やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2012/12/23
XML
テーマ: 登山の記録(743)
カテゴリ: 過去の山行記録
7:00 会館集合。9人が2台に分乗して、黒部ICから糸魚川ICまで高速を使用する。国道148号線を進む。

8:30 JR平岩駅にてF戸さんを待つ。木地屋まで山道をぐんぐん上がる。道の両脇には雪の壁3m、気分はアルペンルート。除雪車転回所に駐車し、各自パッキング。広げられた荷物(食料)の多さを目の当たりにして、大型ザックを持ってくるように、と連絡された理由に納得した。大宴会となりそうだ。

9:39 640m 出発。すぐにスキーを履き、白い林道を一列になって歩き出す。薄雲が出ているが、青空と太陽が出ている。Tシャツでも額に汗するアルバイト。林道を45分ほど進んで休憩していたら、後ろからF戸さんの知り合い2人が追いついてきた。蓮華温泉までの日帰りスキーだそうだ。追いかけるが離されるばかりであった。

030315-16shiraike01.jpg
↑920さんを先頭に、木地屋を出発

林道が右にカーブしているところで、トレースはまっすぐ伸びている。そちらをたどっていくと、小さな沢を境にして二手に分かれてしまった。左手はスキートレースを選んだが、右手はカモシカの足跡をトレースと混同して来てしまった。間違いの元を作ったカモシカ親子を林境に目撃する。私の進んだ右隊は、左進隊とは林に入って連絡が取れなくなったが、目的地は決まっているので慌てない。休憩後、右進隊は左に巻いてトレースを発見する。

030315-16shiraike02.jpg
↑ゲレンデが目の前に広がる

11:48 995m
林を抜けた平地で合流する。眼前には動物の足跡すらない、真っ白つべつべ斜面が我々に手招きしている。それに誘われた邦夫さんが、我慢ならずにジグザグ登り出す。シュプール初刻みの喜びも束の間、悲鳴と共に雪に埋まる。この斜面を登ってさらに上部を目指そうと言い出す人は誰もおらず、周囲でテン場偵察が素早く行われ、水の出た沢沿いの窪地に幕営することになる。

スキー板で整地しても堅くならない。靴で縦横に行進し、スコップで斜面を掘り広げてテント2張りとタープを張る広さを確保する。各人てきぱきと仕事を分担していた。タープは2m弱の木の枝で支え、その下には矩形のテーブルをスノーソーで切り出した。

030315-16shiraike03.jpg


昼食後、早速目の前の斜面にわれ先に取り付く。頭の中はどういうシュプールを描くかでいっぱいだ。息を切らせジグザクに登高。皆が自分以外の人に期待しているのは、華麗な滑りではなくダイナミックな転倒である。それにしっかり応える人、期待を裏切る人、自身に課題を作る人と、さまざまな滑りが展開される。

1回だけでは当然物足りず、何度も登り返す。自分の板はフラットソールだから、登るたびにシールの付け剥しがあるのだが、その手間は全く気にならない。誰も滑っていない斜面を狙って逆正弦波をグラフ化し、それを見上げて悦に浸る。16時過ぎまで心行くまで楽しみ、遊んだ斜面を最後に写真撮影。

空腹と乾きに耐えられず、日の高いうちから宴会が始まる。

030315-16shiraike04.jpg
↑自分の滑りを振り返るM田さん、50さん、のりMさん

キャンプファイヤーが赤々と灯り、林を焦がす。ビール、ワイン、熱燗が次々に回される。一通り飲み食いが終わったら、火を囲む。酔いに任せて大木を切り出し、本格的に燃やしてみる。宴はうどんで締める。上空雲間に月。

21:00 就寝。テントに川の字になって寝ると、寒さを感じない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012/12/24 09:58:25 AM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

やまやろう

やまやろう

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: