そしてあけましておめでとうございます(今更)
前回より約1カ月空いての更新です。
本日は、六多いくみさんの「リメイク」(マッグガーデン)を紹介します。
出典:「リメイク」コミックス1巻より
★あらすじ
派遣社員として働く奥村かのこ(25歳)は、自分の働き方や生き方についてこのままよいのか悩む日々を送っていた。
ある日、友人に誘われて行った百貨店の化粧品コーナーで何気なくマニキュアを見ていると、そのコーナーにいたBA(ビューティーアドバイザー・美容部員)から声をかけられる。
マニキュアの試し塗りのほかにメイクも直してもらうことになり、顔の雰囲気が変わったことを実感する。
その百貨店でBAを募集していることを知ったかのこは、当初は自信のなさから募集をためらうが、今の自分を変えたいと決意。派遣社員の更新の延長を断り、BAの面接を受けることにした。
★ネタバレなし感想
こちら、「メイクの話か〜楽しそう〜」とLINEマンガで読み始めたのですが、結末が気になって最後まで読みました。
実際に使えるメイクのテクニック的な描写もありますが、主人公・かのこの成長物語と言っても過言ではないでしょう。
第一話のかのこは、毎日その日その日をなんとなく過ごしていて楽しくなさそうでしたが、まず、派遣社員を辞めBAに応募しようという決断だけでも十分な行動力だと思います。
「決断」というのは人生において何度もこなさないといけないタスクの1つですが、一歩間違えば後悔してしまうかもしれません。
それが怖くて現状維持を保ってしまう(それはそれで悪いことばかりではないけれど)ことが多いのではないでしょうか。
だから、まずかのこの決断力は立派ですね。
BAになってからのかのこは、もちろん順風満帆イェーイ!というわけではなく、仕事面でもプライベート面でも思い悩むことはたくさん出てきます。
でも、職場の仲間や友人に支えられ、悩みを乗り越えていきます。
そんなかのこの成長を見守る読者である私も勇気をもらえました。
また、この漫画では、メイクの力も大きいなと実感させられました。
外見をよくするだけではなく、辛いときでもメイクによって気分転換ができたり、いつもの違う自分の演出ができたり、メイクする相手を応援できたりと、いろいろな力があるもんだなと。
かのこの成長物語がメインテーマであるとはいえ、それならかのこの職業はなんだって良かったわけですが、メイクの力を伝えたいという作者さんの願いもあるのかな?と思いました。
今はコロナ禍=マスク生活で、アイメイクくらいしか気合を入れてできないですが(私はね。ちゃんとリップやチークをしてる人すごい!)、これを読んで、たまには丁寧にベースを作って、リップもチークも塗ったメイクをしてみたくなりました。
そして、かのこの成長、メイク以外に、かのこの恋愛事情も興味深かったです。
百貨店の社員である四十崎(あいさき)課長は物腰穏やかで優しい人ですが、どこか謎めいた雰囲気を持っている不思議な魅力を持つ人です。
リアルでいそうないない感じの。
そんな四十崎課長への気持ちの変化も注目ポイントです。
というわけで、久しぶりの投稿でした。
7巻完結でそんなに長くないので、読んでみてください
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