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2024年12月31日

デブとラブと過ちと!/ままかり/4巻までのネタバレあり

こんにちは!

本日はネタバレあり編です。

と、本題へ入る前に。

前回の記事 をアップした日、ファンブログのお知らせを見て戦慄。

サービス終了!!

人がブログを再開した日にこんなお知らせってなくない?

再開は再開なのでしばらく続けますが、移行先を見つけねば

無料ブログのリスクですね…。





さて、気を取り直して本題へ。

★以下、 ネタバレあり感想です。





4巻は、前園課長の意味深な手の傷・玉井ちゃんたちに副社長とのことがバレる・夢子、社長に呼ばれる手前までで終わりました。

深まる事件の謎


結局誰が何したの?

前園夫婦、副社長はおそらくなんらかの事情を知っているものと思うけど。

なにか悪いことをしたのはリカコで、前園課長と副社長は止めようとしただけなのかな〜と予想。

最初、前園課長も副社長も悪い人なのかなと思ったけど、描き方的に違うよね(違うと思いたい)!

前園課長はなんで怪我したんだろ?

ちょっとツッコミを入れると、あんな跡に残るくらいの大怪我、当日や翌日会社の人たちびっくりしなかったのかな?

大騒ぎになってそうだけど、まぁそこは漫画の進行上の事情でスルーされたのかなと思っておこう。

副社長との恋


というわけで、副社長はいい人だという前提で話をすすめます。

だって、夢子の手を握るだけで真っ赤になっちゃって!可愛いじゃん

副社長が夢子のことを好きになったのは、その優しさやポジティブさからだよね。わかるよ副社長。

リカコのことや仕事のことで常に胃が痛い身だと思うけど、会うと元気をもらえる夢子のこと、好きになるよねそりゃ。

ただただこの2人がうまくいってほしいと願います。

そしてリカコの存在よ…。

リカコは何がしたいんだろ?

2人の邪魔しないでね



この漫画って、可愛い絵柄や夢子のポジティブさで忘れそうになるけど、常々事件の爪痕が見え隠れしてて不安な気持ちになるよ。

好きだけどね!!

早く真相を知りたい。

けど、知ってしまったら漫画が終わっちゃうのでまだ知りたくないと言うワガママでした。


5巻以降も展開が気になります。

では、また次回!よいお年をお迎えください



2024年12月17日

デブとラブと過ちと!/ままかり/ネタバレなし

ご無沙汰しております
1年半以上放置していました。前回が2023年5月っていう。

それなのに、たまにログインすると、こんなに放置しているのにもかかわらず、毎日いくらかアクセスされているようなので驚いています。
ありがとうございます!

せっかくアクセスがあるので、長い時を経て再開しようと思います。
頻度は検討中ですが。


再開するにあたって、前と少し書き方や見せ方を変えていけたらなーと思います。
以前までの記事、読みにくかったですよね;

では、さっそくスタート





本日は、ままかりさんの「デブとラブと過ちと!」(シーモアコミックス)を紹介します。




出典:「デブとラブと過ちと!」コミックス1巻より






★あらすじ(上記サイトより引用)

「こんなブスでデブな私が美しいあなたを好きになったから、バチが当たったんだ——」コンプレックスの塊・夢子はある日、大事故にあう。なんとか一命を取り留めたが、目が覚めた彼女はまるで人が変わってしまっていた!? 「これが…私…!? 超かわいい」以前と180度違う彼女に周囲は驚きと戸惑いを隠せない…。しかし、超ポジティブになった夢子によって環境は大きく変わっていく—。悩みやコンプレックスは誰にでもあるもの。それぞれのキャラが隠しているそれらを、夢子がぶった切っていく!! 恋に、仕事に、友情に……そして殺人未遂事件!? 読めば元気になるドタバタラブコメディー☆


★ネタバレなし感想

前にね、1回序盤だけ読んだことあるんですよ。
そのときは「よくある記憶喪失モノかな」と思ってすぐ読むのを辞めてしまったんですが、今では大好きな作品の一つになりました!

理由は3つあります。

1.主人公が魅力的

これはどんな作品にも言えることかもしれませんが、こんなに元気をもらえる主人公は初めてかもしれません。

物語は主人公・夢子が事故にあって記憶喪失になるところから始まりますが、病院で目が覚めた直後からもうポジティブ!

