おばあちゃんは老人福祉施設に入所している。
おばあちゃんが調子が良くないと聞いて、日帰りで帰省して会ってきた。
愛知⇔茨城。
お盆休みに会いに行った時は、息子夫婦、そして孫である姉夫婦にその子供達である曾孫も居て、それから孫の私が集まった。
「会いに来てくれる家族が沢山居て、私は幸せだ」って、おばあちゃんは嬉し泣きしていた。
そしてヘルパーさんは私に「愛知まで会いに行くって言ってるんですよ」とも教えてくれた。
軽い認知症のような症状はあったけど、言葉もしっかりしていてそんなに「ボケる」みたいな感じはなかった。むしろヘルパーさんに色々注文つけてしまうくらい口が達者。
たった2ヶ月くらい前はあんなに元気そうだったのに。
10月半ばに会いに行ったら言葉も少なく、目もあんまり開かないとか、
本人はしゃべりたい事があっても口が思うように動かないみたいで、すごくもどかしそうにしていた。
両親の話では、お盆に皆に会った後、急に調子が悪くなってしまったらしい。
夜中に朝だと勘違いして起き上がり徘徊してしまい、足も良くないので転んでしまったり。
骨粗しょう症になっていて、以前に骨折して手術もしている。
今回は運良く、手術して体内にボルトとかが埋め込まれて強化されている側を打った為に、再び骨折する事は無かった。
人間は、そして他の生き物も、皆、老いていつかは…。
それは知っているから、しょうがない事だとも思う。
でも、老いていく姿はやっぱりあまり見たくない。
昔、一緒に楽しく笑った事とか思い出してしまう。おばあちゃんとの思い出は楽しいものばかりだから。沢山一緒に過ごしたから。
「神経痛」を四六時中抱えていて、気圧の変化とかでもよく痛むらしい。
あっちが痛い、こっちが痛い。
おばあちゃん本人も「歳だからしょうがないけどね。」と言いつつ「この痛みはなってみないと分からないね。歳はとりたくないね。」とよく言っていた。
私はできればおばあちゃんにずっと居て欲しいけど、いつも一緒に側に居てあげている訳じゃないし。年に数回会いに行くだけなのに、「また会おうね」とか言って良いのだろうかとか。私の自分勝手なエゴかもしれない。
それで辛そうなおばあちゃんを見ると、おばあちゃんにとっての幸せって?とか思ってしまって。
こんな事考えたらいけないけど、でも決して完治する事の無い痛みや症状を抱え続けるよりも、早くおじいちゃんの所へ行けた方が幸せなのだろうかとか思ってしまったり。
いつもは日記帳を買ってあげると喜んでくれて、古い方を使い終わっていなくても新しいのに書きたがったりした。
表紙だけじゃなく中のページまで綺麗な柄がついたノートを日記帳代わりにしていて、ある雑貨屋さんだと入手できたのでよく買った。でも商品のラインナップの変更があったのか、いつからか入手できなくなってしまった。
そのシリーズではないけど、また中のページまで良い感じの絵柄が入ったノートを見つけたのでお盆休みに会いに行った時にあげた。
でも今は、母親の話ではもう日記も書かないと言っているらしい。手の力が弱ってペンもよく握れないし、目もよく見えなくて書く気力が無くなってしまったそうで。
こんな時、近くで寄り添って声をかけ続ける。それこそ、やるべき事なんじゃないか。
私はダメだ。自分の事ばっかりだ。
数年前、おばあちゃんが転んで骨折して大きな手術をした時。
私は仕事を辞めて実家へ戻ろうか迷った。
私が子供の時、おばあちゃんはいつも居てくれたから。
本当にどうして良いか分からなくて、今考えたら答えなんて決まってるかもしれないのに。
私は無神経にも直球の質問をおばあちゃんにしてしまった。
質問では無かったかもしれないけど。私は言葉を知らないから、いつも直球にしか言えない。
両親とお見舞いに行って、でもその数分間だけはおばあちゃんと私が2人きりになった。
「仕事辞めようかと思ってるんだ。………そうすれば、おばあちゃんと居られるよね。そうすれば…。」
自分でも何を言ってるのか分からなくて。黙ってた。
おばあちゃんは静かに「○○○の将来の為になる事をしたら良いよ。」と言った。
あの時はその言葉を「自分の道を行きなさい」だと思い込んで、背中を押されたような気持ちだった。
そしてもし私が逆の立場でも、そう言うだろう、と。
でも今になって、また分からなくなってしまった。
私ってなんなんだろう。
今やっている事で、後悔は無いのだろうか。
自分なんて偽善者だ。
このままおばあちゃんと会わない1日、1日が、おばあちゃんにとってはどんな時間なんだろう。
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10月に入って、雨続きだった9月に比べて秋晴れの空がけっこう見られる。
そんな綺麗な空を見ながら、私はまた逃げている。
