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タイ語の勉強もだいぶ進んだので、よし、ひとつパソコンでタイ語を打てるように頑張ってみるか、と思い立った。みごと実現したので、報告します。ミニ秋葉原みたいな「パンティプ・プラザ」というビルで、「一太郎」みたいなタイ語のワープロソフトはないかいな、と探した。タイ語版のワードのソフトがあるかな……と。ところが、これがまったくの方向違い。そんなもの、売ってません。Windows XP Professional が入っているパソコンなら、追加言語のファイルを Windows XP Professional のディスクからインストールすれば OK なのよ。おそるおそる質問したら、親切な電気屋さんが教えてくれた。タイ語は、文字構成がちょっと複雑なので、言語ファイルが重いのです。だから、日本で売られるパソコンには標準装備されていない。でも、オプションとして Windows XP のディスクからインストールできるのですね。 スタート → 設定 → コントロールパネル → 地域と言語のオプション → 言語 → 補足言語サポート。ここまで来たら、ディスクドライブに Windows XP のプログラムのディスクを入れて、日本では標準装備外のタイ語の言語ファイルをインストールするわけです。わたしのディスクは、東京本社のどこかにあって、バンコクにもってきていないので困っていたら、電気屋さんがタダでインストールを手伝ってくれました。タダだ、というのですが、悪いからちょっとチップを払いましたけどね。「カネをもらっちゃいけないんだけどね」と、けっこうタイ人の店員さんは遠慮してました。ここでもう一度「地域オプション」に戻って、「タイ語」を選んで OKを押すと、あら不思議、わたしのパソコンの画面に、かわいいタイ文字が打ち出されてくるではありませんか。パンティプ・プラザで、200バーツ(550 円)でタイ語のキーボードを買って、そのUSB端子をわがパソコンにつなぐと、タイ語タイプライターの完成!うれしくて、悶絶しそうになったぜ。というわけで、残業時間になると、ちょいとタイ語モードに切り替えて、タイ語を打つ練習など始めておるわけです。
Sep 30, 2005
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NASA の月探査船計画のことで、ド素人コメントを書いてお目を汚した私ですが、この Blog 読者の URU+ さんを通じて、すごいサイトを知った。松浦晋也さん。昭和37年、東京都出身。NASA がスペースシャトルからカプセル型宇宙船への回帰を決めるはるか前から、スペースシャトル型の宇宙船の設計の無駄を指摘して、カプセル型の有人宇宙船を日本が開発するべきことを訴えていた人。この人が9月20日に書いた「NASA 有人月探査復帰に対して」http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2005/09/nasa_b197.htmlぜひぜひ読んでみてください。深い思いがこもっていて、読ませます。
Sep 27, 2005
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ちょっと古いネタですが、9月20日から外電で出回りはじめたニュースに、中国・広東省の会社が新発売のコンドームに「クリントン」「ルインスキー」という商品名をつけた、というのがあった。中国という国は、ひどくまじめくさっているかと思うと、こういうオチャラケをする。くだらない話だが、日本の新聞では報道されたのだろうか。要は、こんな話 ↓http://cnn.co.jp/business/CNN200509210029.html外信をあさってみた。9月20日の AFP 電によると広州のメーカーは「クリントンもルインスキーもただの family name だから侮辱ではない」というとぼけたコメントをしている。9月21日付のロサンゼルス・タイムズ報道では、メーカー側は実に饒舌で、「中国人が尊敬するクリントンさんの名を使うことで、商品への信頼性を高めました」とコメントしたらしい。それなら、中国一の性豪として知られる「毛沢東」をブランドにすればいいじゃないかと思うがね。それにしても、かつて日本をスキップして中国だけ訪問して帰ってみせた、中国共産党大好き(?)のクリントンの心中やいかに。今回の中国側のこの仕打ち。これって、最近のクリントンの姿勢が台湾寄りになってきたことへの当てこすりでしょうかね。彼の名をコンドームの商標として登録することを中国の商標登録当局が認めたのは、まあ、単なるオチャラケを越えて、ちょっとしたメッセージがあるわけです。しかし、それにしても このオチャラケ、中国にとって相当高くつくことだろう。人間ってのは、けっこう単純な「好き嫌い」で動きますからね。せっかく苦労して手なずけたクリントンを怒らせちゃっていいのかね。