過去の夢子は鏡を壊してしまうくらい自分の容姿に自信がありませんでしたが、記憶喪失になった夢子は鏡を見て「可愛い」と言います。

目が覚めた直後だけでなく、作品中にたびたび自分の容姿を褒めるシーンがあるのですが、読んでいて嫌な感じや痛い感じは全く感じません!

そもそも記憶がない状態って、普通の人だったら日常に戻るのが怖くて仕方ないと思うんですよね

でも、夢子は翌日からはすぐ会社に行くし、驚く同僚たちとも徐々に距離を縮めていきます。

夢子の考え方や人にかける言葉もポジティブで、私も夢子と友達になりたい!と思えました。

2.サスペンス要素

でも、記憶がなくてもポジティブな夢子★というだけのストーリーではありません。

夢子が記憶喪失になる原因となった事故も、実は事故ではなく、事件なのではないかという線が序盤からあります。

刑事さんたちも結構出てきて、ドキドキです。

(ちなみに刑事さんもキャラ濃いです)

本当に事件なのか、事件ならなぜ起こったのか、多くの謎があります。

ときどき夢子の記憶が一部戻るシーンがあるのですが、そのたびに「え、どういうこと!?」と気になっています……!

3.恋愛要素

夢子には好きな人がいます。

なんと相手は同じ会社の副社長!

詳しいことは書けませんが、記憶喪失状態で出会ったので副社長だと知らず。笑

あとから知ってびっくりなパターンです。

そんな副社長も事件に関係ありそうな感じなんですよね〜。

事件を解決して、副社長と早くラブラブしてほしいところ。



というわけで、現在ハマっている作品の一つです。

次回は読んだ時点までのネタバレあり編です!

ではまた〜

2023年05月06日

ちはやふる/末次由紀/41巻〜50巻(完結)までのネタバレあり

こんにちは!
GWも終わろうかというときになって、久しぶりの更新です。

「ちはやふる」、やっと完結まで読めたので感想です。

★ネタバレなし編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/72/0?1663551350

★8巻までのネタバレあり編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/73/0?1663551350

★9巻〜40巻までのネタバレあり編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/98/0?1683352676





★最終巻のざっくりあらすじ

クイーン戦、名人戦ともに、5試合中4試合が終わった時点で2対2。
最後の試合はともに運命戦で、偶然全く同じ2枚の札が残った。
結果、千早、新ともに勝利し、それぞれクイーン、名人になった。

場面は変わり、高校の卒業式。
太一は東大に行くものだと思い込んでいた千早は、京大に行くとしり、慌てて太一を探す。
部室で太一を見つけた千早は、1年前ここで太一が告白してくれたことを思い出し、今度は自分が伝える番と思い太一に好きだと伝える。

ラスト、今までの主要人物が集まり、全日本選手権がこれから始まろうとしている場面で完結する。

★以下、ネタバレあり感想

50巻にもわたる長期の連載、お疲れ様でした!
なかなかここまで長い作品読んだことないかも。
作者さんのかるたへの愛が伝わる。

まず、かるたに関しては良い意味で予想通りだった。
読み始めたときから、最終巻で千早がクイーンになるんだろうな(新も名人になるんだろうな)って思ってたから、2人とも念願叶って良かった。
まさか最後2人とも運命戦になるとは思わなかったけど。

試合後、千早、新、太一の3人がハグしたシーンが小6からの歳月を感じたよ。
千早と姉・千歳の関係性の変化も良かった。
千歳は千早の活躍に今まで興味ない(フリ?)感じだったけど、最後はちゃんと千早を褒めてあげて、千早もそれに対して本当に嬉しそうで、これも小6からの歳月を感じた。
1巻の最初では、千歳が活躍することが千早の夢って言ってたけど、その後千早も自分の夢を見つけて、叶えて、立派。

周防さん、詩暢ちゃんも本当に良いライバルだった。
2人とも私は最初はあんまり好きじゃなかったけど、話がすすむにつれて、2人の苦しみがわかって応援したくなった。(とはいえラストは千早&新に勝ってほしかったから良かったけど)
2人とも現役の名人、クイーンではなくなったけど、かるたを続けるようで安心した。

そして意外だったのは恋愛模様!
てっきり名人、クイーンになった千早と新は付き合うことになるかと思いきや、千早&太一ルートだったとは
太一〜〜!!やっと報われたね!いつも「報われない」イメージだったから。笑

千早にとって、ずっとそばにいてくれたのは太一だってわかったからってことだと思うんだけど、
新に対してはどう結論づけたんだろ?
良きかるた相手ってところ?
賛否両論あるみたいだけど、私はこのエンドで良いと思う!

