やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2022/04/30
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カテゴリ: 山スキー
「Yた観光」の日帰りBCツアーに参加した。
「持っている男」のおかげで、素晴らしい
バックカントリーツアーとなった。

5:30 会館集合。Yたさんの車に5名乗車で
立山駅に向かう。

6:25 砂防博物館裏手の駐車場に、満車
ぎりぎりで入った。駅前でT中さんと合流。


立山駅前は人の列が長い。臨時直通バスも
運行している。大型連休最初の晴天、人が
押し寄せるのも無理はない。

7:10 ケーブルカー発。直通バスが出た
ので、すし詰めではなかった。

7:30 高原バス発。標高1270mくらい
から新雪が残る。雪の大谷は開通時18m
あったが1m減ったとか。それでもバス
3台分の高さ。


8:16 室堂ターミナル着。登山指導員に
S木さんとT井さん。前日に山崎カールの
雪面クラックに人が落ちたそうだ(救出)。


8:58 シールを付けて出発。足回りと
参加者は以下。

テレマーク3名(Yたさん、山ちゃん、
やまやろう)、山スキー3名(Dさん、
T中さん、ミホちゃん)。

雪は純白にリセットされ、天候は快晴。
T中さんが参加する山行は、会心の山行
ばかりなので「持っている男」と呼ばれて
いる。今回もそんな感じだ。

ウェアリングは、モンベル・ジオライン
LWラウンドネックシャツに、ウール長袖に、
モンベル・クラッグジャケット。
やまやろうの定番になっている。


ミホさんは前夜に敢えて自らに試練?を
与えていたようだ。やわやわと登らん
まいけ。


スキーツアー客の列が雪面に映える。


ハロが出た。


雷鳥沢のキャンプ場にテントが
たくさん設営されている。


浄土山北東斜面は、滑ったら
気持ちよさそうだ。


一ノ越の直下は斜度が出るので電光型を
刻む。やまやろうの古くて短いシール
でもずり落ちることはなかった
(技術です)。


10:15 一ノ越。雪が切れた。荷物を
降ろして休憩する。

登山者、スキーヤーが多い。御山谷は
まぶしい大斜面。滑りたいがここは我慢。
我々は雄山に登り、社務所東側の御前谷
を滑る計画なのだ。


時間があるので資料用の写真を
撮影しておく。


龍王岳北面の滑降も以前から気に
なっていた。試してみたい。


10:47 バックパックに板を付け、
アイゼンを履いて出発。登山道には、
ほぼ雪はない。

登る人、下る人はかなりの数だ。超軽装
の人もいて、山をなめているのかと感じた。


のぼりルートとくだりルートは分かり
にくい。赤と黄のペンキマークで分けて
いるのだが、酸素が薄くて判断力が低下
していたのか、楽な方へ進んでしまった。

普通のおばちゃんに「ここ下りルートです
よ」と注意された山屋の悔しさと言ったら。


すぐさま御前谷の様子をうかがう。

滑り始めが急斜面で谷の全貌が見えない。
斜度が緩くなったところにデブリが見える。

Yたさんから、タンボ平へトラバースする
地点を教えてもらう。


板を流さないよう、慎重にシールを剥がす。
脱いだ板は雪面に刺す。平置きする場合は
滑走面を上にする。板を履く際はリーシュ
コードを先に付ける。

基本だと思うが、Dさんが雪面にポンと
板を置いていたのが気になったよ。


12:38 ヘルメット、アウタージャケットを
追加して滑走開始。

164cmの板は21-22シーズンには使っていな
かったうえに、スキー自体が久しぶりで、
滑走勘が取り戻せていない。

そういう状況で急斜面、かつ雪質も読み切れて
いない。テレマークターンをするのが怖かった。


一番楽しい大斜面で、テレマークターンが
できなかったことは、自尊心を傷つけることに
なった。まあ安全第一ということにしておく。


雪は日差しに照らされてかなり柔らかい。
結構スピードが出るので、斜面を大きく
使ってゆっくりアルペンターンをして
いった。


雄山東尾根の登攀資料として写真を撮っておく。

Canon PowerShot G5XはEVF撮影しているが、
水準器が全然見えない。構図も考えられない。

適当にシャッターを押している。その他いろいろ
あって、RICOH GRIIよりも使いにくさを感じて
いる(望遠と手振れ補正はありがたいが)。


資料写真。


デブリ地帯は右岸の崩落上部を通過しようと
したが、雪が硬いうえに溝がある。山ちゃんが
谷中央から左岸のデブリの中を突っ切った。
そちらの方が通過しやすかった。


標高を下げるとアウタージャケットが暑い。
熱気で眼鏡が曇る。


右岸のトラバース地点に向かい
滑り落ちていく。


予定していたトラバース地点には
シュプールが残っていた。なるべく高度を
落とさないように残シュプールを使って
ザラメ斜面を横切って滑る。

13:18 タンボ平に出た。風が吹く。

眼下の台地上斜面にスキーヤーが点在し、
黒部平に向けて滑走しているのが見える。
東一ノ越から滑ってきた人々だ。

上空にはロープウェイが音を立てずに
往復している。ここで転ぶのは恥ずかしい。


本日御前谷からタンボ平に出たのは我々が
最初で、まっさらな雪の斜面が眼下に
広がる。気持ちがわくわくする。


Yたさんを先頭に、仲間たちのシュプールが
思い思いに刻まれていく。かなりスキー勘を
取り戻したので、やまやろうはテレマーク
ターンを気持ちよく決めていく。


程よい雪質と斜度にウハウハ。


大満足。


13:38 終了!板を脱いで黒部平まで
少し登り返す。


13:58 黒部平に着く。次発までに時間が
あるので、缶ビール(500円)で乾杯。
行動食のハンバーガーと共に楽しむ。


14:40 ロープウェイ発。今しがた
自分たちが刻んだシュプールを窓越しに
見下ろす。そういう状況はなかなか経験
できないので感慨深い。

15:00 トロリーバス発。


15:08 室堂ターミナルに到着。


美女平行き高原バスの乗客は長蛇の列。
なんとターミナル屋上3階の外まで列が
続いた。こんなの初めて。飲み食いなしで
牛歩の列に並ぶ。


16:11 高原バス発。
下界は雲海。


16:56 美女平着。ケーブルカーは
1時間待ちとのアナウンス。

屋内は人だらけ、マスクが嫌なので
屋外で待つ。ちょっと寒い。アレでも
採るか、と思ったが思っただけ。

売店や自販機が一切なく、出店の
カップコーヒーが飛ぶように売れていく。
アルペンルートのボトルネックである
ケーブルカーの輸送能力不足は、何とか
対策して欲しい。


17:57 ケーブルカー発。


18:16 砂防博物館裏手の駐車場着。

18:24 魚津に向けて出発。

19:22 会館に到着。今回の山行の
核心部は、乗り物の待ち時間であったw





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Last updated  2022/05/09 10:44:05 PM


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