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2024年08月30日

海保が強襲揚陸艦を持つのかい?!

『強襲揚陸艦を巡視船と言うのは無理じゃね?』
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2025年度(令和7年度)の概算要求が、続々と出てきました。

驚くべきは、海上保安庁の多目的巡視船建造要求!

図1 多目的巡視船
図1 多目的巡視船.png
引用URL:https://www.mlit.go.jp/page/content/001760292.pdf

多数のヘリとゴムボート(GB)搭載による、住民避難をを支援する目的です。

けどこれってどう見ても強襲揚陸艦・・・
(前回記事):『 中国海軍艦艇も耐衝撃試験をやるんだね!
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(1)デカすぎ?!多目的巡視船!

海上保安庁が、多目的に使用できる巡視船を建造したいという気持ちはわかります。

図2 巡視船
図2 巡視船.jpg
引用URL:https://www.kaiho.mlit.go.jp/soubi-yosan/soshiki/ship/hida.jpg 

洋上救難を主目的にすると、船体の缶多数の住民収容などに支障をきたします。

1.1 海保としては住民退避を目指したい

南西諸島や各地の離島から、災害などで住民避難を行う巡視船が欲しいというのは当然出て来るでしょう。

図3 口永良部島
図3 避難.jpg
引用URL:https://blogs.mbc.co.jp/mbcnews/cat_heisei/4855/

2015年5月に鹿児島県口永良部島噴火が発生したとき、民間フェリーが住民救出をしました。

海保としては全島避難などでは、民間船舶の手を借りることになります。

今後予想される南西諸島有事では、海保単独での住民退避を行う必要もあります。

1.2 全長200m3万トンはデカすぎ!

そんな中で海上保安庁から、多目的巡視船の要求が出てきました。

普段は、尖閣周辺の警備に従事して有事の際には住民退避に活用するものです。

図4 海上保安庁
図1 多目的巡視船.png
引用URL:https://www.mlit.go.jp/page/content/001760292.pdf
しかしニュースを見て驚きました!

全長約200m排水量約3万トンという、超大型巡視船です。

どう考えても、強襲揚陸艦にしか見えません!
(関連記事):『 空母より強襲揚陸艦が欲しいのが海自の本音!

以前記事で、海自は強襲揚陸艦(多目的輸送艦)が欲しい!と書きました。

まさに海自が欲しいものを、海保が建造するという状況です。

1.3 文民保護の観点からは妙案ではある!

海保版強襲揚陸艦かどうかはともかく、国民保護の観点からは十分必要性があります。

日本ではあまり知られていない、ジュネーブ条約の文民保護識別マークが使用できます。

図5 文民保護マーク
図5 文民保護マーク.jpg
引用URL:https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/books/report2024/html/topics/images/006-05.jpg

2023年5月に海上保安庁で実証訓練が行われた、巡視船に文民保護マークを付けたものです。

ジュネーブ条約追加議定書では、このマークを付けた船舶は攻撃対象にしてはならないとしています。

台湾・南西諸島有事には、多目的巡視船の活躍機会は十分あるといえます。

ただ建造費680億円と、それに見合う運用が出来るかどうかです。
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(2)建造はどこがする?病院船機能を付与する?

今回の多目的巡視船は、建造するにも大変なところになるでしょう。

図6 下関造船
図6 下関造船.png
引用URL:https://www.mhi.com/sites/g/files/jwhtju111/files/styles/desktop_image_style/public/2021-10/21100802-1.jpg.webp?itok=iCHD6CNL

海保巡視船とフェリー双方の、建造経験が無いとかなり難しいでしょう。

2.1 下関か玉野か横浜か?

