「君を愛せる世界のすみっこで」より。
計7篇。
「no-title」 2016年05月09日投稿。
爛れた山茶花に雫が降る
春でもないのに蜂が舞う
届ける宛、もう見つからないのに
「no-title」 2016年06月30日投稿。
この、静けさの海の中で
そのまま息を終わらせてしまいたいんだ
「no-title」 2016年06月30日投稿。
※2022年01月08日改変
この静けさは
深海に似ている
このまま安らぎの中に沈んで
そのまま息を忘れてしまえたら
幸せなのに
ねぇ?
「no-title」 2017年06月04日投稿。
その光に焦がれて僕は干からびて死んでしまいたいんだ
「紫陽花」 2017年06月25日投稿。
涙が枯れてしまう前に
君の頬を拭いに行きたいんだ
「夏越しの大祓」 2017年06月30日投稿。
消えてしまえばいい
消してしまえばいい
何もなくなってしまえば
また
日溜まりの中に出掛けられるよ
水無月いただいたので食べます。
「no-title」 2017年09月01日投稿。
道を間違えたから辿り着いた場所もある
道を間違えたから新しい分岐点が見つかることもある
立ち止まって
時が止まることがないように
いつか自分も進んでいけるよ