Sep 26, 2005
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米国が 2018年に再び宇宙飛行士を月に送り込む、と新計画をぶちあげた。我ながらやや能天気な期待を言えば、これは「戦争モード」から「非戦モード」への切替の動きを象徴しているのじゃなかろうか。基礎から申し上げると、日本が何かと公共投資を土建部門に投じるごとく、米国は何かと公共投資を電子機器・部品部門に投じるのですが。(↑ これ、米国の政治を見るときの大事なポイントです。)これが、戦争モードなら、電子機器・部品部門というのは端的にいえば「兵器産業」。だから「戦争モード」では、公共投資は兵器産業に向かうわけです。そして、イラク戦役が「滞貨一掃セール」と揶揄されることにもなる。ところが、今後しばらくは大戦争をしないとなると、電子機器・部品部門へ盛大に公共投資をし続けるための別の名目が必要になるのだ。そこで登場するのが、「夢よ、もう一度! 宇宙開発」ということなのではないか。スペースシャトルは電子機器・部品産業の観点からは成熟技術になったのだが、それ以前の構造的欠陥で何かとトラブル続き。打ち上げもなかなか順調に進まない。そこで、電子機器・部品産業に新たな研究開発の機会を与え、かつ製造部門にも途切れることなく仕事を与えるために、構造的には成熟しているアポロ計画を焼き直した月着陸計画にシフトしちゃおう、ということではないのかしらん。……というのが、わたしの読みなのだけど、誰かがもう書いていたら、ごめんなさい。
Sep 24, 2005
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引き続きタイの展示企画会社の副社長チョクチャイ氏の話。見本市の企画から展示作成一切を引き受けるのがいちばんのお仕事というチョクチャイ氏ゆえ、愛知万博も6月に見学してきたそうだ。感想を聞いたら、「場内整理のスタッフがじつによく訓練されていた。タイでもああいう催しをぜひやりたいけど、There is a long, long way to go(前途遼遠)だな」と言う。そう。群集がどっと集まるイベントを、混乱・ストレスを最小限におさえながら運営するノウハウというのは、これはもう一国の文明力のひとつの指標でしょうよ。日本人は数々の万博やテーマパークでノウハウを磨いてきたからね。「不満を言わせてもらえばね……」というので、「どうぞどうぞ」「展示物がほとんど日本語でしか書いてないんだよね。アナウンスも日本語。日本人のことしか考えてないんだよね。タイで国際イベントをやるときは、タイ語と英語の2言語併用がもっと徹底してるよ。愛知万博では場内スタッフも英語が通じなかった。この点だけが不満だったね。パビリオンの長~い列は、これはもう、仕方ないさ」
Sep 24, 2005
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タイの展示企画会社の副社長との昼食で、政治の話題になった。「ええと、あの、イズミ首相の大勝ちでしたね」と言うので「コイズミでんがな」と応えるところから始まったのだが、彼の質問は「イスラム系のテロが続くタイの南部3県を、泉さんならどう治める?」というもの。タイは1都75県に分かれているのだが、そのうち最南部の3つの県は、もともとスルタンが支配していたところで、タイというよりマレーシアなのである。もともとのタイ王国は、現在のマレーシア北部のイスラム系マレー人地区も自国領にしていたのだが、1909年に英国がこれを奪って英領植民地にしてしまった。そのとき、(タイ人にとっては心ない言い方になるが)英国が奪いそこねたマレー人地区があって、これが今になってイスラム系テロの温床となっている。昨年の国政選挙でも、与党「タイ愛国党」大勝のなか、南部3県は野党「民主党」が勝った。報復措置として、この南部3県へは中央政府の予算配分が切り詰められ、ますます対立が激しさを増す始末だ。日本の場合、北海道にせよ沖縄にせよ、予算配分を潤沢にして不満解消を図ってきた。日本の官僚・政治家なら、確実に「南部3県への大規模投資」を実施するだろう。国境線の向こうのマレーシア領に比べて、圧倒的に豊かな「タイ領南部3県」を実現し、「いろいろ不満はあるけど、タイ領でよかったぜ」と住民に思わせるようにするだろう。沖縄で独立運動(ないし中国への帰属運動)が全く盛り上がらないのも、東京から沖縄への巨額の予算配分があるからだ。…… と、そんなことを話した。副社長も、「その施策に大賛成だ」と うなずいていた。話の初めに「まあ、2つの選択肢がありますが……」と切り出していたので、「ところで、イズミさん、もう1つの選択肢って何ですか?」と副社長にきかれた。「南部3県をマレーシアに譲ることを決め、領土譲渡の期限を設定することですね。マレーシア領には住みたくないというタイ人には、移住のための補助金を出す。現実にはありえない選択肢でしょうが、政治論としてはそういう極論も議論に乗せるべきでしょうね」
