一週間くらい前に地域情報紙で目にして気になっていた映画『Fukushima 50(フクシマ フィフティ)』を、本日2020年3月11日、観てきました。
私は平日は通常仕事なのですが、3月11日の今日がちょうど休みになり
後押しを貰ったような気分で観に行きました。
『Fukushima 50』は、2011年3月11日の東日本大震災の時に起きた福島第一原子力発電所での事故と、その収拾に命懸けであたった作業員の方々を中心として描かれたノンフィクション映像作品です。
公式動画がいくつもありました!
?@一番メインの予告動画
映画『Fukushima 50』予告編
?A世界へ公開用の動画
『Fukushima 50』International Trailer
?B特別映像その1
映画『Fukushima 50』特別映像
?C特別映像その2
映画『Fukushima 50』特別映像?A
そして次の動画は内容説明がとても分かりやすいのですが、少しネタバレを含む気がするので
ネタバレO.K.という方のみご視聴下さい
監督が作品に込めた思いは・・・原発事故描いた映画公開(20/03/06)
映画を観ての私の個人的な感想は…
何事もそうだと思いますが、やっぱり現場で事にあたっている人々が一番大変で、一番頑張ってらっしゃる、ということです。
それから「現場作業員」「指示出しの幹部」「政府」という三つの立番があったと思うのですが、
仕事とかでも言える事ですが
技術的な正しい判断をできない・現場の状況を把握できてないところが方針を決める権利を持っているというのは、現場の方々が余計に苦労してしまうな…と。
そして津波による原発事故という前例の無い状況で、停電してしかもいつ余震が来るかも分からないし、
被爆や大爆発の恐怖は極限だろうに、そこで愛する故郷や家族を守る為に、事態の収束の為に戦い抜いた作業員の方々は本当に“命懸け”だったのだと私は実は〔初めて〕知りました。
何となくイメージでは「すごく大変そう」と思っていましたが。
当時の事を思い返すと、ニュースの映像を見て「建屋の壁が吹き飛んでるけど大丈夫?何があったの?」
「爆発とか煙とか蒸気の映像、何かすごいけどどういう状況?どういう意味?」
という感じで、何かまずそうな事が起きていると漠然とは分かりましたが、具体的な危険性というのは全く分かっていなかったのだと、今日に映画を観てやっと理解しました。
東電や政府の対応に批判が集中していることばかりが目につき、裏側でこんなに必死で頑張ってらっしゃる作業員の方々が居ただなんて…この『Fukushima 50』は、本当にぜひ多くのまず日本人に観て欲しいと私は勝手に思ってしまいました。
それから私が想像していたより放射能汚染はずっと深刻で、
また、実家のある茨城県も首都東京も含めた関東全域を越える範囲の東日本が汚染されて住めなくなる危険性もあったのだと。そこまで行かないで済んだのは爆発が奇跡的に起きなかっただけなのだと知りました。
たまに「原発に賛成か反対か?」みたいなお話を見ますが、私は「どちらかと言えば反対派」くらいのスタンスでした。
でも今は「反対派」です。原子力発電はリスクが大き過ぎると思いました。
私はこちらのブログで2014年3月11日に「願いをのせて 『SEE ME SMILING』 by YELLOWCARD」というタイトルの1〜3までの東日本大震災に関する記事を投稿しました。
その時に「復興には10年くらいかかるだろうか?」と漠然と思ったのですが、
廃炉作業や放射能汚染の除染は全然、もっともっと難しいようでした。
例えばAIの技術がもっと発達して危険な作業は全てロボットにやらせられるようになる、とか
除染の画期的方法が生まれるとか
可能性はゼロではないのかもしれません。
でも国土の狭い日本、地震国、異常気象で何が起きるか分からない目前の状況だと、
私個人としてはもう原発に頼らないで済むよう、代替エネルギー研究に力を入れた方が良いように思いました。
長々と持論を語らせていただきましたが、同じ様に『Fukushima 50』を観られた方の中には「嘘が描かれている」という意見も見られました。
東電や政府の対応は、私の当時の記憶はほとんど残っておりません。
とても興味深い映画だったし、福島の復興や震災のボランティアは私の中でとても重要なテーマです。
映画館のショップでこの映画の原作となった小説を見つけ、飛びついて買ってしまいました。
この小説も読みながら、自分にとって重要なテーマをよく考えていきたいと思います。
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