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2017年09月24日

金正恩の下半身まで暴く名物記者の情報源

President Online より 

金正恩の下半身まで暴く名物記者の情報源

「北朝鮮情報はこの男に聞け」

北朝鮮が核・ミサイル開発を 加速させている。 安倍晋三首相は9月21日、 国連総会で金正恩(キム・ジョンウン) 朝鮮労働党委員長を 「独裁者」と批判し、 国際社会に圧力強化を呼びかけた。 だが圧力で事態を打破できるだろうか。 元「週刊現代」編集長の元木昌彦氏は、 「北朝鮮情報はこの男に聞け」と 一人の記者を名指しする。 独裁国家の思惑をつかむために、 有効な情報源とは——。

北からの手紙「わが国に来ませんか」

1985年5月、 私は北朝鮮・平壌にいた。 その年の初め東京の朝鮮総聯から 「わが国に来ませんか」と誘われたからだ。 たった一人で1ヵ月という条件はきつかったが、 見てみたいという気持ちのほうが勝った。 モスクワ経由で 入った平壌では 数々のカルチャーショックを受けが、 ここではそのことを書く紙幅はない。 パスポートを取り上げられ、 言葉もできない人間には、 通訳にいわれるがまま動くしかなかった。 さまざまな楽器を 見事に弾きこなす幼稚園児。 幸せそうな高層アパートの若夫婦。 世界一と彼らが豪語するオペラハウス。 犬の刺し身などなど。 ひと月近く滞在する中で 多くの北の要人たちと会ったが、 名刺一枚くれず、 結局、通訳以外の人脈をつくることはできなかった。 北朝鮮取材の難しさをつくづく実感させられた。 だから私は、 この男の北朝鮮情報はすごいと思う。 近藤大介、『週刊現代』編集次長である。 9月4日発売の『週刊現代』(9/16号)で 「平壌の朝鮮労働党幹部インタビュー」を 署名で書いている。 一読して、失礼な話だが、 この内容が事実なら国際的大スクープであると、 私が連載している週刊誌評に書いた。 内容をかいつまんで紹介しよう (質問は私が約してある)。

「ただ一発だけワシントンにブチ込めれば本望」

なぜ頻繁にミサイル実験を繰り返すのか。 トランプ米大統領に向けたものか? 「そんなことはない。 将軍様(故・金正日総書記)は 『アメリカは、 こちらが強行に出ないと振り向かない。 そして核とミサイルを手放した時に襲ってくる』 という遺訓をのこされた。 現在の元帥様(金正恩委員長)も、 まったく同様に考えておられる。 (中略)わが国は現在、 3人のアメリカ人を拘束しているので、 アメリカはわが国を軽々にはできない」 日本を超えるミサイルを撃つのは 日本も標的の一つと見ているからか? 「日本はアメリカの “属国”同然なのだから、 当然、在日米軍基地も標的に入っている。 中でも首都、東京にほど近い 横須賀基地を叩くのが、 一番効果があるに違いない」 アメリカが平和協定を結ぶと約束したら、 核とミサイルのどちらを放棄するのか? 「まずは平和協定を締結することが先決だ。 平和協定が締結されれば、 わが国の軍事的リスクが軽減されるのだから、 もし必要でないものがあるなら、 持っていることもないだろう」 トランプ米大統領が 北朝鮮空爆を決断したら? 「核兵器を搭載したICBMを、 アメリカ帝国の首都ワシントンに向けて撃ち込む。 『ただ一発だけワシントンにブチ込めれば本望だ』と、 元帥様も常々おっしゃっている」