まぁ恋愛に関しては新だけじゃなくて菫ちゃんもかわいそうだけど、番外編で活躍してて、まだまだこれからだよって思えた。



なにはともあれ、これほどまでに情熱を注げるものがあるっていいなぁと思える作品だった。
私にとってかるたを今から始めるにはちょっとハードル高いけど、学生のときだったら始めてたかもしれないくらい影響を受けた。
今は、かるたじゃなくても本気で取り組めるものが見つけたいな。

ちはやふるに出会えてよかったです。

2022年12月05日

ベルサイユのばら/池田理代子/10巻(完結)までのネタバレあり

こんにちは!
本日は ネタバレあり編です。

10巻完結と書きましたが、旧単行本、文庫版、完全版など出ている版がたくさんあり、それによって巻数は違います。(画像参照)
とりあえず旧単行本に合わせて10巻と表記しました。





★完結までのざっくりあらすじ

(ネタバレなし編の続き)フランス留学中にアントワネットと出会ったフェルゼンは、彼女のあまりの美しさに驚き、傍にいたオスカルから、彼女は王太子妃のマリー・アントワネットだと聞き更に驚く。
その後フェルゼンは宮殿をたびたび訪れ、アントワネットとフェルゼンは惹かれ合うようになる。(以後、フェルゼンはフランスにいたりいなかったりする)

ルイ14世が崩御すると、王太子だったルイ16世が王に即位し、アントワネットは王妃という立場になった。
アントワネットは宮殿での窮屈な生活に疲れ、高いドレスやアクセサリーを買ったり、人事を好きなように動かしたり、友人にそそのかされて賭博まで始めるようになる。
それらの財源は税金なので、だんだんアントワネットへの不満が広まっていく中、フェルゼンがアントワネットに賭博を辞めるよう進言する。
フェルゼンのおかげで賭博はやめたが、財政は苦しいものになっていた。

そんな中フェルゼンのことをひそかに好きだったオスカルは、生涯で1度きりのドレスを着て舞踏会に行った際、偶然フェルゼンと会う。自分のことをオスカルと気がつかないフェルゼンと踊ったが、しばらくしてフェルゼンはドレスの女性がオスカルだと気がつき、オスカルの自分への想いを知る。
だがフェルゼンはアントワネットへの想いがあるため応えられず、オスカルは失恋。
オスカルのことをずっと好きだったアンドレは、やっとオスカルに気持ちを伝える。

一方、民衆の王制への不満はさらに高まり、暴動が起き始める。
オスカルは民衆を抑えるための出陣の前日、アンドレの気持ちに応え、2人は結ばれる。
出陣した先で、オスカルは王制ではなく民衆の味方をすることに決め、戦うも、アンドレ、オスカルの順に銃弾に倒れ、亡くなる。

宮殿では、廷臣たちにも見捨てられたルイ16世とアントワネットだったが、フェルゼンの計らいによって宮殿から逃亡を試みることになった。
だが、逃亡の途中で見つかってしまい、ルイ16世、やがてアントワネットもギロチンで処刑される。

フェルゼンも、その17年後に民衆によって殺されてしまう。


★以下、ネタバレあり感想

あらすじ、だいたい合ってる……とは思う。情緒ない書き方だけど。

あらすじを書いてて思ったけど、というか史実がそうだから仕方ないけど、これ、ハッピーエンドじゃないんだよね。
少年漫画でいうと「勝利」からは程遠い終わり方。
だからと言って、後味が悪いという感じはしなかった。

なんでだろう?って考えた結果、
オスカルの死→自分の意思でどちらの味方につくか決め、最後までその考えを貫き戦い抜いたから。
アントワネットの死→逃亡が失敗した際、再び逃亡を提案するフェルゼンの提案を断り、最後は女王として堂々と最期を遂げたから。
フェルゼンの死→アントワネットの死後、晩年は闇落ち(?)してしまったのは残念だけど、フランス革命期はアントワネットを救うために尽力したから。愛のために頑張った、という印象で終わったから。

という感じかなぁ。
悲しいものの、壮大なドラマを見させてもらった感動でいっぱいな気持ちになった。

フェルゼンの活躍はかなりのもので、ここぞ!という場面で現れ、アントワネットを助けるのがもう白馬の王子様だったな。
アントワネットと惹かれ合っていても、立場上、一定の距離は保った接し方をしないといけなかったわけだけど、言葉で堂々と愛を伝えることができない代わりに、行動で示すというのは素敵な愛の形だと思う。

