2003年3月にリリースされた、彼らの2ndアルバム「Meteora(メテオラ)」に収録されている。
そのアルバムのタイトルが「Meteora」になった理由は、メンバーの一人ブラッド・デルソンの話によると…
「メテオラってギリシャにある修道院のひとつなんだけど、ものすごい岩壁の上に建ってる……ホント信じられない場所なんだ。タイトルと音楽が言葉どおり関連してるわけじゃないけど、メタファーにはなり得る……あの雄大で、時代を超越したものがまさに僕達のアルバムにも通じているんだ」「まだあの場所の写真を見てない奴らもいたんだ。ただ名前を聞いただけ。でもみんな、その名前が持つエネルギーに惹かれたんだよ」
(Wikipediaより引用)
とのことらしい。。
私が彼らに出会ったのは、Linkin Parkが既に世界的に売れて「モンスターバンド」と呼ばれるようになってから。
ジャケットとかビジュアルが(今は全くそんな風に感じないけど)、ダークで攻撃的でとっつきにくいように思えて、どこからか名前は聞こえて気になってはいたけど、手は出していなかった。
YELLOWCARDにハマッてYELLOWCARDの作品を買い漁ってた頃だから、人の温かさを欲していた自分にはまだ抵抗があったのだと思う。
でも学校のクラスメイトと音楽の話になった時、「Linkin Parkすごく良いよ」という話を聞き…
「それなら聞いてみようかな」と。
出会いはどの曲だったかな…(><)??
ただ、1stアルバム「Hybrid Theory(ハイブリッド・セオリー)」か、この2ndアルバム「Meteora」のどちらかであることは間違いない。
曲調の攻撃性に馴染めるか最初は不安?もあったけど、びっくりする程、聞きやすかった。
そして歌詞カードを見た時…YELLOWCARDとはちょっと毛色が違うけど、言葉で言えば同じ「人間味」がそこに感じられた。
それは、それまで自分が目を背けたり、押し殺そうとしていた“負の感情”。
自分では気づいてなかったけど、濃縮したらこうなるかも、、、という感情たち。
今日はその代表??として『Numb』という曲について。
この単語“numb”は「(寒さで)かじかんだ、凍えた、かじかんで、(悲しみ・疲労などで)まひした、無感覚になった、まひして」といった意味とされる。
人はある程度追い込まれると、感覚が麻痺する事がある。
真面目な人がうつ病になるって言われるけど…
Linkin Parkの皆さんは、きっと真面目なんだろうなぁ(。。)
学業に課題に、アルバイト、そしてバンド。全部をちゃんとやりくりして、そしてレーベルと契約できるまで40回以上断られたとか。
「モンスターバンド」になるまでの下積みをしっかりやってきてる人達。逆に、それを乗り越えられたからモンスターになれたのかもしれない。
CDに付いていたライナー・ノーツを読むと、そんな感じがする。
「40回以上断られた」けど、そして「ミクスチャーは時代遅れ」って言われても、自分たちの音楽を信じてずっと頑張ってきて世界的に売れるという成功を手にした。
就職活動が全然上手くいかなかった自分は、その彼らの姿勢にはポジティヴな勇気をもらった。「Linkin Parkは40回以上も落とされたんだよ。自分は数社の面接落ちたくらいで何だ!」って(^^;)
そして『Numb』に関しては…MVも秀逸?と言うのか…。学生が抱く葛藤とか、本当に共感できるようなストーリーが展開されている。
Linkin Park— 『Numb』視聴↓↓
『Numb』の歌詞の公式の和訳を参照 (※一部、異なる話題も含まれます)
歌詞(公式の和訳)を一部 引用すると↓↓
俺はあんたの望む通りの俺を演じることに飽き飽きしちまったんだ
まるで信念も何もないみたいじゃねえか
表面だけとりつくろって中身はどっか行ってる
俺は すっかり感覚が麻痺しちまった そこはもう何も感じないんだよ
俺が望んでるのはただ もっと自分らしくなりたいってことだけだ
「何だー 尖った感じのビジュアルと音だし、やたら完成度高いしでとっつきにくかったけど… 思いっきり親近感湧いてしまったじゃないかぁー!すごい普通に、心をちゃんと持ってて(?)葛藤してる人間じゃないかぁ!」
そんな、学生時代の自分だった…(>0<;)
そういう「人間性」をしっかり感じるところが、自分にとってはYELLOWCARDに感じた魅力と重なる部分もあったわけだけど…
特筆すべき?はこの『Numb』のMVの描写とYELLOWCARDのメジャーデビューアルバム「Ocean Avenue」に収録されている『Way Away』という曲のMVが、、正に一致する点があるということ(@0@)!!
