北部ミラノにあるサンラファエレ病院の発表によると、抗体は「患者の重症度や年齢、他の疾患の有無にかかわらず」存在していたという。
同院と国立高等衛生研究所の研究チームは、新型ウイルス流行第1波が起きていた昨年3〜4月に救急外来を受診した有症状感染者162人を調査、対象者は初診時に血液を採取された。
その後、29人が死亡、回復者は11月末に改めて採血を受けた。
研究チームは、「中和抗体は時間とともに減少するものの、持続性は極めて高く、診断から8か月後に検査で陽性反応が出なかったのは3人のみだった」と説明した。
さらに、「感染から15日以内に抗体を産生できなかった患者は重症化する恐れが高くなる」と、回復における抗体生成の重要性も強調して述べている。
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