「鬼殺し」設定

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年09月02日投稿。




続くかも分からない作品 「鬼殺し」 の設定を上げてみる(爆)











伊瀬奈津香(いせ なつか)
主人公
ひょんなことでさやと共に鬼狩りをすることになった少女。
呼ばれ方 ひろき→なっかちゃん、なつかちゃん その他→なつか、いせ

神木広樹(かみき ひろき)
心臓と呼吸器が弱い、少年。
なつかとは中学から一緒で、ずっとなつかのことを想っている。
呼ばれ方 ひろき

鞘(さや)
なつかが拾った短刀の中に宿る青年。
短刀の鞘を抜くと世界に現れることができる。

廣(ひろ)
鬼。

関(せき)
ひろきに目を付けてる、同級生。
何故目を付けているのか分からないけれど、よくなつかに突っかかってくる。
タグ: 2011
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2020年04月12日

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「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2012年03月01日投稿。




こんばんわ、お姫様、
貴女を拐いに来ました。
今晩は、貴女を拐いに来ました。

おやおやそんな怖い顔を致しますな。怪しい輩ではございません。
かと言って信じてもらえますまいが、
あぁ、お姫様、こんな話をご存知ですか?
それはある国ある時代、高い塔に住まう王女様、しかし彼女は誰一人、会うこともなく熟して朽ちてしまったのです。
その美しい翼は誰にも見られることなく散らすためにあるのではありません。ましてやその愛らしい声も、ただ誰にともなく囀ずるためにあるのではありません。
巨万の富を得ようとて、誰にも知られなければ価値などないのです。
お分かりですか、お姫様、
貴女はいわば籠の鳥。
お分かりですか、お姫様、
だから私は、貴女を拐いに来たのです。

さぁさ早く手を取って、
それともワルツはお嫌いですか?
さぁさ早く手を取って、
彼女がやって来る前に。











おはようございます、やらかしました遅刻です(爆)
というわけで、いつか書きたい物語のメモを貼り付けておきます。
さっさと着いてほしいものです。
自業自得ですが。
そしてダブルすみません、なのが、印刷の都合上ミニ詩集の製本が未だに出来てません(大爆)
そして商品情報も結局載せられないまま…。
本当にすみません…。
ではでは、そろそろ着くかも(願望/爆死)なので。
タグ: 2012
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2020年02月09日

「小さな魔女の宝石箱」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年09月09日投稿。




名前のメモです。
ちょうどネーミング辞典なるものを借りられたので。




宝石箱
宝石
ジェム gem
ジェム gemme

花(フローラ/フローレンス)
フラワー flower
フルール fleur

屑(ダスト)
ダスト dust

黒曜石(オニキス)
オニクス onyx

真珠(パール)
パール pearl
ペルル perle

歪んだ真珠(バロック)

柘榴石(ガーネット)
ガーネット garnet
グルナ grenat

蒼玉(サファイア)
サファイア sapphire
サフィール saphir

紫水晶(アメジスト)
アメシスト amethyst
アメティスト amethyste

翠玉(エメラルド)
エムロルド emerald
エメロード emeraude

金剛石(ダイヤモンド)
ダイアムンド diamond
ディアモン diamant

紅玉(ルビー)
ルービ ruby
リュビ rubis






タグ: 2011
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2020年01月24日

「僕らは馬車の中」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年08月19日投稿。




僕らはずっと
狭い囲いに囚われたまま
広すぎる世界を駆け巡る










メモ帳
タグ: 2011
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2019年08月22日

「朽ちた世界の果てで唄う詩」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2010年12月28日投稿。




