パリにわたって当時のパリのキュビズムなどの影響を受けつつ独自の作風を模索し、また乳白色の裸婦とこの展覧会の題材にもなっているタイプの絵を描き始めた模様、その後はアジアを旅してエキゾチックな絵や油絵とはかなり違った画風で水彩画などを書いています。他自画像を大量に描いていた人で、大まかにいえばおかっぱのおっさんのび太とでもいうべき姿。
戦中は戦争関連の絵が多かったそうですが、後半は玉砕画という方向に行ったようです。戦後はまた過去の裸婦などの路線に戻りつつ、渡米を計画し戦後のなかなか日本から出られない状況の中で渡米、ニューヨークで絵を描くことになったそうで、そのあたりでは日本や西洋やアジアで書いたタイプとは違い近現代的なアメリカを題材にしており、どちらかといえば近代的ではあっても現代的ではないパリの絵とは一線を画した題材が多いです、その後は再びパリにわたってそこの土になったそうで、晩年の作品が並べられています。
休日なので大混雑。
おべんとう展
藤田展の隣でやっている展覧会。通常の都美のギャラリーABCはマイナー気味というか公募展っぽいのが多い中ではかなり本格的なモノなんじゃないか。なんか雰囲気は21‐21でやってそうな感じですが。
お弁当をテーマにしたモノで、弁当を芸術的な方向というかデザイン的な方向で解釈したもの、といっても二回言いますが21−21っぽい感じにさらに前衛的なノリも加わった、口で説明するのが難しい感じ。
人数はまあまあ。
上野の森美術館:世界を変えた書物
上野の森美術館でも一つやっています、短期間かつ無料、というもの書物ということで地味だからでしょうか、でも美術館をフルに使っているため規模は結構ありますし、立地+無料もあってか混雑していました。
正直何を書いてあるのかわかりません、読めません、内容と言語二重の意味で。ただどこかで聞いた著者、どこかで聞いた署名がずらっと並んでいるので、すごいものだってことだけが理解できます。
大学生が作った展示らしく、何か学祭っぽい雰囲気がどこかあります、オブジェの作り方とか。
国立西洋美術館
ミケランジェロと理想の体
作品はミケランジェロが過去の人過ぎて、同系統の作品や関連芸術家の作品を抑えることで数をそろえているルネサンス的なもので、比較的国立西洋美術館ではよくやっているタイプといった形。
ミケランジェロが影響を受けた作品の率が高く、古典的な作品からどうやって影響を受けたかがメインで、ギリシャ系の彫刻やルネサンスの受容などが主。
理想の体というのがテーマなので、理想化された古代の体とそれを受容したルネサンス期のヨーロッパという形になってます。
それでもミケランジェロの作品自体はなかなか集めるのが難しく、ここまで集まったのはそれでも初ということみたいです。代表作?ダヴィデアポロ、これは名前がわかずそれぞれを示す道具が作られないまま像だけが伝わってしまい、多分どっちかだろうということでダヴィデアポロになってます。も一つが若き洗礼者ヨハネ、代表作が2つそろうのは非常にまれだそうです。
昼食は丸亀製麺
ドリンクバーが最後のいっぱい持ち帰りサービス。こんなの初めてですわ。
前(先月)行ったときはあったっけ?って感じもしますが、ちょっと変わったサービスで、ドリンクバー最後のいっぱい持ち帰りというものをやってます。
ドリンクバー自体は普通のもので150円、しかしペプシのM〜Lサイズくらいの紙コップが使われており、最後の一杯を蓋をしてストローを挿して持ち帰れるという変わったサービス。
ただしメニューは少な目で、コールドドリンクのみですが。
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