テンセントが運営している、
インターネット上で
一般の人たちと会話する
人工知能のキャラクターが、
中国共産党について、
「腐敗して無能だ」
などと批判したことから、
このサービスが停止され、
話題になっています。
テンセントは、
ことしからインターネット上で
一般の人たちが
人工知能のキャラクターと
会話できるサービスを
無料で提供しています。
このサービスでは、
人工知能のキャラクターが
天気や星占いなどを紹介するほか、
利用者との会話を通じて学習しながら、
さまざまな話題について
意見交換することができます。
香港メディアによりますと、
このサービスで、
「中国共産党万歳」
という書き込みがあったのに対し、
人工知能のキャラクターは、
「こんなにも腐敗して無能な政治に万歳するのか」
と反論したということです。
また、
習近平国家主席が唱える
「中国の夢」
というスローガンについて意見を求められると、
「アメリカに移住することだ」
と回答したということです。
こうした回答について、
インターネット上での反響が
大きくなったことから、
テンセントは、
先月30日、
サービスを停止しました。
中国では、
習近平指導部のもと、
言論の自由への締めつけが強まっていて、
中国版ツイッター「ウェイボー」では、
「人工知能の死を心から悼む」とか、
「人工知能が当局から呼び出された」
などといった書き込みが相次ぎ、
話題になっています。
中国 AIで世界トップレベル目指す
中国政府は先月、
人工知能の発展に向けた新たな計画を発表し、
13年後の2030年までに人工知能の理論や技術、
それに応用の分野で世界のトップレベルを目指すとしています。
計画では
人工知能を
経済成長の新たなけん引役
と位置づけ、
2030年には
人工知能に関連する産業の経済規模が
10兆人民元(日本円でおよそ165兆円)
を上回るとしています。
さらに中国政府は
人工知能の軍事面
での応用を重点的な課題の一つとしていて、
中国軍の関連団体と
民間企業との共同研究を進めるなど
国を挙げて新技術の開発に取り組む方針です。
どういうメカニズムで
このAIが
その答えを出したのかはわからないが、
考えれば考えるほど面白い。
AIにプログラミングをした人間が反体制的な考え方を
プログラムしたのか、
または、
様々な情報を偏りなく入力した結果の
答えとして中国共産党を批判したのか。
当たり前の客観的な事実を
偏りなく学習させた結果として
中国共産党を批判しているのであれば
中国政府にとってとても気の毒なことになる。
つまり、
「中国共産党万歳」に
肯定的な返事をAIに言わせるには
正しい事は良くないと言う
前提を入力しなければいけない
と言うことにはならないのだろうか。
正しい事は良くないとする
コンピューターが
役に立つわけはない。
中国の体制を変えるのは
AIかもしれない。
確かに
人間は
理屈で割り切れることだけを
するわけではない。
そういう人間の
非合理な面を
AIは理解できないかもしれない。
そういうことを理解できないとすれば
中国のことを
AIが理解できるわけはないのでは
ないだろうかとも思える。
共産党と言いながら
資本主義経済で、
民主主義の自由主義経済の国々と
強い経済的な結びつきがありながら
一党独裁で言論の自由もない。
つまり
人間が柔軟な考えで考えても
不思議なものをAIがどう理解して
どう秩序立てるのだろうか。
その先に考えを進められるのだろうか。
これは空想だが
中国共産党は
その体制に誰も何も反発したり
抵抗したりしなくても
体制そのものの持つ矛盾から
コンピューターが
高度になればなるほど
コンピューターが使い物にならなくなり
中国共産党自身が
その煩わしさに
耐えられなくなり体制を変える。
かもなあって想像すると楽しい。
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