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艦船補給処での勤務で続いていた兼務発令について、ついに解除となりました!
補給本部への組織移転の準備が完了して、ついに移転の日!
システム移行を完成させた仲間とお別れと、賞詞伝達となります。
そんな、組織改編と賞詞・転勤などのお話!
(前回記事):『 中国ポスト習近平と日本の方向性! 』
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(1)ついに補給本部にシステム移行完了!
艦船補給処に着任してから、補給本部勤務の兼務をしていたペンギンです。
ついに、補給本務へのシステム移行が完了することになりました!
着任から1年近く、武器部と計画部の兼務を続けて、各所に出張することが続きました。
今後システム管理は、補給本部に組織改編された部署で行うことになります。
1.1 システム移行成功!
後方システム移行の集大成は、艦補処管理システムの通信を補給本部に変更したことです。
システム稼働日には、補本・艦補処・艦艇部隊・地方隊と協同で試験を実施しました。
図1 システム換装に向けて!
引用URL:https://pixabay.com/photos/network-server-system-2402637
何とか努力が実り、無事システム移行に成功しました。
この後は、組織のお引越しです!
1.2 転勤・転出・残留組に分かれる!
補給本部に移転する課については、艦補処からそのまま異動する者は3分の1です。
システム基幹要員は、ほぼ全員補給本部に転勤となります。
課長とシステム担当班長も、補給本部に転勤となりました。
また3分の1が、別部隊に転出となります。
班長の一人は、元居た内局に防衛部員となって転出します。
その他、勤務期間が長かったものが他部隊に転出となりました。
班長の一人は、そのまま艦補処に残留して組織改編後に発足予定の班長になります。
私ペンギンも補給本部勤務の兼務を外れて、艦補処に残ります。
残留組は残務整理として、円滑な業務移行を支えることになります。
(データ転送や、艦補処内部規則改定などいろいろな残務がある)
自分のいた職場がなくなるという、なんとも不思議な経験でした。
1.3 賞詞あげるよ〜ん!
組織改編・移動準備の最中に課長から
『今回頑張ったので、ペンギンにも賞詞が出るよ〜』
とのお言葉がありました。
『いやっほ〜!!頑張ったかいがあったぜええ!』
組織改編に伴う転出行事の時に、転出者と合わせて5級賞詞がもらえることになりました。
大抵は転勤の時に賞詞がくるのですが、今回は組織改編ということで貰えるとのこと!
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(2)賞詞伝達だ!転出者紹介行事だ!
いよいよ正式に組織改編に伴う、転出者紹介が行われる日となりました。
この日に合わせて、賞詞伝達も行われます。
ペンギンも久々に、通常礼装(白手袋着用)となります。
図2 賞詞伝達の風景
引用URL:http://www.mod.go.jp/pco/sizuoka/chihon1/29/soumu/7soumu02-2.jpg
2.1 賞詞にまつわる豆知識?!
自衛隊では賞詞・賞状を受けると、防衛記念章を着用することができます。
図3 防衛記念賞(例:5級賞詞)
引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/hatinohe/images/fashion/classchapter/defensecommemoration/defensecommemoration-img14.jpg
ここで、結構知られていない豆知識です。
『新しい賞詞が伝達されるとき、当該「防衛記念賞」はいつから着用するか?』
結構細かい話ですが、意外と知らない話です。
答えは、
『賞詞伝達時には、新しい「防衛記念賞」も着用している』
です!
正確には、当該賞詞伝達日の午前0時から着用できるとなります。
人事担当の方から、結構細かい話を聞くと意外と面白いことが分かります。
2.2 賞詞のオマケで給料アップ?!
賞詞が伝達されると、オマケでついてくるのが給料アップです。
すぐに給料(号俸)が上がるわけではありませんが、その年の賞与(ボーナス)がちょっと上がります。
賞詞のメリットの一つですね。
また、特別昇給の対象になりやすくなるメリットもあります。
(私の場合、翌年の定期昇給に合わせて特別昇給が来ました!)
けど、兼務発令の仕事って給料がアップするわけじゃないのよね〜!
2.3 ちょっと珍しい勲章持ちの自衛官
賞詞は、外国軍でいう勲章には該当しません。(これも豆知識!)
そのため、基本的には自衛官に勲章は授与されていません。
しかしたまに、勲章授与を受けた自衛官がいます。
一例だと、幹部候補生学校卒業時に成績優秀者1名のみ勲章授与があります。
チリ共和国海軍勲章を授与されるものが、同期で1名だけ存在します。
図4 チリ共和国海軍勲章授与者
引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/mocs/mocs/news/news/event/sub49/img/06.jpg
そのほか、外国からの勲章授与者がたまにいます。
勤務していた艦補処では副処長が、なんか変わった勲章をつけてるな〜?と思ったことがありました。
後で聞いたのは、ペルシャ湾派遣の時の勲章と聞いてびっくりしたことがありました。
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感想(1件)
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(3)帽振れ〜!そして兼務発令を解く!
転出者の紹介も終わり、ついに転出者を送る帽振れの時となりました。
陸上部隊でも、海上自衛隊の慣習帽振れは行われます。
図6 陸上部隊での帽ふれ
引用URL:https://scontent-dfw5-1.cdninstagram.com/vp/b0d3c983607703f1974b37a1a245d250/5D076638/t51.2885-15/e35/40093913_275321749747406_8108997314061869197_n.jpg?_nc_ht=scontent-dfw5-1.cdninstagram.com&se=8&ig_cache_key=MTg2Mzg1MzExNjcyODc5MDk1OA%3D%3D.2
そういえば、私ペンギンの兼務発令解除はどうなったんだろう?
一応人事電報にて、補給本部勤務を解くという発令が出ています。
3.1 改めて武器部長に人事申告!
私のような兼務発令が解かれた場合は、主たる勤務部署で人事申告となります。
艦補処着任と同じく、武器部長に兼務発令解除の報告となります。
ここでようやく、兼務発令が解かれることになりました。
自衛隊勤務の中で、早々ないであろう兼務を体験できました。
『まあ、もうこんな摩訶不思議な人事を経験することは早々ないだろう!』
武器部長から労いの言葉が掛けられ、改めて武器部勤務となりました。
(その後、まさかもっと変な人事を体験するとは・・・)
自衛官としての勤務も、いろいろ摩訶不思議だぜぇ〜!
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