3万トンの多目的巡視船については、基礎となる大型フェリーがあります。

図7 フェリーあざれあ
図7 フェリーあざれあ.jpg
引用wiki
新日本海フェリーがかつて所有していた、「フェリーあざれあ」「フェリーしらかば」がモデルになりそうです。

全長約200m、乗客約1000人や多数の車両を搭載していました。

IHI東京工場(既に閉鎖)で建造しており、IHI横浜で建造が出来るでしょう。

対抗馬として、三菱マリタイムシステムズ下関工場・玉野工場と言ったところです。

図8 三菱玉野
図8 三菱マリタイムシステムズ.png
引用URL:https://www.mhi.com/jp/group/mhimts/sites/g/files/jwhtju2256/files/styles/crop_freeform/public/2024-03/mhimts_mv_01_pc.png?itok=yvYjjqSz

2.2 ウェルドックを作るなら玉野工場が有利かな?

多目的巡視船に、ウェルドック(船体内乾ドック)を付けるなら玉野工場が有利です。

図9 ウェルドック
図9 ウェルドック.jpg
引用wiki
離島から小型船舶で巡視船に住民を運ぶとき、直接艦内に収容できるウェルドックは有利です。

GBなどの小型ボートでいちいち吊り上げるより、よほど簡単です。

玉野工場は、建造経験があるため有利でしょうがもはや強襲揚陸艦です。

2.3 病院船構想と区別しないとね!

かつて政府主導で、災害対策用の病院船構想がありました。

図10 病院船
図10 病院船.png
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/B7tsFCACUAEumIh?format=jpg&name=900x900

検討していくにつれ、強襲揚陸艦が最適との結論が出てきています。

病院船とは区別して、多目的巡視船は活用していくべきでしょう。

尖閣警備巡視船専従部隊への、母船補給機能があってもいいかもしれません。
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(3)離島警備住民避難体制の整備を!

南西諸島有事では、12万人の避難者輸送に10日かかるとの試算が出ました。

図11 住民避難
図11 住民退避.png
引用URL:https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXZQO4355683023012024000000-3.jpg?ixlib=js-3.8.0&w=319&h=319&auto=format%2Ccompress&fit=crop&bg=FFFFFF&s=77dddda92c6534ea0ceeb30559c8ce56

これはもっと真剣に、住民退避活動を検討すべきでしょう。

3.1 ウクライナ戦争の戦訓

ウクライナ戦争では、住民退避行動に多くの教訓を残しています。

図12 住民退避
図12 ウクライナ.png
引用URL:https://images.wsj.net/im-615739/square

ウクライナでは、2014年のドンバス紛争から内務省主導で住民退避が行われました。

2022年の開戦後、住民退避は各所で急務になっています。

今後とも多目的巡視船などを利用した、住民退避活動には留意しましょう。
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2024年08月22日

中国海軍艦艇も耐衝撃試験をやるんだね!

『初めて見たけど手慣れているね!』
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2024年8月上旬に、中国海軍の052型駆逐艦で興味深い動画が出ました。

航行中の新造艦に対して水中爆破に対する、耐衝撃試験の映像です。

図1 耐衝撃試験
図1 耐衝撃試験.jpg
引用URL:https://x.com/i/status/1821176609841541131

機雷や魚雷などの水中爆発に対する試験は、地味だけど重要な試験です。

米海軍並みに、各種試験分析など中国海軍の技術発展が見て取れます。
(前回記事):『 EAという不思議な防衛省個数表記のお話! 』 
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(1)耐衝撃試験とは何ぞや?

海軍の耐衝撃試験(SHOCK TRIAL)と聞いても、ピンとこないかもしれません。

図2 米海軍試験
図2 米海軍.jpg
引用URL:https://nationalinterest.org/sites/default/files/styles/desktop__1260_/public/main_images/ShockTrial.jpg?itok=B8WE45bg

米軍では、新造艦に対して必ず行う水中爆発に耐えることを確認する試験です。

1.1 結構激しい試験だよ!