アンドレ、オスカルの関係も良かった。
「ずっと傍にいた幼馴染の大切さに気がつく」って、少女漫画ではあるあるの展開かもしれないけど、もしかして50年前のこの漫画が元祖なんじゃないかと思えてくる。(ちゃんと調べてません。違ってたらすみません;)
「幼馴染の大切さ」も薄っぺらいものじゃなくて、心からの愛が読者に伝わってくる感じがした。
だからこそ2人の死は辛すぎた……。

アントワネットは、散財がなければもしかしてフランス革命は起きなかったのかもって思うけど、ルイ14世の時点は財政は苦しかったし、そもそも祖国のために14歳という若さでお嫁に行かされたっていう点を考えると、悲劇のヒロインでもあるよね。
この「悲劇のヒロイン」っていう表現もよく使われる言葉だけど、アントワネット以上に悲劇のヒロインっている!?って思える。

あと絵&セリフでたびたび描かれていたアントワネットの美しさも印象的だった。
特に印象的だったのは、「ミルクに紅バラを浮かべたような頬」という表現。
肌は白くて、頬のところが綺麗に紅潮してるイメージ!?そんなこと言われてみたい。笑

ドレスも毎度毎度綺麗だったな。男性的には混乱するのかもしれないけど、まぁ、慣れてもらって。



そんな見どころたくさんのベルばらでした。
あと、最新情報かわからないけど、これ、アニメで映画化するの?
昔、テレビでアニメ化したという話は聞いたことがあるけど、現在の映像技術でベルばらが見れるのは楽しみだな〜

2022年11月28日

ベルサイユのばら/池田理代子/ネタバレなし

こんにちは!
本日は、池田理代子さんの「ベルサイユのばら」を紹介します。
読んだことはなくても、タイトルは聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
それもそのはず、今年で連載から50年(!)が経ってもなお、人気のある作品だからです。

以前、源氏物語を紹介した際に、オリラジの中田敦彦さんのYou Tubeチャンネルがきっかけだったと書きましたが、今回もそうです。

源氏物語の記事はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/30/0?1669601457

中田さんのベルサイユのばら解説動画はこちらから↓
https://youtu.be/KntpPP_-ZfE

ベルサイユのばら(以下、ベルばら)自体は昔親戚に借りて読んだことがあり、たしかに面白かったのですが、もし人にどんな話か説明してと言われたら、「フランス革命を史実に基づきながら描かれたフィクション」というかなりシンプルなことしか話せなかったと思います。

でも、中田さんの動画(前編、後編で合計3時間の超大作)を見て、ベルばらについて考えがアップデートされたので私からも紹介したくなりました。

前置きが長くなりましたが、以下、紹介です。




出典:「ベルサイユのばら」コミックス1巻より






★あらすじ

メインの登場人物は3人。マリー・アントワネット(以下アントワネット)、オスカル・フランソワ(以下オスカル)、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン(以下フェルゼン)は1755年に生まれる。

オーストリア女王の娘・アントワネットはフランスとの同盟関係を結ぶため、14歳でフランス国王の孫・ルイ16世(結婚時は王太子)と政略結婚をした。
オスカルは、女として生まれながも、将軍家の跡継ぎとして男として育てられ、アントワネットを護衛する近衛兵として仕えることになった。
フェルゼンはスウェーデンの貴族として生まれ、フランスに留学中にアントワネットとオスカルと出会う。

そんな3人をメインとした、フランス革命を題材とした「少女漫画」。

★ネタバレなし感想

そう、これは「歴史漫画」というより「少女漫画」なんです。
私は10代後半くらいから少年漫画も読み始めましたが、小中学生の頃はもっぱら少女漫画ばかり読んでいました。
だから、ベルばらの「少女漫画」らしい描写に特に違和感はなく、というか「少女漫画」だとわざわざ意識もしなかったです。

でも、冒頭で紹介したオリラジ中田さんの動画で、「女心を知るにはうってつけの漫画」ということを知り、「そうなの!?」と目から鱗でした。笑

言われてみれば、(全てがそうでないにしろ)少年漫画は「努力・友情・勝利」の主に「勝利」に重点が置かれていて、愛とかファッションとかはスルーされがちな気もします。特にファッション。