 空は青く、振り仰ぐと、高く、一羽の白い鳥が、まるで空気に同調するかのようにゆったりと、頭の上を過ぎて行った。遙か昔に滅んだ遺物は海より聳え、この足は、生い茂る新緑を踏みにじって進む。見下ろせば、崖と化した遺物の下には、崩れ去った、建造物の残骸、過去の、栄光、ただ、それだけ。
 その時、遠目に、残骸の島で何かが動くのを見た。
 サッと、地に伏せ下を伺う。警戒の色を消せないのは、一瞬眼の捉えたものが鉄の様に鈍く光ったからだ。
 キラリ、再び下で輝きが走った。その光の元には、薄紫の、髪を振り乱した女。
 敵か?
 恐る恐る崖の下へと顔を出す。そして捉えた、怯えるようにうずくまった女の姿。そして、紅く染まった白き布。
 にやり、口の端が上がるのを抑えられない。相手はどうやら手負いのようで、そして自分を捉えていない。これなら自分の身が危険に晒されることはない、そう踏んだからだ。それに何より、この世界では、人間の命こそが、最も高価な宝石だと知っていたから…。
 女を視界に捉えたまま、ゆっくりと後退る。そして互いに見えぬ所まで来ると、弾かれたように立ち上がって元来た道を駆けた。断崖の岩と岩を器用に跳び、あの高い落差を、瞬時に降りていく。
 あれは何故、こんな場所に?
 相手の存在も解らないまま、遺物の最下段まで降り立った。砂の残った遺物の下は、深く、深い、蒼く染まった海という奈落。生はなく、今は、ただ水面が揺れるだけの、穢れた塩水。触れてはならない。生あるものは、命を吸われてしまうから。
 水に触れぬよう、遺物の周りをじわじわと、裏側から陽の当たる場所へと移動する。
 そこからの動きは、ひどく機敏で、ダッと地を蹴ると、大きく跳躍、上から見下ろした女に覆い被さるように、海に浮かんだ残骸へと飛び移った。だんっ、もつれるように女を押さえつけ、低く、唸るような声で威嚇する。その手には、煌めく短刀。
「何をしている」
 睨みつけた女の瞳は、紅く、手に持つ短刀は、今にも目の前の相手を刺さんかのように首筋を狙っている。
「嫌っ、助け…」
「答えろよ。無駄死にしてぇのか?」
 ニヤリと歪む顔で言った。それは、目の前の命を支配したという錯覚から生まれる悦び。言うなれば、官能。
 女の瞳がギラリと輝く。そして、上げられすぐに振り下ろされる煌めきに、声にならない叫びを上げたのは…、
「!」
 カシャンッ、後ろ手に隠していた銃を振りつけ、視界で薄紫が揺れる。
「残念だったわね」
 勝ち誇ったように言う相手の持つ銃の口は、喉元へとつきつけられ、まぁ、端から見たら絶望的な状況だ。それでも尚、短刀を握ったまま笑みを湛えている。そう、まるで、天使のように…。
「追い剥ぎ? 残念ね、私の命を奪う前にアナタの命が終わってしまうわね」
「それはどうかな」
 女は、彼女は、彼女はおもむろにつきつけられた銃筒を握りしめたる。そして薄紫の女の髪が動揺と共に揺れるのにほくそ笑んでから、軽く、まるで、それはまるで、泥団子を崩すかのように軽く、銃筒に力を込めて、バキッ、亀裂が入った銃筒は、入った途端、一気に細かい鉄くずを女の上へと降らす。
 短く切った赤い髪が、風を受けて揺れる。そしてその風を感じながら、勝利への快楽を感じながら、彼女はクハハッ、と、短く笑った。そして見下したように、呆然と口を開いたまま何も言えずにいる女に視線をくれて言った。
「残念だったな」
 にやり、顔を歪めて笑う彼女は、天使ではなかった。ただ、その美しさは消えず、女はつい、その不釣り合いな存在に見惚れるようで…。
 首を振った。まるで今の状況を認めたくないとでも言うような相手の動作に、彼女は不快を露わに短刀を首筋に優しくあてがった。それは、少しでも動こうものなら簡単に、その喉をかっ切ってしまうだろう。
 そうすることで、生を支配したいのかもしれないな。
 ふっと、自嘲の息を漏らして思った。
 今は、他にすることがあるだろう。
 彼女は舐めるように相手を見ながら思った。そう、それは品定めするかのように入念に、不快感を、抱くほどに。
「何を…、考えているの…?」
 同じ女なのに、と。
 その言葉を聞いて、再び彼女は声を漏らして笑った。
「手前ぇの価値観を人に押し付けんじゃねぇよ」
 ぐいっ、
 あてがわれたその切っ先が皮を裂いて紅い液を散らせたのは、それから数秒も経たない後だった。
タグ: 2010 未完成
posted by samanyanko at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | メモ帳

2019年04月24日

「生命(いのち)の終わりに紡ぐ物語」 序

僕は踊る 君の魂(こころ)を鎮めるため
君は唄う 僕の塊(からだ)を葬るため
音に合わせて肉塊はのたうち
舞踊に合わせて霊魂は嗤う
二つの生が終わるなら、一つの生で共に逝こう
一つの生で共に生きよう
音が微かに聞こえるけれど、肉塊の舞踊は静まり返り
やがて微かな音も消え、そこには、もう、
何も残りはしない———

