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江田島での中級課程共通教育が始まり、なかなか苦労する日々が始まりました。
統合運用の時代になったからには陸自・空自のことも学ぶ必要があります。
しかしこれがまた大変な、文化ギャップとの狭間になります。
ホントに統合運用は大変だ〜!!
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(1)陸自の作戦運用法で四苦八苦!
統合運用の時代になった自衛隊では、陸海空の統合運用が第一となります。
しかし陸自や空自の作戦のやり方を知らないと、どうにもなりません。
そのため、中級課程になると陸自空自の作戦運用なども学習しておく必要があります。
しかしまあ、陸自とは文化ギャップが激しいところを思い知らされます。
1.1 陸自このマークは何の部隊かな〜?
陸自の作戦運用に関する授業は、わざわざ東京の幹部学校から講師が来ます。
共通教育では、陸自の授業について時間が多く設けられ、いろんな授業となります。
そのギャップを何とか、陸自中隊長級まで高める必要があります。
しかし、一番苦しむのは陸自部隊の記号マークです。
『これはどこの部隊でどんな規模なんや〜!』
図1 陸自師団編成図(標準)
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/陸上自衛隊#/media/ファイル:Organization_of_the_Division_of_the_JGSDF.png
師団だけでもいろんな部隊マークが乱れ飛びます!
・『さあ、これはどんな部隊で規模はどのくらいかいな〜?』
・『アホー!普通科連隊と戦車小隊を間違えんな〜(怒)!』
そんな、陸自幹部候補生レベルの部隊マーク暗記から始める始末です(泣)!
1.2 部隊を輸送して、作戦資材も運ぶぜ〜!
そんな四苦八苦を乗り越えて、何とか課題に対する回答作成の段階まで来ました。
以前に描いた記事の、部隊輸送問題です。
(関連記事): 【海上自衛隊】空母より強襲揚陸艦が欲しいのが現場の本音!
幕僚諸元と呼ばれる各種のデータを駆使して、計画を立てるとえらい目にあいました。
1.3 輸送をなめたらアカン!
ヒーコラしながら、学生たちは陸自教務の課題をこなしました。
陸自の教官からは、
『輸送をなめたらあかんで〜、海自は輸送に力入れてよ〜!』
というありがたいお言葉で、授業の締めくくりとなりました。
やっぱり、 高速大型輸送船は必要だな〜!
図2 ナッチャンワールド
こいつの大量高速輸送能力は魅力的だぜ!
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(2)空自の作戦運用も大変だな〜!
別の授業では、航空自衛隊の作戦運用についても習います。
『空自って防空戦と対艦攻撃だけじゃない!』
実際は、防空・航空管制・出撃の運用など多岐にわたります!
2.1 警戒機を守りましょう!
防空戦闘や戦域管制で威力を発揮する、E-767・E-2Cなどについての作戦運用を知る機会となります。
図3 E-767
引用URL:https://www.mod.go.jp/asdf/equipment/keikaiki/E-767/images/img01.jpg
早期警戒機だけど、何ができるか・どこまで動くかに違いがあります。
それに、防空体制がしっかりしていないと飛行できません。
2.2 LINK-16持ってこーい!
空自の作戦運用を聞けば聞くほど、海自に足りないものが見えてきます。
『LINK-16だ!LINK-16をとっとと全部の装備に搭載じゃ!』
通信系だと、LINK-11もありますが空自はもうLINK-16に進んでいます。
図4 LINK-16器材
引用URL:https://www3.rockwellcollins.com/dls/product_line/400px_MIDS-JTRS.jpg
ホントに、LINK-11を全部LINK-16に総取換したいよ〜!
だけどお金が足りないのよね〜(泣)!
2.3 空自との連携も重要だ!
空自の授業では、作戦出撃の運用を聞きいろいろ考えさせられることも多くありました。
『F-2でもっといっぱい対艦攻撃してくれ〜!』
図5 F-2対艦攻撃
引用URL:https://www.mod.go.jp/asdf/equipment/sentouki/F-2/images/gallery/photo04.jpg
SF後方幕僚部での演習で、何度も思ったことが多くありました。
(関連記事): 【幕僚編?F】反撃のJTF!第1次対艦総攻撃開始!
しかし作戦運用では出撃に関していろいろ運用があり、すぐに攻撃とはいきません。
機体の整備・パイロットの交代・弾薬燃料補給など、多くのことがあります。
『稼働全機で、全力出撃・反復攻撃じゃ〜!』
なんて威勢のいいことを言えません!
非常にためになる授業でした。
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(3)統合運用はまだまだ発展の余地あり!
自衛隊の統合運用体制は、平成18年(2006)に開始されました。
私がいたころは、まさに 統合運用体制の揺籃期ともいえる時代です。
各自衛隊が、統合運用で何ができるかあれこれ四苦八苦していました。
図6 防衛作戦の概要
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2017/image/zuhyo03010219.gif
概要図には、簡単に書かれていますが実際にやってみると大変です。
お互いの能力・作戦運用法を理解していないと、統合運用は破綻します。
今後も色々な演習訓練を積み重ねて、統合運用を発展させる必要があります。
いろんな作戦資材の融通、能力の向上が今後期待されるところです!
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