Sep 22, 2005
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17日の土曜に東京に帰ってきたのだが、今日(21日)の夜便でまたバンコクへ戻ります。変な話ですが、連休が2回も続くことに帰国してから気がついた。ああ、こんなことなら、22日と23日にミーティングをセットしたりしなきゃよかった……と悔やむのですよ。ああ、23日、日本でのんびりしたかったなぁ。「連休があることに、帰国してから気がついた」なんて、変だと思うでしょ。タイでは、タイのカレンダーを使っている。日本の祝日が赤字になってない。ゆえに、気づかない。じつは19日が休日だというのも、帰国前に家族に電話したとき、言われて初めて気がついた。けっこう海外出張が続くと、日本の祝日をのがして、損するのです。それじゃあ、せめてタイで連休が続くときは、タイにいればいいじゃないかって?そんなことしたら、「泉はタイで何して遊んでる?」って言われちゃうじゃないですか。ただでさえ、ぼくの長期出張の理由、人にはなかなか理解してもらえないんだから。
Sep 21, 2005
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「NIKKEI NET プロの視点」というブログがあって、ときどき目を通している。太田康夫編集委員が、「邦銀、中国金融戦線で敗色濃厚」と題して書いている。http://www.nikkei.co.jp/neteye5/ota/20050915nb89f000_15.html要は、中国の民間銀行への資本参加に邦銀は乗り遅れちゃったよ、ご愁傷さま、という記事である。はて。ご愁傷さま、ですかね。よくぞ中国リスクを見極めて、踏みとどまりましたねと、ぼくは邦銀の経営者たちを褒めてあげたいけれど。ところで、きょう社内で中国新幹線も担当している部長のレクチャーを聴いてしまった。これで、中国新幹線のことは、とうぶん書けないな。と言って、中国については大した話を聞いたわけではないけど。「中国新幹線で事故が起きたときの、わが社としての reputation risk をどう考えているのか」と、質疑応答の時間によほど訊(き)こうかと思ったが、想定問答が即座に脳裏に浮かんだので勝手に白けて訊くのを止めた。でも、さすがわが社、それ以外の国でも感動ものの頑張りを、いろいろやってます。うん。
Sep 20, 2005
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さいきん、手のこんだ夢を見る。はっと起き上がってみると、なんと他人の家の布団で寝ているのである。朝10時を過ぎている。気がつくと、昔の下宿の大家さんに似た人がいて、わたしが昨夜酔って入ってきて、いきなり寝転んだのだと、嫌味な声で言う。わたしは平謝りだ。それにしても、酔って前後不覚になることなど、滅多にないのに……と思ううちに、ほんとに目が覚める。あるいは、上司から中国関係の調査を頼まれる。はっと目覚めて、さて、調査を始めないとな、と思ううち、「あれ? あの上司、そうとう昔の上司だよ。もう会社やめてるよ。何で俺に依頼が来るの?」と疑問に思ったところで、ほんとに目が覚める。夢のなかで一旦「目が覚める」ところを体験するから、少なくとも「目が覚めた」あとの部分はほんとのことだと思って一生懸命お付き合いするのだが、じつはそれもまた夢だった、というお話。ところで、これを読んでいるあなた、夢のなかで読んでいるのでは?
Sep 20, 2005
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先日、バンコクでタイ人の仕事仲間の車に乗っていたら、Uターン禁止のところでUターンして、ばっちり警察につかまってしまった。有名な、貧乏警官の集金活動です。さっそく運転席のナロンウィット氏は、20バーツ札(=約50円。ただし150円くらいの使い出がある)を何枚か財布から出して警官につかませて、その場を乗り切った。そのあとの彼の言葉に、耳をうたがった。「タイの警察官は <チャイ・ディー> = good-hearted だ」と言って、にっこり笑うのだ。小遣い稼ぎのために、どうでもいいようなところで取締りをして、小金を巻き上げる警官のどこが <チャイ・ディー> なものか!(<チャイ>=心、<ディー>=良い)……と思うのだが、まあ、マジに警察署に連れて行かれてはたまったものではないから、それに比べれば確かに <チャイ・ディー>。まったく、ものは考えようである。運転席のナロンウィット氏、見かけがちゃんとしている割に、数々のポカをやるので、わたしも(タイ人相手にはやってはいけないことになっているところの)カミナリを何度も落とした。そんなわたしに比べりゃ、たしかに公私混同の貧乏警官のほうがよほど <チャイ・ディー> だったろうよ。ナロンウィット氏のようなタイ人を見ていると、すなおに幸せを願ってあげたい気持ちにもなるのである。仕事では毎回「想定外」が起きて、のけぞってばかりだけど。
Sep 18, 2005
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品のない奥さんの尻に敷かれまくっている菅直人に比べれば、ましである。前原誠司。「靖国神社参拝反対」という、いかにも古臭い人ではあるが。さて、どう「大化(ば)け」するでしょうか。うちの家内に言わせると、「前原さんにはインパクトがない」というので、意外だった。けっこう女性の心をつかめるリーダーだと思うのだけど。小沢一郎さんが、ちょっと「うるうる」した目で しみじみと祝福の談話を出していたのが印象的だった。いい味だしてるじゃないか。ちょっと小沢さんを見直しちゃったな。鳩山由紀夫のコメントは冷たかったな。やっぱりこういうところで、人間力の差が出るな。前原さんに求めたいこと。徳島一区の議員、仙谷由人(せんごく・よしと)代議士を、干し上げろ。分かってるだろ、仙谷こそ選挙敗北の戦犯だってこと。「東アジア共同体」を信奉するバカものだ。民主党の政策調査会長をやって、郵政民営化議論で漁夫の利を狙った下司(げす)男の仙谷。見かけもいかにも品がない。前原さんよ、仙谷由人を前原執行部から追放できるかどうかが、さしあたって、あんたのリーダーシップの試金石だ。仙谷が前原執行部に残るなら、参院選の大敗を保証するよ。小沢さん ほか、心ある民主党のベテランの皆さんへ、どうかお願いだから、楽屋裏での大バトルをやって、前原執行部を支援してほしい。民主党から、日本社会党の残滓と、永遠の学生さんの幼稚ぶりを、払拭できるように。最後に言わせてもらえば、民主党には、「闘う集団」を目指すのではなく、「創造力ある集団」を標榜(ひょうぼう)してほしい。スローガンでもって、気分も行動姿勢も変わるものである。
Sep 17, 2005
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3年ぶりにマニラに来ている。 地元のテレビ番組のほとんどがタガログ語(ピリピノ語)になっているのに、びっくりし、うれしくもあった。 英語で放送してくれるほうが便利には違いないけれど、独立国家たるもの、国語をしっかりと育てるべきなのだ。 12年前に初めてフィリピンに来たころは、テレビ番組は半分以上が英語だった。 対談番組など、タガログ語でしゃべっていたゲストが突然に英語に切り替えて、延々と英語をしゃべりだしたり。 何という国か、と思った。 もう、そういうことは起きない、のだろうか。 マニラ再来2日目の身では、何とも分かりませんが。
Sep 16, 2005
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開園早々の香港ディズニーランドへ、大陸中国の喧騒がひたひたと押し寄せている様子。インターネットの断片的ニュースを読んでいるだけですが、まあ、だいたい想像がつきます。要は、昭和21年と平成21年が同居しているのが中国世界ですから。米国から同じものを導入しても、「日本」と「中国世界」ではどうしてこうも違っちゃうの? と考えるネタを与えてくれる、楽しいショーウィンドーができたのだ、と前向きに考えましょう。大学の卒論のネタに困っている学生さん、迷わず香港のディズニーランドへ行って、体験しておいで。そして東京のディズニーランドと比べつつ、比較文化論を書くといい。うまく書けたら、『香港ディズニーランドへ行く前に読もう』という本にしてみたら?それにしても、香港でこのザマだと、今後 上海にディズニーランドができたら、もっともっと楽しめるということだろう。香港ディズニーランドのホームページhttp://www.hongkongdisneyland.com/で地図をみたが、なるほどアトラクションの数が少ない。ちゃちである。東京ディズニー「ランド」の半分の規模(= すなわち東京ディズニーリゾート <ランド+シー>の4分の1の規模)という報道だったので、いったいどんなものを作ったのかと思ったら。言っちゃ何だが、このていどのものなら、四国の松山でも作れそうだ。まあ、松山に作っても客が集められないけどね。
Sep 14, 2005
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配信誌に書くほどのことでもない、雑記。片山さつき さん。東大法学部では同期でした。といっても、何百人もいる巨大な学部ですから、向こうはわたしのことなど知らないわけですが。でも、彼女、というか、朝永さつき さんは、有名でしたね。当時の東大法学部(昭和57年卒)、誰が見ても文句なしの美女が2人いて、1人は外務省、1人は三菱銀行へ就職しましたが、朝永さつき さんはといえば、まあ、美人というより、ちょっと危ない色気がありましたね。だから、男のあいだでは「キャバスケ」と呼ばれていました。階段ですれ違ったとき、3人の男に囲まれて窮屈そうに歩きながらも、言葉でもってその3人をしっかり手玉にとっている様子が感じられたものです。今後の片山さんですが、田中眞紀子みたいに あちこちを かき回して歩く存在になることなく、官僚ネットワークをうまく利用しながら、しっかりとした政策論で貢献してもらいたいものだと思います。「ちやほやされない時間」を持てるかどうか、ですな。さて、猪口邦子さんですが、彼女はじつに かの日本国憲法第9条第2項をもそのまま維持したほうがいいと考えている人ですよ。ずばり、危険人物。いわば、土井たか子を、その政治思想はそのままに、知能指数だけぐっと引き上げたような人。猪口邦子さんが日経の夕刊に書いていた皇室論も、妙にまどろっこしかった。ものすごく器用な人には違いないけれど、その器用さが嫌味。本人も、自分の器用さにおぼれていて、それをいろんな文章でひけらかす。直感的に言って嫌いなタイプ。外務大臣に、という声があるようですが、猪口邦子さんを外相にすると、手に負えない暴走をするだろうと思います。東シナ海危機担当大臣というのを置いて、これに猪口邦子さんを充てて、実力のほどを試してみるのがいい。けっこう、おどろくべき言動が飛び出すはず。
Sep 13, 2005
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8月8日の衆院解散の日の夜、「民主党は負ける」というコラムを7千名の読者に向けて配信した。いま読めば当たり前のことが書いてあるコラムだが、当時はけっこう勇気が要ったのだ。だって、解散のとき「万歳!」に湧いていたのは、民主党のほうでしたから。(もう忘れている人も多いことでしょうが。)さて、今後の民主党はどう進むべきか。選挙戦で唱えていたように、「年金」や「少子高齢化対策」こそが、わが国の最大の懸案だと ほんとに思っているのであれば、その他の旧態依然の対立軸はこの際 放棄してしまうことだ。「中・韓」志向の外交・防衛政策論や、気味の悪い「ジェンダーフリー」(社会から男女区別を撤廃しようという)志向など、いわゆる「朝日・岩波がいかにも喜びそうな」路線を止めることだ。「永遠の学生さん」から脱皮する、と言ってもよい。これで、保守層の票も相当取り込めるはずだ。ブログ界での評判もよくなるに違いない。靖國参拝も、対立軸から外せばよい。民主党の次の代表が、静かに参拝してみせるのがベスト。そして、「わたしはたまたま参拝しましたが、次の代表は参拝しないかもしれません。政治と宗教は別ですから、党として靖國神社参拝に対する固定的な見解はありません」と言い放てばよい。あるいは逆に「わたしはたまたま参拝しないけど、次の代表は参拝するかもしれません」と言ってもよい。今後の日本の対立軸は、「年金に税金を注入し、資本主義における弱者を救うための公共投資を行う財源として、消費税を高く設定する」か「年金への税金注入を控え、公共投資も極力削減し、消費税を低く設定する」か、という対立軸に絞り込むべきだ。(たぶん、前者が民主党、後者が自民党。)そして、「瞬間芸」的な揚げ足取りはやめて、適正な中間点はどこなのか、ということを両陣営が知力をしぼって論じるべきだ。これだけの脱皮・変身をするには、岡田克也の後継として、小沢一郎(反米社会主義者)や菅直人(永遠の傲慢学生)などが代表をつとめていてはダメ。役員総入替えが必要だと思う。それができないなら、「わたしたち、どうせ政治は趣味でやってますから。自分の道を行くだけです」と宣言して、社民党がたどってきた道をまっしぐらに突き進むことだ。わたしとしては、「脱皮した民主党」に参院選でそれなりの票をとってもらいたい。与党の緊張感を保ち、財政問題の議論をひろく国民に問うための力となってほしい。わたしの言うとおりにすれば、民主党は参院選で必ず自民党と互角の勝負ができるはずだ。小泉首相だって、こわくない。
Sep 12, 2005
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わたしの「夢」。長らく、『明日の四国』というブロック紙を出したいと夢見てきたのですが、この夢、取下げます。変わって登場した大きな夢が、『リーダーズ・ダイジェスト』日本語版の復刊です。日本では昭和61年に停刊となっていますが、世界の主要国のなかで『リーダーズ・ダイジェスト』の自国語版を持たないのは、日本くらいです。率直にいって、「古きよきアメリカ人の理想」を宣教してまわる雑誌です。ジャンル的には、PHPに似たところがありますが、テーマはもっと盛りだくさん。「健全さ」の権化みたいなところがあります。安心して読める道しるべと言ったらよいでしょうか。停刊してから20年近く経つわけですが、『リーダーズ・ダイジェスト』そのものも全面的にカラーの紙面となり、記事の多様性も増してきたと思います。『リーダイ』の各国語版の編集には、米国の本社の意向が厳格に反映されるらしく、日本の出版社が復刊に向けて手を出したがらないのは、そのせいでしょうか。中国語版など、けっこう独自執筆の記事が多いのですね。各国語版からのよりすぐりに、日本語版独自のインタビュー記事やルポ記事も入れた総合雑誌。ぜひ作ってみたいものです。==8月31日に このブログで、『リーダーズ・ダイジェスト』中国語版の笑い話のことを書いたら、ペパロニさんがこんなコメントを呉れていました。とてもうれしいコメントでした:≪懐かしいです『リーダイ』父が定期購読しとりまして、いつも郵便受けから出して最初に読むのが私でした。もちろんジョークのページが最初(笑)それでも中学になると、主要記事を読み、そのクオリティの高さに魅せられました。国語の教師は「リーダイは保守反動で良くない」と言ってましたが(笑)当時の日本の出版界からは隔絶した存在でしたね。ブルガリア情報機関による法王暗殺未遂から、当時は「エンゼルダスト」と呼ばれた新型麻薬の恐怖、日本では全く目に出来ない情報ばかりでした。復活してほしいものです。『ニューズウィーク』じゃとても買う気にはなれません。(Sep 1, 2005 09:54:10 AM)≫
Sep 10, 2005
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金沢の『北国(ほっこく)新聞』の1面コラム「時鐘(じしょう)」が、えぐられた高速道路と比較して、山口県岩国市の「錦帯橋」の江戸工法の強さのことを書いている。例によって「時鐘」らしい文体。わたしがまじめに書く文章のお手本は、このコラム「時鐘」だ。ほかの新聞のサイトでは、1面コラムはたいてい過去に遡って読めるのだが、なぜか北国新聞は翌日になると入れ替わって、過去のものが読めない。著作権違反になるかもしれないが、全文引用させていただく。とくに後半がよろしい。わたしのベタ褒めに免じて、ゆるしてほしい。==≪平成17年9月9日 時鐘≫台風14号の豪雨で山口県岩国市の山陽自動車道が崩壊し、土砂が民家を埋め三人が死亡した事故は、深刻な問題である建設後十三年たち地盤が固まっているはずの場所が、のり面だけでなく道路面も片側が完全にえぐられた。仮に車が走行中に高速道が崩壊したならば別の大惨事となったはずだ。同じ構造の高速道はどこにもある。北陸でもよそ事とは思えない同じ岩国市では名勝「錦帯橋」の一部が濁流で壊された。木造アーチで知られた橋だが、アーチ部分とは別の橋脚二基が流失した。ところが、橋脚が奪われたのに橋自体は持ちこたえた。どこにその秘密があったのかは不明だが、昨年架け替えたばかりの橋は、伝統工法の不思議な力を見せつけたのである近代技術を駆使したはずの高速道が崩れて取り返しのつかない犠牲をもたらす。その一方で古い江戸時代の工法の木造橋は破壊されながらも肝心の所は持ちこたえる。幸田露伴の名作「五重塔」を思わせる出来事だったケガをしても致命傷にならない工夫が必要というのは、阪神大震災の教訓でもあった。最新工学が学ばねばならない「生命学」がある。==以上 <時鐘>引用おわり。
Sep 9, 2005
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バンコクにいて、日本のテレビはNHKのニュースしか見られないので、終盤戦 各党が何を絶叫しているか分からないのだが、想像でいえば、議論に負けた野党は、「自民党は 郵政民営化のこと <しか> 言わないから、けしからん」と、争点の「絞り込み」を批判のタネにして絶叫しているのではなかろうか。残念ながら、これは自民党が、というか 小泉首相が、選挙の争点の数を 「国民」および「メディア」の知的レベルに合わせて絞り込んでいるのだ。まだまだわが選挙民およびメディアは、容量の少ないコンピューターのようなもので、複数のプログラム(=争点)を並行して走らせると、処理しきれなくてフリーズしてしまうのである。思い出してもみよう。さまざまな論点を掲げた過去の選挙で、選挙民はけっきょくたとえば「売上税」、「消費税」という一点でもって、自民党に No! を言ってきたのではなかったか。しょせん、そんなものなのである。だから、今回 自民党は「郵政民営化」の一点でもって戦うのだ。そのために小泉首相は「靖國神社」参拝さえ、涙をのんであきらめた。論点を拡散させないためだ。そもそもメディアの側自身が、郵政民営化という一点についてさえ、どれだけ分かりやすい解説番組を作れているか。ほとんどいつもそうだが、議論の論点そのものよりも、議論する役者(政治家)をおもしろおかしく揶揄(やゆ)を交えて追いかけることに終始するのが、日本のメディアのレベルではないか。そんな日本で、ある問題について出来る限り議論を深めるためには、争点をその一点に絞り込むしかなかったのだ。だから、これからしばらくは、こういうふうにある一点に争点をしぼった選挙が主流になるのではないか。いいことだと思うのだ。「なんでも反対」の野党がいたときは、全てが 論争点になってしまい、争点の絞込みが難しかった。争点が絞り込めるというのは、野党がすこしは成熟しつつある証拠とも言えるのでは?
Sep 8, 2005
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バンコクの薬局へ行って助かるのは、めぼしい薬が軒並み欧米・日本の薬品メーカー製で、タイ語のほかに ほぼ必ず英語で詳しい説明が書いてあることだ。日本はそうでない。薬局に行けばすぐ分かるが、薬効はおろか、薬の名前さえ英語(ローマ字)で書いてないものもある。日本語ができない(読めない)外国人が病気になったら、どんなに心細いだろう。こういう、命にかかわることは、政治が介入すべきだ。すくなくとも、「薬の名前」「製造者の名前、住所」「薬の対象病名」「のみ方」「主な注意事項」「原材料」これらを必ず日本語のほかに英語でも表示するよう義務づけるべきだ。また、「薬の名前」と「対象病名」だけは、かならず箱にも英語で書くよう義務づけるべきだ。なぜ、政治の介入を言うかと言えば、市場原理だけに任せておいては実行がおぼつかないからだ。外国人は、主要消費者ではないから。ほんとうは製薬会社がつくる業界団体が主導して、このくらいのことをやってほしいものだが。正確な英訳がされるよう、業界団体が「英語表記委員会」を作ればいい。大手会社が寄付をして基金をつくり、弱小製薬会社のパッケージ・説明書改定作業を支援してやればよい。そのくらい、社会貢献と思って、やってもらえないだろうか。まちがっても、厚生労働省の外郭団体で「財団法人 薬品英語表記推進協会」みたいなものを作ることだけは止めてほしいが。
Sep 7, 2005
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バンコクのチットロム駅の近くに「感」という日本料理屋がある。ここに「寿司ピザ」というのがあって、びっくり。先日さっそく食べてみた。いかなるものかご紹介したいが、きょうは それだけではない。Google 検索してみたら、なんと日本をふくめ世界各国でいろんな「寿司ピザ」が花盛りらしいのだ。それをご紹介しようというのが、きょうの趣旨。さてまず、バンコクの「感」ヴァージョンだが、これはわりと単純。キュウリとカニカマを太巻きにした巻寿司を4切れ、皿に寝かせて、ひとつひとつに ちょうどご飯がほぼ隠れるくらいにスライスチーズをのせ、そこに3ミリ角ほどの赤・緑・黄のピーマンをのせて、チーズにやや焦げ目がつくまでオーブンで焼いたもの。ちょうどカウンターで食べていたのだが、わたしが口に入れてにっこり笑ってみせるまで、タイ人の板前さんがじっとこちらを見ていた。にっこり笑ってみせたら、板前さんもほっとした顔をした。さて、「寿司ピザ」大発見のことを書こうと思い、念のため「寿司ピザ」を Google 検索してみたら、945件もヒットしてしまった。「すしピザ」では 148件。カナダのトロント市のお寿司屋さんでは、「寿司飯をピザ生地のようにまとめて揚げたものに、サーモンとマヨネーズを載せて、あとは お店ごとのオリジナルでいろんなトッピング」ということらしい。これを紹介したブログがこれ:http://markzu.exblog.jp/717127そうかと思えば、名古屋市の「まとい寿司」というところでは、「寿司飯に卵を混ぜて作った生地の上に、握り寿司として使う新鮮な寿司ネタをドンドン乗せ、チーズをかけオーブンで焼いたら出来上がり」という寿司ピザがあるのだそうで、昼食時にはサラダつきで 900円。http://www.ctv.co.jp/kusukusu/2003/0222/sushi06.htmlこのくらいで止めておきますけど、テレビ局さんに提案:「寿司ピザ」のいろいろを おもしろおかしく試食紹介する番組、作ったらきっとバカ受けですよ。いや、すでにそういう番組はとっくに作られているかもしれない……。ご存知の方がいたら、どうかコメントを。
Sep 6, 2005
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9月3日付け朝日新聞の「朝日川柳」欄に掲載された カトリーナに指令出したとアルカイダという、まことに不謹慎な川柳(?)が、話題になっている。作者は、日月(たちもり)雅昭という人で、大手総合電機メーカーの地方支社の副支社長をつとめ、いまはそのメーカー系列の商社の社長をやっている。米国民に対して何と不謹慎な! と思うのが普通で、わたしもそう思ったが、そんな当たり前のことを当ブログには書かない。この川柳、むしろアルカイダさまに対して不謹慎ではないのか。アルカイダが、「カトリーナのように無差別で大規模な危害を米国人民にもたらそうなどという気はない。アルカイダには、アルカイダとしての哲学と手法がある。それをカトリーナ災害にたとえるとは、不届き千万」と真顔で怒ったら、朝日新聞と日月雅昭さんは、アルカイダさまに いったいどうお詫びするつもりだ?まだぴんと来ない読者がいたら、これを読んでほしい: カトリーナに指令出したと胡錦濤 カトリーナに指令出したとキム・ジョンイルこんな川柳(?)が読者から送られても、朝日新聞は 中国さま や 朝鮮国さま が怖くて、ぜったいに掲載できまい。なぜなら、これがまぎれもなく 胡錦濤 なり キム・ジョンイル なりへの最大級の侮辱になるからだ。ということは、 カトリーナに指令出したとアルカイダというのは、アルカイダに対する特大級の侮辱だということだ。きょうのコラムは上手に書けたから、英語に訳して、アルジャジーラ(アラブの国際放送局)におくりましょうかね。
Sep 5, 2005