ベルばらは、主にアントワネットのドレスが変わりまくり、髪型も変わりまくり、貴婦人たちの間でもファッションの話題がよく出ます。
私は普通に「ドレス可愛いな〜」「髪型可愛いな〜」と読んでいたのですが、少年漫画では服装も髪型もあまり変わらないですよね。
これに関して、中田さんがサブチャンネルで「嫁がファッションを一番気を遣う場は女子会だと言っていた」と言っていて、めっちゃ頷きました。笑
たしかに私もファッションを一番気にするのは女子同士で会うときかもしれない。
一概にみんながみんなそうでないにしろ、こういう性差はあるかもしれませんね。

愛に関しても、少年漫画のバトルシーンでは、特定の女性のために戦うというのはあまり見かけません。
純粋に強い敵と戦いたい、悪を倒したいという心理が多い気がします。
でも、ベルばらでは何か行動を起こすとき、「一途な愛のために」という印象を受けます。
ネタバレになるので具体的なことは書けませんが、愛を優先させ、自分の仕事を放棄して動くシーンがあります。

まとめると、ベルばらは「一途な愛」をテーマに、ファッションも重視する女心?が描かれているのかなと思います。
男性はこれを読むと女心がわかる、という中田さんの論は共感できるものがあります。
まぁ、重ね重ねですが一概にみんながみんなそうではないと思いますがね。

もちろん女心を知るためだけでなく、ストーリーそのものも楽しめます。
笑えるところも泣けるところもあり、フィクションとはいえ歴史に思いを馳せたくなります。

登場人物も魅力的で、まずメインのアントワネット、オスカル、フェルゼン。
アントワネット→税金を浪費した悪女のような印象を持たれやすい彼女ですが、明るくて情深く、人々を笑顔にさせる性格の持ち主。
なぜ浪費に至ったのかの苦悩も人間らしい。
そして何より美貌!

オスカル→読んでいるほうもオスカルが女だと忘れてしまいそうなくらい、ビジュアルも中身もかっこいい!でもやっぱりこの人は女性なんです。切ない。

フェルゼン→眉目秀麗のハイスペ男子。でもすごいのはそれだけじゃなくて、ここぞというときに現れる、素敵なタイミングの持ち主。

そしてサブキャラも良いんです!
町娘のロザリー(昔かなりロザリー推しになった)、オスカルの幼馴染のアンドレ(最初はモブだったのにどんどん影が濃くなっていく)、ルイ16世(サブキャラと呼ぶには失礼?)などなど、魅力ある人物がたくさんいます。

というわけで、50年経っても色褪せない魅力のベルばら、1度読んでみてください。

では、次回はネタバレあり編です〜!

2022年10月24日

僕に花のメランコリー/小森みっこ/13巻までのネタバレあり

こんにちは!
本日は ネタバレあり編です。





★完結までのざっくりあらすじ

(ネタバレなし編の続き)
弓弦との衝撃的な再会後、当初は弓弦は心を閉ざしていたが、だんだん花に心を開くようになる。
花の一回り離れた弟や、弓弦の友人など、周囲の人との関わりとともに2人は距離を縮める。
中学生のときに弓弦のことを好きだったルカや、弓弦が怪我を負わせてしまった昴、弓弦の腹違いの兄の未来などの登場人物の出現により、2人の間に色々ありつつも(はしょりすぎ?)高校3年生の冬を迎える。

高校卒業後は、花は高校からエスカレーターで行ける大学に進学、弓弦は就職予定だったが、弓弦は医者になるために地元の国立大学を受験することになる。
離れ離れになってしまうが、それよりも、お互いがお互いを好きだと思う気持ちを大事にし、遠距離でも乗り越えようと決めた。
ラスト、駅のシーンで花は自分の持っていたお守りを弓弦に渡し、いってらっしゃいと告げ、弓弦はいってきますと応えた。


★ネタバレあり感想

良かった……なんとか治まるべきところに治まって良かった……。
最終話間近になって、弓弦が地元の大学を受験するって言い出すから、まさかのお別れエンド!?って思ったけど、そんなことはなく、2人らしいハッピーエンドになったね。
高校生まで離れ離れだったことを思うとなんのこれしき!って感じだよね。
2人のその後の番外編もあるらしい。気になる。

そして気になったのは、ちょくちょく出てきたルカの存在。
クリスマスが弓弦と花ちゃんが約束してたのに、会えなくなった原因を作ったルカ。
ルカは悪気があったわけではなく、むしろかわいそうな場面だったけど、花ちゃんのほうがかわいそうだったからルカへのヘイトが結構あった。
その後の花ちゃんとのいざこざとかもね。
でも、ルカの目線から見ると気持ちわかるし、嫌いになりきれなかった。
最終話では、やっと弓弦への気持ちにキリをつけられそうな(電話の時点ではまだまだ好きそうだったけど)フラグも見えて、がんばれ!と思えた。