軍艦は、航空機やミサイルばかりでなく機雷や魚雷など水中爆発にも耐える必要があります。

設計やシミュレーションでは分からない、実際の爆破衝撃に耐えるか試験をします。

動画:米空母耐衝撃試験
URL:

見た目が派手なので、一時的にニュースになるけど深い考察がされていません。

けっこう爆破した後の検証も、重要な技術開発になります。

1.2 海上自衛隊でも実施!

海上自衛隊でも護衛艦に対する、耐衝撃試験は実施されたことがあります。
(参考記事):『 艦艇開発隊の大衝撃!日本でのショックトライアル実施!
図3 海自耐衝撃試験
図3 海自耐衝撃.png
引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/frdc/whatsnew/ssc/taishogeki.files/image002.png

私ペンギンも、2回ほど耐衝撃試験に参加したことがあります。

予想以上の衝撃と、シミュレーションでは分からない貴重なデーターが収集できます。

・ディーゼル発電機は、耐振防護をしても停止しやすい。
・ガスタービンエンジンは、衝撃があっても運転を継続できる。
・レーダー回転部など回転する装備のターレットは、衝撃に結構弱い。
・パッキンやOリングを使うと、配管系はかなり耐える!


シミュレーションでは、ガスタービン機関は爆破衝撃で緊急停止すると予想されていましたが結構頑丈にできているものですね〜!

実際にやってみないと、分からないものも結構あります。

ただ海自は、耐衝撃試験は金がかかるとしてあまりやらなくなったんですよね!

1.3 対振動装備はきちんとしよう!

軍用装備は、ごっつい格納ラックに入れて対振動性能をこれでもかと要求します。
図4 サーバー
図4 サーバー.jpg
引用URL:https://res.cloudinary.com/tbmg/c_scale,w_800,f_auto,q_auto/v1564232055/sites/tb/articles/sup/ET/2010/features/0910_ET_feat2_fig01.jpg

耐衝撃性能を緩和すれば、装備品を安く市販品で済ますことが出来るかもしれません。

しかし水中爆破の耐衝撃試験を経験すると、考えが変わります。

耐衝撃試験では、耐振措置をしてない市販品は全部壊れました。

けっこう耐衝撃試験は重要ですよ!
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(2)中国海軍の耐衝撃試験は本格的だね!

052DL型を使った中国海軍の耐衝撃試験は、かなり本格的であり勉強になります。

図5 振動後部
図5 振動後部.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/GUYaBpqa8AIb1z7?format=jpg&name=large

なかなか052型駆逐艦も、侮れない耐衝撃性能を持っているようです。

2.1 試験用機雷はPMK-2弾頭部か?

今回の中国海軍耐衝撃試験では、試験用機雷と思われる写真もあります。

図6 試験用機雷
図6 試験用機雷.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/GUYbmcKXgAAKDC5?format=jpg&name=large

特徴的な、紅白に塗装した弾頭部と人間との対比から上昇機雷の弾頭と思われます。

試験発火装置を取り付けており、おそらくPMK-2弾頭部ではないか?

図7 PMK-2
図7 PMK-2.jpg
引用URL:http://images.china.cn/attachement/jpg/site1004/20130823/001ec94a25c513814e9b1c.jpg

2013年に撮影された、PMK-2の敷設状況から見てほぼ同一と思われます。

なかなか最新型の機雷を投入するとは、中国海軍も気合が入っています。

2.2 航行中でレーダーも停止していない!

注目すべき点は、052型駆逐艦が航行しながら耐衝撃試験を行っているところです。

図8 航行中
図8 爆破.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/GUYZ-8ma8AIeiwa?format=jpg&name=large

試験用炸薬は、推定約250kgぐらいで水深約30mくらいと見込まれます。 (マストを超えた水柱から推定)

米軍では耐衝撃試験は船を停止させて行いますが、中国海軍は航行しながら試験をしています。

より実戦的に試験をしていると言えるとでしょう。

回転中のレーダーも、衝撃で停止していないことが分かりました。

052型駆逐艦については、予想よりも船体設計強度が強靭と言えます

2.3 試験関係者が手慣れている!

