やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2018/02/12
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カテゴリ: 登山
行動:大品山から瀬戸蔵山経由で立山山麓スキー場
まで

5:00 起床。テントが夜中の降雪で圧迫されて
いる。入口は半分程度雪で埋まり、スコップも雪に
消えていて少々焦る。

夜中の降雪対策のために、スコップは手の届く距離
に置いておくことが大切だと知る。

夜中途中からテント内が暖かく感じたのは、テント
が雪で埋まり断熱効果が上がったからなのだろう。
ために、寒さに震えることなく安眠できた。


朝食は棒ラーメン。スマホは昨日の午後以来、全然
通じなくなった。D社は駄目でa社は通じるみたい。


麺を単独で茹でてスープは各椀で個別に作るのが、
棒ラーメンを美味しくするコツである。


7:20 バリバリに凍ったテントを畳んで出発。
一晩で50~60cmは積もった。気温-9.1℃。正月
の早月小屋レベルだ、十分寒い。

天候は相変わらず悪い。気分的には間違いなく往路
下山を選ぶ。しかしやまやろうは瀬戸蔵山方面に、
迷いなく歩を進め始めた。時間があるのでラッセル
しながら縦走を試みたのだ。


視界が利かない中の、尾根縦走となる。
南方(真谷)側の風雪が横から吹き付ける。


瀬戸蔵山までは小さなアップダウンが続く。後続で
歩くのが体感的にはちょうど良く、先頭で股下
ラッセルとなると、途端に汗をかく。

8:11 標高1310m付近の尾根中間地点の分岐。
広い尾根(左方)に進んでしまいたくなるところ
なのだが、あれっ?と山勘で一旦止まる。

スマホのGPSで方角を確認して、進行方向を右方に
修整した。基本的にこの尾根は、瀬戸蔵山方面に
進む際には右手に崖を見ながら進めば良い。



パックを下ろすことなく、じわりじわりと高みを
勝ち取っていく。


8:55 瀬戸蔵山。気温-9.7℃。大品山から意外と
早い到着である。写真の位置からもう少し進むと、
反射板がある。

山頂からは北北西に伸びる尾根を下降して、
984m平坦地経由で家族旅行村に向かうつもりで
いた。


それが一番の近道だったのだ。登山道を下降する
ルートは斜面のトラバースでの雪崩リスクを想定
して避けることにした。





尾根に入ると意外と斜度がきつい。このまま下降
しようかどうしようか悩みながら進んでいた
ところ、先頭にいたS竹会長の足元の雪にパカッ
と亀裂が走り、それが広がっていったとのこと。
新雪雪崩の前兆だ。


積もった急斜面は、尾根であっても危険地帯で
あった。

代案として考えていたゴンドラ山頂駅までの縦走を
選ぶしかなくなった。これが一番安全なルートで
ある。


9:45 登り返して瀬戸蔵山に戻る。休みなく
ゴンドラ方面へラッセルを始める。


吹雪の中のラッセルは、なかなかできるものでは
ない。こういう悪天の中でも行動が可能なんだと
分かったことは、貴重な経験であった。


10:20 1221mピーク。ここでもあれっ?と思い
方角をじっくり確認した。今回大事だなと思った
のは、少しでも不安に思ったならば、ためらわず
現在位置と向かう進路を確認すべしということだ。


この先は尾根上の一本道。迷いなし。


無線施設の積雪量が凄い。もうすぐゴールだ。


10:45 ゴンドラ山頂駅。営業していないので雪に
埋もれている。


10:55 ゲレンデに着いた!スキーヤーやボーダー
がびゅんびゅん飛ばす脇で、もそもそしている
光景はおかしなものだ。

パラダイスゲレンデの端を歩いて下降する。吹雪
だけれど意外とお客さんがいるのね。ユートピア
ゲレンデを下りゴンドラ山麓駅を目指す。


邪魔にならないうように、ゲレンデの端を歩くよう
に心がけた。

コースを整備していた年配のスキーヤーに話しかけ
られる。昔、毛勝山でスキー大会があったねと。
そうです、当会が絡んでいました。


11:33 ゴンドラ山麓駅。気温-3.2℃、ここまで
標高を下げると汗だくなのだ。

松っつあんが車を取りに行く間に、残ったメンバー
は無料休憩所で昼食をとる。ストーブがあり、
濡れたものを乾かすことができるのが有難い。

12:39 あわすのスキー場のリフト券売り場の係員
に下山報告して魚津へ向かう。

13:45 G会館到着。共同装備の放出・乾燥。
食料と交通費の精算。食料は正月山行の残りを
使ったのでタダ。ガソリン代と山麓駅のコーヒー
代で使ったお金は400円と破格!

14:47 解散。

やまぶろぐ
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Last updated  2018/02/20 11:15:00 PM


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