そこで出会った女の子の話が印象的だったので、メモとして残しておこうと思いました。
彼女はアフガニスタンで生まれて生後1ヶ月でイランに難民として移住しました。
現在アフガニスタンはタリバンに征服されて一般の人の生活は厳しい状況ですが、彼女が生まれた25年前も紛争が激しくて多くの人が難民にならざるを得ない状況だったそうです。
彼女は家族ともどもイランに避難できたのですが、難民としての生活はかなり大変だったそう。また彼女の父親がタリバンに殺されたと聞いた時は、ショックでした。ニュースで聞く情報と違って、実際に体験した人の話を聞くと本当に胸が痛みます。
イランはアフガニスタンと同じ言語そして似たような生活習慣を持っているそうですが、難民に対しては差別があって、アフガニスタン人の彼女には良い教育や良い就職先を得られる機会はほとんどなかったとの事でした。
しかし彼女はイランで偶然にもオーストラリアへの難民申請の機会を得る事ができて、9年前に家族と一緒にオーストラリアに移住したそうです。
オーストラリア政府は太っ腹で、彼女と彼女の家族のために渡航費、生活費、住居などを賄ってくれたと、話してくれました。国として、難民の受け入れ方が本気ですね。
今、彼女はオーストラリアの大学でIT系の勉強をしています。現在の生活に満足していて、イランには戻りたくないと言っていました。
イランでの差別の話はわかる気がします。日本にも近隣の国から移住してきた人は多いのですが、距離が近いせいで余計に差別されているのではないでしょうか。イランはアフガニスタンの隣国なので、アフガニスタンからの難民は迷惑だと思っているのでしょう。
彼女は今では流暢な英語で自分の事を話していて、自由な境遇を楽しんでいるように見えました。もっと深く宗教やオーストラリアでの生活などの話を聞きたかったのですが、時間に限りがあったのでその日はここまで。
今、ニュースやネットではアフガニスタン状況はホットな話題ですが、なかなか現地の人の声を直接聞く機会はなかったので貴重な機会でした。
現在、彼女や彼女の家族はオーストラリアで安全に暮らしています。しかし、彼女の親戚はアフガニスタンにいるので心配だとも言っていました。また会う機会があればアフガニスタンのリアルな今についても聞いてみたいです。
去年からオンラインで人と話す事が増えて、リアルに会う事が難しくなったのは寂しいですよね。でもzoomで世界中の人と話す機会が増えたことは、良いなと思います。
以前から英語で話すイベントには参加していましたが、基本的には日本に住んでいる外国人の方と話していました。
でもzoomなら、世界のどこからでもアクセスできるので現地の人から生の現地情報が得られて、面白いです。また日本では中々出会えない国の人と話せるのもオンラインならではですね。
国際ニュースを映像やネットだけで知っても、自分とあまり関係ないと思いがちですが、リアルに現地で生活をしている人と話すとグッと身近に感じられて、もっと深く知りたくなります。
英語で検索すると世界の人と話すオンラインイベントなどが色々見つかるので、面白い時代になったなと思います。
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