映像の中には、艦橋にて試験関係者が集合しているシーンかあります。

図9 試験関係者
図9 関係者.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/GUYaJXSa4AAUa9F?format=jpg&name=large

全員がマスクを着用して、タイベックス(防護服)を着用した人物もいます。

おそらく中国海軍は、これまでに何度か耐衝撃試験を実施していたのでしょう。

その中で、爆破衝撃時に艦内にホコリやチリが激しく舞い散るのを経験したと思われます。
(海自耐衝撃試験でも、同じ現象が起きました)

中国海軍も、この手の試験の技術試験をしっかり行っていると読み取れます。
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(3)Quicksinkが登場して水中爆発対処は重要!

今までなら、水中爆発は機雷や魚雷だけに注意していれば済みました。

図10 Quicksink
図10 Quicksink.jpg
引用URL:https://i.ytimg.com/vi/bsgd0evUtSg/hqdefault.jpg

最近米軍は、Quicksinkなんていう対艦航空誘導爆弾を登場させてきました。

3.1 対艦ミサイルより安い対艦型JDAM!

Quicksinkは、米軍JDAMの派生型として開発が進んでいます。
図11 概要
図11 概要.jpg
引用URL:https://www.navalnews.com/wp-content/uploads/2022/03/quicksink-3-scaled.jpg

安いJDAMを利用して、艦艇に命中させず船底近くの水中で爆発します。

対艦ミサイルでは不可能だった、1発での撃沈も可能となります。

3.2 水中弾対策は重要になる!

かつては水中弾対策なんて、第二次世界大戦で消滅したと思われました。

しかし対艦ミサイル価格高騰により、安い誘導爆弾が見直されています。

今後の軍艦は、水中弾などの耐衝撃性能が重要になるでしょう。
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posted by sstd7628 at 14:32| Comment(4) | TrackBack(0) | 軍事技術

2024年08月10日

EAという不思議な防衛省個数表記のお話!

『EAだか1個だのいろんな単位表記があるよね!』
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防衛省の調達実績を見ると、いろんな装備が調達されています。

しかしたまに、不思議な単位で表記されるものがあります。

図1 訓練機雷
図1 訓練機雷.jpg
引用URL:https://twitter.com/jmsdf_krh/status/1658335486820364289/photo/2

例えばこの訓練用機雷ですが、調達補給上では1EAという不思議な単位を使います。

1発やろ!漢字を使わんかい!と思いますが、ものすごく深い理由があったりします。
(前回記事):『 アムラームのラ国とは驚いた! 』 
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(1)そもそもEAってなんじゃ!1個と表記せんかい!

弾薬やいろんな部品を、調達補給するときEAなんて聞きなれない単位がけっこうあります。
図2 CIWS給弾
図2 CIWS給弾.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/sf/whatsnew/images/y453.jpg

1発とか、1セットとか日本語だといろんな表記が出来るでしょう。

1.1 EAは個数を表す単位表記!

主に海上自衛隊の話をしますが、良く海上自衛隊ではEAという単位を使います。

図3 食器
図3 食器.jpg
引用URL:https://twitter.com/JMSDF_PAO/status/1522395729595187262/photo/1
海自で有名な食器盤(テッパン)も、補給上は1EAと表記します。
(一枚じゃないんかい!)

いわゆる1個を表記するのに、わさわさEAと表記するのは補給上の都合です。

じゃあEAってなんの略なんじゃい!と考えるのは当然です。

1.2 米国の「each(それぞれ)」という表記から!

戦後海上自衛隊は、補給実施要領については米国のやり方を全面的に取り入れています。
(帝国海軍の踏襲をしなかった!)