そういう青空とか穏やかな空、美しい空を連想する曲たちがある。
似た曲調とかフレーズのもあるけど、私の中ではそんな事は関係なく、ただ心地よい。
この波長の音楽に出会うと、何となく「あ、青空の音楽だ」と思う。
Waking Ashlandの『Hands On deck』
Waking Ashland "All Hands On deck"
『Hands On deck』はアルバム「Composure」に収録↓↓
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“外国”に憧れ、英会話教室に頻繁に通っていた頃。
洋楽は英語上達の為のツールでもあった。
この曲もすごいお気に入りで、歌詞の内容についてネイティヴスピーカーの講師に質問したりしたなぁ。
YELLOWCARDの『Keeper』
Yellowcard - Keeper
『Keeper』はアルバム「Paper Walls」に収録↓↓
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この曲がアルバム発売前に音源解禁になった時、私は長年の夢だった海外への旅目前で。
やっとここまで来れた、無事に、そして沢山の収穫ある旅にできますように。
そんな不安・緊張とワクワクをこの『Keeper』と共に過ごした。
飛行機から見えた青い空と輝く海の景色も、この音楽を聴くと鮮やかに思い出す。
coldrainの『8AM』
coldrain - 8AM (OFFICIAL VIDEO)
『8AM』はシングル「8AM」に収録↓↓
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coldrainの曲たちの中では異色で異彩な爽やかナチュラルサウンド。
彼らの曲は基本的にダーク、シリアスなので。
でもその音楽を奏でるメンバーさん達は、実はこの曲のような人柄なんじゃないかって思ったりする。
ONE OK ROCKの『C.h.a.o.s.m.y.t.h.』(カオスミス)
ONE OK ROCK 「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」
『C.h.a.o.s.m.y.t.h.』はアルバム「残響リファレンス」に収録↓↓
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迷いや葛藤、時に恐れ。
自分の中で混沌と渦巻くそんな感情に、一つの回答をもたらしてくれた曲。
少年漫画みたいかもしれないけど、自分がこの人生で求めていたのは“夢”と“仲間”なんだって気付かせてくれたすごく大切な曲。
another sunnydayの『Prelude』
another sunnyday / Prelude
『Prelude』はアルバム「YOLO」に収録↓↓
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初めて聞いた時から、また素敵な“青空の音楽”に出会えた!!と思った。
自分の中では決して真新しいサウンドという感じでは無かったけど、やっぱり大好きで一気に惹きこまれた。
真新しくなくとも伊藤文暁さんの歌声に個性的な魅力があるので、新鮮さが加わる気がする。
SPYAIRの『虹』
SPYAIR 『虹(Short ver.)』
『虹』はシングル「虹」に収録↓↓
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優しい感じの曲調とIKEさんの歌声も本当に素敵だけど。
MOMIKENさんの歌詞も本当に素晴らしい。
ありがとう。って 言える人を探してた
君に会いたい
(『虹』の歌詞より一部を引用)
“青空の音楽”たちにヒーリングの力を貰う。
そんな、セルフメディケーション。
おばあちゃんは以前、「毎月でも会いに来て」って言っていた。
今の私にできるのはそれなんだろうか?
長期連休だけじゃなく、普段の週末にも行ける時は会いに行く。
私の事を覚えていてくれてるうちに。
another sunnyday
Prelude
YELLOWCARD
Keeper
coldrain
8AM
ONE OK ROCK
C.h.a.o.s.m.y.t.h.
SPYAIR
虹
男性アーティスト
洋楽ロック
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爽やかな気分になりたい時
癒されたい時
自分の気持ちに向き合いたい時
優しい気持ちになりたい時
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