あと、終盤は嵐くんはほとんど出てこなかったのが地味に残念。笑
最終話で小さく1コマ出てきてたけどさ。
結構2人のこと助けてくれた存在だったから、もうちょい出てきてほしかったな。
光くんもね。

まぁ何はともあれ、2人の心は離れることなくこれからも一緒、っていうことがわかって安心した。
終始可愛くて優しい花ちゃんのファンになりました。
素敵なときめきをもらえた漫画でした

2022年10月17日

僕に花のメランコリー/小森みっこ/ネタバレなし

こんにちは!

本日は、小森みっこさんの「僕に花のメランコリー」(マーガレット)を紹介します。
こちら、漫画アプリにて発見し、絵が可愛くて読み始めましたが、内容にも惹かれました!




出典:「僕に花のメランコリー」より






★あらすじ

幼い頃に母をなくした雨宮花(あめみや はな)は、毎年、亡き母のお墓参りに行くときに、母の友人の息子で、花と同い年の高槻弓弦(たかつき ゆづる)と一緒に遊ぶことが多かった。
弓弦の母は病気で入院していたが、弓弦と花が小学校1年生のとき、亡くなってしまう。
その後花は父の仕事の都合で海外に行くことになり、日本に戻ってきたとき、弓弦の行方はわからなくなっていた。
時は流れ、花は高校生に。ある日、若い男性同士の喧嘩を目撃してしまい、誤って巻き込まれてしまう。
その中の1人の男性に助けられるが、その人物が弓弦ではないかと気がつく。

★ネタバレなし感想

冒頭にも書きましたが、まず、絵がとってもキュートでそれだけでも見惚れます!
主人公の花はくるくるのロングヘアで、目が大きくぱっちり(でも不自然ではない)で、「可愛い女の子」のイラストを描いたらこうなるだろうな、という見た目。
弓弦も、「イケメン」を具現化したらこうなるだろうなと思えます。
そんな美男美女が終始出てきて目の保養になります。扉絵も毎回保存したくなる可愛さです。

さて、肝心の内容です。
あらすじに書いた通り、花も弓弦も母親を亡くしているという悲しい背景があります。
そんな背景を知っていると、高校生になった2人の再会には胸がぎゅーっとなりますが、再会した当時の弓弦は心身ともに荒れていて、これが余計に辛い気持ちになりました。

でも、ちょっとお節介だけど、優しくて天真爛漫な花に、弓弦が影響されていく様は見ものです。同性から見ても、花の優しさにはきゅんとします。

また、少女漫画あるある、当て馬の存在。笑
結果的に当て馬とくっつくわけがないとは思っていても、出てくるとやっぱりハラハラしてしまい、気を揉んでしまいますよね。(私だけ?)
2人の邪魔しないで〜!!ってなる。
それなのに、なんだかんだで憎めないのも当て馬あるあるでもあります。

そんなわけで、ときめきやドキドキ、たまにハラハラを提供してくれる「僕に花のメランコリー」の紹介でした。
私はあと1話で読み終わるので、来週は完結までのネタバレあり感想を載せる予定です!

2022年09月19日

ちはやふる/末次由紀/9巻〜40巻までのネタバレあり

こんにちは!
本日は、以前紹介した「ちはやふる」の続きです。

★ネタバレなし編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/72/0?1663551350

★8巻までのネタバレあり編はこちらから↓
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/73/0?1663551350





★以下、ネタバレあり感想

9巻から40巻までって、ふり幅広っ!
だいぶ読んだ。クライマックスが近づいてきてる感じがあって寂しい。

8巻までは、千早の高校1年生までのかるたライフ。
9巻から40巻は、高校2年生〜3年生で、千早はクイーンに挑戦する権利を、新は名人に挑戦する権利を得た。

新と太一の名人戦への挑戦権を賭けた戦い、熱かったな。
太一が髪を切ってきたところも覚悟を感じたし、勝負の結果、太一は負けたけどお互いへの感謝やリスペクトを感じて泣けた。
太一が負けたのは悲しかったけど、前の年の新は原田先生に負けて名人戦に出られず悔しい思いをしたから、やっと報われて良かった。
前の年に周防名人に、勝負するまでかるたやめないでって啖呵をきったから、有言実行になったしね。
こうなったら絶対名人になってほしいな。おじいちゃんも喜ぶでしょう。

