2024年11月18日
女性ベーシスト、キャロル・ケイ演奏のオムニバスCD、オールデイズ音庫『あの音にこの職人2:キャロル・ケイ編〜60sポップスを支えたセッションの女王〜』を買いました。
オールデイズ音庫
『あの音にこの職人2:キャロル・ケイ編
〜60sポップスを支えたセッションの女王〜』
NHK総合『星野源のおんがくこうろん』シーズン3の
2024年10月18日放送回で「アメリカンポップスの礎を
築いたベーシスト キャロル・ケイ」として特集されていた
1960年代から1970年代にかけて活躍した女性ベーシスト、
キャロル・ケイ(Carol Kaye)が演奏するオムニバスCD
を入手しました。
まず、キャロル・ケイについては、その番組を見て
初めて知ったのですが、ベーシストとして多くの曲を
レコーディング。
本人の証言によると、参加したレコーディングは1万回、
4万曲をレコーディングしたのだとか。(本当のところは
正直わからないと話していました。)
キャロル・ケイさんは1935年生まれ、現在89歳。
1957年、22歳で初めてレコーディングに参加。
ギタリストとしてのスタートだった。
Summertime-Sam Cooke
この年は、前年のエルビス・プレスリーのヒットを受け
新しいスターが次々とヒット曲を生み出し、スタジオ
ミュージシャンの需要が高まったのだそう。ポップ
ミュージックにとって重要な年だったらしい。
1963年にはベーシスト不在時にベースを頼まれたのが
きっかけでベーシストに。それまで指弾きであった
ベースのプレイに、初めてピックで弾いたのは
キャロル・ケイであり、シャープでドライブ感のある
ベースは当時珍しいピック弾きだったからだそうです。
Mel Tormé- Games People Play
また、当時若者の流行の発信地であった米・ロスアンゼルス
には、レコード会社も集まり、新しい音楽が発信される。
そのレコーディングのため、集められた腕利きの
ミュージシャン集団、レッキング・クルー(The Wrecking
Crew)にキャロル・ケイさんも参加。多いときは1日に
10曲以上をレコーディングし、ポップスを量産した。
知らなかったが当時多忙であったザ・ビーチ・ボーイズの
曲もレッキング・クルーが演奏しレコーディングされて
いたのだそう。また、フィル・スペクターのウォール・
オブ・サウンド(音の壁)と言われたあのサウンドも。
California Girls (Stereo)?The Beach Boys
Wouldn't It Be Nice-The Beach Boys
River Deep - Mountain High ・ Ike & Tina Turner
その後、ドラマ、映画の劇伴に挑戦したほか、
1969年には、後進の育成にも力を入れ、
エレクトリック・ベースの教則本を発行。
指導するセミナーなども行っていたとか。
ジャコ・パトリシアス、マーカス・ミラー、スティング
などのベーシストもこの教則本で学んだと紹介されて
いました。
と、多くの曲をレコーディングしているキャロル・ケイ
CDで聴けないかと探してみたら、特集されたオムニバス
CDがありました。『星野源のおんがくこうろん』で紹介
された曲も幾つか収録されています。
それがこちらです。
あの音にこの職人2: キャロル・ケイ編〜60sポップスを支えたセッションの女王〜 【CD】
価格: 880円
(2024/11/18 13:50時点)
感想(0件)
オールデイズ音庫
『あの音にこの職人2:キャロル・ケイ編
〜60sポップスを支えたセッションの女王〜』
【収録曲】
1.RHYTHM OF THE RAIN (ALBUM VERSION)
/ THE CASCADES
2.DA DOO RON RON / THE CRYSTALS
3.DO I LOVE YOU? / THE RONETTES
4.WHIPPED CREAM / HERB ALPERT
5.SHE'S JUST MY STYLE
/ GARY LEWIS AND THE PLAYBOYS
6.NO MATTER WHAT SHAPE YOUR STOMACH'S IN
/ THE T-BONES
7.CALL ME / CHRIS MONTEZ
8.THESE BOOTS ARE MADE FOR WALKIN'
/ NANCY SINATRA
9.BATMAN THEME / THE MARKETTS
10.BANG BANG / CHER
11.SLOOP JOHN B / THE BEACH BOYS
12.I AM A ROCK / SIMON & GARFUNKLE
13.RIVER DEEP, MOUNTAIN HIGH
/ IKE & TINA TURNER
14.TINY BUBBLES / DON HO
15.I'M A BELIEVER / THE MONKEES
16.LOVE IS HERE AND NOW YOU'RE GONE
/ THE SUPREMES
17.MERCY MERCY MERCY / THE BUCKINGHAMS
18.IN THE HEAT OF THE NIGHT / RAY CHARLES
19.YOU MADE ME SO VERY HAPPY
/ BRENDA HOLLOWAY
20.ALONE AGAIN OR / LOVE
こんなBlu-rayのケースのような特殊ケースに。
CD付録となっており、
同梱内容
・CDディスク(20曲)
・A3 解説×2
・A3 ポスター風おまけ×1
・カタログ
・クーポン・ハガキ券
これで、定価880円(本体800円+税)となかなかお得でした。
最初はキャロル・ケイのベースを聴くというよりは
60年代のオールディーズのサウンドが懐かしい感じで
聴き入っていしまいました。
また、このオールデイズ音庫、他にも面白そうなものがあるので
、また買って聴いてみたい。
オールデイズ音庫|TOWER RECORDS ONLINE
しかし、終了しましたが『星野源のおんがくこうろん』は
毎回おもしろいですね。シーズン4も期待したいです。
レッキング・クルー ~伝説のミュージシャンたち~ [Blu-ray]
新品価格
¥4,200 から
(2024/11/18 14:41時点)
新品価格
¥2,933 から
(2024/11/18 14:46時点)
新品価格
¥3,402 から
(2024/11/18 14:48時点)
新品価格
¥1,461 から
(2024/11/18 14:51時点)
新品価格
¥1,650 から
(2024/11/18 15:00時点)
新品価格
¥1,600 から
(2024/11/18 15:03時点)