中朝関係は最悪。いつでも北京を狙えるようにしてある

「あの金正恩でも、嫁さんには頭が上がらない」

これまでも 近藤による労働党幹部のインタビューはあったが、 米朝関係が最高に緊張しているこの時期に、 これだけの内容を北朝鮮から 引き出せる記者は他にはいまい。 次の号でも 「あの金正恩でも、 嫁さんには頭が上がらない」 というレポートを書いている。 金正恩の嫁さんの名前は李雪主。 結婚したのは2年前で現在、28歳。 驚くのは、 李はかつて金正日総書記のナンバー2として君臨していた、 張成沢の愛人だったというのである。 「張成沢が、 大同江の川辺に 『会館』と呼ぶ個人用宴会場を設置し、 若い女性歌手たちを ホステスとして侍(はべ)らせていた。 (中略)上昇志向が強い李雪主もその一人だった。 そんな中で張成沢は。 同郷の李雪主を気に入り、愛人にした」(近藤)

3000人処刑の「核心」とは

その後、 若い金正恩を背後から操ろうと、 張成沢は妻を通じて、 李雪主を金正恩に引き合わせ、 李は間もなく妊娠し、 金正恩は李と極秘結婚したというのだ。 だが金正恩が、 ある芸術団の事件を調査している中で、 愛妻と張との「過去」を知ってしまった。 それが張を含む3000人が無残に処刑された 「張成沢粛清事件」の核心だというのだ。 李は粛清されずに、 それ以来、 一層パワフルになっていったという。 李はあたりを憚ることなく、 夫・金正恩の執政にズケズケと 口出しするようになったそうだ。 面白くなければ週刊誌ではない。 だが、北朝鮮情報を これほど面白く読ませる書き手はいない。 私が最初に知った近藤は、 東大出の週刊誌には向かない 青白いひ弱な青年だった。 だが、当時から語学には天才的なものがあった。 英語はアメリカ人がネイティブと間違えるほどで、 韓国語も流暢だった。 その後、 北京大学に留学して中国語をマスターし、 おまけに同級生だったと思うが、 中南海の令嬢と結婚した。 台湾語も北朝鮮語も話せる。 1990年の金丸訪朝、 2002年と2004年の 小泉訪朝団にも記者として同行している。

北朝鮮式のスパイ教育『なりすまし』

言葉ができて、 奥さんは中国人という 最強の“情報ソース”を 手にしている近藤だが、 それだけでスクープが取れるほど 北朝鮮のガードは甘くはない。 北朝鮮情報を手に入れる彼なりの 「奥義」があるに違いないと、 今回、この原稿を書くために聞いてみた。 以下は彼の発言を私がまとめたものである。 「北朝鮮に関しては、 北朝鮮式のスパイ教育 『なりすまし』を参考にしました。 日本人を拉致するために 北朝鮮人が日本人になりすまして、 日本へ侵入したり工作活動を 行ったりするときの教育です。 1.徹底した日本語習得  2.日本の文化や習慣の習得  3.日本の歴史学習  4.日本人的発想の習得です。 これを逆に北朝鮮に対して 10年ほどやりました。 2009年から 講談社北京で3年間勤務しましたので、 できるだけ多くの北朝鮮人たちと 付き合うようにしました。 金正哲(金正恩委員長の実兄)や、 別の金ファミリーの男性とも 中国で会い食事をしました。 ただ、北朝鮮幹部たちの場合、 その多くが一期一会で、 なかなか次につなげることが できませんでした。 そんな中で、 外国人でも自由に平壌に行き来し、 現地の幹部と接触できる人がいることを知り、 時間をかけて、 彼らとの信頼関係を築いていきました。 外交官、 ジャーナリスト、 ビジネスマンなどで、 国籍もさまざまです。 今回はたまたま、 北京時代につちかった強力なルートの 中の一人が、 平壌へ行って 朝鮮労働党幹部と会うというので、 質問を託しました」 北朝鮮スクープは一日にしてならず、である。さらに、なぜ中国や北朝鮮をテーマにしたのかも聞いてみた。

