朝の出発時は晴天、そしてじりじりと暑い。
7:00 室堂に向けて出発(15分遅れ)。
7:54 立山駅でトイレ休憩。ケーブルカーはガラガラ。朝一番を過ぎたらこんなものか。熊王の水を飲んでから、8:10出発。
9:20 室堂ターミナルに到着。サンダルを登山靴に履き替え、Tシャツの上から急遽ワークマンで購入した長袖を着る。なんかピチピチな生地だ。
9:20 ターミナル出発。快晴。脚はよく動く。
チングルマ。
一ノ越に向かう人々をガンガン追い抜いていく。
9:54 一ノ越。ここまでに雪渓は6箇所通過した。山荘前は人だらけ。とても雄山に向かう気にはならない。
東一ノ越に向けて下っていく。ここからは人と出会うことのない世界。
龍王岳を見ながら高度を下げていく。東尾根でもいいのだが、 2024年に登っている
からねえ。
東一ノ越までの登山道は、お花畑だ。クルマユリ、ハクサンフウロ、ハクサンイチゲなど、青い空に映える花々。
10:08 斜面上部に何か気配を感じたので視線を向けると、成獣のクマがいる!距離は20mくらいか。クマは食餌中でこちらの存在に全く気が付いていない。そっと離れることにした。
この先の登山道は草に覆われるところと先が見えないところが多くなった。縄張りがあるからクマにまた出くわす可能性は低いと思うが、声を出しながら歩いた。足取りも遅くなった。
10:26 東一ノ越。尾根の平坦部である。黒部ダムが見えた。ここで水分補給(無塩トマトジュース)とヘルメット着用。
10:33 雄山南稜の登攀開始。ハイマツ帯に飛び込む。激ヤブだ。枝を左右にかき分けY字になったところを踏むと、楽に進める。
ハイマツ帯を出ると、ヤブと岩のミックスに変わる。
錆びた空き缶が落ちている。雄山南稜は特に難しいところはない。ハイマツのヤブコギに体力を奪われるくらい。
黒部ダムと後立山連峰の景色を楽しみながら進んでいく。ところどころに踏み跡らしきものがあり、それをつないでいくと登りやすい。
11:05 2640m 鞍部。
11:15 2700m この先、吊尾根となる。スマホはオーバーヒートなのか、何度も再起動する。
11:36 2820m 小ピーク。
ゴールは近い。
11:53 2925m 南稜のピーク(登攀終了)。一ノ越から雄山への登山道は数珠繋ぎの登山者。ここ南稜は静かだ。昼食を摂る。
峰本社方面。
12:02 雄山山頂に向けて出発。一旦下ってから登り返す。
御前谷の残雪量(豊富です)。
12:17 雄山三角点。人だらけで滞在する気にならない。写真を適当に撮ったら、下山に取り掛かる。
12:22 下山。登山者の列に入る。上りと下りのルートが決まっていて、追い抜きができない。一部の分岐で飛び出して遅い隊列を抜いていく。
それにしても、下り歩きが下手くそな人が多過ぎる。そして道を譲ってくれない(自分のことで精一杯の人ばかり)。
上りルートに人がいない場合は、そちらに出て隊列を抜くこともあった。ルール違反かもしれないが、限られた行動時間の中で最善の策を取らないと。雲が沸いてきているのだ。
12:52 一ノ越。休憩なしで石畳を駆け降りる。トレランをやっていると、つい走りたくなってしまうのだ。
13:10 立山室堂山荘。全身汗だくである。中に入ったところで激しい雨となった。急いで正解だったのだ。
軒下には雨をしのぐ登山者が続々とやってきた。雨雲レーダーを見ると、弥陀ヶ原付近を中心として雷雲が発生している。
生ビール800円を注文。のど越し2秒間×4回のために、800円を払う価値はあると思う。
ザックの中の総菜パンとトマトジュースを食す。行動水は、トマトジュース900gで足りた(別に900mlの水あり)。雨が収まるまでしばらく待つ。
14:05 ちょっと小降りになったみたいなので、雨具を来て外に出る。ターミナルに向けて走る。
14:10 立山自然保護センターに到着。雨具は湿る程度であった。
受付のT井さんにクマを目撃したことを伝える。時刻、場所、成獣か子熊かなど。ライチョウ目撃情報にはシールをくれるのであるが、クマはないのね。
クマは新室堂乗越方面にもいるらしい。雷鳥沢で幕営するのも気を付けないとならないのか(食料の置き場所とか)。
元警備隊のK山さんもここで勤務しておられた。iのを鍛えてやってくれ、と言われちゃいました。雨は止んだ。
時間があるのでバス駐車場周辺で写真を撮る。
14:50 バスの集合時間。アルペンルートで土砂崩れが発生し、美女平のゲートが閉まっているとの情報。
15:29 取り合えず美女平まで移動する。
16:13 美女平。ケーブルカー待ちの人らで駅の外まで人があふれている。我々はバスの中でゲートの開通を待つことになる。
時間があったので駅周辺を散策してみた。
16:52 開通待ちのバスの列に並ぶ。立山-美女平間のロープウェー計画は断念してしまったからなあ。これからも美女平がアルペンルートのボトルネックになる。
17:30 開通!常願寺川は濁っている。それなりに降ったのだろう。
18:32 工場に到着。なんだかんだで40分程度の遅れで済んだ。
雄山南稜は、岩登りまではいかないバリエーションルート。登山道歩きに飽きた人にはいいかもしれない。
ヤブ漕ぎができる体力と、ルートファインディングができる知識が必要。
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