やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2022/02/05
XML
カテゴリ: 登山
街でも大雪が予想される中、あえて山に向かう
私は頭がおかしいのだろうか。魚津は道が白い。
黄色い特殊車両が塩を一生懸命撒いている。

6:20 魚津IC集合。某女史を助手席に乗せて、
ラパンSSで北陸道を走る。雪が降っているので
時速80kmで自主規制。

山頂に届くかどうか分からないと、集合時に
説明した。とりあえず登山口まで行ってみる
のが、やまやろう。

集落への上り道は数センチ雪が積もっている
(除雪されていない)。スタッドレスタイヤは
時々空転しながらも、何とか走っていく。

轍があったので誰か先行登山者がいるのではと
思ったが、その轍は集落の住民のものであった。

集落に着くと、魚津よりも降雪は大したものでは
ない(積雪は凄い、屋根雪を下ろしていた)。
これなら登ってみようと決めた。

7:33 なんちゃらセンターの駐車場にクルマを
置いて出発。某女史はマイカーにストックを
忘れた。先頭に立った者が一対のストックを
交替で使うことにする。

7:40 空から粒粒の雪が降りしきる中、神社の
参道前からワカン歩きを始める。

社を過ぎてスギ林に入る。スキートレースが
かすかに残っている。

7:52 283m 尾根への取り付き。場所に
よっては雪が深く、大汗をかいた。

8:10 462m 右方より絶えず風が吹き付けて
くる。急斜面でのワカンの回し方を某女史に
教える。説明よりも、自分の歩き方を見せた方が
早い。

体軸の外側で円を描くようにワカンを前方に回し、
垂直に雪を踏みしめる。雪面からの脚抜けが良い
ので、脚を高く上げられて歩幅も稼げるワカンの
さばき方だ。このやり方って、N島さんから
仕込まれたよな。


8:40 494m 尾根筋が二重になった凹地で
風を避けて休憩。

指先はVBLシステムを使っている。いつになく
ぬくぬくだ。ラッセルが2人交代で暑いからだ。


激ラッセルです。楽しめまして?

9:09 612m 斜度が緩み進路が少し変わる。
少し下って登り返すと、割と斜度がある。
そして樹木が少ない。左方には雪庇が張り出して
いる。

「あかんなぁー」というセリフが自然に何度も
口に出る。山勘が先に進むことをためらいさせる。

9:40 736m -5.2℃。斜めに吹き付ける雪の
降り方が激しくなってきた。視界も白く覆われて
きている。

ジオグラフィカで現在地を確認すると、山頂まで
半分くらいの距離と標高差だ。

潔く引き返すことにした。お試しでプローブを
雪面に差してみると、280cm全体がすっぽり
埋まってしまった。


止まっているだけで、0.5℃も気温が低下した。
指先もすっかり冷えてしまった。

これはあかんわと、逃げるように下った。風の
強いところは既にトレースが消えかかっている。

これは怖い。トラックを記録しているが、いちいち
スマホを出していたら時間ばっかりかかってしまう。
こういう時はサクサク下りたいものだ。消え
かかったトレースの探し方についても某女史に
教えておいた。

10:22 尾根末端、-3.2℃。
もう安全地帯だ。

10:35 参道前。2時間かけてラッセルした
ルートを45分くらいで降りてきてしまった。


移動距離:3.9km、累積高度:540m、
記録時間:3時間6分。

11時過ぎに栄食堂で、早めの昼食とした。
国道8号線で帰る。魚津だけゴン降りだよ、
なんで!?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022/02/05 06:34:12 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

やまやろう

やまやろう

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: