2015年09月 のアーカイブ

2015年9月5日 16時35分03秒 (Sat)

この映画『太平洋奇跡の作戦 キスカ』は公開当時、エンドマークが表示された瞬間、劇場は満場の拍手に包まれたとのことです。

この映画は
公開当時、
エンドマークが
表示された瞬間、
劇場は満場の拍手に
包まれたとのことです。


今年は戦後70年。
映画『太平洋奇跡の作戦 キスカ』を
知ってますか!
ご存じでしたか。


何故
昨今この作品を
テレビ放映しないのか
疑問を感じます。




『太平洋奇跡の作戦 キスカ』は
敗戦国である日本が
唯一胸を張って誇れる軍事戦果です。


作戦準備に始まって出撃、
そして反転、
帰投、
再出撃、
そして霧だけをを味方にして、
奇跡の作戦が遂行されるのです。


北部太平洋アリューシャン列島にあるキスカ島を
包囲していた連合軍に全く気づかれずに
日本軍が無傷で守備隊全員の
撤収に成功したことから

「奇跡の作戦」
と呼ばれています。


太平洋戦争では、
南方の悲惨な出来事が伝えられてるのですが、
こんな作戦が行われ、
多くの兵士が助けられていたんですね。


『太平洋奇跡の作戦 キスカ』 として
三船敏郎主演で1965年公開の東宝映画でした。

事実に基づく物語を、
見事に映像作品化してます。


そして、
ラストシーンのキスカマーチがほんとにかっこいいです!




この映画の公開当時、
エンドマークが
表示された瞬間、
劇場は満場の拍手に
包まれたとか。


気持ちの明るくなる見て嬉しい映画なのです。

何度見ても感動しますね。

戦闘しない戦争映画は
これくらいしかないんじゃないでしょうか?

日本軍が誰も殺さず、
何も破壊せず、
なおかつ爽快なハッピーエンドを迎えるという、
戦争邦画史上稀に見る傑作と言えましょう。

派手な戦闘シーンも無く、
日本の戦争映画にしては
最後に救われた気分になる不思議な作品です。


霧が晴れたため作戦遂行が困難となったとき、
帰れば大本営や周囲から
非難されることを心配した部下が
「いいんですか」と問うたとき、
三船敏郎演じる映画上の大村長官の
「帰ろう。帰れば、また来ることができるからな」
との言葉に、
撤退を決定するリーダーの決断力と、
必ず目的を達成するための決断、

という点が伝わってきます。

劇中、
阿武隈に三船敏郎が赴任した時、
髭の水兵が迎える場面で、
その水兵が木村昌福に酷似しており、
三船大村少将に「仇名は?」と聞かれ
「司令官であります」と答えるシーンが存在する。
この場面で、
キスカ島生存者を招いた試写会で
喝采が起きたとのことです。


「そうか、怒ったか」
「顔を真っ赤にして怒鳴られました」
「人間たまには怒ったほうがいい、
戦争をしとるんだからな、戦争を」

三船大村少将が作戦中で
批判の矢面に立たされているのに、
この余裕
名男優たちのすばらしい映画でした。


藤田進さん演じるキスカ島守備隊峯木少将が、
艦隊が引き返してしまい、
将兵が意気消沈している折
「(引き返したとは言え)戦時繁多の折、
我々守備隊のためにこのような艦隊を
仕立ててくれたことに対する
感謝の念を忘れてはならない」

と訓示するシーンも忘れられません。


これこそ
日本人の心だと思います。


濃霧の中をキスカ島を周回して艦隊が進むシーンは、
白黒の画面もあって非常にリアルです。




太平洋戦史に残る日本の完全試合。

犬三匹のみをのこして、
キスカ島守備隊5000余名を
一兵残らず完全撤収。

撤退を決定するリーダーの決断力と、
必ず目的を達成するための決断、
という点が伝わってくる映画です。


リーダー論、
組織論も教えてくれる、
正に
日本映画の逸品です。


胸のすく良い作品です。

2015年9月4日 11時46分03秒 (Fri)

元祖『プロポーズ大作戦』横山やすし・西川きよしが司会を務めた公開収録番組をご存じでしたか。覚えてますか。

元祖 プロポーズ大作戦

横山やすし・西川きよしが司会を務めた
公開収録番組をご存じでしたか。
覚えてますか。


プロポーズ大作戦は、
1973年4月2日から1985年3月26日まで
朝日放送(ABCテレビ)で
放映された公開恋愛バラエティ番組です。

司会を横山やすし・西川きよし、桂きん枝が務めました。
大阪朝日放送のABCホールでの公開収録番組でした。

テーマ曲を歌うキャンディーズが解散してしまったあとも、
番組終了までずっと彼女たちの歌を
テーマ曲として使い続けてくれた番組です。


▼▼▼テーマ曲


今見てもおもしろいですね。
前半
▼▼▼「ご対面」コーナー



やすしの
「神の御前にて身を委ねたる、○○殿の願いを叶えたまえ〜」
という台詞が有名でした。

「恋の相手」ばかりでなく、
「生き別れた父親に会いたい」などという、
純然たる「人探し」の依頼もありました。

ある回では桂三枝(現・6代目文枝)がゲストとして登場したため、
きよしは「なんでオッサンが出てくるんや!?」と
発言した回もありました。


後半 ▼▼▼「フィーリングカップル5vs5」


大学生が学校対抗形式で、
それぞれ男性チーム・女性チームに分かれて5人ずつ登場し、
集団お見合いをさせるというコーナーでした。

大学対抗がメインですが、
1980年(昭和55年)の年末に放送された内容では、
男子は大学生で女子は
芸能人選抜チーム
(松田聖子、柏原芳恵、河合奈保子、浜田朱里、研ナオコ)
出演したことがありました。




前ふりもしっかりしてるし、
さすがに間の取り方もすべて安心して見れます。

時代でもあっただろうけど、
やすきよも若かったからですね。

音楽も構成もいいです。

「安心して見れるおもしろさ」。

そんな番組は、
今はもうありません。



2015年9月3日 15時44分40秒 (Thu)

特捜最前線 ED「私だけの十字架」 覚えてますか。ご存じでしたか。

特捜最前線 ED「私だけの十字架」 覚えてますか。
ご存じでしたか。






あの人は あの人は 私だけの十字架・・・
なんという切ない歌詞でしょうか。 


事件は解決しても、 
心の傷が癒えたわけではないと 
感じさせる哀愁ただよう名曲です。 

特捜最前線は救われない話も多かったですから、 
そういう回の後は特にこの曲が胸に響くのです・・・ 

この歌も、 
そしてこのドラマも、 
正に「秀作」の一言です。 

この唄は曲が悲しかったですね。 
毎回胸が詰まるような内容のドラマでした。




派手さは無かったが、 
人間や人生の哀愁、 
情、 
儚さを
見事に描写した名作でした。 

いいドラマでした。 

色々な犯罪の話でしたが、 
根底にあるのは 
やはり弱さ・悲しさゆえに 
犯罪に走る人間の心理でした。 

このエンディング 
夕日のシーン切なくなります。 

ドラマが終わる少し前からこの曲が流れる回が、 
たまにありました。




人情味があるのが昭和の刑事ドラマの良さです。 
高度成長期の日本の影の部分を出していた 
いいドラマでした。 

この頃の刑事物は 
今みたいに洗練されてなくて泥臭かったけど、 
リアリティーが有って良かったです。 

大人の刑事ドラマでしたが、 
二谷英明さんが渋くて 
かっこいいなぁと思って見ていました。 

渋すぎる・・・。 
刑事たちも神代課長以下、 
渋すぎる人ばっかだった記憶があります。




昭和が逝ってしまって  
俳優さん達も逝ってしまって  
今はさびしい思いです。 

今は
豊かさと引き換えに 
人の心が
貧しくなってしまったような
気がします。 


それにしてもギターの音色が芸術的に美しい・・・。



2015年9月2日 15時05分38秒 (Wed)

まだ、フジテレビが元気だった頃の洋画番組で、『ゴールデン洋画劇場』初代オープニングを覚えてますか。

まだ、フジテレビが元気だった頃の洋画番組で、

ゴールデン洋画劇場

初代オープニングを覚えてますか。


▼▼▼見つけました。




ゴールデン洋画劇場といえばやっぱこれです・・・

前田武彦が映画解説者として1971年放送分より登場。
1973年より高島忠夫が2代目の解説者として登場。

夜九時からの洋画の時間。

これから
映画の時間が始まるんだ・・・


というドキドキした感じを、

今でもハッキリと思い出させます。

大脱走

を 強烈に思い出します。

これから映画が始まるワクワク感のある
オープニング曲でした。

▼▼▼


ところでこのタイトルロゴは
ゴールデンの "ゴ" が強調されたスタイルです。
最後にキラリと光るのがポイントです。

現在日本及び世界のヲタクでブレイク中の
ゴールデンボンバーがどうも書体をパクッてるようです。

▼▼▼
←( ールデンボンバー

2015年9月1日 11時13分41秒 (Tue)

今年は、戦後70年。56年の東宝映画『連合艦隊』⇒『群青』が沁みます!

今年は、戦後70年。
56年の東宝映画『連合艦隊』⇒『群青』が沁みます!


谷村新司が歌う エンディングテーマ『群青』を聞いたとき、
涙が流れます・・・。


▼谷村新司『群青』


当時、
この映画が
上映されたとき、
終了時にも
席を立つ人がほとんどなく、
みなさん(老若男女)の
すすり泣く声だけが
響いていました。


56年『連合艦隊』▼▼▼




泣かずに見ようと思っても
最後の「群青」がかかると どうしても泣いてしまいます。

空母瑞鶴の奮戦が かなりの時間を割いて描かれています。
瑞鶴での若い飛行士(一部実在した方々がモデル)と
整備士達との会話だけでも泣けます。
少年兵が整備曹(長門裕之)に死に逝く者として
挨拶に来るシーンは当時を物語り切ないです。


56年『連合艦隊』▼▼▼


戦争の光りと影、
少しづつ敗戦へと向かう日本、
戦艦大和の最後、
死に行く者と残る者、
是非見てない人にも見てもらいたい作品です。

大和の特攻は何の為だったのか、
何故大和でなければならなかったのか、




当時、
胸を打たれたラストシーン。
父親の死を見届け、
自らも特攻隊員として死地へ向かう息子。
「ほんの少しだけ長生きできたのがせめてもの親孝行です」
彼が乗った戦闘機が、
静かに雲に消えて行く場面は、
思わず
行くな!戻って来い!
と叫んでしまいそうな程、
切ない気持ちになります。

ただ純粋に、
愛する国や家族を思って
戦った人達の気持ちを思うと
涙なしには見ることができません。

そして谷村新司が歌う
エンディングテーマ『群青』を聞いたとき、
涙が流れます・・・。


56年『連合艦隊』 ▼▼▼


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