おまけにこの戦いで、太一のお母さんへの見方が変わった。
太一のお母さんは序盤は冷徹で厳しい教育ママっていうイメージだったけど、だんだんかるたへ歩み寄る姿勢が見えだして、太一を応援しようという気持ちになって安心した。

そして千早は受験を控えた中、クイーン戦に挑むわけですが。
猪熊さん、渡会さんの元クイーンたちに稽古をつけてもらえるなんて、ラスボス戦を前に歴代のラスボス(ラスボスに歴代とかあるか謎だけど)が力を貸してくれるっていう、少年漫画みたいな展開でかっこいい。
受験大丈夫?ってちょっと心配になるけど、勉強はしてるみたいだし、その上でクイーン戦に備えてるわけだからどっちもうまくいってほしいな。

恋愛模様は、学生らしくて爽やかで良いね。
新はついに千早に告白!千早も時をおいて返事をするけど、付き合う付き合わないとかじゃなくて、まずはかるたで頑張りたいっていうのが千早らしいと思った。

太一も告白するも、振られてしまう。このシーン、読んでるこっちも辛かった……。
でも、40巻の時点では、かなちゃんに今は千早のことをどう思ってるのか聞かれて、よくわからなくなってきた、このまま薄れていくのかもって言ってたね。
菫ちゃんはかるた部に入部したときから(というか太一目当ての入部だったし)先輩先輩言ってたし、もしかしたらチャンスあるかなぁ。そもそも太一を救済するために作者さんが登場させたのかもしれないし。そうじゃなかったらわざわざ太一のこと好き〜!っていう描写もしないよね。きっと。
ほんのり見守ろう。

そしてメインの3人以外では、机くんはかなちゃんに告白!
肉まんくんは机くんを焚き付けるために、かなちゃんに先に告白して見せ、これはあくまで机くんのためって言ってたけど本当のところはどうだったんだろ?
もし本心だったら切ないな。

40巻の終わりでは、しのぶちゃんがYou tuberになってるという衝撃展開。
スマホもちゃんと使えなかった、あのしのぶちゃんが……!
でもプロとして活躍するためにあらゆる手段をつくそうとしてる努力してるんだね。
応援したい。
が!
来るクイーン戦ではやっぱり千早に勝ってほしいな。
41巻以降もドキドキしながら読みたいです。

2022年07月11日

ハコイリのムスメ/池谷理香子/13巻(完結)までのネタバレあり

こんにちは!
本日は ネタバレあり編です。





★完結までのあらすじ

(ネタバレなし編の続き)上京後、一緒に生活していくうちにお互いのことを好きになり、本当の恋人同士になる。
婚約時の条件通り、大学卒業後は紀之は珠子の祖父の会社を継ぐ予定だったが、紀之にはジャーナリストになりたいという夢ができた。
紀之は、婚約時の条件を破ることにはなるが、自分のやりたい仕事も珠子との関係もどちらも守りたいという考えに至った。
だが、珠子はそんなうまくいくとは考えておらず、お互いの将来のことを考え、別れを提案した。
破局後、大学をしてからは珠子は実家に戻りキッチンカーの仕事を、紀之は世界を旅して動画配信をする生活をしていた。
祖父は珠子の結婚相手を探すが見つからず、紀之以外にふさわしい相手がいないことに気がつく。
会社は祖父の部下が継ぐことになり、祖父は紀之に、会社に縛られず好きな仕事をしていいから珠子と結婚してくれと話し、まだお互いのことが好きな2人は本当に結婚することになった。


★ネタバレあり感想

最終巻泣いた〜!!
最終巻の前の巻で、これ、珠子、別れ切り出すフラグなんじゃないかって思ってたらやっぱり切り出したね。
私冷静だから、と言いつつホテルを出たら泣いてしまう珠子。
マンションに戻って部屋が異様に綺麗なことに気がつき、珠子はここには戻ってこないつもりで最後の掃除をしたことを悟り泣いてしまう紀之。
お互い好きなのに別れるなんて辛すぎ。

珠子が実家に帰り祖父に別れを報告した当初、祖父は津川家との縁を切りそうな勢いだったけれど、最終的には紀之の弟、ヒロを不憫に思い津川家との縁は切らないことを決めた。
ここがおじいちゃんの活躍その1。

その2はもちろん最後に祖父が紀之にプロポーズ(笑)をしたところだね!
きっとなんやかんやでヨリを戻してハッピーエンドになるんじゃないかなという予想はしてたけど、このヨリの戻し方は想像してなかった。

