事は少なく、30日間安置された後火葬される。それなら、臓器を利用すればよいじゃないかと考える悪い奴もいる。ノヴァク医師はいくら始めが善意だったとはいえ、処分を受けるでしょうね。ホームレスの人々にはそれなりの理由があって、簡単に話を聞く事はできない。エマの場合も、心優しいアビーとしては何とか力になりたいと思っても、そこには深い溝があった。その溝を埋めたのは犬のデイブだったかも知れないですね。犯罪捜査だけでなく、アビー自身のストーリーが描かれるのは良かったなと思いました。一番良かったのはひげ面のマクギーですが、ヴァンス局長だって口ひげを生やしているじゃないですか。あれは手入れしているからOK?陸軍と海軍が対立するということもあるのですね。陸軍にはNCISみたいな文民による捜査機関はないのでしょうか。ウォーターズの生意気な物言いには、「お前なー」と殴りたくなりましたが、ギブスは良く耐えた。(笑)海兵隊や海軍の場合、捜査官に対しては皆、敬語で話していますものね。ロウ軍曹はただ、任務に忠実だっただけで、ああいう殺され方で終わったのは本当に気の毒でした。ギブスたちがちゃんと真実を突き止め、名誉を取り戻せて良かったです。
July 4, 2014
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ゲストのMichael Nouriを見て、NCISのダヴィード局長よりも先にThe O.C.のサマーのパパを思い出してしまったのは、やはり今回の役柄のせいなのでしょうね。演じ分けるとはさすが役者さんですね。ラスティが捜査に同行して、「なんで警察官になったの?」というのは、ちょっと取って付けたような印象でした。でも、改めてキャラクターを見直す機会になりましたね。一人、バズの憂鬱さは気になるところでしたが。大学生が路上で拾った上等の絨毯の中から、若い男性の死体が見つかった。頭を至近距離から撃たれており、死後12~16時間経っているという。指紋から、被害者は大学院生のロバート・ケラーと判明する。ロバートは何かの事件の証人に登録されており、自宅を訪ねると何とFBIのフリッツと地元警察のマッケルロイ刑事が立っていた。10ヶ月にわたる合同捜査で、ロバートは目撃証人となっており、潜入捜査をしていたという。自宅には大型の飼い犬がいて不法侵入の形跡はなかったが、薬莢がおちており犯行現場であることが確認された。ロバートの日記から、2週間前に自宅前で地元ギャングのラウンダーズに轢き殺されたタイラー少年の事件を目撃していたことが判る。ロバートの父親は下院議員で、まもなく警察本部を訪れるという。テイラー副本部長は合同捜査で重要人物の息子が潜入捜査をしていたことを知らず、危険な地域なのに証人保護の手続きが取られていなかった事に腹を立てる。ケラー下院議員も息子が保護されていなかったことに激しく憤る。実際にはロバートが警察とFBIの申し出を拒否したのだが、立場を意識した発言に、フリッツが真っ向から反論する。ロバートはギャングの存在に脅えるこの地域を安心して暮らせる街にしようと、土地を買って近所の子供たちに目を配り、タイラーにも作業を手伝わせ金を渡していた。FBIに証言したビデオを確認すると、ロバートはタイラーを轢き殺した車のナンバーもギャングのタトゥも証言しているのだが、まだ犯人逮捕には至っていない。みな、ギャングが怖いので警察に情報を提供する住民はいないだろう。警察が預かっている犬を引き取りに来たロバートの弟は、ロバートが目的意識が高く地域にお返しがしたいと、活動していたという。重大犯罪課はロバートがFBIの証言で犯人は3名だと言っていたのに、弟には4人いたと話していたことに注目する。4人目は援助している近所の子で、タイラーの親戚か何かだと言っていたという。タイラーの母親ジェイダ・ローズは、ラウンダーズを恐れるあまり、知っていても何も言えないという。ただ、タイラーが殺された時は警察は動かなかったのに、ロバートが殺されるとこうも警察の扱いは違うのかと非難する。取り調べの様子をモニターしていたケラー議員は、捜査がなかなか進まないと腹を立て、人種差別的な発言を行った上、腹立ち紛れにマスコミの前でFBIとの合同捜査についてしゃべってしまう。ロバートのおかげで犯人の逮捕も近いと考えていた捜査本部は、盗・聴器を外され、やむなく1000人体勢でラウンダーズのメンバーをスタジアムに集め、一斉検挙で200人を逮捕する。その中にはロバートを射殺した銃を持っていたダリル・ウォーカーがいた。ダリルはタイラーのいとこで、メンバーに逮捕された事が知られてしまい、犯人の名を明かすと殺されると脅える。やがて、自分は犯人ではなく、3人に車に押し込まれると、タイラーを殺すのを目撃させられたと話す。ロバートに関わるとこうなるという見せしめだった。ダリルが犯人が現場に捨てた銃を拾ったのは、彼らに復讐するためだったという。促されてダリルはやっと3人の名前を話す。重大犯罪課は3人に取引を持ちかけて、実際にタイラーを撃った男を突き止める。しかし、供述の中でラウンダーズはロバートに直接手を出すことはできなかったという事が判り、レイダーはギャングのボスが権力者の息子を殺すのは危険だと判っていたと考える。ケラー議員は、ロバート殺害の犯人がなぜ逮捕できないのかと警察を非難する。フリッツはケラー議員が地位を利用して犯罪捜査を妨害したと応酬し、テイラーも下院の倫理委員会に報告すると告げる。レイダーはタイラーの母親を警察に呼び、自発的な発言を待つ。ジェイダは慈善活動のつもりのロバートのおかげでタイラーが死んだと警察に怒りをぶつける。ここでロバートの飼い犬を解放すると、犬はジェイダに近づき親しげな様子を示した。ロバートは現実を知らず、子供たちに金を与えて叶わぬ夢を見させた。だからギャングたちに殺されてしまった。警察もタイラーの死には何もしてくれず、だからロバートを殺したが飼い犬までは殺せなかったという。レイダーはフリッツにラスティ宛ての脅迫状を手渡し、分析してもらうことにする。ラスティは警察の一員であると自覚を持つために、今回の捜査に付き合う。バズの勧めで自分から重大犯罪課のメンバーがなぜ警察官になったのか、尋ねてみる。十分な準備を経て、ラスティがおとり捜査に参加する承諾書が出来上がり、レイダーが署名する。「チーフ・ジョンソンによろしく」とは誰もが言いたい事ですよね。いつか、このシリーズにブレンダがゲスト出演する事もあるのでしょうか。FBIとの協力関係がなくなってしまい、脅迫状の件などももっと早くに力を借りる事ができたのではないかと思いました。下院議員へのフリッツの態度は強面で、珍しく迫力がありました。(笑)ロバートは特権意識のある尊大な父親とは違って、他人のために働く事を厭わない、立派な青年だったのでしょう。でも、それだからといって、彼のやり方が地元住民から受け入れらることはなかった。上から目線で独りよがりだったでしょうね。タイラーの死が見せしめだったことは判っていたのか。「クローザー」からずっと、ギャングが仕切っている地域の現実は厳しく、住民は警察に協力もしないし、警察も立ち入らないという描かれ方でしたね。子供たちには罪はないのに、ダリルもかわいそうでした。ロバートの犬がジェイダにあれほどなじんでいたのは、よほどタイラー親子と親しんでいたという事ですよね。お母さん役の人、なかなかの熱演でした。
July 3, 2014
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