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夜、電話で、うら若い女性から「わたし、さびしい」と何度も言われたら、さあ、どう解釈する?相原 茂さんという、なかなか洒脱(しゃだつ)な中国語教育者がいる。NHKの中国語講座でも、おなじみ。こんなことを書くと、自称「中国語のプロ」の沽券(こけん)にかかわるのだが、じつは この人の『はじめての中国語学習辞典』、けっこう愛用している。コンパクトながら例文豊富で、学習者の望むツボをよく心得ていらっしゃる。相原先生の語学エッセーを読んだ。『北京のスターバックスで怒られた話』本の題名になっているエッセーも面白いが、いちばん面白かったのは、中国人留学生から夜の10時ごろ電話で、「先生、わたしさびしい」ということばを連発されたという話。(69~71ページ)≪これが日本人女性から言われたのなら喜んでいい。恋のはじまりかもしれない。≫そうでしょうよ。瞳のくりっとかわいい子に言われたら、天にも昇る心地でしょう。≪しかし中国人女性が言っているのだ。これは“我很寂寞。”を日本語にしただけだ。ただ客観的に「私はいま孤独だ」と描写しているにすぎない。日本語ほどの情緒はない。≫うん、そうなんだよな、たぶん。中国語って、けっこう即物的だから。だから恋愛小説が発達しなかったのかしらん。とすると、日本の小説に「先生、わたしさびしい」とあったら、中国語では「先生、わたしは性欲を抑制できません」と訳すのかね。いや、これも単なる「客観描写」と解釈されるから、バツ。もっと単刀直入に先生への「ご依頼文」にしなきゃいけないのかね。まあ、それは冗談として、相原先生の経験談はもっと強烈。「家は近くだから、ちょっと寄っていってください」と留学生嬢に言われて、階段を上がると、≪6畳1間ぐらいの部屋の中央に、どーんと布団が敷かれていたのである。布団がまるで部屋の主のような風景だ。彼女は、さあどうぞと言う。≫ここから先は明かせないが、いやぁ、異文化というのは面白い。ちなみに、相原先生はいま 57 歳だが、この6畳1間の話は十数年前の話だそうで、とすると先生の年齢は いまのわたしより若かった。先生、よくぞ冷静なご判断が……。なお、この本、基本的には中国語学習教材の延長だ。「Hはときに激しく」という、思わせぶりなタイトルのエッセーもあるが、セックスとはまったく関係がない。音声としての "h" 音について書いたものなのです。基本的には中国語の中級学習者以上が対象の本なので、この点、さいごにおことわりしておきます。
Sep 4, 2005
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「ストーカー」を Google 検索すると1,290,000 件も出てきた「つきまとい男」は 47件で「つきまとい女」はゼロもともと女は、つきまとうものだから?相模原市でストーカー殺人未遂事件があって、これを報じた毎日新聞の記事が、「ストーカー」をつかわず「つきまとい男」という用語を使っていた。事件にかかわった人たちが使ったからだろうか。Google 検索すると「つきまとい男」は47件で、世間ではあまり使われていないのだろうけど、意味がよく実感できる用語だ。日本語が「ストーカー」から「つきまとい男」に方向転換すればいいなと思う。でも、「つきまとい女」って、なんでゼロなの?案外女性のほうが淡白なのだろうか。
Sep 3, 2005
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読売新聞地方版のページをときどき見ているのだけれど、きょうの沖縄版のニュースにうれしくなった。内閣府から座間味島へ職員を1名派遣して、離島の現実体験をもった国家公務員を育てて、よりよい政策立案に役立てようというのだ。やるじゃないか、なかなか。これって、全国ニュースにしても十分通用すると思うけど。さて、どんな青年が行くのか。どんなドラマが生れるか。いわゆる「役人の世界」だって、必ずドラマが生れると思う。商社も同じだけど、ドラマがない職場って、どこかおかしいのだと思ったほうがいい。ニュースなので、著作権問題もなかろうと勝手に考えて、そっくり引用します。≪座間味島に内閣府職員を派遣 活性化を住民らと協議◆10月から半年 他の離島でも検討内閣府は、県内の離島振興策の一環として、若手職員を10月から約6か月間、離島に派遣することを決めた。長期滞在することで、地元自治体、住民とひざを交えて振興策を話し合い、観光活性化に向けた課題や地元のニーズを把握するのが狙い。派遣先は、那覇市から南西約40キロにある人口652人(7月末)の座間味島。職員は、座間味村役場を拠点に、ダイビングやシュノーケリング、ホエール・ウオッチングなど、村の観光業の取り組みを体験・視察する。住居は民家などを借りることを検討している。派遣職員は1人のみだが、内閣府では、現地の評判や派遣効果を見極めた上で、他の離島へ別の職員を派遣することも検討する。県内の離島にとって観光は産業の大きな柱だが、観光客の伸び悩みも見られる。このため、内閣府は2004年5月、沖縄県の離島39島の活性化策を探るため、「美(ちゅ)ら島会議」を設置した。会議では、「振興策を机の上で考えても効果が薄い。実際に職員が島に住み、離島の魅力や問題点を把握する必要がある」との意見が多く出されたことから、今回の職員派遣となった。(2005年8月28日 読売新聞)≫
Sep 3, 2005
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