想像してなかったことと言えば、珠子のキッチンカーと紀之の動画配信。
珠子がファミレスでバイトしてたとき、お客さんに丁寧な接客を褒めてもらってたシーンがあって、あれはキッチンカーをやるフラグだったんだね。
そもそも珠子は料理上手だから、いずれにせよ飲食関係の仕事するのかなって思ってたけど。
(ファミレスといえば、緑田やばかったね〜〜。ああいう人リアルにいそうで怖いな。
ネックレスが台無しになったのは残念だった。)

で、紀之は紀之はジャーナリストへの足掛かりとして動画配信を始めるっていうのが意外だった!
なんて現代的!
質問に答えますのコーナーで、彼女の作ってくれるひじきの煮物が好きって言ってたのが嬉しくも切ない気持ちになった。

珠子は誰に知らされるでもなく、偶然紀之の動画チャンネルに行きついて、「ひじきの煮物」っていう単語を聞いたんだよね。
こんなん一生好きなままでいちゃうじゃん。

でも結果結婚できて一安心でした。「恋愛と家族」、何も失うこともなく締めくくられて良かった。

番外編では祖父の過去への後悔と、珠子の出産が描かれてたね。こっちも良かった。
皆さん末永くお幸せに!

子育て編とかも出たらいいのにな〜
赤ちゃんにメロメロな紀之見たい。笑

2022年07月04日

ハコイリのムスメ/池谷理香子/ネタバレなし

こんにちは!
本日は、池谷理香子さんの「ハコイリのムスメ」(Cookie)を紹介します。

池谷理香子さんの作品は、過去記事に紹介した「シックスハーフ」もおすすめです。

★シックスハーフの記事はこちらから↓
ネタバレなし
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/12/0?1656829001

ネタバレあり
https://fanblogs.jp/ringocandyyy1/archive/13/0?1657438356

コロナ前に書いた記事。文字量少なかったので、7/8に少し書き足しました。




出典:「ハコイリのムスメ」コミックス1巻より






★あらすじ

主人公は祖父は不動産会社を経営するお嬢様、園田珠子(そのだ たまこ)。
東京の大学に進学したいと思うが、祖父に反対されていた。
そんなとき、仕出し屋の夫妻が祖父に借金を申し込みに来ており、一緒に来ていた息子、津川紀之(つがわ のりゆき)と出会う。
珠子が紀之のことを好きと勘違いした祖父や母により、仕出し屋を金銭的に助ける代わりに珠子と紀之は婚約し、将来は紀之が珠子の祖父の会社を継ぐことが決まった。
珠子は祖父に「紀之が目指す大学と同じ大学に受かれば東京に行ける」という条件を出され、無事合格。
お互いに恋愛感情のない2人は、家族の前では婚約したふりをして、上京するのだった。

★ネタバレなし感想

この作者さんの作品はどれも面白く、こちらも期待感ありありで読み始めました。
過去に紹介した「シックスハーフ」のほかに、「微糖ロリポップ」(こちらもいずれ紹介したいと思います)も好きな作品で、この「ハコイリのムスメ」も、もちろん当たりでした!

珠子は天真爛漫で明るいお嬢様。紀之は超絶イケメンだけど性格はクールで言いたいことはなんでも言う。
そんな正反対な性格な2人は、偽装婚約ということで、大学生活が終わったら珠子から紀之を振るという予定で、東京でいきなり共同生活を始めます。

最初は、珠子の若干世間知らずな言動や、紀之の歯に衣着せぬ物言いにハラハラすることもありますが、裏を返せば珠子はピュアで、紀之は正直な性格なんだなと話が進むにつれて思えてきました。
だから、一見相性が悪そうな2人でも温かい目で見守っていられる気持ちになります。
2人の関係性の変化にも注目です。

そして、少女漫画の王道テーマといえば恋愛ですが、この漫画では恋愛だけでなく家族もテーマになっています。
家族も、というか「恋愛と家族」の2大テーマですね。
たまに「家族どこ??」となるような漫画もありますが、実際生きていくうえで家族は切っても切り離せない関係です。
そこに真正面から向き合った作品と言えます。

超お金持ち、偽装婚約、と一見現実的ではないおとぎ話のような設定ですが、おとぎ話はおとぎ話でも、現実的で人間味のあるストーリーです。
13巻完結でほどよい長さなのでぜひご一読を。

では次回はネタバレあり編です!
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