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posted by fanblog
2018年07月04日
サンクタム(2016)
サンクタム 3D&2Dブルーレイ+デジタルコピー(Blu-ray)
価格: 5,024円
(2018/7/4 17:58時点)
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神聖なる場所。
日本で言えば青の洞窟が有名だろう。洞窟潜水はコバルトブルーの幻想的な光景、そして非日常体験と引き換えに。
先日、タイ北部で6月23日から行方不明になっていたサッカーチームの少年、男性コーチの計13人が、国立公園内の洞窟の中で生存していること確認したと発表した。胸を撫で下ろす心境だ。
映画「サンクタム」もまた、洞窟からの脱出劇である。
場所はパプアニューギニア。主人公ジョシュは、冒険家の父親フランクとともに、地下2000mの巨大な洞窟の探索を行っていた。洞窟を甘く見ていた彼らだったが、諸島にサイクロンが上陸したことで事態は一変。浸水していく洞窟から、ジョシュは生きて地上に戻れるのか。
大岩で入口が塞がれ、踵を返すこともままならない状況。
閉鎖された空間、極限状態での脱出は人間をパニックに陥らせる。ダイビングでよく起きる「減圧症」とう症状も合わさって、やがては識者の指示を無視する輩が出てくるのもこの手の映画の特徴だろう。知識と落ち着き無しではいつのまいつの間にやら淘汰されていく。
この映画は、原案者が水中洞窟にて閉じ込められたという実話を元にしている。とは言ってもベースになっているだけで、 実際には全員無事帰還 している。製作総指揮は「タイタニック」や「アバター」などを務めたジャームズ・キャメロン。現地ロケではなくほぼ巨大なセットでの撮影というのも驚き。
まず閉所恐怖症、そして水恐怖症であればまず 思わず息を止めてしまう だろう。
閉所であり、更に水。まさに人間が呼吸困難になる二つの最悪要素が織り交ぜられ息苦しい。水は人間にとって必須のなくてはならないものだが、時には牙を剥く表裏一体。
終盤、ジョシュが洞窟の天井に溜まった僅かな空気を吸っているシーンは、身体全体に酸素を浸透させていることが伝わり、ようやく深呼吸が出来る。洞窟だけに、自然の奥深さを思い知らされた。
※この作品は、3D&2DBlu-rayも発売されており、3Dテレビがあればご家庭でも奥行きを体験できる模様。