『Numb』では、多分、本当は絵描きになりたい女の子が母親に「ちゃんと授業受けなさい」とか「現実を見なさい」みたいな事を言われてるような描写があるけど…
YELLWCARDの『Way Away』にも、曲のブリッジ部分で両親に小言を言われているようなシーンが…(^^;)
YELLOWCARD—『Way Away』視聴 ↓↓
Ryanが食事中、両親に責められてるみたいだけど…でも彼の瞳に迷いは無い!
負けずにギター弾きながら作曲してる!
それにしても、Linkin ParkもYELLOWCARDもアメリカ出身のバンドだけど。。
こういう“思春期の親子の対立”?みたいな問題は、世界共通なのかなーとも思ったりした。
ただLinkin Parkでは、曲の最後を「もう感覚が麻痺して何も感じない 俺も結局失敗するのさ あんたも俺もオチコボレだ」という風に結んであるのに対して…
YELLOWCARDは「遥か彼方へ 旅立つんだ」と結んでいて。。
それからインタビューによれば「僕らがここで言っているのは、この人生で自分は何をしたいのかにこだわるべきだってことさ」とか
「例えば、ここに留まらなければいけないと誰かに言われたというだけの理由で、そこに居るつもりがなくなってしまうってことと似てるよ。9時5時の仕事をしながら、楽しくないって言う人たちはたくさんいる。人は自分のやりたい事をやるべきなんだ。」と語るRyan Key。
同じ事象に直面してもそれをどう繋いでいるかの違いが、この2バンドのイメージを陰と陽に分けているポイント?なのかもしれない。
でも自分は、両方とも大好きだなぁ…。
嫌な気持ちを何とか前向きに変えられれば良いけど、本当に弱ってしまっている時はそれが難しい事もある。
ならば嫌な気持ちにまずは思いっきり浸ってしまって、それを出し切って、それから少しずつ前向きにしていったら良い◎
時間がかかるかもしれないけど…でも感覚が麻痺するほど葛藤に耐えてたって事だから。ちゃんと闘ってきた証拠。
噛み合わなくなった歯車はもう寿命だったんだ。
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本日ご紹介の素敵なアーティスト:Linkin Park(リンキン・パーク)
1996年に中学、高校からの親友同士であったマイク・シノダ(Mike Shinoda)とブラッド・デルソン(Brad Delson)を中心に結成されたバンド「Super Xero」が前身。
結成当初はメンバーがバンド活動・学業・仕事の両立に四苦八苦していた上、活動は上向かず、ライヴの客入りは寂しかった。
1998年にリードボーカルを担当していたマークが脱退し、彼の後任として、9年間ソロや他のバンドで歌っていたアリゾナ州フェニックスのボーカリスト、チェスター・ベニントン(Chester Bennington)が加入。その際にデモテープを受け取ったチェスターはその音響に感銘した。彼はオーディションによって加入が即決定。オーディションでは、彼の卓越した歌声を聴いた他の候補者は帰ってしまったという逸話がある。
2014年6月時点での全世界累計アルバムセールスは5,500万枚以上を記録している。
結成:1996年
ご出身:アメリカ合衆国カリフォルニア州 ロサンゼルス
活動期間:1996年〜
メンバー:チェスター・ベニントン (ボーカル)
マイク・シノダ (ボーカル、ギター、キーボード)
ブラッド・デルソン (ギター)
フェニックス (ベース)
ジョー・ハーン (DJ)
ロブ・ボードン (ドラムス)
公式サイト(Official Site): Linkin Park Official website
ジャンル:オルタナティヴ・ロック、オルタナティヴ・メタル、ニュー・メタル(初期)、エレクトロニカ、ヒップホップ(初期)、ヘヴィメタル、ポスト・グランジ、ラップロック、エレクトロニック
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主な曲(シングル):
2000年 『One Step Closer』
2001年 『Crawling』、『Papercut』、『In The End』
2003年 『Somewhere I Belong』、『Faint』、『Numb』
2004年 『From The Inside』、『Lying From You』、『Breaking The Habit』
2007年 『What I've Done』、『Bleed It Out』、『Shadow Of The Day』
2008年 『Given Up』、『Leave Out All The Rest』
2009年 『New Divide』
2010年 『The Catalyst』、『Waiting For The End』
2011年 『Burning In The Skies』、『Iridescent』
2012年 『Burn It Down』、『Lost In The Echo』、『Powerless』
2013年 『Castle Of Glass』、『A Light That Never Comes』
2014年 『Guilty All The Same 』、『Until It's Gone』、『Final Masquerade』、『Rebellion』
…and more ♪
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