習近平と金正恩の言動を追うのが本丸

「どうしたら 自分が先輩たちと 伍していけるか考えた末、 思いついたのが国際部の世界でした。 天安門事件、ベルリンの壁崩壊、 ソ連崩壊、北朝鮮の核危機など、 世界は激動していました。 それを報道する私自身も、 日々興奮の中にいました。 しかしインターネットもない時代ですから、 東京にいながら 最新の国際情勢を キャッチしようというのは 難しい話でした。 新聞やテレビの 特派員たちには到底かないません。 でも、 北朝鮮だけは、 どの社も支局がなかったため (共同通信が平壌支局を開設したのは06年)、 こちらの努力次第で 新聞・テレビの記者たちを 出し抜くことができ、 スクープも取ることができました。 中国も ブラックボックスの社会主義国なので、 特派員との差を 縮めることができたのだと思います。 こちらがある程度の水準を 突破すると、 今度は特派員 (外信部記者)たちの方から、 会ってほしいと 言われるようになりました。 いまでは外信記者の方々のことは、 まったく意識していません。 習近平と金正恩の言動を追う というのが本丸だと思っているからです」

北朝鮮情報の遮断はむしろ危ない

現役の新聞・テレビの記者諸君、 彼のこの意見を何と聞く。 彼のスマホを見せてもらった。 中国から北朝鮮、韓国の 現地のテレビ、新聞、 インターネットサイトまで、 ありとあらゆるアプリが入っている。 中国情報の中にも 反政府的なものはあるが、 当局がすぐに探し出し 削除してしまうから、 時間との勝負である。 一日に読む量は膨大なものだろう。 そのためだろうか、 少し前に失明寸前まで 目を悪くしてしまい、 何カ月か入院した。 ようやく回復してきて、 パソコンのメールは 見られるようになってきたが、 原稿を打つのは もう少し時間がかかるという。 安倍政権は 北朝鮮情報を遮断しているため、 国民には日朝関係を 判断するための材料が ほとんどない。 彼の存在はますます貴重である。 最後に 少し苦言を呈しておく。 彼のところに情報が集まりすぎて 吟味・検討するための時間が少ないのか、 週刊誌育ちの習性なのか 分析にやや甘いところが見られる気がする。 さらなる精進を期待したい。
若い金正恩を背後から操ろうと、 張成沢は李雪主を使い その張成沢を裏で操ろうとしたのが 中国なのかもしれない。 そう考えると 今の北と中国の関係が しっくり行く。 北の現在の暴走が 中国との関係の不安定化が 関係してるとして その不安定化の要因の中には 痴情問題までもがあるとすれば 複雑で通り一遍の話ではないし それが現下の問題になっていることは かなり不愉快な話だと言える 閉塞された環境で育った 視野が狭い男が 若くして 世襲によって 一国の指導者になり 偏狭な思考を駆使して なんとか母国を守る というなら 当然賛同はできなくても わからないではない。 しかしそこに 痴情問題からくる恨みつらみが あったとしたら それは例えようもなく 腹立たしい話だ。 やはり 方法は今後吟味するとしても 北朝鮮については 知らないこと 知るべきこと 知った方が良いことは まだまだあるだろうAmazon 本 の 人気度ランキング より 過去24時間で最も売上が伸びた商品。 4. 売れ筋ランキング: 87 (以前はランク付けされていない) 炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】 植物VS.ヒトの全人類史 (光文社新書) 夏井 睦 新書 ¥ 907 プライム 出版日: 2017/10/17 5. 売れ筋ランキング: 99 (以前はランク付けされていない) ディズニー・USJで学んだ 現場を強くするリーダーの原理原則 今井千尋 単行本 ¥ 1,620 プライム 出版日: 2017/10/26 マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ 6. 売れ筋ランキング: 115 (以前はランク付けされていない) マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ 奥平 智之 単行本(ソフトカバー) ¥ 1,512 プライム 出版日: 2017/11/11 13. 76,005% 売れ筋ランキング: 160 (以前は 121,769) トリエステの坂道 (新潮文庫) 須賀 敦子 5つ星のうち 4.2 13 文庫 ¥ 529 プライム 20. 3,302% 売れ筋ランキング: 50 (以前は 1,701) 禅僧が教える 心がラクになる生き方 南 直哉 5つ星のうち 4.8 12 単行本(ソフトカバー) ¥ 1,188 プライム
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