これが、世界の序での物語


 ねぇ、司祭様、もう一度あの詩を唄って下さい。
「俺は司祭ではないよ」
 真白い繻子で全身を覆った女が応える。
「でも、街の皆が司祭様と呼んでいたわ」
 どこか異国の娘だろう、浅黒い肌に艶のある黒耀石の髪。
 いつかの昔、愛した女に似ている……。もっとも、彼女の肌は真珠のように白く、白く、触れると壊れてしまいそうなほど繊細だったが。
「街の者が俺を司祭と呼ぶのは、俺が異形の者だからだ」
 ふっと、自嘲気味に笑む。繻子から僅かに見える目が、すっと細くなった。
 異形の者……、自らに対する戒めの言葉……。
「司祭様は異形なんかじゃないよ?」
 少女が不思議そうに首を傾げる。
「俺のこの繻子の下に隠された物を見ても、」
 お前は俺を同じ人間と呼ぶだろうか。
「司祭、様?」
 戸惑った様な少女の顔。
 そろそろ引き際かもしれんな。
 そっと、少女の肩に手を回す。
「もう陽が落ちる。お帰り。詩なら明日、何度でも唄ってやるから」
 くるりと少女の身体を回し、そっと背中を押してやる。自然、少女の軽い身体は前へと移動して……。
 小さく息を吐いて前を見ると、戸惑ったままの顔で何度もこちらを振り返る少女の姿があった。だが、それに一瞥をくれたかと思うと、繻子に身を包んだ女は、くるりときびすを返して建物の合間に消えていった。

 ばさりっ、全身を覆う繻子を豪快に脱ぎ捨てる。露わになったふくよかな両の乳房、くびれた腰、スラリと伸びる脚……。全て病的なほど白い皮膚に覆われたその身体は、まごうことなく、女。
 ばさばさっと首を振ると、艶やかな闇色の髪が舞う。肩を少し過ぎたぐらいのそれは、彼女の、いや、リアの、露わになった背を軽くくすぐった。
 よくよく見ると、彼女の乳房の片方、ちょうど心の臓の辺り、真っ赤な刻印が、まるで焼きゴテを当てたかのように刻まれている。何を印しているかは分からない。ただ、遥か昔に捨てさられた文字だということは解った。
 リアは深呼吸をし、肺に空気を送り込む。一日中繻子で口元を覆っていては、まともに酸素を吸えたものではない右の頬、真っ赤に浮き出た血管のような刻印。
 リアはゆっくりと頬をさする。今もまだ、その刻印がそこに在るのを確かめるかのように。
「いつまで経っても女という生き物は理解できん」
 彼女は独り漏らす。まるでそこに、他の誰かがいるかのように。
徐 々に部屋の光が消えていく。リアはそのままの姿で机に歩み寄り、蝋燭に火を灯した。そして近くにあった花瓶に突っ込むと、ふらふら、ベッドまで歩き、倒れるように横になった。
「俺は、疲れたよ」
 誰にともなくごちる。独りっきりの部屋の中では、言葉は宙を舞って消えるだけ……。
 リアは、再び右の頬をさすった。そこにまるで愛しい存在がいるかのように、その手つきは、愛撫に似ていた。
 明日、朝一番に教会へ行こう。
 リアは思う。
 明日起きて、教会に行って、別れの挨拶をして、暫くは、
「この街を離れよう」
 思い入れの多いこの街ではあるが、最近特に異国からの移住者が多い。そんな部外者が増えてしまったこの街で暮らしていくことは、もはや不可能にすら思えた。
 生まれ故郷? そんなものではない。生まれた場所は遥か遠くの小さな村だ。
 ただ、ここは……、
 愛する者と逃げのびた地だから……。
 逆に言えば、愛する者と潰えた地でもあるのだが。
 ふんっと、自嘲気味に鼻を鳴らす。
「暫くは、な」
 石造りの簡素な家の中、寒々しい雰囲気にリアは身震いする。しかし何も身に纏わぬまま、丸まって、彼女はそっと目を閉じるのだった。
 外で鳥が鳴いていた。
 月のキレイな、夜だった……。

 (続く)

20100301






タグ: 2010
posted by samanyanko at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | メモ帳
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