図4 米国値札
図4 値札.jpg
引用URL:https://fastly.4sqi.net/img/general/width960/396643_aSR5euRVX_kQiS_XkPc0DcUiOotw2my9jP_is0KfXOU.jpg

米国では1個のことを1EA(each)と表記するのが、普通の状況となっています。

そんな米国のやり方を踏襲したため、海自では個数をEA表記するのが普通になります。

ただ面白い話があり、補給実施要領でのEAは「BACH(個/台)」だったりします。

元々補給用語で「BA(本)」(BALL)という表記があり、使用できなかったそうです。

1.3 補給の単位は面白い!

造修畑に進んだことで、補給の必要性・ありがたみを良く感じることがありました。

そんな中でも、補給の単位はいろいろありなかなか面白いところがあります
・SE:組(SET)
・OT:一式(OUTFIT)
・KT:キット(KIT)
・AY:アッセンブリ(ASSNBLY)

『ぜんぶ一緒じゃないですか〜!!』

けど不思議と使い分けていたりします。

ここまで来ると、漢字で表記した方がいいんじゃね?と考えてしまいます。
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(2)いまさら変更できない通信との相性!

陸自だと結構単位表記を、漢字で表記することがあります。

図5 陸自
図5 陸自.jpg
引用URL:https://img.aucfree.com/u309886610.1.jpg

ただし補給上は英語2文字の略語で、払い出しをします。

2.1 すべてはコンピューター通信が悪いんや!

補給システムはかつて紙で処理していましたが、現在はコンピューターを導入して進化します。
図6 キーパンチ
図6 キーパンチ.jpg
引用wiki

1950年代はパンチカードでデータ変換をして、通信で送信するようになってきます。

ここで一つ問題だったのは、6bit(びっと)のASCIIで通信をしていました。

図7 ASCII
図7 ASCII.png
引用wiki
アルファベットと数字、カタカナで表記をしてテレタイプ通信と組合わせて使用します。

当時の通信は、一文字6bitでの通信が当たり前でした。

ただ漢字やひらがなを使用できないため、1982年に漢字対応のASCIIが登場します。

しかし漢字を使うには、一文字16bitも使用する必要があります。
(英略字2文字なら12bitで済む!)
通信で一番大事なのは、「短く!bitを出来るだけ節約!」です。

そのため、1982年に漢字対応ASCIIが出ても補給の世界は6bitで処理されてきました。

2.2 海自テレタイプが漢字対応になったのは2005年(平成17年)!

映画などでは、テレタイプ端末から文字が打ち出されるシーンがあります。

図8 テレタイプ
図8 テレタイプ.jpg
引用URL:https://duino4projects.com/wp-content/uploads/2020/04/LOGGING-INTO-LINUX-WITH-A-1930S-TELETYPE.jpg

海上自衛隊の通信単位が8bitになり、漢字も使用できるようになったのは2005年(平成17年)です。

1952年の海上警備隊創設から、6bit通信を続けてきてようやく8bit通信が出来るようになりました。

ただここまでに、補給でのデーターは膨大な量になっています。

今まで使ってきたEAなどの単位を変更するのは、膨大な作業量になるため現実的ではありません。

そのため、海自は米海軍との連動を考え単位をそのまま使用することにしました。
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(3)海自にはEAと言う単位が染みついた!

とにかく米海軍との連動を第一に考えるのが、海上自衛隊です。

図9 米海軍
図9 米海軍.jpg
引用wiki

補給についても、米海軍と共通の考えをもっておくべきです。

3.1 油くれ!あいよ!何ガロンね!

米海軍と共通の補給用語を使用していれば、共同訓練も円滑に進みます。

図10 洋上給油
図10 洋上給油.jpg
引用URL:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/2007/html/h3/imgs/h3_06.jpg

リットルだの換算するより、ガロンで統一して記載した方が分かりやすくなります。
(単位換算をミスってして失敗したのが、インド洋給油量誤記載事件)

不思議な単位系にも、色々と重要な背景があるんですよ!
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