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2023.02.09

ベレッタ９２カスタム再始動

カテゴリ：ベレッタ９２ストック・カスタム

ガバメント、ワルサーＰ３８、ルガーＰ０８がメジャーどころでは人気だった時代。他にもブローニングハイパワーは通好み、マシンピストルの代名詞とも言えるモーゼルＭ７１２、ガバやワルサー、ハイパワーの要素の良いとこ取りで新時代を予感させたＳ＆ＷのＭ５９など華やかなじだいでした。

そんな折、アメリカ軍のサイドアーム･トライアルにて提示された「９ｍパラ、ＤＡ／ＳＡアクション、ダブルカラムマガジン」がこれからのトレンドになる時代が幕開けし、颯爽と登場したのがベレッタ９２でした。当然ベレッタ９２も最初からその要素を満たしていたわけではなく数度の設計変更を重ねた上で辿り着いたのがアメリカ軍に正式採用されたＭ９、民間モデルでいうところのベレッタ９２Ｆ及びその改良モデル９２ＦＳになるわけですが、そのスタイリッシュなイタリアン･デザインは映画のヒーローが持つには持ってこいの華やかさがありました。「リーサルウェポン」、「ダイハード」、「男たちの挽歌」、「クライムハンター」等々で画面狭しと撃ちまくり、多弾数オートの魅力を存分に見せつけました。ＳＩＧやグロックも善戦したとはいえ、こと映画となればベレッタ９２のスタイルの良さには一歩二歩及ばない、加えてアメリカ軍正式採用というお墨付きまでついている。

当然、その時代、ベレッタ９２と同等、それ以上のモデルは存在しましたが、こんな全ての条件が揃ったのがベレッタ９２というモデルなんだと思います。まさに時代に選ばれたスターとして君臨したわけです。そしてそのスターを見て目が肥えた人達によって他のがモデル達もどんどん評価されたり、過去モデル達も再評価された意味ではベンチマークの役割も果たしたのではないでしょうか？

当時を知る方なら「だからベレッタはダメだ。こいつはベレッタと比べて･･･」みたいな会話とか覚えている方もいるのでは？(笑)

ベレッタのカスタムでは一時期エリート系が人気を集め、人気ゲーム「バイオハザード」シリーズにあるオリジナルカスタムがまさにエリートの影響をうけていて人気が高いですようです。

その後、グリップデザインの見直しやフレームにアクセサリー用のレールを追加したりで現在でも細かなアップデートを含め進化し続けています。

個人的にはバーテックフレームは好きではなかったので、ブリガディアスライドにＭ９Ａ１フレームの組み合わせが最強の組み合わせかと思っていました。しかし意外とこの組み合わせは見たことがなく、サムライエッジＡ１しかありませんね・・・。もともとサムライエッジが好きだから構わないけど(笑)

そして一周回って原点回帰したカスタムが登場。

ベレッタ９２センチニアル

ベレッタ９２Ｘディフェンシブ

最初期のベレッタ９２同様にセイフティレバーをフレームに設置したカスタムになっているのが興味深い。そしてベレッタ９２Ｘパフォーマンスを見て初めてバーテックフレーム、カッコ良いなと・・・(笑)。微妙なデザインの差でこうも変わるのかと・・・(笑)。

そして似た形にカスタムして実際に触ってみたが、これは操作性が良く、ベレッタ９２ではあるけれども全く新しい（といっても原点回帰なわけだが）モデルといった印象。ならばと